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カテゴリ:アメリカで学んだこと、知ったこと
Manga(漫画)やAnime(アニメ)という言葉はもう既に定着しているが、それだけ日本の漫画やアニメがアメリカにも浸透しているという何よりの証拠だろう。
初めは英語で観る日本のアニメや英語で読む日本の漫画に違和感を感じていたが、今ではすっかり見慣れてしまったほどだ。 前回は、擬音語や擬態語も英語と日本語では違い、それは翻訳をする際に気をつけなければならない点の一つであるとされていると言うことを少しお話したが、今回は英語版漫画そのものについて少しお話してみたい。 まず、、、 1、英語版漫画も右開きが割と多い 英語圏の読者の為に英訳し、さらに親しみやすいようにと反転印刷して左開きで読む漫画もあるが、原本をそのまま活用する為に右開きのままにした漫画の方が遥かに多いのではないかと思う。 右開きの場合は、You're Reading in the Wrong Direction!!やStop!! You’re reading the wrong way!(逆から読んでますよ。)などという注意書きが一番最後のページにあり、また、吹き出しも右上から読む事まで丁寧に解説されている。 つまり、左開きで読もうとすれば必然的にそのページに突き当たる事になるので、左開きに慣れている人でも間違って逆から読む事も起こらないようだ。 © Broccoli Books, a division of Broccoli Intl. USA, Inc. 2、Ratingがついている 年齢制限規定のRating(レーティング)はアメリカの映画やテレビ番組にも登場するが、英語版漫画の表紙(表紙、裏表紙のどちらか)に記載されてある事もある。 例えば、『Dragon Ball(ドラゴンボール)』には表紙に「Recommended for ages 13 and up(対象:13歳若しくはそれ以上)」と書かれてあるし、『Di Gi Charat(デ・ジ・キャラット)』には「E」の文字とその下に「Everyone(誰でもということで、制限無しという意味)」の文字が裏表紙に記載されている。 3、擬態語、擬音語などの表記は色々 擬態語、擬音語の表記は漫画によっても違ってくる。 日本語で書かれた擬態語・擬音語をそのまま残す方法、日本語で書かれた擬態語・擬音語を全て英語に置き換える方法、そして日本語で書かれた擬態語・擬音語をそのまま残した上でそのそばに英語で擬態語・擬音語を書き加える方法などがあり、『Di Gi Charat』ではこの日本語と英語を併記する方法を用いている。 (『Di Gi Charat』では店のサインなども日本語・英語併記であった。) © Broccoli Books, a division of Broccoli Intl. USA, Inc. 思いつくことは以上だが、また気づいたことがあればまた色々書いていきたい。 参考資料: *Viz communications,Inc. “Dragon Ball” *Broccoli books “Di Gi Charat theater~Deijiko’s summer vacation~” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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