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カテゴリ:アメリカのお店
(2003年に書いた日記を書き直したものです)
ドーナツは余り食べる方でもないのだが、私が好んで食べるドーナツショップと言えばKrispy Kreme(クリスピー・クリーム)である。 なんでも、クリスピー・クリームの発祥地であるアメリカ東海岸の方でもクリスピー・クリームは爆発的な人気だったそうで、西海岸に初めて支店が出来た時にはテレビニュースでも大々的に取り上げられ、一気にブームを巻き起こした。 もちろん、開店当初はどんな店でも列が並ぶものだが、クリスピー・クリームの場合は、開店当初から暫くの間は連日ドライブスルーや店舗内にも朝5時から列がずらりと並んだほどで、私の会社でもすぐさま噂になったドーナツ名門店である。 東海岸出身の人たちはその懐かしさと思い出通りの美味しさに舌鼓を打ち、西海岸の者は余りの旨さと評判に驚いたりと、私の周りでもクリスピー・クリームの話題はしきりに持ち上がった。 この美味しいドーナツの歴史は何と1933年に遡るそうで、 説1:クリスピー・クリームの創業者であるヴァーノン・ルドルフ氏(Vernon Rudolph)の叔父、イシュマエル・アームストロング氏(Ishmael Armstrong)が、あるシェフからドーナツのお店を購入した際に、お店と一緒にレシピをも譲り受けたのが始まり。 説2:クリスピー・クリームの創業者であるヴァーノン・ルドルフ氏(Vernon Rudolph)がニューオーリンズのフランス人シェフからドーナツのレシピを購入したのが始まり。 説3:上記の説で謎のシェフとして扱われている人物は、実は、ケンタッキー州に住んでいたジョセフ・ルブフ氏(Joseph LeBoeuf)で、ドーナツ作りが得意中の得意だったが、後にクリスピー・クリームの創業者であるヴァーノン・ルドルフ氏(Vernon Rudolph)の叔父、イシュマエル・アームストロング氏(Ishmael Armstrong)にそのレシピを譲ったのが始まり。 などという説があるようだ。 ルドルフ氏、初めはスーパーなどへの卸売りの為にドーナツを製造していたのだが、1937年には、再出発した新地・ノースキャロライナ州でクリスピー・クリームという名のドーナツを誕生させた。 現在はドーナッツの種類も25種類余りにのぼるが、やはりお勧めは『オリジナル・グレーズド・ドーナツ』だろう。 見かけは殆ど普通のドーナツと変わらないが、薄くかかったグレーズの程よい甘さといい(アメリカの甘さに幾分慣れたからそう言えるのだろうか、、、。)、特に焼きたてとなると、噛んだ瞬間に歯が高級羽毛布団にゆっくり沈んでいくようなその軽さと柔らかさといい、『オリジナル・グレーズド・ドーナツ』を味わうだけで人気の秘密が一気に分かったような気さえした。 クリスピー・クリームの店はドライブスルーでも利用できるから、車から降りずに買うことが出来るし何かと便利で、出勤前の人達が朝食としてコーヒーとドーナツを買って出かける光景も、今では定番になっている。 この店のもう一つの特徴は、清潔な印象を受ける店内にてガラスで隔てられた小さな白いドーナツ工場を見学することも出来ることだ。 各店舗に小さな工場が備わっているお陰で、毎日出来立てほやほやの新鮮なドーナツを提供してくれるから嬉しい限りである。 工場の前で見学していると試食用にとドーナツを一個くれるのだが、揚げたては本当に最高である。 そういえば、前の職場では取引先の営業の方から良くピザなどを頂いたりしていたのだが、いつしかそれがクリスピークリームに変わっていたこともあったっけか、、、。 なんでも、クリスピークリームの差し入れを持ってきてくれた取引先の方によると、『女性が多い仕事場にはピザより、クリスピークリームのドーナツの差し入れを、、、』というのがいつのまにか常識(“暗黙の了解”)になっているのだそうだ。 追記: HOT NOW(ホットナウ)の赤いサインが光っていたら、揚げたてオリジナル・グレーズド・ドーナツがあるというしるしです。 日本では今のところ東京都に2店舗展開しているようです。 参考HP: ・Krispy Kreme公式サイト http://www.krispykreme.com/ ・"Hot Potato - New information arises about the real story behind Krispy Kreme doughnuts-" by Sara Roahen http://www.bestofneworleans.com/archives/2001/0109/news-feat2.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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