旭山動物園にいってみました
おもしろいこと研究をテーマとする「小澤総研」としては非常に出遅れた感がありますが、いまさら旭山動物園に行ってきました。 最初、JTBとかのツアーに申し込むと楽だし値段も安いなと思ったんだけど、ツアーの場合旭山動物園の滞在が長くても150分です。おそらく混んでいるこの時期では150分では全部は見られないと思い独自手配にしてみました。 。 羽田から動物園最寄りの飛行場の旭川空港までのチケットこれが4万2千円くらい。 旭川空港から旭山動物園までタクシーで4000円弱、20分くらいです。 10時30分発のJALでいくと13時前くらいに動物園につきます。 もう一本早い7時40分羽田発なら10時過ぎには動物園にはつくと思います。 旭山動物園、やっぱり月曜日とはいえ夏休みですから混んでます。 ペンギン館入場に15分待ち、アザラシ館15分待ち、というようにちょっとした万博感覚です。ディズニーランドまでいきませんが、そこそこ待ちます。場内はそれほど広くなく、したがって人気の動物館に人が集中する感じになります。人気があるのは ペンギン アザラシ ホッキョクグマ オオカミ といったところでしょうか。 動物園なのに海の生物のほうが人気があるのがおもしろいですね。 見せ方としては海の生物のほうが工夫しやすいから、という感じかもしれません。陸上の動物は夜行性が多いからかもしれませんが割と寝てるんですよね。寝ちゃったら見せ方もくそもないですし。 オランウータンの綱渡りも有名なのですが、これは餌の時間(もぐもぐタイム)に見ることができます。ここは入るのに待つ、という見せ方じゃないのでおすすめです。 オオカミは今年の6月にオープンしたばかりなのでとても人気なのですが、ばっちり寝ていることが多いので正直それほどおもしろいものではありません。 15時を過ぎると急速に人が減ります。おそらくツアー客がどっと帰るからだと思います。アザラシも白熊も待たずに見れるようになります。 なのでお勧めはゆっくり目に出掛けて15時から閉園の17時半に勝負をかける、という感じでしょうか。 待たなければ150分でほぼすべて見切れます。そういう広さです。 で、旭山動物園の感想ですが、よくできているとは思います。 他の動物園ではないような見せ方をしていることも事実です。 ただ、「ここまでもてはやされるところじゃないかなあ」と思いました。すごい衝撃を受けた、というわけではないです。やっぱりディズニーランド、ディズニーシーとか、ラスベガスのシルクドソレイユを初めて見た時の衝撃とはだいぶ違います。「ふーん、こんなもんかー」という感じ。むしろ同じジャンルでいったら富士サファリパークでライオンに餌を直接あげた時の方がびっくりしたし、市原ゾウの国でゾウに乗った時の方がさらにびっくりしたものです。まあ、子供の感想はもっと違うかもしれません。 しかし逆に言うと、これぐらいの工夫で人がここまで呼べるということは本当に驚きです。ほんと、ちょっとの差なんですよ。正直、僕からするとそんなにすごい差とも思えなかったぐらいですが、そのちょっとの差が人をよび、マスコミをよび、そしてそれがまた人を呼ぶという好循環を巻き起こしていったという事実は非常に重要ですし、視察に来たほかの自治体がやってる施設やら民間の施設の人たちにも「これでいけるんだー」的な夢を与えているかと思います。一方で実際プロ野球チームを運営するという立場にいた僕から考えると、確かにこの「ちょっとの差」を作ることがわりと難しかったりすることは十分理解できるわけです。特に自治体が運営している施設だったりするとさらに難しいんでしょう。しかしそういった難しさをとにかく乗り越えて「オリジナリティの創出」「差別化戦略」「お客様目線での改革」というのをやることの重要性を改めて感じました。特にお客様が求めていない方向でのオリジナリティの創出をしても逆効果なんでそれはそれで難しいんですよね。旭山動物園、とにかく勉強になりました。ありがとう。 それにしても現状は混み過ぎです。僕が行ったのは平日だったけど、おそらく土日はもっと大変なことになっていることでしょう。 実際ピーク時には従業員の方もいっぱいいっぱいになってしまっている、という感じは否めません。ちょっとかわいそう。お客様の満足度はちょっと高いとは思えません。実際、blog等を見ていてもそういう意見が多いし。まあメディア等の影響で期待値が上がり過ぎているからという理由もありますわね。 さて、旭山動物園に行く人へのちょっとした情報。 宿泊がわりと問題です。 せっかくなら温泉旅館に泊まりたいと思うと、旅館が近くにありません。 僕の場合はJTBに一番近い旅館をお願いしたら層雲峡温泉の旅館を予約してくれましたが旭山動物園からタクシーで2万弱かかってしまいました。 旭川市内にはいくつかホテルがあるのですが、どれもビジネスホテルに近いので微妙なんです。札幌は遠いですし、ほんと微妙なんですよ。 層雲峡に泊まるならレンタカーが経済的ですね。 小澤総研としては今後も話題のスポットには積極的に行ってみようと思う次第であります。