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パチンコ店の裏事情　改め　本当にあった業界の裏話

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水漏れの被害状況（F県Z店編その６）

洗濯機の排水パイプのトラブルで、部屋中に泡だらけの水が溢れていた。洗濯機を回したままコンビニに行っていた為、帰宅した時は何が起こったのか全く理解出来なかった。慌てて床を拭くが大量の水で全く追いつかない。必死の拭いていると玄関のチャイムが鳴る。この忙しい時に一体誰だ？と思って出ると３階の住人だった。３階の住人は上から水が降ってきていると怒っていた。自分の部屋の水を拭くのを一旦辞めて３階の状況を確認しに行くと、天井の隙間から水が漏れていた。襖は濡れてぐちゃぐちゃになっていて、あちこちで雨漏りの様に水がしたたり落ちていた。３階の旦那さんはキレ気味で話しかけてきた。３階の住人は新婚で赤ちゃんが産まれたばかりとの事で、水漏れで濡れた物は不衛生なので全て弁償してくれと言う。かなりむちゃな事を言ってきたが、こちらの非があるので出来る限りの事はすると伝え、とりあえず３階の住人の部屋を出て、２階の様子を見に行った。２階に行くと２階にもかなりの水が漏れていた。３階よりはましだがかなり濡れている。２階の住人にも自分の洗濯機の排水が原因であると伝え、最後に１階の確認をした。１階は天井が少し湿ってきてはいたが今のところほとんど被害は無かった。念の為、自分の洗濯機の排水が漏れてくる恐れがあるのでその旨伝えた。２階と３階が特に被害が酷かったので、修繕にいくらかかるか見積もりをお願いした。団地を管理している区役所にも連絡を入れた。コンビニに行っていた時間は１０分～１５分程度。たったその時間を目を離した隙にこの様だった。洗濯が終わるまで待っていれば・・・後悔しても時既に遅し。２階の住人とも３階の住人とも翌日以降改めて話をする事になった。修繕の金額は一体いくらになるんだろう・・・それを考えると気が気でなかった。F県Z店編その７に続く。

May 23, 2012

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更なる悲劇。（F県Z店編その５）

Mさんが自分の車で事故を起こしてしまい、生活が苦しい状態で車は修理する余裕が無く、修理工をやっている親戚に預ける事にしたが、そのまま修理する事無く数ヶ月後廃車となる。この事故をきっかけにMさんと喧嘩する事も多くなっていた。事故から数日が経ったある日の事。Z店の勤務も終わり自宅に帰るとMさんの姿が無い。まだ仕事から帰ってないのかと思ったが、テーブルに上に書き置きが１枚。車を壊した責任を感じているので、地元のA県に戻って親戚にお願いしてみるというような内容だった。自分の母にそのような事があったと説明すると、Mさんとはそのまま別れなさいと言われる。Mさんには１０００万の借金があるし、このまま別れた方が自分の為には良いのかも。いろいろ考えたがMさんとはしばらく連絡が取れない日が続いた。団地を引き払って実家に戻る選択肢もあったが、とりあえずそのまま独り暮らしをする事にした。掃除や洗濯はMさんに任せっきりだったので、家事は面倒だったが少しずつ慣れていった。独り暮らしを始めて最初の休みの日の事。パチンコを打ちに行く余裕が無かったので、洗濯機を回してお昼ご飯を買いにコンビニへ行く。大好きなカルビ弁当を買って戻ると、部屋一面が水浸しになっている・・・・何が起こったのかすぐには理解出来ず、頭の中は真っ白だった。しばらく茫然としていたが、とりあえずタオルを持ってきて床を拭く。水浸しの原因は古い団地なので洗濯機の排水溝が無く、洗濯する度に排水パイプを風呂にの方に出さなければいけなかった。排水パイプを風呂の方に出したのだが、出し方が甘かったのか排水の勢いでパイプが部屋の方に戻ってきて、排水がそこら中にこぼれてしまっていた。泡だらけの水を必死に拭いていると、玄関のチャイムが鳴る。忙しい時に誰だよ・・・と思いながら出ると、それは３階の住人だった。自分の部屋は４階。３階の住人は鬼の形相でこちらを見ていた。F県Z店編その６に続く。

May 21, 2012

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事故の状況（F県Z店編その4）

Mさんが自分の自動車で事故を起こした。自動車修理工場に行くと、愛車のインスパイアは右のフロントタイヤが取れていた。自走不能のひどい状態だった。幸いにもMさんにも同乗者のも怪我は無かった。修理工のおじさんの話では修理代金はかなりかかると言う。茫然としながら代車のマークIIで自宅へ帰る。事故の詳細をもう一度聞くと、K区の区役所に営業に行く途中に事故を起こしたらしい。三車線の真ん中を走っていて車線を変えようとした時に、後ろから来た車と衝突したと言っていた。事故の状況はこんな状況だったらしい。自分の車は車両保険に入っていなかった。修理になっても払えるのかわからない。後日、保険屋さんから連絡があり、事故の相手方は１０：０でMさんが悪いと主張しているらしい。Mさんは弁償すると言っているが、借金があるのに払える訳が無い。保険屋同士で何度か話し合った結果、最終的に８：２でこちら側に否がある事になった。車の修理代の見積もりは８０万位になった。とりあえずすぐに修理は出来ないので、親戚の修理工に車を預ける事にした。代車も親戚の修理工にオンボロのミラを借りた。この後、二度とインスパイアに乗る事は無かった。やはり８０万の修理代金を捻出する事は不可能でした。そのまま廃車する事になるのでした。車は無いのにローンの約２００万は残っており、この後５年間虚しく払い続けるのでした。Mさんとはこれをきっかけに喧嘩が増えていく。悪い事が起こる時は続くもので、負のスパイラルは収まりませんでした。『当時の負債額約２００万円』内訳：廃車になった車のローン２００万円この時は自分が多額の借金を抱えるとは夢にも思っていませんでした。この後一体いくらまで負債が増えるのでしょうか・・・F県Z店編その５に続く。

May 20, 2012

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インスパイアが・・・（F県Z店編その３）

Z店での勤務していた頃、Mさんに車を貸す事が多くなっていた。朝、自分をZ店までSさんが送り、Mさんはそのまま自分の車で保険会社に出勤する。自分が仕事を終わる時間にMさんが迎えにきて、そのまま近所のF店に向かい、連日ゴールデンダックの裏モノを打つ日々。リールが大きく滑って何も揃わなければボーナス確定。リーチ目はズレ目がメインとなっていた。F店のダックは裏モノだった為、ノーマルには無い爆裂連チャンが売りとなっていました。生活が苦しい中、そんなダックを毎日夕方から打っていた。夕方からでは台が空いて無い事も多々あった為、MさんがF店で台を確保してから自分を迎えに来る事が多かった。（営業先から直帰しますと言えば帰社しなくても良かったらしい。）そんな日々が続いたある日の事。Mさんが自分を迎えに来たのだが、あれ？？？？？？？？？？何故か白のマークIIで迎えに来た。俺の車は黒のインスパイアなんだけど・・・Mさんに俺の車はどうしたの？と聞くがなかなか答えない。「一体俺の車はどうなったの？？？」何度も何度も聞くとようやく答えた。K区に営業に向かう途中事故ったらしい。Mさんは元々F県では無かった為、道が分からず３車線の道路を右に車線変更していた時、後ろから車がぶつかってきたらしい。自分を迎えに来ているだけにMさんに怪我は無かった。同乗者もいたらしいがその人にも怪我は無かったらしい。Mさんは何度も「ごめん」と謝った。怪我が無かった事は何よりだが買ったばかりの車を事故られ、ブチキレそうだったが車がどうなっているのか気になり、その日はダックを打ちに行かず、事故った自分の車を確認しに行った。自分の車はとある自動車修理工場が預かっていると聞き、その修理工場へ代車のマークIIで向かうと、右のフロントタイヤが外れたインスパイアが、完全に自走不能状態で置かれていた。修理工場の方の話によると修理費用はかなり高額になると言う。一体自分の車はどうなるのか・・・その日はとりあえず帰宅して、Mさんと話し合う事になった。こんなトラブルはまだまだ序章に過ぎないのだが、この時は知る由も無かったのは言うまでも無い。F県Z店編その４に続く。

May 20, 2012

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ゴールデンダックとの出会い。（F県Z店編その２）

Z店で働いている頃、Mさんとは同棲中を始めて事実上付き合っている状態だった。自分がパチンコ屋でバイトをして１ヶ月で１８万程の収入。MさんはS生命の保険の外交員で月１５万程の収入だった。家賃は１７０００円と安かったが、Mさんには１０００万の借金が有り、自分は車のローンがあった。５年ローンで買った為１５４万に金利が６０万で総額２１０万程。家賃は１７０００円と安かったが生活は苦しかった。そんな中、Z店での仕事も慣れてきて、仕事終わりに早番メンバーで遊びに行く事が多くなってきた。行く場所は毎回同じで近隣のF店だった。F店にはスロットのゴールデンダックの裏モノが設置してあり、夕方から打ちに行ってもなぜか高確率で勝てた。同じ早番バイトのNくんとSくんと自分とMさんの４人で、夕方から毎日F店に行っていた。当時は生活費をF店のゴールデンダックで補っていたと言っても過言では無かった。朝からZ店でバイト、夕方からF店でゴールデンダックの毎日。晩ご飯は近所のコンビニで済ませる日々。そんな生活が２週間程が過ぎると、夕方になるとゴールデンダックを打ちたくて中毒のようになっていた。最初は４人で打ちに行っていたのが、休憩時間にダックの話ばかりしているので、どんどん仲間は増えていき仕事終わりに７人が集まるようなった。後から集まった３人は現役の大学生で、昼はF店でバイト、夜は夜間大学に通っていたのだが、大学をサボってダックを打ちに行っていたようだ。徐々にそんな生活になれてきた頃、Mさんが保険の仕事で車を使いたいから車を貸してくれないかという提案があった。バイトをしている日中は車を使う予定が無かったので、仕事の為なら仕方ないと了解した。朝の出勤の時にMさんが自分を送ってから、Mさんが自分の車で保険会社に出勤していた。自分の仕事終わりにMさんが迎えにきて、F店にダックを打ちに行くというのが一日の流れだった。この選択が地獄への第一歩だという事をこの時は知る由も無かった。F県Z店編その３に続く。

May 19, 2012

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Z店へ初出勤。（F県Z店編その１）

仕事がなかなか見つからなかった為、パチンコ店でアルバイトとして働く事にする。パチンコ業界なら慣れているのでなんとかなるだろう。Z店という超繁盛店で働く事にしたのだが、今思えばもっと楽な店はたくさんあったと思う。そんなZ店への出勤初日。制服の上はは白と黒の柄のシャツに、下は黒のスラックスだった。靴は特に何も言われなかったので紺色の靴を履いて出勤すると、「うちは黒の靴しかダメだから履き替えてきて」と言われる。そんな事なら面接の時に言ってくれよと思いつつ・・・渋々、自宅に黒の靴を取りに戻る。そんな感じで若干躓いた形でのスタートでした。当時のZ店は地元では有名な超繁盛店でした。８時半に出勤して朝礼を済ませ９時になると、入口の少し広い空間にパイプいすを１５０脚程並べる。１０時の開店だが９時にはいすに座って待って頂く。しかし当時のZ店の入場はかなり変わっていて、先着順の入場では無かった。９時４５分になると予約券を持ったお客様の入場となる。前日の閉店時に打っていた台を翌朝に優先で打つ事が出来る。予約券を持った方は毎日４～５名程だった。９時５０分になると女性と６０歳以上の方の入場となる。女性と６０歳以上の方の入場が終わると、５９歳以下の男性の入場という具合だった。若い男性が予約券が無ければ狙った機種に座れない可能性があった。朝一の開店前の時点で８割位の席は埋まる。開店１時間後の１１時には満台になる為、空き台待ちのお客様が島の外に待っている状態だった。これが毎日だったので忙しさは半端無かった。そんな高稼働のお店だったので担当は一人１島４０台だった。アレパチコーナーの担当になるとかなりの忙しさだったが、A県P店で営業中、常に走り続けるホールを経験していた為、意外と余裕を持って対応出来た方だと思う。大変だったのは玉箱が４０００箱だった事位でした。最近のパチンコは１回の大当たりの出玉が２０００個無いので、２０００箱が主流だと思いますが、当時のパチンコはセブン機の１回の大当たりが約２４００個、アレパチの１回の大当たりが約２０００個だった。４０００箱という大きな箱を使う事により、CR黄門ちゃまを代表する確変３回ループの機種でも２箱で３回分が余裕で入りますし、アレパチだと２回の大当たりが１箱で入る。箱を持って行くのがほぼ２回に１回で済むのだが、降ろす時にかなり重い為、腰を痛めやすい。そんな玉箱のおかげで約１ヶ月後に○になる。その話はまたの機会に。F県Z店編その２に続く。

May 16, 2012

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Z店へ面接に行く。（F県迷走編その９）

パチプロを目指すもあっと言う間に種銭が底をついた。やっぱり地道に働かなきゃと言うことで・・・正社員で仕事を探すもなかなか見つからない。仕方なくというか・・・やっぱり経験のあるパチ屋で働こうと思い、近隣で一番繁盛しているZ店に面接に行く。このZ店は道路の向かい合せに２店舗あるのだが、両店とも連日超満員という凄い店舗だった。一度スロットを打ちに行った事があるのだが、２時間待っても席が空かないのでそのまま帰った記憶がある。Z店に面接に行くと即採用となる。とりあえず仕事を探しながら働こうと思い、今回はアルバイトで入社する事にした。時給は１０００円だった。休みは月２回の店休日の他に２日しか休めないらしい。アルバイトなのに休みは決められていた。なんとなく遅番はやりたく無かったので、早番専門のアルバイトという事で翌日から出社する事になった。Z店のラインナップは、羽根物コーナーがビッグシューター２０台ファインプレイ２０台セブン機がエキサイトジャック４０台CR黄門ちゃま８０台CRフィーバービーチ４０台CRフィーバーネプチューン４０台春夏秋冬４０台アレパチがアレジン４０台エキサイト４０台CRバカづき浜ちゃん４０台スロットがニューペガサス（１．５号機）２０台ニューパルサー４０台パワーゴリラ２０台パワーゴリラは途中で入替で'入ったのですが、その前の機種は忘れました。いよいよ開店後１時間以内に空台が無いという超高稼働のZ店で働く事になります。Z店で働いていた時期は、自分の人生の中でも波乱の２年間です。店舗でもプライベートでもいろんな事が起こります・・・次回からF県Z店編として書いて行きます。F県Z店編その１に続く。

May 14, 2012

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パチプロになるが・・・（F件迷走編その８）

塗装の営業を華麗に一ヶ月で辞める事にした。辞める事にした理由は前回のブログで書きましたが、もう少し思い出した事があるので補足します。３ヶ月間は給料の保証があるのですが、３ヶ月を過ぎると給料の保証が無くなり、契約を確実に取っていかないといけなくなるので、３ヶ月以内に辞める確率がかなり高い会社でした。役職になると金額のノルマもあり主任だと毎月３００万以上、所長で毎月５００万以上の金額が必要らしく、その金額を１ヶ月落とすとイエローカードと呼ばれる書類が届きます。来月も金額を落とすと降格になりますよ！という内容です。２ヶ月落とすとレッドカードと呼ばれる書類が届き降格になります。ネットで調べてみるとこの会社はまだ存在しています。しかし、県内１０数ヶ所あった営業所は２ヶ所になっていました。昔は塗装と瓦止めだけだったのですが、今では住宅のリフォーム全般を取り扱っているようです。今も昔のような嘘のモニター工事の内容の書類を使ったり、強引な営業をやっているかどうかはわかりません。辞めたのは良いのですが、自分には中古で買ったインスパイアのローンが・・・Mさんには１０００万の借金が・・・実家を出ている関係で生活はかなり苦しく、このままでは生きていけません。ある日たまたま寄った「J」というパチンコ店で、１台だけ空いていた「CRバカづき浜ちゃん」という台で、３０００円分のカードを購入して着席。１０００円で大当りして５２連チャン・・・２５万位勝ってしまう。この時点でなんとか生活費は確保出来てホッとしていた。残りのカードで後日、同じ店に行くと、また２０万位勝ってしまう。J店は家から車で２時間程離れているので、後にも先にもこの２回しか行っていない。１週間で４０万位の現金を手にしてしまい、仕事を探すよりもパチンコをする時間が多くなる。しばらくパチンコで生活しようと目論むが、自宅の近くの店にある「バカ浜」を打ち大負けしてしまう。あっと言う間にお金は底を尽き・・・夢のパチプロ生活は２週間程で幕を閉じる。世の中はそんなに甘くない。やはり仕事をしなくては。そこで自分が出した答えとは・・・F県迷走編その９へ続く。

May 13, 2012

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番外編：塗装会社の裏事情（F件迷走編その７）

テレビやラジオでCMを流しているある塗装会社の営業をやった時の裏事情です。あくまでも自分がたまたま入社した会社の実体験です。全ての塗装会社がこのような実態では無いと思います。面接の時の説明では朝９時から夜６時が定時だった。残業などに関する説明などは一切無し。来るものは拒まずといった感じだった。入社して１週間位の仕事はポストに投函する為の封書作りだった。１枚目の紙には「まる秘」というスタンプを押す。「まる秘」を押した紙にこのような内容だった。この封書はお宅様だけへのご案内です。本格的営業に入る前のモニター工事をして頂ける方を募集しています。モニター様だけの特別価格として、原価で工事をさせて頂きます。利益は一切頂きませんので是非ご検討下さい。（もっとコテコテした長い文章だが内容的にはこんな感じ）実際はモニター工事でも何でもないので虚偽の内容。２枚目の紙には強調したい部分にマーカーで印を付ける。この紙には金額の例が載せてある。従来の工事だと○○○万円かかるが、モニター工事だと○○万円でOKのように。お得感を最大限に強調するような内容。実際はモニター工事でも何でもないので虚偽の内容。マーカーで印を付ける位ならどうして色を印刷しないのか聞くと、手書きの方が見てもらいやすいと言う答えであった。３枚目のカラーの紙はそのままでOK。塗装や瓦止めなどの商品の説明。４枚目のカラーの紙もそのままでOK。契約している俳優さんを載せたCMのイメージ広告。これらの４枚の紙を３つ折りにし、封筒に入れ糊付けする。封書を作りながら当然内容を読むわけで・・・胡散臭さをものすごく感じていました。朝９時から夜６時までみっちりとやる。１週間で１０００部程作成した時、所長から「じゃあ明日から営業に出ようかと言われる。」営業が始まってからは朝８時に出勤になると言われる。８時に集合して営業する場所まで移動する必要があるかららしい。朝８時に集合すると軽の営業車に４人ずつ乗り、好きな営業場所へと向かうのだが、同じ場所への営業は２ヶ月以上空けるのがルールらしい。モニター工事を何度も募集していたら胡散臭いので当然と言えば当然である。初日の営業場所は近場の住宅街だった。住宅を見ながら建物の大きさ、何階建てか、建物は新しいは古いか、壁はどんな素材でどんな色か、屋根は瓦かコロニアルか、色は何色か、住宅の情報を調査シートにまとめる。これは以前の塗装工の経験が活き、すぐに出来るようになった。調査シートを書いた物件には事前に作成した封書に表札の名前を書き投函する。１日１００件は回るようにと言われるので１０００部作っても１０日分しか無い。入社してから一週間は営業に回らなかったので封書を作れたが、営業を回るようになった一体いつ作るのか？営業を回るようになると勤務中に封書を作る時間は無い為、書類と封筒を自宅に持ち帰り、帰宅してから作るのである。奥さんがいる方は奥さんに作ってもらってる人もいた。朝９時頃から外回りをしている訳ですが、昼休みはありませんでした・・・お昼ご飯（夕ご飯？）は夕方に営業所に戻ってから食べる事になる。１６時から１７時頃営業所に戻ってからは、１８時から２１時までのテレタイムと言う電話攻撃に備え、今日回った物件の電話番号を電話帳と１０４を駆使して調べる。この時間にお昼ご飯（夕ご飯）を食べる。休憩時間はあって無いようなものだった。当然１８時の定時に帰宅する事は不可能で、２１時のテレタイム終了までは帰る事は許されない。歩合制の営業職という事で残業手当は当然無かった。テレタイムでの営業トークも決まっており、モニター工事でとにかくお得だと言わなければならない。少しでも興味がありそうだったり、気が弱そうな相手の場合は今から伺って説明しますと伝え、とにかく突撃する。大体５００件に１件位の割合でしか訪問に繋がらない。訪問する場合は所長か主任が必ず同行する事になっており、成約するとアポを取った人間が７割、同行して説明してくれた所長or主任が３割、成約になった場合の取り分はこんな感じになっていた。あくまでもモニター工事なので原価でやりますという虚偽の説明をし、顧客には今やらなければ損をするように思わさなければならない。塗装工事１件の価格は８０万～２００万位と高価だったので、なかなか成約に結び付く訳も無く、当然原価で工事などやっている訳が無い為十分利益は出ている。どうしても成約に結びつけたい場合は２割まで引いても良いという決まりになっていた。毎日２１時まで電話で虚偽の内容でアポを取り続け、帰宅してからは深夜まで封書作りをしなければならず、アホらしくなって１ヶ月も経たずに辞めましたｗ自分がいた１ヶ月のうちに５人位入っては辞めてましたけど・・・辞めるとなると新たに仕事を探さなければならず・・・苦悩の日々は続くのでした。F県迷走編その８に続く。

May 10, 2012

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実家を出る。（F件迷走編その６）

Mさんの１０００万の借金が発覚し、実家にまで督促の電話が鳴り出すようになり、母から出ていって欲しいと言われる。母の言ってる事は間違っていない為、とりあえず実家を出る事にした。住むところを探さなければいけなかったが、母が知り合い経由で団地への入居を申し込んでくれた。３DKで家賃は１７０００円と激安物件だったので、しばらくそこで暮らす事にした。実家に住んでいる時は母の車を借りていたが、別で暮らすとなると足が無いと不便なので、当時、人気のあったホンダのインスパイアの黒を買った。Mさんが働いた分はほとんど借金の返済に消えた。自分の働いた分は生活費と車のローンに消えた。当然、生活はかなりきつかったが、ベルトコンベアの職人の仕事を辞める事にした。まだ働きだして３ヶ月だったが、理由は月の半分は出張で深夜まで残業をしていたが、残業手当が全く付いていなかった。生活の為に深夜までの残業も文句を言わずやってきたのに、残業代を支払う余裕が無いので、しばらく基本給だけで我慢してくれと言う。安月給でこき使われた上に、社長は昼間から毎日、酒を飲んでいて全くやる気がないし、いろんな意味で嫌気がさしていた。伯父さんの紹介だったので伯父さんには電話で事情を説明し、断りを入れた上で辞める事になった。辞めてすぐに仕事を探さないと生活が出来ない為、求人情報誌を見て仕事を探していると、いつもラジオでCMが流れていた某塗装会社の営業の仕事を始める事にした。この塗装会社が悪徳業者とわかるのにそれほど時間はかかりませんでした。次回、悪徳塗装業者の裏事情を暴露します。F県での迷走はまだまだ続きます・・・F件迷走編その７に続く。

May 8, 2012

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１０００万の借金（F県迷走編その５）

１０００万の借金がある・・・Mさんからの突然の告白だった。自分はどうして良いのかわからなかったが、一応、この件はまだ母には内緒にしておいた。既に３ヶ月以上延滞しているらしいので、早急になんとかしなくてはならないらしい。母に自動車学校のお金を借りていたので、手持ちはそんなに無かったが、とりあえずMさんに１０万円を貸した。ちゃんと働いたら返すからと言っていた。Mさんは借金を返す為に仕事を探すと言っていたが、なかなか見つからなかった。最後の手段で母の兄の奥さんのNさんに相談すると、Nさんの友人がS生命の所長をしているとの事で、保険の外交員だったらすぐに働けるらしい。他にあても無かったのでMさんは保険の外交員をする事になった。保険の外交員を始めたのは良いが、保険の外交員にはノルマがある。毎月〇件取らないと給料が満額出ないらしい。こっちに知り合いがほとんどいないMさんが、保険を毎月取れる訳も無く、保険が取れない時は自分が入る羽目になる。そうこうしている内に実家にMさん宛に電話がかかってくる様になる。相手は金融業者の取り立てだった。毎日毎日、何度も何度もかかってくる。母には内緒にしておけなくなってきていた。母には自分とMさんから正直に話をした。母は怒るわけでも無かったが、毎日、金融業者から電話がかかってくるのは迷惑だから出来れば早いうちに出ていって欲しいと言う。とりあえず２～３日、時間をもらって、これからどうするのか話し合う事になった。１０００万の借金を３ヶ月延滞すると利息だけで一体いくらになるのか、今はそういう計算が出来るが、その時はどういうことになっているのか自分では全くわかっていなかった。今思えば既に手遅れだったと思うが、悪あがきを続けていく事となる。F件迷走編その６に続く。

May 7, 2012

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Mさんの告白。（F県迷走編その４）

免許を取ったの機に塗装工は卒業する。ちょうどその頃、母の一番上の兄から仕事の誘いがある。とある倒産した会社の元部長が、個人で仕事を始めるので手伝わないかとの事だった。仕事の内容はベルトコンベアのベルトの交換と補修だった。とりあえずその元部長の家に面接に行き即採用になった。倒産した会社から引き取った２トントラックを１台渡され、それで通勤するように言われた。免許を取ってすぐにパワステもついてないトラックは不安だったが、毎日毎日片道５０キロの道のりを通勤していたら運転はすぐに慣れた。ベルトコンベアの仕事は鉱山の中に熱板と呼ばれるものを運び入れ、破れた部分を補修するのだが、この熱板を運ぶのがかなり大変だった。全体の重さは数１００キロあるのを狭い鉱山の奥まで運ばなかればならなかった。ベルトコンベアを高熱で溶かして再度くっつけるのだが、くっつくまでに数時間かかる。朝から作業して鉱山を出る頃は深夜になっている事もざらだった。そんな感じで週の半分は出張している状況だったが、ある日家に帰るとMさんから重大な話があると言われた。なんの話かさっぱり検討も付かないが話を聞く。Mさんは単刀直入に話を切り出した。「実は借金があってずっと払って無くて悩んでいる」と。確かにMさんはこちらに来てから約４ヶ月働いていなかった。借金の理由は以前結婚していた人との間で出来た借金だと言う。その元旦那さんがゴルフ三昧で金使いの荒い人だったらしい。以前結婚していた事もこの時始めて聞いた。それで金額はいくらあるの？と尋ねると、Mさんは「１０００万」と答える・・・１０００万？１０００万？？１０００万？？？１０００万って何万円？ｗその時は１０００万がどんな金額かピンと来なかった。１０００万の借金がどういう事なのかもわかっていなかった。それよりも突然の話で何が何だかよくわからなかった。この話から自分の人生が大きく狂い出す事となる。F県迷走編その５に続く。

May 4, 2012

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久しぶりのGW

今年は数年ぶりのGWです。明日から４連休です。久しぶりに連休になると、何をして良いのかわかりませんが・・・昨日届いたブルーレイ「牙狼GARO～MAKAISENKI～Vol.4」でも見ようと思います。みなさんは楽しいGWをお過ごしください！【送料無料】 BD/国内TVドラマ/牙狼 (GARO)～MAKAISENKI～ vol.4 (Blu-ray)/PCXP-50059 [5/2発売]価格：5,958円（税込、送料込）

May 2, 2012

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塗装工も慣れてきて・・・（F県迷走編その３）

１週間もすると塗装工の仕事も徐々に慣れてきた。いろんな仕事をして来た経験もあり、順応力は意外と高いようだ。K塗装は積○ハウスから仕事をもらっており、積○の建売物件の外壁の塗装と駐車場のコンクリートにリシンという塗料とセメントを混ぜたようなものを吹き付ける。仕事が暇な時は大工の手伝いもやった。家を一軒建てるには大工さんだけでは無く、内装はクロス屋さんがやる。外壁はサイディング屋さんがやる。電気工事は電気屋さんがやる。水周りは水道屋さんがやる。屋根は瓦屋さんがやる。塗装は塗装屋さんがやる。家一軒を建てるのにいろんな業者さんが入る。工程の進み具合によって業者同士で助け合う事がよくあった。よく手伝いに行ったK藤工務店は、親方のK藤さん自分と同い年のM本くん自分の２個下でK藤さんの甥っこのK藤くんこの３人でやっている。棟上げなので忙しい時は３人では回らないので、他の業者が手伝っていた。自分が大工の手伝いの行った時、のこぎりすらまともに持った事が無いのに、束（つか）作りを任命された。束（つか）とは2階の梁の上や、1階の床下などに立てる短い柱のことです。材木をこんな形に延々を加工する。 K藤工務店は小さな工務店だったが、奥さんが株で大儲けしたとかで、大工用の機械は立派なものがあった。束作り専用機械もあり、寸法を設定して材木を突っ込めば、ある程度の形まではほとんど自動で加工してくれた。細かい部分をノミで調整すればよいだけで、自分のような素人でも出来るのには驚いた。そんな感じで塗装工と大工を３ヶ月程やってきたが、母の一番上の兄から仕事の紹介があったのと、車の免許を取得したのを機に辞める事にした。ちょうどそんな時期に同居中のMさんから、ある重大な告白があった。３か月間平穏に過ごしていたが、ここから急激に事態が動き出す。F県迷走編その４に続く。

May 2, 2012

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塗装工初日。（F県迷走編その２）

実家に戻って３日後。親戚の塗装屋で塗装工見習いとして働く事になる。日給は７０００円だった。月２５日働いても１７万そこそこだ・・・車の免許を取るまでの辛抱だと思って働く事にした。塗装屋の親方のKさんが迎えにきてくれて現場に向かう。Kさんと一緒にS塗装のSさんという方の３人で作業をするようだ。KさんもMさんも一人親方で自分以外従業員はいない。最初は塗装だけをすると思っていたが・・・現場では結構いろんな作業をする事となる。Kさんとの始めての現場はマンションの壁の塗り替えだった。高い足場が組んであり、ペンキとスプレーのガンを持って上がらなければならない。重いペンキを足場の上まで運ぶのはかなりの重労働だった。Kさんは全部自分に運ばせる気らしい・・・まあそこは我慢してやるしかない。Kさんは○○取って来いとか△△取って来いとか言うが、今日から働き始めたので○○や△△が一体何なのかわからない。わからないから聞いても「○○だわ！わからんのか？！」とすぐキレる。わからんから聞いてるんだわ・・・親戚や無かったらぶん殴ってるとこやぞ・・・そんな自分のイライラをSさんが察知したのか、「Kくんは仕事を教えるの苦手だから、わからない事があれば自分に聞いてくれ」とフォローしてくれた。マンションの周りに組んだ足場を上から下までペンキを持って何度も往復しながら、ようやく塗り終えて一日を終えた。体力には自信があったつもりだが実はぶっ倒れそうだった。真っ赤な髪の毛の横着なお兄ちゃんだったので、絶対に泣き事だけは言わないと心に決めていた。現場への移動はKさんの軽バンなのだが、ペンキやシンナーでかなり臭い。その中で３人が煙草を吸っていたが引火して爆発するのでは無いかとドキドキしながら吸っていた。Kさんは仕事が終わると自動車学校まで送ってくれた。初日からシンナーの臭いにかなり酔ったが、免許を取るまでの辛抱だ・・・それだけを目標に頑張ろうと思った。F県迷走編その３に続く。

May 1, 2012

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F県へ無事到着。（F県迷走編その１）

１月１７日の夕方。飛行機でF県に無事到着。空港からJRで４０分程で最寄り駅に到着。駅からタクシーで実家に向かう。実家に到着したのは夜遅かった。当初一人で帰る予定だったが、なりゆきでMさんが着いて来てしまった・・・Mさんがどうして着いてきたのか。事情はここでは自分でも良くわかってなく、自分と一緒にいたかったという事と、他にもいろいろ事情があるのですが、それは後日、判明します。（ここからがトラブルの始まりです。）母にどう説明しようか悩んだが悩んでいても仕方が無いので玄関のチャイムを鳴らす。母は一緒にいる人は誰？と不思議そうな顔をしている。しかし、追い返す訳でも無く、「おかえり」と一言。Mさんとは付き合った覚えは無いが、事実上、付き合ってるという感じなのか・・・関係はあったので少なからず情はわいていた。母が仕事はどうする？と聞いてきたが、当然まだ決まっていない。母の兄の奥さんの弟のKさんが塗装工を経営しているので、しばらくそこを手伝いながら自動車学校に通って、落ち着いたら仕事を探せと言われる。自動車学校も母の兄の奥さんの知り合いが先生をしているらしく、その自動車学校で仮免からスタートする事になった。仮免からでも２０万位必要で足りない分は母に借りた。塗装工用の作業着も買ってもらった。（今、振り返ると、母にはほんとに頭が下がります。）しばらく塗装工なので久しぶりに髪を染めようと思い、一年半ぶりに真っ赤に髪を染めた。真っ赤な髪が似合うのはロンブーの淳か自分かという感じだった。とりあえず今日から母と弟と自分とMさんと猫６匹の同居生活が始まった。翌々日から早速、塗装工として働く事になるが、ここから数ヶ月落ち着く事なく、迷走する事になる。F県迷走編その２に続く。

April 30, 2012

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地上がダメなら空から。（A県Y店編その２４最終回）

F県に帰る方法で頭を抱えているとMさんが突然の一言、「私がなんとかしようか？」と、自分は「なんとか出来るの？」と聞くと、「なんとかするから一緒に言っても良い？」と・・・突然の申し出に困惑したが、その時は背に腹は代えられない状況でした・・・「新幹線が無理なら飛行機しか無いよね。」Mさんはそういうと旅行代理店に問い合わせしだした。旅行代理店には新幹線が不通の影響で問い合わせが殺到している。待っていても事態は変わらないから、チケットが取れるかどうかわからないが、空港に直接向かおうという事になる。YくんとOさんに別れを告げ、Mさんと空港に向かった。タクシーで空港に向かって直接問い合わせると、夕方の便だがなんとか２席確保出来た。動くのが早かったおかげもあるが奇跡的だった。ほっとしたのも束の間、ふと頭をよぎる。母親は自分一人で帰る事になっているので、Mさんの事はどう説明しよう・・・Mさんの行動力で飛行機のチケットを確保出来、無事にF県まで帰れる事になった。その時はただそれだけで満足だった。夕方過ぎ、飛行機に無事乗り込むとF県へ向かった。この時一緒に帰らなければ・・・後悔するのは２年後の事である。これでA県Y店編は最終回になります。次回からF県○○（未定）編として書いていこうと思います。今後もお付き合い頂ければ幸いです。

April 28, 2012

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帰路を絶たれる。（A県Y店編その２３）

１月１７日に突如起こった阪神・淡路大震災。新幹線でA県からF県へ帰る予定だったが、交通機関は完全に麻痺していた。JRに電話で問い合わせをするが全く繋がらず、近くの駅に直接行って聞いてみたが、復旧の目処は全く立たないと言う。とりあえず新幹線は完全に諦めざるを得ない。あれこれ迷っている時間は無いので、ひとまず寮に戻り整理した荷物だけでも送る。ペ○カン便を呼んで発送の手続きをするが、「こういう状況なのでいつ到着するかわかりませんよ。」と、集荷に来たドライバーさんに言われたので、「いつでも良いので届けてくれれば結構ですよ。」とお願いした。しばらくすると主任が部屋のチェックにやってきたのでダメ元で退去する日を少し延ばしてもらえるか頼んでみたが、「特別に一週間ただで住ませてあげたのにこれ以上は無理！」と、主任には冷たくあしらわれた。自分もこれ以上お世話になるのは気が引けるので、「お世話になりました。」と挨拶をし部屋の鍵を返却した。寮から出てもう一歩も後には引けない状況にない、Yくん、Mさん、Oさんにこれからどうするの？と聞かれるが、どうしたらいいのかわからない・・・歩いて行ける所まで行こうかとも考えた。頭を抱えているとMさんが突然の一言、「私がなんとかしようか？」と、自分は「なんとか出来るの？」と聞くと、「なんとかするから一緒に言っても良い？」と・・・突然の申し出に困惑したが、その時は背に腹は代えられない状況でした・・・A県Y店編その２４に続く。

April 27, 2012

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A県最後の夜に起こった大災害（A県Y店編その２２）

１月１０日にY店を退職したが、次に何をするのか全く決まっておらず、途方に暮れている状況だったが、T店長のご厚意により、一週間の期限付きだが、寮にそのまま居ても良い事になった。１月１７日には寮は出なければならない。M自動車学校に仮免を受け取りに行ったり、面接を受けようと思ったがパチンコ店の２階が住所で、しかも退職している為かなり不利な状況だった。期日も押し迫った１６日に実家に電話をした。家出して以来二度と帰らないつもりだったが、どうにもならない状況でついに泣きを入れた形だ。母に「帰ってもいいかな・・・」と電話で聞くと、ため息まじりに「帰ってきなさい」との返事だった。とりあえず実家に戻りしばらくお世話になり、、実家の近くの自動車学校に行く事で落ち着いた。１７日の朝には部屋を明け渡し、昼過ぎの新幹線でF県に帰る事になった。これでA県ともお別れか・・・少しせつない気持ちだった。明日には寮を出るというのを聞きつけた元同僚のYくん、Mさん、Oさん、Iくんが自分の部屋にやってきて最後の夜だから朝まで語り明かそうという事になる。その日Oさんから衝撃の事実を聞く。OさんはT店長と結婚するらしい・・・しかも妊娠している可能性が高いという・・・最後の最後にちょっとショックだったが、T店長だったら幸せにしてくれると思ったので、おめでとうと言って祝福した。たわいも無い雑談は延々と続き、時間は刻一刻と過ぎていく。そんな中、朝も５時を過ぎた頃の事、結構大きな地震が起こった。震度いくつ位かな～とテレビをつけると自分の地域は震度３だった。そのままテレビを付けっ放しにしていると、緊急ニュースが始まる。テレビの中では高速道路は崩れ落ち、ビルは倒れ、あちこちで火事が起こっている。１月１７日・・・その日未曾有の大災害、阪神・淡路大震災が起こる。テレビで流れる映像を見つめても、それが現実であるとすぐには信じる事が出来なかった。ニュースによると高速道路も新幹線も崩れているらしく、この状況だと帰れないよね？と言う話になる。自分が今日乗るはずの新幹線は一体どうなっているのか・・・ほんとにこのまま帰れるのか・・・突然の出来事に頭はパニックしていた。A県Y店編その２３に続く。

April 25, 2012

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そして最終日へ（A県Y店編その２１）

元旦の夜の火災騒動も一段落し、連日慌ただしい正月営業は続いていた。Y店は稼働がかなりある店舗だったので、正月でもかなりの出玉が出ていた。店長曰くへそを締めても出てしまうらしい・・・最後の手段でスルーを締めて、確変中に玉を減らす正月マジックを炸裂させていた。当時のCR機は確変ベースは１００が基本だったが、おそらく７０位まで落としていたと思う。基本的に確変中のお客様には前持って箱を渡していたが、上皿の玉で次の大当たりまで持たない・・・かなりきつめの調整だったが出玉はかなりあり、お客様からの苦情は全く無かった。怒涛の正月営業を乗り越えて、１月１０日の最終日を迎える事となる。Y店では無事に最後まできちんと勤めあげる事が出来た。思えばY店以前に勤めたパチンコ店は全てトンズラする形できちんと退職したお店は１店舗も無かった。１０日に最終日を迎えたが次の事は全く決まってなかった・・・さてこれからどうしよう・・・幸いにも年末までに仮免だけは合格していたので、うまくいけば別の自動車学校で引き継ぎが出来るらしい。Yくんがそう教えてくれた。退職の挨拶をした後、店長に今後について相談した。まだ辞めてからどうするか全く決まってない事を伝えると、１週間は寮に残ってもいいと言われた。寮費はかからないが特別な事なので１週間が限度だと言われる。１月１７日まではとりあえず寮に残れる。１週間で次の事を決めなければ・・・ここで１週間延びた事で運命が大きく変わる事となるとは・・・その時は全く思っていなかった。A県Y店編その２２へ続く。

April 24, 2012

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元旦早々大参事！（A県Y店編その２０）

大晦日から元旦へと日付が変わりましたが、一応、初詣には行きましたが、翌日は仕事という事もあり、お正月気分は全くありませんでした。疲れていたので深夜３時前には眠りにつく。眠りについて間もなく・・・「ドーーン！！ドーーン！！ガシャーーン！！」という大きな音で目が覚める。音がしたのは隣のKくんの部屋であった。ベランダから恐る恐る隣を覗き込むと、Tさん（４０代元中華料理屋店主）がKくんの部屋に向かって消火器を噴射していた。Tさんは「火事だ！！」と叫ぶ。Kくんの部屋から出火しているらしいが、肝心のKくんは元旦休みで実家に帰っている。その為鍵がかかっており部屋に入れずIくんの部屋のベランダの壁を叩き割り、Kくんの部屋のベランダに入りガラスを割った音だった。既に火は大きくなっており消火器１本では鎮火する事が出来ない。「消防車は呼んだの！？」とTさんに聞くと、Tさんの奥さんが１１９には電話しているらしい。５分もすると外からサイレンの音が！！！これで助かった！！！サイレンの音が近づいてくるとほっとした。オートロックを解除して消防隊が入れるように待機する。消防隊は消化用のホースを持って寮に突入してきた。とりあえず自分達は外に逃げるように言われ、消防隊が来て１０分もしないうちに無事鎮火した。その後警察が来て現場検証したが、Kくんの煙草の火の不始末が原因だと言う。ベッドの辺りが特に燃えており、火種がベッドに落ちたのを気付かなかったのではないかと言っていた。しばらくして実家に戻っていたKくんが、事情聴取の為呼び戻されるが、火災現場を見てただただ大泣きしていた。Kくんは働いて弁償しますと言っていたが、店長は大丈夫だからと優しく諭していた。Kくんにとって唯一救いだったのは、冬のボーナスで買ったばかりのネオジオCDを実家に持ち帰っていた為、無事だった事だけであった。無事鎮火しすぐにでも休みたかったが、焦げ臭くて寝れる状態では無く、朝まで駐車場で過ごす事となる。その日はもしかしたら休みかな・・・とかすかな期待もありましたが、店舗には全く影響が無かった為予定通りお昼１２時に営業しました。ほとんで寝てなかったので死ぬ程しんどかったのは言うまでもありません。元旦早々の大参事でとんでも無い一年の始まりでしたY店での勤務も残り１０日となりましたが、果たしてこのまま無事に退職を迎える事が出来るのでしょうか・・・A県Y店編その２１に続く。

April 23, 2012

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大晦日の夜（A県Y店編その１９）

１月１０日付けでY店を退職する事にした。１２月のY店は慌ただしい忙しさだった。辞めるのは良いが自動車学校を卒業してからにすれば良かったと・・・少しだけ後悔していた。まだ仮免も取ってない状況だったので、少しずつでも通う事にした。自動車学校で仮免まで取れば他の自動車学校に転校出来るらしい。とりあえず仮免ゲットを目標にした。そこまでやらないと全てが無駄になってします。と言いつつ雪が降ると行きたくなくなったり・・・サボリ気味なのは相変わらずでした。そうこうしている内にクリスマスを迎える。クリスマスの日はYくんと一緒に競馬場にいった。有馬記念の日だった。その日は遅番だったので馬券だけ買い、早めに切り上げた。馬券は見事に外れた為、換金に行く必要も無く、そこから年末まで年末年始営業に突入する事となる。当時のY店では大晦日か元旦のどちらかが休みとなる。A班が大晦日の９時から１９時まで営業。B班が元旦の１２時から２２時まで営業。自分はB班だったので大晦日が休みで元旦が出勤でした。大晦日はYくんMさんとパチンコへ行く事になった。当時、TグループのA店にはビッキーチャンスIと花満開が２０台ずつ設置していた。どちらも爆裂連チャン機だったので大晦日はここで勝負した。自分はMさんとノリ打ちで花満開１台とビッキー１台で勝負開始。朝からちょこちょこ当たるが負債はどんどん増えていき・・・１６時の時点で１８万以上負けていた。途中から花満開を打ちたくなり代わってもらうと、すぐに１１１で大当り。単発で意気消沈していると保留１個目で７のリーチ！あっさり保留連チャンで７７７で大当りし、閉店時には１８万の負債から５万プラスに変わっていた。花満開の魅力はさすがの一発逆転にある。年末年始は締めているから勝てないだろうと思っていたが、大敗から勝ちに転じて気持ちは最高潮！翌日は１１時に出勤だったので、晩御飯を食べて、A神宮で初詣をして解散する事にした。初詣に行き、深夜２時頃寮に戻ると、寮はひっそりと静まりかえっていた。いつもは朝６時頃まで起きているのだが、疲れていたのでそのまま寝た。眠りについて間もなくの事だったと思う・・・「ドーーン！ドーーン！ガッシャーーーーン！！」という何かを叩き割る音とガラスの割れる音で、いきなり起こされる事となる。突然の事で何が起こったのかすぐには理解が出来なかった。一体何が起こったのか・・・続きは次回に！A県Y店編その２０に続く。

April 22, 2012

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Y店ラブストーリー７（A県Y店編その１８）

Mさんからの誘いに断る勇気も無く、誘われるがままにやってしまう。ここでの選択がその後の自分の人生に、最悪な結果をもたらす事になるとは、その時は全く思っていませんでした。Mさんとそういう関係にはなりましたが、付き合う事はありませんでした。あくまでも自分はOさんの事が気になっている。しかし相談しにくくなったのは事実でした。仕事をしていてもちょっと気まずい感じもあり、やってしまった事を少し後悔したりして・・・そうこうしているうちに・・・MさんがY店を退職する事になりました。エステの仕事に転職が決まったという。辞める理由は他にもあったのですが、それがわかったのはしばらくしてからでした。Mさんは退職してからもちょくちょくY店に遊びにきていました。班長はMさん狙いでしたので班長に一言言えば、寮への出入りは自由に出来る状態でした。辞めてからも３日に一度はY店に遊びに来ていました。自分の恋愛も全く進展する事も無く、たまに遊びに来るMさんにOさんの話を聞くと、ある衝撃的な一言を聞く事になる。「Oさんは最近、店長が気になるらしいよ」Oさんは自分達が知らない間に店長にアプローチしているらしい。マスターの事はどうなったのか・・・そんな事はもうどうでもよかった。それから数日後、店長とOさんが付き合っている事が判明する。年の瀬も迫る１２月の事でした。大好きな店長だったので不思議と悔しさはありませんでしたが、やはりショックが大きかったのか・・・その時、Y店を退職する事を決意していました。自分には冷静に祝福出来る自信はありませんでした。これから先の事も決まらぬまま、１月１０日付けで退職願いを提出してしまう。ここから更なる波乱の人生の幕開けとなるのでした。A県Y店編その１９に続く。

April 21, 2012

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Y店ラブストーリー６（A県Y店編その１７）

Mさんに昨晩の出来事を話をした。Oさんも自分にキスをしてしまい、マスターと間違った事をどう説明すれば良いかわからずMさんに相談していたようだった。Oさんに言われた【間違った】の答えが、自分を【マスターと間違った】と知り、結構落ち込んだ・・・やっぱりマスターには勝てないのかも・・・ただそう思った。自分は年下で頼り無い所もあるし、Oさんには不釣り合いなんだ・・・Oさんはマスターとの不倫関係をこのまま続けて行くことにも悩んでいるらしい。その事をMさんにずっと相談している。自分がOさんを幸せに出来る自信も無く、マイナス思考全開になってきていた。そのままふて寝でもしようかと思った時、Mさんが話が突然驚く事を言ってきた。「恋愛感情抜きで良いからHしよう」と。自分の事をが弟のように可愛がってくれていたが、破天荒な性格に母性本能をくすぐられていたらしい。それがいつしか愛情に変わったと言われた。Oさんの事は好きな事はわかっているので、一度だけで良いからと言われ、いきなりキスをされた・・・自分はどうしたら良いのか・・・突然の出来事に頭が真っ白だった。A県Y店編その１８に続く。

April 20, 2012

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Y店ラブストーリー５（A県Y店編その１６）

店休日の朝。昨晩の興奮も冷めやらぬまま、Yくん、Mさん、Oさんの４人でパチンコへ行く。Yくんの車に乗り合わせ出発する。Oさんとのキスの感触が忘れられない・・・しかしどんな気持ちでキスをしたのかわからない。さっき突然言われた「間違った」が心に引っかかり、喜びよりも不安の方がが大きかった。YくんのリクエストでCR名画の設置店に到着。Yくんは最近はCR名画で負け無しらしい。大当り確率３６０分の１で確変突入率は２分の１。時短は無く、今からすれば若干辛めのスペック。しかしこの日打ちに行った４人全員が勝ちだったので、ホールは結構甘めに使っていたのかもです。あまりにもYくんが名画名画うるさいので、店長がYがそこまで言うならと・・・Y店に１BOX導入されましたwちなみにこれが自分のCR機初体験でした。Mさん、Oさん、自分、Yくんの並びで打っていましたが、MさんとOさんがヒソヒソ話をしているのが気になる・・・なるべく気を紛らわす為にYくんと話ながらひたすら打つ。アレジンかフルーツパンチしかパチンコに興味は無かったが、出ればどんな機種でもそこそこ面白い。夕方にはOさんが帰らないと行けないとの事で、１５時には切り上げて帰る事に。Y店に戻りOさんは車で帰ろうとしている。帰り際にまた一言。「間違ったの・・・ごめんね」Oさんはそう言い残し、そのまま帰ってしまった。一体何を間違ったのかはっきり言わないからモヤモヤしながら自分の部屋に戻ると、いつも恋愛相談をしているMさんが部屋にやってきた。Mさんに昨日の夜の出来事と、Oさんに間違ったと言われた事を説明する。するとMさんからあっさり答えが。「Oさんはマスターと間違えて自分にキスしたみたいだよ。」パチンコを打ちながらOさんもMさんに昨日の出来事を話していたらしい。いつもマスターにあんなディープなキスをしてるのねwそれよりも酔い潰れてても以外と記憶がある事に驚いた。自分がショックに打ち拉がれていると、Mさんが「それよりも・・・話があるんだけど・・・」と、この後、驚く事を言われる事となるのでした。A県Y店編その１７に続く。

April 19, 2012

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Y店ラブストーリー４（A県Y店編その１５）

Oさんが部屋に泊まるという大チャンスを生かせぬまま眠れぬ夜を過ごし朝を迎えました。まずIくんが起きる。フローリングの玄関で寝てたので体が痛いと言う。お前さえそこにいなければ！と心の中で叫ぶが時は既に遅し。朝８時前にはYくんがパチンコに誘いに部屋にやって来た。しばらくするとMさんもやって来た。Iくんもパチンコに誘ったが疲れたので寝ると言う。お前さえ部屋で寝てくれていたら・・・どうなっていたかはわからない・・・チャンスはあったかも知れない・・・しかし酔った相手を襲うのも卑怯な気がする・・・Iくんを責める事も出来ないし、一線を超えなくて逆に良かったと自分に言い聞かせた。みんながぞろぞろ集まって来たのでOさんも目を覚ます。あっ！と言う顔をして目を覚ました。起きてすぐに言うのは申し訳ないが、みんなでパチンコに行くけどどうするか聞いてみた。するとOさんも一緒にパチンコに行くと言う。しかしOさんはパチンコを１回もした事がないらしい。一緒にパチンコに行けるなんてラッキー！最初はそう思ったのだが・・・Oさんは自分に何か言いたそうにしている。目がそう訴えかけているのがわかった。車に乗り込む前にOさんに柱の影に呼ばれる。Oさんは自分に一言ポツリと呟く・・・「間違った・・・・」え？間違ったって何？？？？みんなが集まってきたので話はそこで終わり、詳しく聞くことが出来ずにYくんの車に乗り込む。間違ったの意味とは・・・突然言われて思考回路をフル回転させるが、全く訳がわからない。その時は何の事なのかよくわからなかったが、すぐに判明する事になる。A県Y店編その１６に続く。

April 18, 2012

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Y店ラブストーリー３（A県Y店編その１４）

恒例の店休日前日の飲み会で酔いつぶれたOさんとIくんを店長の車でなんとか連れて帰る。Oさんは隣のT市から車で通っている為、ここまで酔っ払ってたら帰れる訳が無い。OさんをどうするかMさんに相談したら、Mさんに自分の部屋に泊めてあげたらと言われ・・・ほんと何もしませんから！と心に言い聞かせながら、自分の部屋のベッドに寝かせる事にした。自分の部屋に二人っきりかと思ったら・・・玄関にIが寝ている・・・「おい！I！！起きて自分の部屋に戻れよ。」起こそうとしても全く起きない。Iくんは２つ隣の部屋だからなんとかお越して二人っきりになりたいのに・・・２階の見取り図はこんな感じ。Iくんの部屋まで歩いて５歩位。揺すっても叩いても全く起きない。こいつ絶対意識あるな・・・Oさんと二人っきりにさせない為に寝たふりしてやがる・・・自分は部屋の真ん中でベッドに寝ているOさんを見つめたり・・・部屋の入口で寝ているIくんを見つめたり・・・ただただ虚しい時間だけが過ぎていきました。明日が休みとは言え、そのまま朝まで起きているわけにもいかず、隣で添い寝だけでもさせてください(＞＜;)電気を消してOさんの寝ているベッドに添い寝しました。添い寝しているだけで心臓はバクバクして・・・寝るどころでは無いwwwwつかず離れずの位置をキープしていると、Oさんがいきなり自分に抱きついてきてキスしてきた。いきなりの事で体が固まった。めっちゃ酒臭いけど・・・ディープなキスをされた・・・しかしOさんは完全に酔っ払って寝ぼけている・・・このままでは理性を抑える事が出来なくなるのでベッドから出る事にした。Iくんさえ居なければ・・・あいつをここまで邪魔だと思った事は無い。そのまま酔っ払った二人を見つめながら朝を迎えるのでした。A県Y店編その１５に続く。

April 17, 2012

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Y店ラブストーリー２（A県Y店編その１３）

恒例の店休日前日の飲み会に、始めてOさんが参加する事になりました。自分とIくんはめっちゃ喜んでたのですが、仕事以外で話すのはほとんど始めてで何を話したらいいのかわからず・・・いつも相談に乗ってもらっているMさんが場を仕切る感じでいろいろ話を聞き出してくれていました。Oさんの話はやっぱりマスターの事ばかりで、自分としては少しテンションが下がる感じでした。OさんはY店で週３日２０時から閉店まで働いていました。バーの仕込みを手伝ってからY店に来るので２０時からしか働けないとか・・・残りの３日はバーでマスターの手伝いをしているらしいが、バーはあまりうまくいってないので給料はもらってないとか・・・Oさんの話を聞いてるといろいろ大変そうでした。よっぽどマスターの事が好きなんだなと・・・そう思いました。Iくんもマスターの話は聞きたくないみたいで、やけ酒のようにとにかく飲みまくる。Iくんは酔っ払うと沖縄弁でしゃべり出すので何を言ってるかさっぱりわからなくなる。以外だったのはOさんもお酒好きみたいで、Iくんと競うようにかなり飲んでいました。普段はおとなしいのに酒が入ると人が変わり、かなりハイテンションになってました。バーでマスターとゆっくり話をする間も無く・・・気づいた時にはIくんもOさんも酔い潰れていました。飲み会もお開きの時間になり、酔いつぶれたIくんとOさんを連れて行く事になり、MさんにOさん運転して帰れないよね？と相談すると、自分の部屋に泊めてあげたら？と・・・ええええええええええええ！！！！！！まじで！！！！！！！！！！！！！！いいの？？？？？？？？？？？？？？心臓ははち切れんばかりにバクバクしながら店長の車に二人を乗せて寮へ向かうのでした。A県Y店編その１４に続く。

April 16, 2012

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牙狼（GARO）～MAKAISENKI～　vol.3

牙狼（GARO）～MAKAISENKI～は毎週録画してましたが、全く見る余裕が無く最終回を迎えました。ブルーレイは全巻予約してありますので、そちらが届いてから見ている感じです・・・届いてからしばらく経ちましたがせっかくの休みなので、今から見ようと思います。GARO好きな方には是非見てもらいたいです。自分はカオル役の肘井美香さんのファンなので、そっち目当てで見ている感じですw【送料無料】牙狼＜GARO＞ MAKAISENKI Vol.3価格：4,274円（税込、送料別）

April 15, 2012

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Y店ラブストーリー１（A県P店編その１２）

当時のY店での恋愛事情について書いていきます。※登場人物の詳細は花満開事件その後（A県Y店編その１１）に書いてあります。Y店では店長を始め、スタッフ同士の仲が良く、休みの日は一緒にパチンコに行ったり、閉店後は寮生の部屋に集まって朝まで話したり、店長の奢りなのか会社の経費なのかよくわかりませんが、店休日前日の閉店後は居酒屋に行くのが恒例でした。自分はお酒は飲めませんが雰囲気が好きで一番騒いでましたし、Iくんは沖縄出身だけに酒が強く飲んだら無口になるタイプでした。スタッフ同士ざっくばらんに話す事が多いので、自分がOさんの事が好きな事は全員知ってましたし、同僚のIもOさんが好きだと公言してましたので、お互いライバルだと言う事はわかっていました。Oさんの方はと言うと、昼は喫茶店、夜はバーのマスターをしている妻子持ちの男性と不倫をしているらしい。これは自分が恋の相談をしているMさんに、Oさんに彼氏がいるのか探ってもらってわかりました。相手が不倫ならまだチャンスはあるかも知れないと思い、自分もIもOさんに告白したのですが、マスターの事が好きで諦めきれないし、５つも年下で弟みたいにしか思えないからごめんなさいと二人ともおもいっきりフラれました。しかしOさんの好きな相手には妻子がいるし、好きな気持ちはなかなか消す事が出来ないので、自分もIも諦めきれず片思い状態でした。店長をはじめ他のスタッフも応援してくれてたので、諦めたらいけない雰囲気もあったと思いますwOさんは仕事が終わるとマスターに会いに急いで帰る事が多く、Y店恒例の閉店後の飲み会にはほとんど参加しませんでしたが、いつか参加してくれると思って毎回誘っていました。Oさんと知り合ってから４ヶ月程が経ったある日の閉店後、MさんがOさんを恒例の飲み会に誘ってくれていました。どうせ今日も来てくれないんだろと思っていたら、「今日はマスターと会えないから・・・」と参加してくれました。その日はたまたまマスターが奥さんと約束があり会えないらしく、Oさんはすごく寂しそうな感じでした。Oさんはマスターと会えない寂しさを紛らわす為に、飲み会に参加したのだと思いますが、自分もIくんもそんな事は全く関係なく、Oさんとゆっくり話す始めてのチャンスに、自分もIくんも超ハイテンションで飲み会に向かうのでした。A県Y店編その１３に続く。

April 15, 2012

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花満開事件その後（A県Y店編その１１）

前回書いた、花満開事件では、周りスタッフに大変迷惑をかけてしまいました。ホールに戻って襲われたら危ないという事で、しばらく事務所で待機するように命じられ、その日は終日、事務所でまったりと、ソファに座ってカメラを見ているだけで一日は終わりました。その後、あの本職のおじさんはと言うと、Y店の花満開の常連になっていましたw自分の顔を見ると気さくに話しかけてくれるようになり、暴れる事も無く、すごく良いお客様になっていました。主任だけは全く近づかなかったですけどｗそれではOさんとの恋愛ネタを書こうと思いますが、その前に登場人物について詳細を書いておきたいと思います。※年齢は当時の年齢です。自分（２１歳）一応このブログでは主人公になりますｗ家出して各地を転々と放浪している。ちょっぴりヤンチャな２１歳。店長（３０代後半）見た目はアンパンマンです。すごく優しい店長でヤンチャな僕をすごく可愛がってくれました。すごく良い人なのに独身でした。副店長（３０代前半）この方もかなり優しい人でした。既婚者でした。主任（２０代後半）短髪パーマでチャラい主任です。子持ちの女性（元スタッフ）と結婚し、女の子が最近産まれ溺愛していたが、連れ子（男の子）を可愛がらない事で有名でした。班長（４０代前半）元東芝のやり手の営業マンだった（らしい）見た目はどこから見てもボヤッキー。栃木弁で声がやたらと甲高い。Mさんというスタッフに密かに好意を寄せている。Oさん（２６歳）僕が片思いしている女性です。喫茶店のマスター（妻子持ち）と不倫しているらしい。同僚のIも好意を寄せている。Mさん（２８歳）僕が恋の相談をしているお姉さん的存在です。班長に密かに好意を寄せられている。常連の不動産会社の社長にも言い寄られている。Iくん（２１歳）沖縄出身で自分と同い年なので仲良くしていました。見た目は山田親太郎くんを小さくしたような感じ。結構イケメンだが性格はおとなしくそんなに遊んでない。自分と同じくOさんに好意を寄せている。いわゆる恋敵というやつ。Yくん（２０歳）Y店で自分の始めての後輩となったスタッフ。自分に車の免許を取るように勧めてくれた。一緒にパチンコ行ったり、競馬に行ったり、とにかく一緒にいる時間がとても多かった気がする。恋愛ネタに登場する主要人物の基本情報です。これらの登場人物が絡み合っていきます。気になる話の続きは・・・次回という事で！A県Y店編その１２につづく

April 14, 2012

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花満開事件（A県Y店編その１０）

リニューアルオープンから連日大盛況で、毎日、朝一から３００名以上の行列が出来る事が当たり前になっていました。朝から駐車場は超満員で、開店して１時間後には空台も無い状態です。当時のCR機の確変は３回ワンセットが主流で、２回目、３回目の大当たりでまた確変図柄で当たれば、そこから更に２回の大当たりが保障されるので、現金機の連チャンするかしないかは運次第より、連チャンするのが見た目でわかる確率変動がようやく認知され始めた時期でした。当時のCR機は１０００円、３０００円、５０００円、１００００円のCRカードを購入してから遊戯しなければいけない為、５０００円分買って余ったりすると後日でも使えるとは言え、精算は出来ないので損した気分でした・・・そんなCR機が出始めの頃に大量設置をしたものですから、遠くからもたくさんのお客様がいらっしゃっていたと思います。Y店でCR機と言えばオープン当日から設置してあるCR花満開が当然一番人気でした。確変突入率は2/15でなかなか入りませんが、継続率は6/15で以後２回の大当たりまで継続なのと、大当たり終了後の保留１回転目は連チャンが期待出来るなど、爆裂連チャン機として連日鉄火場状態でした。そんな殺伐としたCR花満開コーナーには、たまにガラの悪いお客様がいらっしゃいます。リニューアルオープン後のある日、花満開コーナーの担当になった時の事、お昼頃にはドル箱が足らなくなる程出まくっていました。しかし中には、はまっているお客様もいらっしゃいまして・・・見るからに本職のお客様がおおハマりしており、両隣りは３・７で当たりまくって大連チャン状態。辞めようにも空き台も無く辞めれずヤケになっていたのだと思います。しばらくすると台をどつき回したり、「この台はどうして出んのじゃーーー！」と大声で怒鳴り出し、他のお客様の迷惑になっていたので大声を出さないように注意すると、「この台は壊れとるんじゃないか」とか、「もう○万円使っとるのに当たらんのはおかしい」とか、絡んでくる始末。当時の自分はまだ血の気が多い方だったので、「他のお客様の迷惑になるなら帰って下さい」と言ってしまい、その本職のお客様を激怒させてしまいました。「俺が一声かければ何人の兵隊が集まるのか知っとるのかーー！？」本職の方にぶち切れられてそう言われましたが、自分も一歩も引かずに対応していると、班長が自分の所にすっ飛んできて事務所に戻るように言われました・・・その後主任が対応したらしいですが外でぼっこぼこに殴られたそうですｗその本職のおじさんが主任に、「あの兄ちゃん良い度胸しとる。うちの事務所にスカウトしたい。」みたいな事を言っていたそうです。自分は兵隊になるつもりは毛頭ありません。僕のせいで主任がぼこられてすみませんでした。ガラの悪い人にはくれぐれも気をつけて対応しましょうｗOさんとの恋愛は片思いのまま進展せず、忙しい日々はまだまだ続くのでした。A県Y店編その１１に続く。

April 13, 2012

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リニューアルオープン（A県Y店編その９）

Y店に入社して半年ほど経過した頃、リニューアルオープンする事になりました。今でこそCR機は当たり前ですが、当時のY店では全６００台中８０台がCR機でした。お上の方からもCR機の導入を推進している時期でもあり、８０台から一気に２４０台にするという大掛かりなものでした。当時のCR機はスロットのように設定があり、同じ台でも大当り確率が違ったりするのと、最高設定でも現金機に比べて大当り確率が辛い事もあり、まだまだ現金機の人気が衰えてない時期でしたので、Y店がCR機を増やしたという噂は広がり、リニューアル当日はものすごい数のお客様と、業界関係者もかなりの人数が来店されていました。その業界関係者の中に・・・給料を受け取る為に店へ向かう。（A県P店編その１７）で、「今後、二度とパチンコ店では働きません。」と念書を書いた、P店の営業部長と人事部長も来店していました・・・バレないようにしようと思っても、店内を忙しく走り回っているので逃げようが無く、向こうも自分に気づいたらしく、視線を感じたので一応、会釈をすると、こっちにおいでと手招きをしています・・・目が合うたびに手招きをするので、無視し続ける訳にもいかず、腹をくくって近づくて行くと、いきなりボディブローを食らわされました。店内で本気で殴ってくるとは思っていなかったので、ほんとびっくりでした。かなり痛かったけど痛い顔をすると悔しいので、平気な顔をして会釈して立ち去りました。念書を書いてから半年も経っておらず、こうも簡単に見つかるとは思っていませんでしたが、それ以上は何もされなかったので不幸中の幸いですw当時のパチンコ店の店長以上の人は、こんな感じでガラの悪い人が多かったです。Y店の店長はすごく優しい人だったので、全てのパチンコ店の店長がそうでは無かったですが・・・そんな再会もありましたが、リニューアル初日は大盛況の内に終了しました。A県Y店編その１０に続く。

April 12, 2012

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Oさんとの出会い（A県Y店編その８）

おばあちゃんのお墓参りからトンボ帰りでお店に戻り、翌日から早速仕事です。自動車学校も行かなければ行けないのですが、仮免の直前でサボりがちになってました。何事にもイマイチのめり込めない状況でした。そんな毎日を過ごしている中、Y店に夜のアルバイトでOさんという方が入社されました。年齢は自分より５つ上でした。時間帯は２０時から０時までという遅番でも遅めの時間帯です。しかも週に３日位しか出勤しないのですが、だんだん会えるのが楽しみなってきます。簡単に言えばOさんに一目惚れしたのですw同じくOさんに一目惚れした男がいました。沖縄出身のIという男です。Iくんとは結構仲良くしてましたが、恋敵として火花を散らす事となります。自分は恋の相談はMさんという７つ上の女性にしてました。IもMさんに相談していたようですが・・・Oさんは喫茶店のマスターの事が好きなのですが、そのマスターには妻子がいるとか・・・それでも諦め切れずに離婚するのを待っているらしい。Mさんからそんな情報を聞いていく内に、諦めようかと思ったりもしましたが、徐々に自分とMさんとIくんとOさんと４人で、休みの日に遊びに行く位の仲にはなっていました。そんな状況もあっさり急展開を迎える事となります。A県Y店編その９へ続く。

April 11, 2012

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お墓参り（A県Y店編その７）

母からの突然の電話で祖母が亡くなったのを知り、お墓参りをする為、帰省しました。家出した時は二度と帰らないつもりでしたが、ここは強がる時では無い。新幹線に乗り、久しぶりにF県へ。１年半ぶりの実家はあまり居心地の良いものでは無かったけど、１泊で帰る予定なので着いて早々に、おばあちゃんのお墓参りに向かった。おばあちゃんお葬式に出れなくてごめんね。心の中でおばあちゃんにそう伝えた。用事はお墓参りだけだったが、久しぶりに父方の祖母に会いに行く事にした。父方の祖母は体が悪く入退院を繰り返している。その時も入院していたので病院へ向かった。その病院は自分が産まれた病院で、母が以前働いていた病院でもあるので、何かと縁が深い病院であった。おばあちゃんに会うなり、おばあちゃんは涙を流して喜んでくれた。ずっと自分の事を心配していてくれていたらしい。ずっと連絡が取れないからオウムにでも入ったんじゃないかと、ニュースを見る度に自分がいないか探していたらしい。オウムにも入ってないし元気でやっているから、おばあちゃんも元気でねと伝えた。元気なおばあちゃんと会うのはこれが最後になるとはその時は思っていなかった。もうちょっとゆっくりすれば良かったのかも知れないが、翌日の朝にはA県に戻る事にした。母が新幹線のホームまで送ってくれたが、ホームの向こうで大泣きしていた。「がんばりなさいよ」母は泣きながらそう言っていた。自分は「うん」と頷いた。母の目の前では絶対に涙は見せなかったが、新幹線がホームを離れた瞬間、涙が止まらなかった。こんな息子でごめんなさい。心の中でそう言う事しか出来なかった。A県Y店編その８に続く。

April 9, 2012

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母からの電話（A県Y店編その６）

Y店に突然母から自分宛に電話があった。家出して以来、ほとんど連絡をしておらず、居場所を知らせていなかった為、どうして居場所がわかったのか驚いた。母は電話に出るなり泣いていた。どうしても伝えなかればいけない事があり、居場所を探していたらしい。その電話の内容とは「ばあちゃんの死」だった。あえて「祖母」とは書かず「ばあちゃん」と書く。ずっとそう呼んでいたから・・・ばあちゃんはじいちゃんが病気になった時、ずっと病院に通い毎日、介護していた。じいちゃんが亡くなった時、張り詰めていた糸が切れたかのように、ばあちゃんは鬱病になる。母の勤めている病院に入院したり、少し良くなれば退院したりを繰り返し、自分が家出する直前は母の兄宅には戻らず、当時スロプーだった自分の面倒を見る為にうちに居てくれていた。自分もばあちゃんが鬱病だという事はわかっていたが、鬱病がどんな病気かよくわかっておらず、ばあちゃんと一緒にいるより、スロットに行く事が多かった。それからしばらくして自分は家出した。ばあちゃんは自分の家に居ても一人きりになってしまう為、母の兄の家に戻ったらしい。母の兄宅に戻ってしばらくして、ばあちゃんは風呂場の脱衣所で首を吊って自殺した。母の兄の奥さんが昼休みに自宅に帰った時に発見した時には手遅れだったらしい。家庭の事情で子供の頃からばあちゃんといる事が多かったのに、大好きだったばあちゃんの最後を見てあげられなかった。母が自分を探し出してくれその話を聞いた時、ばあちゃんが亡くなって３ヶ月が経過していた。おばあちゃん家出して最後まで心配かけてごめんなさい。おばあちゃんの葬式に出ることが出来なくてごめんなさい。大好きだったおばあちゃんにおばあちゃん孝行出来なくてごめんなさい。今では鬱病がどんな病気かわかるけど、心の病気は外から見えないのでもっと一緒に居てあげれば良かった。今でもずっと後悔しています。母と電話で話しながら自分も泣いていました。家出した時、あれほど怒っていた母が、お墓参りに帰ってきなさいと言ってくれた。自分は次の休みに帰るよと言い電話を切った。電話を切った後、お店に事情を説明し、次の休みで連休をもらい実家に帰る事にしました。A県Y店編その７に続く。

April 7, 2012

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免許を取りに行く（A県Y店編その５）

Sさんが退職して間もなくの事、Yくんの勧めで自動車学校に通う事にしました。自動車学校に事前に説明を聞きに行ったのですが、住民票が必要との事ですぐに入校出来ませんでした。思えば家出して以来、住民票は実家のままでした。まだ世間の事がわかっていなかったので、住民票を異動するという事自体わかっていませんでした。遅番の時は手続きをしに市役所に行ったり、スロットに行く暇もありませんでした。一週間程経過したある日の事、住民票をお店の２階の寮に異動させる事が出来、自動車学校にも無事入校出来ました。入校してしばらくは真面目に通っていましたが、少しずつさぼりがちになっていました。仮免を取るのに２ヶ月位かかったと思います。仕事と自動車学校の両立は結構大変で、学生の内に免許取っておけば良かったとつくづく思いました・・・そんな生活をしていたある日の事、お店に自分宛の電話がかかってきました。電話がかかってくるのは始めての事だったので、一体誰なのか？不安に思いながら出ました。電話をしてきたのは他でも無い母からでした。どうしてここにいる事がわかったの？？？頭が真っ白になっていました。母が泣きながら言ったのは、どうしても伝えなければいけない事があり、ずっと探していたと言われました。電話で言われた内容が衝撃過ぎて、どうして居場所がわかったのか？そんな事はどうでもよくなりました。この電話の内容について、いまだに後悔しています。A県Y店編その６に続く。

April 5, 2012

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Sさんとの別れ（A県Y店編その４）

Sさんが今月一杯で退職すると聞き、その日の仕事終わりに話をしました。自分としてはみんなと仲良くやってたし、夢があるのもわかってたので、あえて少し距離を取っていた所がありました。そのせいで相談も全く無かったのかも知れません。Y店で働くきっかけになったのは自分なので、辞めるという決断をした事に責任を感じていました。しばらくほとんど話をしてなかったので、気まずい空気が流れていましたが、長々と話をしても仕方ないと思い、率直にSさんに辞めてどうするのか聞いてみた。やはりSさんは歌手になる夢が諦めきれないらしく、３ヶ月で貯めたお金と実家の両親にお金を借りて、東京に行くらしい。生活費をレッスン費がかかる為結構な出費になると言う。とりあえず夢を掴んで欲しいので、頑張って歌手になってね！としか言えなかった。話が終わった後、カラオケに行こうという事になり、早番メンバーを集めて、Sさんの歌を聴く事にした。Sさんとは何度か一緒にカラオケに行ったが歌はかなりうまかった。Sさんが歌手になればテレビやCDでまた歌が聴けると思っていたが、その日がSさんの歌を聴く最後の日になった。Sさんが歌手でデビューしたという話は全く聞いていないので、その後についてはわかりません。歌がうまいだけでは歌手にはなれません。Sさんの件でそれは実感しました。運やタイミングも大事だと思います。Sさんが辞めて少したった頃、Yくんの勧めで車の免許を取りに行く事になります。いつもSさんかYくんの車で移動してたので、そろそろ自分で運転したいと思ってました。この決断が今後の自分の展開を大きく左右する事となるとは、その時は全く思っていませんでした。A件Y店編その５に続く。

April 3, 2012

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再開と別れ（A県Y店編その３）

研修旅行も無事に終わり１ヶ月程が経過しました。みんなとも仲良くなり、平和な日々を過ごしていました。ちょうどその頃、新店舗が出来る話があり、今の店舗から５名程、新店舗に異動になるらしく、社員が補充でかなり人が増えてきました。自分は入ったばかりなので新店舗には行きませんが、今の店の戦力として頑張らなければなりませんでした。仕事にも慣れてきた頃、遅番の時は毎朝ですが、朝一で近くのD店にニューパルサーを打ちに行ってました。D店のスタッフはブラジル人ばかりで、片言の日本語で店内アナウンスが飛び交っていました。ある日、D店に通っているとブラジル人に混じって、見た事のある顔が・・・それも二人・・・なんとD店で、年齢詐称疑惑（A県P店編その９）で書いた、M先輩とA子が働いていました。A子は相変わらず年齢をごまかしていたみたいですが・・・二人でP店を辞めてしばらくM先輩の実家にいたらしいのですが、仕事をしないと生活出来ない為、このD店で働き始めたらしいです。落ち着いたら結婚すると言ってましたし、幸せそうで何よりでした。Y店での勤務も順調に３ヶ月程経過したある日の事、朝礼である事を主任が発表しました。「Sさんが今月一杯で退職する事になりました。」え？まじ？急にどうして？頭の中でそんな言葉が駆け巡りました。自分はYくんと一緒にいる事が多くなり、SさんもIさんという女の子と仲良くしていたので、自分が心配しなくても大丈夫だろうと、あまりSさんとは話をしていなかったのですが・・・とりあえずその日の仕事終わりにSさんと話す事にしました。A県Y店編その４に続く。

April 2, 2012

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研修旅行へ（A県Y店編その２）

入社３日目に研修旅行に参加する事になりました。まだ入社したばかりなので断ろうとしたのですが、店長が参加しなさいというので渋々ですが参加しました。グループの数店舗の人が集まってましたので、結構な大人数での良好になりました。行き先は九州でした。早朝にタクシーで空港まで向かい飛行機で大分へ。数時間で宮崎に到着しました。初日は大分を観光しました。別府温泉の地獄巡りと、高崎山のお猿さんを見に行って、そのままバスで宮崎に入りました。ホテルに付くのめっちゃ早いなと思ったら、ホテルの近くにシーガイアがあるので、行きたい人は行って下さいと。入社３日目でまだまだ絶賛人見知り中だし、そもそも自分は泳げないのでホテルで寝てました。２日目は自由行動かバスツアーか選択して下さと言われ、自由行動する程のお金が無かった為、バスツアーを選択しました。大体半々に分かれた感じです。どこを回ったかと言うと・・・宮崎県内のパチンコ店でしたw普通は観光地を回ると思いますよね？さすが研修旅行というだけにパチンコ店を視察で３店舗ほど見て回りました。一応人気の高い店をピックアップしたらしいです。１店舗当たり１時間位の滞在なのですが、みんな短時間でも打つんですよ。短時間では勝負にならず結構負けました。お金が無いのでバスツアーにしたのにとんだ出費です・・・パチンコ店を見てまわった後はそのまま空港へ。飛行機でA県へ帰りました。早速、翌日から仕事なのでゆっくり休む暇もありません。こんな感じで思い出もくそも無い研修旅行でしたが、少しずつ打ち解ける事が出来た事は収穫だったと思います。A県Y店編その３に続く。

March 31, 2012

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初出勤（A県Y店編その１）

いよいよY店での初出勤です。前日の夜に面接したばかりで、朝、寮に入ったばかりでバタバタしてましたが、働かないと暮らしていけないので贅沢は言えません。Sさんと二人で遅番での出勤となりました。おそらくみんなにはカップルと思われてたと思いますが、付き合うとか付き合わないとか確認して無く、ただ一緒にいるだけの微妙な関係だと自分では思っていました。Y店は担当コースが決まっています。一人２島の８０台ずつの担当です。P店の時のように常に走っていなくてもOKです。ホールで歩く習慣が無かったので、すごく楽に感じました。P店はCRコーナーが２島設置してあり、CR花満開４０台とCRフルーツパッションが４０台、現金機はえびすVが２０台、フィーバークイーンが２０台、エスケープが４０台、黄門ちゃまが２０台、羽モノ（機種は忘れました）が４０台、スロットはニューパルサーが４０台、他にもパチンコの機種はありましたが忘れました・・・というのも数ヵ月後に大幅入替がありますので。入社した時のラインナップはこんな感じでした。Y店はグランドオープンから半年位しか経ってないので、すごくきれいなお店でした。残念な事に今では当たり前のインカムは無かったので、全員がマイクを持って店内放送でやり取りしていました。数年前に自分が遊びに行った時もマイクを使っていましたので、いまだにインカムが無い可能性もあります。最近は近くを通る事はあっても寄ってないので、たまには顔を出そうかと思います・・・当時のY店では研修旅行があり、店を２日間休んで全員で１泊で旅行に行くのですが、その研修旅行が入社３日後に訪れます。Sさんと二人でまだ入社したばかりなので断ろうかと話をしたのですが、旅費は無料だから是非参加しなさい店長からのお言葉を頂き、半分嫌々ながらも参加する事になりました。まだ誰が誰だかわからない状況での研修旅行はかなり不安でしたが・・・次回はその研修旅行について書いていきます。A県Y店編その２に続く。

March 29, 2012

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（A県P店編その２０最終回）

Yグループの面接を無事クリアし、深夜１時頃Aくんのマンションに戻りました。Aくん、Bくん、CさんにYグループで明日から働く事になったと報告。BくんとCさんは一緒に働きたいというが丁重にお断りした。次の日の朝、お世話になったAくんのマンションを後にする事となる。Aくん、Bくん、Cさんとはその日以来会っていない。Aくんはお金が貯まったら海外に留学したいと言っていた。Bくんはもう一度営業の仕事がしたいと言っていた。Cさんは主婦になりたいと言っていた。みんな夢を叶えているだろうか・・・あの日一緒に過ごした日々を今でも忘れていません。朝一番でY店へ向かう。片道２時間半の道のりもあっと言う間だった。店舗に付くと昨日の班長では無く、主任が対応してくれた。この主任も話好きな人で根堀葉堀聞いてくる人だった。チャラい感じの人で少しウザかったがなんとか受け流した。ちなみにこのI主任は今はこの店舗で店長をしている。いまだに自分の事を覚えてくれていて、遊びに行くとちょっかいを出してくる。性格は全く変わってないw部屋は自分が６号室でSさんは７号室に案内された。キッチンとユニットバスとテレビとビデオとベッドだけの簡素は部屋だった。Tくんに預けた荷物は全て処分されてしまったので自分の荷物は何も無かったが、ここで新しく生活が出来るだけ感謝の気持ちで一杯でした。最後に主任から水道とガスは無料だが、エアコンを使った分だけ電気代を給料から引かれると説明があった。一通り説明が終わると制服のサイズを合わせて、その日の遅番から早速仕事をする事になりました。今回でA県P店編は最終回です。次回からA県Y店編として書いていきます。A県Y店編その１へ続く。

March 28, 2012

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Yグループに面接に行く（A県P店編その１９）

夕方６時過ぎ、Aくんのマンションを飛び出し、Yグループに面接の問い合わせで電話しました。電話に出た方は栃木訛りの甲高い声のおじさんでした。すぐにでも面接して欲しい事と、女性と二人で面接して欲しい事を伝えると、じゃあ今から来れるかな？と言われる。今からだと夜の９時位になると言ったのですが、９時から面接してあげるから今すぐおいでとの事。渡りに船とはこの事です。電話に出た方は甲高い声で調子の良さそうな人だが、すごく親切な人だと思った。Sさんに電話の結果を報告すると、車でYグループのO市のお店に向かった。Sさんには車の中で面接に行くお店の説明をした。まだグランドオープンから半年しか経ってない新店舗で、一度だけ遊びに行ったが雰囲気は良かった事伝えた。下道で行ったので、２時間半程で到着。履歴書は車の中で書いたが、写真は貼ってない。必死だったのでそこまで頭が回らなかった。９時の約束だったので急いでお店のカウンターに行き、面接で来た旨を伝えると、すぐに事務所に通された。事務所に入るとおじさんがいた。そのおじさんは班長さんとの事。見た目はタイムボカンシリーズのボヤッキーに似ている。栃木訛りの甲高い声はすごく印象的だ。写真も貼ってない履歴書を渡し、面接をしてもらう。今は二人とも住む所も無い事を正直に伝えた。今までのいきさつもすこしだけ話をした。班長さんは話好きな人で、面接なのに自分の身の上話を始めだす始末。班長さんは栃木の出身で、東芝の敏腕営業マンだったらしい。大学を出てから東芝一筋で、家も買い、順風満帆の生活を送っていたが、借金をきっかけに離婚をする事になる。離婚をきっかけに人生が狂い始め、アチコチを転々としながらYグループに辿り着き今に至るらしい。班長さんと身の上話や世間話を１時間程した。面接と言うより班長さんの話好きに付き合っただけでした。班長さんも路頭に迷っている時にYグループと出会ったから、君たちもこのまま路頭に迷わす訳にはいかない。始めて面接して、始めて採用する二人だから頑張って欲しいと言ってくれた。いつもは店長さんが面接をするのだが休憩で２２時にしか戻らないらしい。面接が終わる頃、店長さんが休憩終わりで戻って来られたが、アンパンマン的な丸顔で優しそうな人でした。実際すごく優しい人でしたけど。かなり適当な面接だったけど・・・寮にも翌日から入れる事になった。夫婦部屋と個人部屋があるけどどっちにすると聞かれたが、まだ微妙な感じだったので個人部屋２つにしてもらった。つい数時間前にパチンコ店では働きませんと念書を書いたばかりだったが、早速約束を破る事になります。バレなければわからないと思っていたけど・・・結構簡単にバレてしまいますwその話はまた次の機会に。Aくん達に結果を報告する為、K市までの２時間半の道のりを戻りました。帰りはすごくホッとしたのを覚えています。A県P店編その２０に続く。

March 27, 2012

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もう後が無い。（A県P店編その１８）

事務所で給料を受け取り、みんなが待つ駐車場に戻り、暴行を受けた事と、８万円しか無かった事を伝えた。他の３人に給料いくらだったか確認すると、２０万位あるらしい・・・おれだけか・・・ほんと嫌になるな・・・警察に言った方がいいんじゃない？との意見もあったが、これ以上面倒な事に巻き込まれたくないので断った。とりあえず店に来たついでだったので、Tくんに荷物を預けていたので受け取る為に連絡を取る。数日振りにTくんと会ったのだがなんだか浮かない顔。自分が「預けてあった荷物を引き取りに来たよ。」と言うと、「実は・・・荷物は店長の指示で処分しました・・・」とTくんは言う。「え？じゃあ・・・おれのゲームとか服とかも全部無いの？」Tくんは黙って頷く。まじか・・・Tくんを信じてお願いしていたわけだが、自分が撒いた種なので怒るに怒れない。かなりショックだったが、やり場の無い怒りをどうにか抑えた。荷物を受け取っても住むところも決まってないし、そう自分に言い聞かせ、諦める事にした。とりあえずこれからどうやって暮らしていくのか・・・それを決める事の方が大事だ。給料は８万しか無く、荷物は処分され・・・かなり落ち込んだまま、店を後にした。そのままAくんのマンションに戻り、今後について４人で相談する。BくんとCさんカップルにどうするか聞くと、何も決まってないから、しばらくAくんのマンションでお世話になると言う。自分はAくんに迷惑をかけたくないし、お金も無い。このままダラダラするより何か行動を起こそうと決めていた。しかし住む所も無く、八方塞がりな状況だ。いろいろ悩んだが、ちょっと電話してくるとだけ伝えて外に出る。公衆電話に着くと実家に電話をしていた。家出をして１年ちょっと経っていたがA県に来て初めて電話をした。母と久しぶり電話で話したが、かなり怒鳴られた。今どこにいるのか聞かれ、A県にいる事だけは伝えた。生活に困っているので女の子と二人で実家に戻ってもいいか聞いたが、あっさりと断られました。あんたの事はもう知らんと。自分もやけになり、二度と電話せんわ！と言い電話を切った。喧嘩するつもりでは無かったが勝手に家出しておいて、いきなり電話で女の子と帰るって言えば怒るのは当たり前か・・・住む所と仕事を同時になんとかするには、やっぱりパチンコ屋しか無いか・・・前にO市の店にいる時にYグループの人から、うちの店に来ない？って誘われたのを思い出した。Pグループは年末年始休み無しでお年玉は１万円だったが、Yグループは大晦日か元旦のどちらかが休みでお年玉は３万円と聞いていた。待遇が良くて羨ましいなと思った記憶がある。Yグループに行ってみるのもありかな・・・急いでAくんのマンションに戻ると、「Yグループってパチンコ店があるんだけど、Pグループより働きやすいと思うから一緒に行ってみない？」Sさんにそう相談した。Sさんに「行ってもいいけど、パチンコ店で働かないって念書書かされたんじゃないの？」そう言われたが、「そんな念書関係無いから。面接してもらえるか聞いてみるね。」念書を書いて数時間しか経っていなかったが、生きていく為には知ったこっちゃない。時間は夕方６時を過ぎていたが、明日までなんて待てない。Yグループに電話する為、マンションを飛び出したのでした。A県P店編その１９に続く。

March 26, 2012

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給料を受け取る為に店へ向かう。（A県P店編その１７）

給料を受け取る為にはお店に行かなければならなくなり、お店に向かう事にしました。小１時間でお店に到着。出来れば行きたくなかったが逃げても仕方がない。駐車場で３人とは別れ、一人で事務所に向かいました。このお店の事務所はかなり狭い事務所で、防犯カメラのモニターが大半を占めている。人が数人もいれば狭苦しい事務所です。カウンターの女の子に一言断りを入れ事務所の中に入ると、部長と店長と主任がおり、逃げられないように鍵を締められる。自分はとりあえず何か言わなければと思い、「ご迷惑かけてすみませんでした。」と言うと、営業部長が怒声と共に自分にボディブローをかましてきた。自分は身長は１８０センチを越えているが体重は６０キロ程、営業部長は見るからに１２０キロ以上ある巨漢で、まともにやったらやられるのは目に見えています。相手は３人だし、自分は一切抵抗せず、営業部長と店長にボコボコにやられましたが、お前に期待していたから余計に腹が立つと言われたのがせめてもの救いでした。誠意を見せて謝罪をしろと言われたので土下座をした。人生において土下座で謝罪したのはこれが初めてだった。念書を書けと言われ紙とペンを渡された。「今後、二度とパチンコ店では働きません。」と書き、拇印を押した。どうしてこんな事を書かせるのかよくわからないが、書けば丸く収まると思い言われるがままに書いた。最後に部長から給料を渡されるが明らかに薄い。いつもは手取りで２３万位あったはずだが今回の給料は手取りで８万位だった。末締めの１０日払いだったので締めまではきちんと働いていたし、社長の給料はいくらでも出せの言葉を聞いていたので、少し期待していたが甘かった。迷惑料を引いてその金額だと言われると何も言い返せなかった。二度とパチンコ屋で働くなよ！最後にそう言われると、「はい」と頷き、ボコボコにやられた体を引きずりながら車に戻った。８万円の為にここまでされたのか・・・ただただ悔しい思いでいっぱいでした。A県P店編その１８に続く。

March 25, 2012

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ホールコンについて（その２）

ホールコンはどんな役目なのか。メーカーによって専門用語がありますが、業界関係者以外の方にもわかりやすく説明していきます。○売上の管理サンド売上計（お客様がお金を投入した金額）と金庫売上計（金庫に集まった金額）を表示します。サンドにお金を投入すると島内の搬送を通って島端の金庫にお金が集まります。どうして投入した時点と金庫に集まった時点で集計するかと言うと、トラブルで島内の搬送にお金が引っかかって金庫まで行かない場合もあります。そういう場合に誤差が出るのでどこの島を探せばいいのかわかります。古いお店だとトラブルは頻発します。１００円単位で売上を合わせないと帰れないので閉店後は必死で探すことになります。○台データの管理台から送られてくる信号を受け取り、集計して表示します。パチンコとスロットでは送られてくる情報も当然違います。細かく説明しても理解し辛いと思いますので、主要なデータのみ説明します。・パチンコの場合1.セーフ・・・パチンコ台が払い出した玉合計スタートチャッカーに入ったり、大当り時にアタッカーに入って払い出した玉の合計。パチンコ台にセーフの信号を出力する情報端子がありますので、そこからホールコンに信号を送る場合が一般的です。2.アウト・・・顧客が打ち出した玉の合計こちらがパチンコの稼働の数値となります。打ち出した玉は島内のアウトボックスに入るようになってあります。アウトボックスには玉が通過するとカウントするメーターがついていますので、そこからホールコンへデータが送られます。3.特賞回数・・・大当りした回数4.特賞出玉・・・確変や時短を含めた大当り１回の出玉。「TY」と言ったりします。初回大当り３回で10000個と5000個と1500個が出た場合、特賞出玉は平均の5500個となります。5.特賞１回の出玉・・・確変や時短を含めない１回の大当りの出玉。「T1Y」（特賞１回寄り）と言ったりします。２R当たりを含める場合と含めない場合がありますが含めると当然少なくなります。6.スタート・・・玉を１００個打ち出した時にスタートチャッカーに入った回数。最近の台はスタートは大体６回前後に調整されています。１００個打ち出して６個位しか入らないわけです。締める時は５回位に調整する時もあります。680や580のように３桁で表示するものもあれば、6.8や5.8のように小数点で表示するメーカーもあります。どちらもスタート6.8回と5.8回という意味です。S○回と言ったりします。7.特賞スタート・・・いわゆる大当たり確率です。「TS」と言ったりします。300であれば1/300、400であれば1/400です。メーカー発表の大当たり確率より甘ければTSが甘い、メーカー発表の大当たり確率より辛ければTSが辛いと言ったりします。8.ベース・・・通常時に、１００個打ちだした時の払い出し個数です。へその返しが３個の機種でスタートを６回の調整にすると、３×６の１８くらいのベースになります。１００個打ちだしたら１８個払い出しという事です。9.確変ベース・・・確変・時短中に、１００個打ちだした時の払い出し個数です。「BA」、「甘ベース」と言ったりします。確変ベースが１００なら確変中に玉が減らない調整です。最近は大体８０程度に調整されている事が多いです。８０だと確変中にじわじわ玉が減っていく感じです。スロットの場合。1.イン枚数・・・顧客が投入した枚数となります。パチンコとは逆でこちらが稼働の数値となります。７０００ゲーム回した場合、7000となります。１ゲームで３枚投入するので21000と表示するメーカーもあります。その場合でも、３で割って7000稼働と言います。2.アウト枚数・・・大当たりや小役などで払い出した枚数となります。3.特賞回数・・・大当たりした回数。4.特賞枚数・・・ビッグボーナスで払い出した枚数。5.特賞スタート・・・大当たり確率。6.ベース・・・コイン１００枚の投入に対するビッグボーナス以外の払い出し枚数。レギュラーボーナスの払い出しは含みます。古いホールコンだとARTの払い出しも含みますのでデータがバラバラになったりします。機種によってはARTはビッグボーナスで送信するようにしたり、データを正確に取るように試行錯誤しています。他にもいろいろなデータがありますが主要なデータはこれ位でしょうか。スタートやベースの数値でゴトや異常を察知しています。ベースが異常に高い場合はアウトボックスにが玉が詰まっているなどの原因が考えられますが、ゴト行為で不正に玉を出されていないかチェックします。スタートは大体６回前後に調整している為、６回を超えている場合（平均より異常に高い場合）も裏詰まりなどの原因が考えられますが、ゴトなどの異常が無いかチェックします。このようにホールコンは売上の管理をしたり、データを分析したり、異常を察知したりする目的で設置されています。最近では景品の管理も出来るようになっています。ホールコンは遠隔操作で大当たりや出玉を操作する事は一切出来ません。ネット上の間違った情報に騙されないように気をつけて下さい。

March 24, 2012

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給料日の悪夢（A県P店編その１６）

映画を見終わった後、Aくんのマンションに戻る事にしました。Aくんは既に出勤していましたが、鍵を預かっていたので部屋の中で休む事にしました。お店の状況はどうなっているんだろう。勢いだけで逃げてしまい少し気になっていましたが、班長も主任も新入社員もたくさんの社員が逃げたお店だ。俺たちも逃げて何が悪い？そう思う事により自分達を正当化しようとしていた。しかし逃げた事を後悔する時はすぐに訪れます。お店の状況はまだ勤めているAくんから聞いていました。営業部長は自分が３人を連れて辞めていったと思っており、かなり怒っていて必ず捕まえてやると言っていたらしい。Aくんの部屋で数日をダラダラと過ごし、１０日の給料日がやってきた。これでようやく先に進めると意気揚々と銀行へ向かい、ATMで残高を調べるが給料が振り込まれていない・・・何度やっても振り込まれていない・・・どうしてだ・・・Sさんに会社に聞いてみたらと言われて、渋々、本社に電話で問い合わせてみると、直接、お話がありますので本社にお越しくださいと言われる。とりあえず電話で事務員さんに言われた事をみんなに説明し、自分とSさんとカップルのBくんとCさんの４人で本社に向かう事にした。車で１時間程走って本社に向かう。本社に行くのは始めてだったので少し迷いながらようやく到着。事務員の方が応対してくれたのですが、SさんとBくんとCさんにはその場で手渡しで給料が支給されました。あれ？自分の分は？と聞くと、Zさん（自分）の給料は営業部長が直接渡したいと預かっています。お店に行って営業部長から直接受け取って下さいと言われました。自分で撒いた種とは言え・・・そのまま逃げ通す事は困難になりました。給料を受け取らずに逃げるか・・・給料を受け取りに行くか・・・受け取りに行くという事はあの鬼のような部長に会わなければならない。しかもかなり怒っているので自分がどうなるかは大体想像はついていました。行くべきか、逃げるべきか、かなり悩みましたが、お金が無ければ何も出来ないからお店に行ってみるよ。３人にそう告げると部長に会う為にお店に向かいました。A県P店編その１７に続く。

March 24, 2012

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ホールコンについて（その１）

今日はホールコンピューターについて説明していきます。ネット上では「ホルコン打法」や「ホルコン制御」や「ホルコン出玉操作」など検索するとたくさんの情報が出てきますし、某巨大掲示板でもよく書き込みを目にしますが、実際にホールコンピューターでそんな事が出来るのか？ホールコンでそんな事は一切出来ません。ネット上のホールコンの情報の大半が間違った情報です。まず、自分の知る限り、業界関係者は「ホルコン」とは言わないです。「ホールコン」もしくは、MSなど「ホールコンの型式名」で呼びます。いくつかホールコンのメーカーがありますが、ダイ○ク電機、サ○電子、マー○エンニアリングなどのホールコンを使っている所が多いです。中でもダイ○ク電機さんがトップシェアだと思います。では、ホールコンでは何が出来るのか。パチンコ台から送られてくる情報、島設備から送られてくる売上情報などを集計するのみです。最近のホールコンは景品の販売情報なども集計出来ますが、台を大当りさせたり、出玉の操作をしたり、島全体の割数を調整したり・・・ネット上で言われている事は一切出来ません。割数を調整してくれたら営業がすっごく楽でしょうね・・・絶対に赤字にならないように調整出来ますから。出したい時に出せなかったり、締めたい時に締めれなかったり、それが出来ないからパチンコ店の店長達は苦労しているんです。パチンコ台には情報を出力する端子のみがついていますので、ホールコンへデータを送信する事は出来ますが、情報を受け取る為の入力端子はついていません。入力端子がついてないので当然、ホールコンからデータ受け取る事が出来ません。出玉を操作したり、大当りさせたり、そのような信号を受け取る場所が無いのに、どうやってホールコンで操作するのでしょうか・・・もしパチンコ台を遠隔操作しようとするなら入力端子を取り付けるなど、不正改造をするしか方法は有り得ないわけです。そこまでしてやるホールはほとんど無いと思います。ホールコンの間違った情報に騙されないようにして下さい。遠隔操作や出玉操作や割数調整など、ホールコンで不正な事は一切出来ません。また次の機会にホールコンがどのような役目を担っているか説明したいと思います。

March 24, 2012

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夜逃げ（A県P店編その１５）

その日の閉店後、ついに夜逃げをする時が来た。深夜３時頃、２階の寮から荷物を運び出す。Sさんの車で一緒に移動する事になったのですが、Sさんの荷物を積むとほとんど何も乗らない状態だったので、とりあえず自分の荷物はほとんどTくんに預ける事にしました。一緒に逃げる事になったカップルの車はハイエースだったので、結構荷物が積めるし羨ましかった。最後にTくんとKくんにお別れの挨拶をする。彼らとは一緒に働けてほんと楽しかった。二人に幸せになって下さいねと言われた。その時、自分は頑張るわ～と答えたが、果たして幸せになれるのでしょうか・・・Sさんの荷物を全て運び出し、いざAくんの部屋へ出発！Aくんの家は車で５分程の距離でした。最近一人暮らしを始めたばかりで新築のワンルームマンション。１０畳ほどのAくんの部屋に自分とSさんとカップルのBくんとCさんの５人が同居する事になりました。ワンルームに５人はさすがに狭い・・・お風呂は入れるからましだけど。Aくんの部屋には洗濯機が無く、近くに住むお母さんに洗濯を頼んでいるらしいので、洗濯したい場合はコインランドリーを探すしか無い。とりあえずそんなに長居をするつもりは無いので、しばらくは我慢しようと思っていました。これからどうしようか考えなくては・・・カップルのBくんとCさんにこれからどうするか聞いたが、二人とも全く何も考えてないらしいｗ何かするにもお金が無くてはどうしようもないので、１０日の給料日まで待とうか？後、数日で給料日だったので自分はそう提案すると、給料をもらってからこれからどうするか考える事で、みんなの意見は一致しました。Aくんは明日も出勤すると言うのでAくんを寝かす為に、自分とSさんとBくんとCさんは映画を見に行く事にした。あの日見た映画のタイトルは覚えているが、何故か内容が全く頭に入ってこなかったのを今でも覚えています。A県P店編その１６へ続く。

March 23, 2012

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決断の時。（A県P店編その１４）

昨日のSさん件で全く眠れずに朝を迎えました。当然のように今日も通しです。不思議と眠気は無かったと思います。気合だけで朝からホール業務をこなし、１３時から１６時まで中抜けで休憩だったので再度Sさんと話しました。Sさんはもう辞めたいという・・・Sさんの実家は島根県らしいが歌手になるまでは帰れないと言う。だから今はどこにも行くあてがない。自分はSさんにこう告げました。どうしても辞めると言うなら仕方がないけど・・・おれがなんとかするから一緒にどこかに行ってみる？そう告げるとSさんは黙って頷きました。じゃあ今日の営業が終わったら二人でどこかに行こう。全くどこにも行くあてがない決まってない状況でしたが、二人でそうする事に決めてしまいました。Sさんとの話が終わって食堂に行くと、同じく休憩中のTくんとKくんとその他数人がいました。仲が良かった数人を集めて話をしました。今日の営業が終わったらSさんと二人で店を辞める事。とりあえず行くあてが無いので荷物を預かって欲しい事。Tくんが荷物を預かってくれる事になり、とりあえず今日のお昼ご飯は肉だから食っておかないとしばらく肉とか食えないかも知れませんよ～とありがたいお言葉を頂きました。行き先については決まっておらずSさんの車で生活も考えましたが、話を聞いた新入社員のAくんがうちのワンルームで良ければ行き先が決まるまでいてもらって良いですよと言ってくれたので、とりあえずはそこでお世話になる事にしました。その話を聞いたカップル１組がどうしても自分と一緒について行きたいという。非常にめんどくさい事になるので断ったのですが、どうしてもというので仕方なく許可しました。最後になるかも知れない焼肉定食を食した後、時間まで部屋で横になり、夕方から業務に戻りました。今日でこの店ともお別れだな・・・これからどうなるかはわからないので不安な部分もありましたが、心の中では少し嬉しくもありドキドキした感情が込み上げてました。A県P店編その１５に続く。

March 22, 2012

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