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カテゴリ:うつくしいものかわいいもの
3月から始まったこの展覧会も、最終章。
東博の「若冲と江戸絵画展」関連で様々な宣伝が繰り広げられ、第4期最終日の日曜はえらいことになっていた。 ので、大手門の開門を待つ勢いで、はせ参じるつもりが、前夜の行状よろしからず・・・ 着いたら既に10時。 けれど、うまく隙間をつけたようで、じっくり鑑賞。 孔雀・鶏・薔薇小禽・魚群<鯛>・魚群<蛸>・紅葉小禽図の順に観るのだが 薔薇はこの第5期にしか入れるところがなかったの? 隣の魚群2幅。魚一つ一つを観ると若冲らしく描き込まれているけれど、 なんとなく「まぁ、こんなもんかな~?だって、海の中なんか観察できないし・・・」的ゆるさが感じられる。 海水浴が済んだら、もう秋ね。で、紅葉。 鳥・紅葉の両脇の濃厚迫力若冲に対して、魚群図はたいへんユーモラス。 薔薇との並列に、妙な違和感を覚えるのは私だけ? これで30幅すべて、観ることができた。 人の頭越しじゃなく、ゆったりとじっくり拝見できたことを本当に幸せに思う。 6幅づつだから、疲れることもなく。 しかし、アタシは欲張りだ。 来年118年ぶりに、33幅(釈迦三尊像3幅+動植綵絵30幅)が一堂に揃う 相国寺・天承閣美術館での展覧会が待ち遠しい。 東博で観た、芦雪の牡丹孔雀図屏風の元絵となった、応挙の牡丹孔雀図が素晴らしかった。 第2期の「鶴」比べでは、狩野派・応挙・若冲と並ぶうち、ダントツ若冲と感じたけれど。 20代と見受ける若い子たちのグループ。 そのうちの何人かは、半袖の腕、半端丈パンツから出た脚いっぱいにタトゥーが入っている。 ワンポイントじゃなく、見えてるとこ手の先、足の先、顔以外全部。 見えてないとこにも、きっと。 彼らは、全身がアートなのでしょう。 極彩色の若冲に、響くものがあるのかな? 痛いでしょうに、何故そこに至ることになったのか、訊いてみたかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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