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ぱくぱく・ふるんの部屋

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August 23, 2006
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千葉市美術館で27日まで開催の展覧会に行って来ました。

興味があるものは、自然に身の回りに集まるものなのでしょうか?
このところ、美術館めぐり、製本関連づいています。

日本で、琳派だ、浮世絵だといってる時代よりもっと以前に、こんなに細かい銅版画、活版印刷がなされていたとは、驚きです。
好きなウイリアム・モリスも、これまでも見た展覧会では空間・テキスタイルデザイナーとしての側面から、とらえていたものばかり見ていたようで、またまた彼の偉大さに触れることができました。

「世界三大美書」に数えられる、この世に42冊しかない『チョーサー著作集』を見れたこと。これが、今日の目的でもあり、収穫。
でも、それ以上に、「ああ、私は白×黒の世界が本当に好きなんだな」と再認識。
色のない、銅版画が好きです。

現代のブックアーティストによる装丁に、一部屋設けられていましたが、
技術のすごさはわかるけど、色彩・デザインにピンと来るものがひとつもありませんでした。装丁によらず、懐古趣味、古物好きなせいでしょうか?


BBB=Beatiful British Booksを 観た人は、上階の
「スターよ永遠に 追善浮世絵展」
も観られます。「死に絵」というものをはじめて知りました。
言葉で聞くとなにやら恐ろしいですが、今で言うところの「人気俳優追悼写真集」のようなものです。
遺影にしたいようなハンサム画、あの世のお使いや、自分自身がいろいろ世話を焼くおもしろおかしいもの、十八番だったであろう役の画。いろいろな趣向で描かれています。それにしても、八代目市川団十郎の人気はすごかったようで、展示の3分の1以上を占めていたのではないかしら?

「お気に入りのスタート一緒に、お写真を撮ってみましょう」
というのも、なかなかない試みでは?

         dannjuurou.jpg


もう会期終了までわずかですが、千葉市美術館。建物も立派です。





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最終更新日  August 23, 2006 07:34:39 PM
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