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カテゴリ:うつくしいものかわいいもの
千葉市美術館で27日まで開催の展覧会に行って来ました。
興味があるものは、自然に身の回りに集まるものなのでしょうか? このところ、美術館めぐり、製本関連づいています。 日本で、琳派だ、浮世絵だといってる時代よりもっと以前に、こんなに細かい銅版画、活版印刷がなされていたとは、驚きです。 好きなウイリアム・モリスも、これまでも見た展覧会では空間・テキスタイルデザイナーとしての側面から、とらえていたものばかり見ていたようで、またまた彼の偉大さに触れることができました。 「世界三大美書」に数えられる、この世に42冊しかない『チョーサー著作集』を見れたこと。これが、今日の目的でもあり、収穫。 でも、それ以上に、「ああ、私は白×黒の世界が本当に好きなんだな」と再認識。 色のない、銅版画が好きです。 現代のブックアーティストによる装丁に、一部屋設けられていましたが、 技術のすごさはわかるけど、色彩・デザインにピンと来るものがひとつもありませんでした。装丁によらず、懐古趣味、古物好きなせいでしょうか? BBB=Beatiful British Booksを 観た人は、上階の 「スターよ永遠に 追善浮世絵展」 も観られます。「死に絵」というものをはじめて知りました。 言葉で聞くとなにやら恐ろしいですが、今で言うところの「人気俳優追悼写真集」のようなものです。 遺影にしたいようなハンサム画、あの世のお使いや、自分自身がいろいろ世話を焼くおもしろおかしいもの、十八番だったであろう役の画。いろいろな趣向で描かれています。それにしても、八代目市川団十郎の人気はすごかったようで、展示の3分の1以上を占めていたのではないかしら? 「お気に入りのスタート一緒に、お写真を撮ってみましょう」 というのも、なかなかない試みでは? もう会期終了までわずかですが、千葉市美術館。建物も立派です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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