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カテゴリ:たべもの
窓を開けっ放しの千葉の家は、午後1時22度。
雪がちらつく新千歳空港は、午後8時零下2度。 札幌も同じ。 それがそんなに寒く感じない。 7、8度くらいで風ビュービューの千葉の方が「さっぶーー」ってかんじ。 札幌の人々の服装も、全然東京と変わらない。 女子高校生は、短いスカートから所謂「なまあし」出してるし。 でも足元はかわいいふかふかのベージュのブーツ。 「みんな同じだね?制服・制靴?」と、ぱくぱく。 制靴?制ブーツ? んなわけないと思うけど、制服がちがっても足元同じ。 みなさん薄着。着膨れているのは旅行者の方。 最初の夕餉はなににしようかな? 昼はラーメン屋で夜は、フレンチな一品もある居酒屋に変身。さらに、ジンギスカンまで出すという店にする? 冬の北海道だよ、魚介をいただかずにはおれまい! ああ、おでんもね・・・ コレみんな吉田類 の受け売り。 そんな酒の誘惑を断ち切ったのが、 そのたたずまいからして、激しさが溢れている 中に入ると激しさ増幅。奥に長く伸びるカウンターとテーブル席3つ4つ。 脱いだ上着はビニール袋に入れておく。 匂い付着防止もあるが、狭くて掛けておく場所がない。 丸めて置いた場所から床に落ちても汚れないための策。 オヤジの店かと思ったら、仕切っているのは女性で、ビックリ! このおばちゃんのキャラがまた、超キツイ。 どのように注文してよいやら、さっぱりわからない。 問うても、早口で言ってることがよく聞き取れない。 さる筋から得た情報によると、ラムは部位仕入れではなく一頭仕入れなので、時間によって出る部位が変わるとか、「ソコは、もうない」とかあるらしい。 で、この日は「肩ロース」一本槍だった。ほんとうに『生ラム』 4人前 「だいたい一人2人前が普通だね」と言うおばちゃんに従う。 みなさまは、ぱくぱくふるん=肉LOVE♪とお思いかもしれないが、 滅多に食べないからブログネタにしているわけで 普段はあんまり食べない。 ぱくぱくは、めずらいいもん好きなので野獣・野禽は特に歓迎。 ふるんは、野獣拒否。けもの臭断固拒否。 そんなふたりが、過去に北海道・新得で人生最高の「生ラム」に出会った。 ローズピンクのステーキどころじゃなく、「たたき」まで堪能。 ゆえ、「子羊」にはちーとばかり、ウルサイのである。 あのときの繊細な「こひつじ」とは違うけれど、 厚めに切ってある肉を「さっとまわりだけ焼いて食べて」と自信を持っていうだけの味。肉だけではなく、「大事に適量だけ小皿にとってください」という自家製タレも強すぎず(醤油・香辛料・香味野菜)ラムの甘さを引き立てる。思わずうまいと声が出る。 コークスが赤々と燃える上に鍋が置かれ(溝から余計な脂が火に落ち、その脂でまたラムが燻され、味つけに)、ラムの脂を乗せ、乱暴にもやしとたまねぎがぶちまけられ、肉が別皿で出されたら終わり。 カウンターの向こう奥へ帰ってしまう。大変忙しそうだ。 なんの説明もない。 背中合わせにテーブルを囲んでいる地元民らしきおじさまに、教えを乞う。てっぺんのもやしを少しおいやって、適当に肉を順次焼き、食べる。簡単。 手元にある北海道人が書いた、北海道についての本 「やっぱり北海道だべさ!!!」 千石涼太郎著 双葉文庫 第4章 道内産はなまらうまいべやの一節 なにかあったらジンギスカン、なにもなくてもジンギスカン とある。 きっと、そんな北海道人もうなる「生ラム」ジンギスカンだと思う。 結局、2人前追加して計6人前をふたりで平らげた。 さて、帰りますか? まだまだ食べれるけど、ホテルまでまた地下鉄で戻らなくちゃならないし。 でも、気になる店が一軒。ラーメン屋。 店の前、なにやら書いてある能書きを読んでいると、戸が開いて 店主に「どーぞ」と言われてしまった。 雪の降りしきる札幌、すすきのの夜だべさ♪ 熱いラーメンすすらんでどーする。 ぱくぱくの塩 ふるんのは、醤油の半ラーメン。 ふつうでも大丈夫と思ったけど、アタシはめんよう亭でご飯も食べていたのだった。ここは、少し控えておこう。女の子だもん。 はーーーー、半分にしておいてよかった。 スープをひとすすりしたあたりから、急速にひつじが存在をアピールしだした。自慢のチャーシューは、ご遠慮申し上げたいほど。 それが、普段だって一切れかふた切れぽっちのチャーシューをぱくぱくの丼に滑り込ませているのに、肉まみれのあとなのに、食べちゃった。満腹なのに食べちゃった。 ちょっと私には濃い(しょっぱい)スープも、すきっ腹なら迷わず「ごはん」オーダーして一緒に食べたいおいしいものだった。 目の前のカウンターの縁に張られていた と共に。さすがにコレは今回無理。 能書きの強さに反して、店主は余計なことは言わず、あっさりと暑苦しくない。 かといって、無愛想でもない。 まだ開店半年。 シャイな男が、言えない分掲げて、だまって作る真面目なラーメン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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