金メダルは誰なのさ
昨日は友だちとランチの後、道場に寄って引いたのだが、射は悲惨だった。今朝は身体が昨日の射を覚えているのか、それに対する修正が効いた気がする。打ち起こした時に肩の位置を下げ、肩が上がらないように気をつけながら大三に持っていくと、肩が上がらない。その時弓を親指の付け根で押しながら回すと一番うまく行くというのが分かった。なんのことはない、ずっと言われていることをやっと理解しただけ。 そこから引き分けるとき、目通りまでは、横に引く感じで持っていくと、虎口と脇の下に力がかかるのが分かる。それに負けずに押すと、今度は右手の肘に力がかかるのを感じる。左に負けない程度に抵抗を維持できると、弓が動かなくなり、的を狙える。押し切って離せれば割と良い射になる。 それでも上へ行ったり、下へ行ったりするのは、どうも会の時の矢の位置が悪いらしい。握り皮の上すれすれに来ないといけないのだが、上に行きすぎたり、下に行きすぎたりしているらしい。 それがぴったり填ったときには中った。昨日は一本も中らなかったことを思えば、大きな進歩。このままわたしの射形が固まる方向で行って欲しいのだが。 今日はこの後「ひとつぶのたね」パン教室。フランスパンの細工の細かいのを焼いた。champignons(きのこ), tabatiers(かぎたばこ入れ), fendus(割れた),と昔の成形のパン。 成形はうまくいってかなりきれいに焼けたが、粉がナンブなので、味はフランスパンとはいえない味。先生が、フランスパンだけはフランスパン専用粉で焼こうかなと言っていた。わたしも、折角きれいに焼けているのに、内層は肌理の細かいできで、食感もふわっとしていて、フランスパンの固さがないのは残念だった。「オーベルジュ」を使ってみようかという話をした。 家に帰り、しばらくして夕刊が来た。スピードスケート500mで銀と銅のメダルと取ったらしい。それは良かったねとは思ったが、関連記事を読んでも「金メダル」を取ったのは誰かが書いてない。それって情報としてどうなのよ。ネットで調べてやっと分かった。 昨日の津田の同級生とのランチでも、その後の道場でも、一度もオリンピックが話題になることはなかった。今日も道場とパン教室で人と会ったが誰もオリンピックの話はしなかった。世の中の人がみんなオリンピック情報をリアルタイムで追っかけているわけではないのだから、結果くらいきちんと書け、朝日新聞。