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カテゴリ:民族舞踊 民族衣装
徴兵される若者の歌と踊りである、チェコ・モラヴィア地方の スロヴァーツキー ヴェルブニュク ・・・ (新兵さん募集のためという話もありますが) これは2005年に、日本の歌舞伎、スロヴァキアのフヤラ(民族楽器の縦笛の演奏) と共に、ユネスコの無形文化遺産に登録されたとのこと。 :::::::::::::::: ということは・・・ ヤクブさんは、貴重な文化の 継承者 なんですね。 出演した方は、全員みな継承者! 中には小学生、中学生の継承者もいました! 各地方の民族衣装のディティール、そして微妙に異なる踊りの振り付け・・・ 当日のステージでは、こうしたことについての説明もあり・・・ :::::::::::::::: それを聞いて・・・ スロヴァーツキー ヴェルブニュクは、 事細かなことまで確実に継承されているのだなあと・・・ 実際には、これが歌えて踊れる人は、極少数かも知れませんが・・・ なんだかとても嬉しかったです。 :::::::::::::::: さて、終演後には、ロビーで 継承者のみなさん そしてモラヴィアからやってきた そのご家族などとお話ししたのですが・・・ その中で・・・ コンピューター関係のお仕事をされている ミハルさんという方がとても印象に残りました。 :::::::::::::::: ミハルさんは、もともとフォークロアーとは無縁だったそうですが、あるとき民族舞踊団の 通訳(フランス語)をしたときに目覚めた! そんなことを語ってくれました。 目覚めた時から(大人になってから)、歌と踊りを習い、民族衣装も揃えたとのこと・・・ 子供の時からやっている人 ばかりでもないんですね! :::::::::::::::: 今日の写真は、ミハルさんのかぶっていた帽子です。 古いものなので直しながら使っているとのこと。 全面にビーズ刺繍が施されていていますよね。 そしてオンドリの尾羽がついています。 :::::::::::::::: これを 「よかったら」 と言って私にかぶせてくれ・・・ さらにベストも着せてくれましたが・・・ ・・・かなり重いものなんですね。 ずしっ ときましたから・・・ :::::::::::::::: でも、その重さに気づいたのはしばらく後のことで・・・ まず初めに生まれた感覚・・・ それは幸せ~ という 「熱」 のようなものでした。 それは強烈な 「フラッシュ」 が起きたみたいでもあり 一気に気分が高揚させられました。 :::::::::::::::: 以前、すみれにローズマリーさん が、 民族衣装ほど心を込めて作られた服はないのではないか という内容を コメント返しに書いて下さいましたが、本当にそうだなと・・・ この時も心から思いました。 (心が込められたものは、人を幸せにするんですね!) :::::::::::::::: さて、私がこの帽子をかぶっているところに モラヴィアのおばあちゃま方が通りがかると目を丸くされ・・・ そして 「い~わね!似合うじゃない」 と口々に言ってくれました。 その様子に 「まんざらでもないかも」 なんて思った私でしたが・・・ :::::::::::::::: これはミハルさんの大切な衣装ですものね。 丁重にお返ししました。 素敵な経験をさせてくれたミハルさん、 ありがとう。 PS, この写真は、一緒に行ったお友達が、かぶらせてもらったところです。 ミハルさんが、かぶっているところだと・・・背が高すぎて写真に撮れません・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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