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カテゴリ:ショパン
近所の野原に咲くりんごの花・・・ 桜に似た、かすかに甘い香りを漂わせています。 この かすかに 或いは ほのかに というのは、 ほとんど全てのショパンの曲に共通する要素かも知れませんね。 ::::::::::::::::::: ポーランド語やチェコ語でなんというかはわかりませんが、 ドイツ語では、小鳥がさえずることを 「小鳥がトリルする」 と言います。 花を見つめ香りを感じていると、 そんな小鳥のトリルも聞こえてきて・・・ ::::::::::::::::::: ショパンと同時代を生きた作家が、 ショパンの装飾音は、ただ美しい装飾ではなく花飾りのようだと語っていますが・・・ 小鳥のトリルを聞きながらそのことを思うと そうかも知れないと感じたりもします。 ::::::::::::::::::: あちらの木で、こちらの木で、足元で、思い思いにトリルをさえずる小鳥たち・・・ マズルカの装飾音は、こういうイメージであってもいいのかなと・・・ そして、りんごに限らず、彼の好きだったすみれの花、野の花の数々、 マズルカは、そうした花々に彩られた曲なのだと思ってもいいのかなと・・・ ::::::::::::::::::: ショパンはいつも、いい香りがするようにと、 部屋に花を飾っていたのですが・・・ きっと かすかな・・・ そしてほのかな・・・ そういう香りを愛したのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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