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カテゴリ:ショパン
初めて手にしたポーランド製の物はというと・・・ それは、ポーランドから輸入されたパデレフスキー版の楽譜だと思います。 ショパンの国の楽譜・・・音符は読めても書いてあるポーランド語は全くわからず・・・ でもショパンの母国語!というだけで見る価値があり、それが素敵に映りました。 :::::::::::::::::: その次に手に入れたものが、このシリーズ、その3でご覧に入れた葉書・・・ その後も機会があれば、ポーランド製の品物を買い集め、それは癖のようになっています。 ポーランド製 イコール ショパンの国のもの と 強く意識してしまうからなのですが、 それほどにショパンの音楽は、祖国ポーランドと結びついているのですね。 :::::::::::::::::: 写真のりんごは、去年の秋に近所のスーパーで買ったポーランド産のものです。 ポーランド産と書いてあるのを見た瞬間、迷わず衝動買いしました。 食べてしまうのがもったいなく思われ、なでつさすりつした後に 写真に撮っておき・・・ :::::::::::::::::: さて、チェコ民謡を聴いていますと “赤いりんご~” などと歌詞に出てきますが、 ポーランド民謡にもそういう歌詞があるかも知れませんね。 チェコ語とポーランド語はかなり近い言葉ですし、 お隣の国同士になりますから。 :::::::::::::::::: 以前、マズルカ作品24-1は “小牛のしっぽ~” という歌詞で始まると 聞いたことがあります。 また、作品33-2のマズルカは、 かなりオリジナルの舞曲に近いものだとも・・・ :::::::::::::::::: この2つは、例外的に民謡、民族舞曲からの編曲のようです。(私の知る限り) しかし、他のショパンのマズルカは・・・ ポーランド各地の民謡や民族舞曲の持つ雰囲気、そしてそのイントネーションを題材に ショパン独自の個性が込められ作曲されたもの・・・と言えるでしょう。 :::::::::::::::::: 普通民謡というのは、作曲者不詳というものが限りなく100パーセントに近く、 どこ(地名、地方)のものかは特定できても、誰については知る由もない場合が殆どです。 そして作曲者の名前が分かってもその人物についての詳細は・・・ やはり不明だったりします。 :::::::::::::::::: しかし、ショパンという人については、 語り継がれている事柄・・・伝記・・・肖像画などがあり・・・ そして彼がどのような思いでマズルカを作曲したか? それを把握することは・・・できるといえば(ある程度)できます。 :::::::::::::::::: スーパーのりんごに話を戻しますと、 ショパンが愛してやまなかった祖国ポーランドの大地で育ったりんごということに・・・ そしてそこからここまでやってきたということに・・・ 私は見た瞬間、何かとても愛おしいものを感じました。 :::::::::::::::::: パリにいるショパンに誰かが 「これは君の国のりんごだよ」 と手渡したら 彼はどんな顔をしたことでしょう。 この文章を書いているうちに・・・ ちょっとそんなことを考えてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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