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カテゴリ:民族舞踊 民族衣装
どうしてもストラージュニツェに行きたい そう思った直接の原因・・・ それはプラハで観た スロヴァーツキー ヴェルブニュク です。 その時のことは、以前このブログでご紹介しましたが、 スロヴァーツキー ヴェルブニュク とは? :::::::::::::::::::::::: 簡単に申し上げると・・・ 兵士の募集のための歌と踊りです。(基本的に男性ソロ) モラヴィア地方・スロヴァーツコ地域で伝承され ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。 :::::::::::::::::::::::: このスロヴァーツキー ヴェルブニュク 観るチャンスが少ないのですが、 ストラージュニツェ国際民族舞踊フェスティバルでは、 毎年大勢の参加者が、素晴らしい歌と踊りを披露してくれているようです。 :::::::::::::::::::::::: このフェスティバルの催しものの中でも特に人気が高い スロヴァーツキー ヴェルブニュク ・・・ 毎年コンクールとして行われるので、出場する方も応援する方も みなさんすごく気合が入っているみたいでした。 :::::::::::::::::::::::: 歌と踊りの種類上 スロヴァーツキー ヴェルブニュク は、 大きく6つに分類されており 地方別に歌と踊り、そして民族衣装に違いが見られます。 そういうことにちょっと詳しくなると、さらに楽しみが倍増なのですが、 :::::::::::::::::::::::: 楽しむ というよりも私の場合は・・・ 羨望の眼差しを向けてしまいます。 そして、これにかけるみなさんの情熱・・・ 今回もプラハの時と同様、本当に熱かったです。 :::::::::::::::::::::::: さて、プラハの劇場で知り合った ヤクブ・トマラさん・・・ 彼はもちろんのように、このコンクールに参加されていました。 司会の方が、彼を紹介すると、もうそれだけで会場が怒涛のように湧き、 彼の人気と知名度はすごいんだなあと改めて感じました。 :::::::::::::::::::::::: 彼の出身地域に伝承されてきた踊りは、ステージを大きく回りながらの高いジャンプと 素早い身のこなしを特徴とするのですが、歌と踊りに興じる彼・・・ その様子は、吹き荒れる大地を黒馬がギャロップしているような・・・ そんな圧倒的なものでした。 :::::::::::::::::::::::: が、どういう訳か優勝ではなく コンクール終了後、結果に納得のいかない人々・・・ それも多くの人々が、「君こそが1位だ」と彼のところにやってきては言い、 ・・・私もそのうちの1人になってしまいました。 :::::::::::::::::::::::: 物静かで思慮深く、とても謙虚な人柄の彼は、 そういう1人1人にとても丁寧に接していて、 そして、それが1段落すると がっかりしている彼女をやさしく慰めていました。 :::::::::::::::::::::::: その様子は、本当に自然で飾り気がなく、優しさに溢れていて・・・ 彼のことが、ますます好きになりました。 本当にいい人です。 私のことも気遣って、あれこれフェスティバルのことを教えてくれたり・・・ :::::::::::::::::::::::: そんなヤクブさんとの再会も、もちろん嬉しかったのですが、 ミハル・ザーヴォドニーさんとの再会 これもとても嬉しかったです。 ただ、彼はコンクールに出場しておらず・・・ :::::::::::::::::::::::: コンクール前日のリハーサルで、怪我をしてしまったそうで、 右足にギブス という状態でした。 この日のために沢山練習してきて、 きっと出場したかったでしょうに・・・ :::::::::::::::::::::::: それなのに、涼しそうな笑顔でいる彼・・・ 私が 「痛い?」 と聞いても 「う~ん? べつに」 というお返事 「残念だったね」 と言う気も失せるというか・・・ そんなこと言わなくてもいいんだなと思ってしまいました。 :::::::::::::::::::::::: モラヴィアの人々というのは、とてものどかで・・・ 初めて会っても懐かしい。 そういう気のする人が多くいるのですが、 こういうのって いいですよね。 PS ヤクブ・トマラさんと知り合った時のことは こちら でどうぞ。 ヴァイオリンを演奏するヤクブさんと、その隣にいる彼女の写真もご覧下さい。 また、彼が2007年のコンクールに出場した時の模様が、You Tube で見られます。 因みにこの時は2位でした。 ミハル・ザーヴォドニーさんの美しいビーズ刺繍の施された帽子は こちら で。 こういう風に羽が付いている帽子は、独身男性のものなんだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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