|
カテゴリ:花と自然
ショパンの生家は、ワルシャワから車で1時間くらいのジェラゾヴァ・ヴォラ というところにあります。 連れて行ってもらったのは、大学3年生の時で、夏もそろそろ終わるころ。 その日は霧もちょっと出ていて、肌寒かったことを覚えています。 さて、生家に到着するとまずは、大きな木々の植えられている庭に魅了され、 これは、ショパンのお父さんに由来があるとの説明を受けました。 ショパンの父ニコライ (ミコワイ) は、植物に大変関心があり、 かなり専門的な知識を持っていたのだとか・・・ その時はただ聞き流していましたが、今になるとそうした造詣は、 きっとショパンに深い影響を与えたのだろうなと思われます。 のちにショパンは、あるパリの住まいで、自らすみれを植えたりしたそうですが、 そういう時は、お父さんとの思い出でいっぱいだったかも知れませんね。 麦畑の土手で見つけたすみれ すみれを見ていると 「最後に目指すは素朴さです」 というショパンの言葉がいつもこころに響きます。 :::::::::::::::::::::::::::: ショパンの生家内部の見学も終わり、 ワルシャワ市内に帰る途中でのことです。 ツアーで一緒だったご婦人が、お庭でマロニエの実を拾った とおっしゃいました。 マロニエはわかっても マロニエの実 と言われるとちんぷんかんぷん。 でもなんだかとても素敵だなと思い・・・ それ以来マロニエという木が自分に深く印象づけられ あこがれるようになりました。 だから、マロニエと私との関係は ショパンの生家で生まれた と 私の中ではそういうことになっています。 マロニエの実 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[花と自然] カテゴリの最新記事
|