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カテゴリ:つらし悲し
先週の金曜日に、期末テストが終わり、その直後に採点と成績処理をすませて、
いよいよ夏休みに入るはずだった。 ところが、採点がすんだはいいが、課題のレポートを提出してない学生が何人もいる。 もう、そういうのは、課題0点で処理すればよいではないか。 ・・・となると、成績はFだけどね。 元々甘いんだよ、この学校。 そりゃ、入学金と学費さえ納めたら、誰でも入れるような短大なんだけど。 それにしたって、学生というからには、学ぶのが本業だろうよ。 テストは受けない、課題は出さない、出席は足りない・・・ そんな学生の成績を救済しなくったっていいのではないか? と、わたしは思う。 2年生の女子で、出席が足りない学生が、代わりにレポートを書くから、テーマを出題してくれ と、言ってきた。 韓国語でいいから、自分が旅行代理店の社員になったつもりで、 4泊5日の日本旅行のプランを、お客様に提出してください。 A4紙に50枚。 と、課題を出したが、結局最後の授業にも欠席で、代わりの女の子が 「これ、○○さんのレポートです・・・」 と、もって来てくれたのを見たら、A4紙12枚。 しかも、しかも、中身はというと、単にネットで検索して、日本の観光地のあれこれを 切り貼りしただけで、一番下の行には http://my.plaza.rakuten.co.jp/!@&^%$$#/html とか堂々とプリントされているのよね。 つまり、自分でタイプすらしてないのよ。 こんなのレポートっていえないよなあ。 で、こんなんもらっても、困るわ、と、学科長に申し出たら 「う~ん、仕方ないですから・・・」 仕方ないからF?Fでいいの?! と思ったら、なんと、 「仕方ないですから、もうそのまま通しておいてください。」 「???・・・Fじゃないってことですか?」 「はい。」 あ~あ~、やってらんないよね、こんなんなら、みんな真面目に出席しないで 学期末に、ちょろっと、ネットでひっぱってきた記事、切り貼りして出せばいいんだもんね。 なんなのよ~~~~~。 おまけに、22日は先生方との飲み会だから、その前に2,3時間早く学校に来て、 成績処理してください、って言われて、参上したけど、 相変わらず、レポート未提出の学生もいるし、中間・期末のテストあわせても10点くらいにしか満たない学生もいる。 こういうの、もうみんなFでいいんでしょ?! と思ったら、学科長 「あ~、先生、キム・○○と、イー・××と、パク・△△は、 わたしがレポート作成しますから、 20点あげてください。」 「あ~、先生、アン・○○と、チェ・□□は、 中間テスト20点にしといてください。」 と、すんごい荒技の連発。 こんないい加減な処理なら、最初っから出席簿だってテストだって要らないんだよ。 と、この時点で、すでに、あほらしくて腹立ちまくってたわたしだけど、 実は、学期末は、教師が学生の成績を評価するだけではなくて、 学生が教師を評価する時でもあるのよね。 期末テストの後、学生が教師を評価するアンケートを記入して提出したのだけど あ、もちろん名前は無記名でね。 その結果、 めでたく 1年生の日本語の受持ち クビ・・・ どうやら、わたしのつたない韓国語では、授業がわからないとかいう学生が多くいたらしい。 言っとくけど、ほしそら先生や悪妻は(中学・高校)、全部日本語で授業してるのよっ!!! そりゃ、わたしの授業にも問題はあるある大辞典だけど、 予習復習も全くしないで、たかだか1週間に一度の授業を聞きもせずに、 どうやって外国語がマスターできるのか、わしが聞きたい。 幸か不幸か、2年生のみんなは 「奥子先生サランへヨ~~~」 て評価がほとんどで、2年生は、後期も引き続きわたしが教えることになった。 2年生はみんな高校や学院(塾)で、日本語の初歩の初歩は知ってる子ばかりなので、 さほど、授業がやりにくいこともなかったのよね・・・ 人数も9人だけで、アットホームな雰囲気だし。。。 は~、でもこんなことなら、すっぱり学校ごとやめたい。 多分、今の2年生が来春卒業したら、わたしも卒業だと思うけど・・・ だからやる前から、わたしは嫌だって言ってたのよ。 わたしに、人様に教えるのは向いてないし、 クラスで学生に向かって授業というのもダメなのよ~~~。 もう、この年になったら、自分に何が合ってるか、向いてるか、得意か、好きか・・・ そんなの、人にどうこう言われなくても、自分が一番よくわかってること。 そりゃ、やるからには、努力もするし、情熱もかけたい。 けれど、それも、それを受け取る相手がいてのことだ。 願わくは、1年生の子たちも、いつか ほしそら先生や悪妻みたいな素晴らしい日本語教師に出会って、 ああ、日本語って面白い~ って、思ってほしい。 そしてわたしは、一生おうちで主婦していたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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