|
カテゴリ:しんみり
24日は子パンダ6歳の誕生日だった。
パンダ母が入院中のため、韓国に来て誕生日に家族が揃ってないのは初めて。 以前、パンダ母が、誕生日ケーキに、卍マークの入った、お寺のろうそくを立てた時には、 こんなケーキ、もう嫌っ!!と思ったもんだが、 いないとなると、寂しいものよ。 ベッドに入ってから、前から欲しがっていたプレイコーンと、 それから、タイミング良く、前日届いたクルタレちゃんからのプレゼントを渡した。 「うわぁ~~~~すっごくうれしい!! うれしくて眠れないよ~~~~」 喜んでくれて、パパもママもうれしくて眠れないよ~~~。 「あ、でも早く寝ないとね。今日は誕生日だから、 きっとお友達やクマちゃんやウサコが 『お誕生日おめでとう~』って、夢でお祝いしてくれるからね。 あ~、楽しみ、楽しみ。はよ寝よ寝よ。」 と言うと、子パンダはすんなり寝てくれた。 ほんとに、子パンダの夢の中にみんなが出てきて、 おめでとうって言いにきてくれたらいいな。 そう思いながら、わたしも眠りについた。 その夜更け、お誕生日おめでとうの代わりに、 別れを告げに来た人がいらっしゃった。 実家の兄嫁さんのお父さんが、 75歳で亡くなった。 朴訥で、気難しいところがなく、明るいお父さんだった。 兄嫁さんも、家のことと、会社と病院を行ったり来たりで、 本当に大変だろうに、いつもわたしを励ましてくれて、 落ち着いたら、旅行でもしたいねと話していた矢先だった。 とても残念でならない。 でも、兄嫁さんのお父さんも、わたしの父も、兄嫁さんみたいな人が 娘やお嫁さんでいてくれて、幸せだったと思うわ。 韓国では、墓参りや法事は盛大にというか丁寧に行われるが、 家に仏壇や位牌があるわけでもなく、お墓もたいてい遠いので、 なんとなく、ご先祖様とは距離を感じる。 (自分と血が繋がってないからなおさらか?) なにか、事が起こったときは、わたしなんかは (ご先祖様が守ってくれてる) とか (死んだじいちゃんやばあちゃんが、悪いようにはしないだろう) とか思ったりするもんだけど、こっちの人はたいていは 「イエス様が・・・」 「観世音菩薩様が・・・」 と口にする。 あんだけ法事を盛大にやりながら、ご先祖様のことはあまりあてにしてないように思う。 わたしは、神様よりも仏様よりも、亡くなった祖父母や父のほうが、 いまだに身近に感じる守護神だし、兄嫁さんのお父さんも、きっと、 みんなを見守ってくれてると思う。 これからもずっと。 幸せに暮らさないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[しんみり] カテゴリの最新記事
|