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パンダの奥さん日記

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2008年04月28日
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カテゴリ:しんみり
パンダ母が、入院している病院をいったん出て、

テジョン(大田)にある病院で手術を受けることになった。

頑固に手術を嫌がっていたパンダ母が、その気になったのは、


「ノムヒョン(元)大統領を手術したお医者さんが執刀してくれる」


らしいからだ。

さすがコネ社会。

パンダ母の友達のご主人が、その先生と仲良しさんなんだそうだ。

そんで、パンダ母のことを


「実の伯母なんです。」


そして、ついでに


「ちょっと入院費まけてください。」


とまで依頼済みで、何人か手術待ちの患者さんをごぼう抜きして、

検査後、即、パンダ母の手術となったらしい。

土曜日退院したその足で、パンダ母はご町内を一周。

契(ケ)の集金のことも心配なのだろう。

もちろん、わたしも一緒だよ。

びっくりしたことに、集金先がまた増えたし。。。

行く先々で、パンダ母は


「ノムヒョン大統領の手術をした先生が、手術してくれる。」


と、自慢していたよ。

まさかとは思うけど、その手術って、まぶたを二重にした手術とは違うよね???


新しく週に一度集金しないといけなくなったお店の中に、

若夫婦でされている食堂『このみ食堂』があって、

行くと、小さな子たちが3人、きちんと挨拶してくれて、

明るいおかみさんが、気さくに迎えてくれる。

こういうお店の集金なら毎日でも苦にならないんだよね。


そのおかみさんも腰の調子が良くなくて、手術しようかどうしようか

という状態なのだそう。

ところが、最近になって、ご主人までも耳の下あたりに、ぽっこりと腫れ物ができて、

病院に行かないといけなくなった。

その腫れ物はかなり大きく、素人目に見ても、急を要するように思えたが、

おかみさんはいたって明るく、


「んも~、この人、いっつもあたしの真似っこだから、

 具合悪いのまで、真似しちゃって~大笑い



ご主人も、のんびりと、


「じゃ、オレ、パンダお母さんのその病院行ってみようかな。

 よさそうなとこだったら、オレもそこで手術受けようかな~。」



すると、パンダ母も乗り気になった。

というのも、ここから病院には1時間半以上離れているし、

ソウルの兄嫁さんもわたしも、お義姉さんたちも誰も毎日は付き添ってあげられないのだ。

計算高いパンダ母、高い付き添いアジュンマを雇うよりも、

気のいいそこのご主人に来てもらったほうがよいと踏んだ。


「じゃさ、あたしが入院してる間、付き添ってなよ。

 それで、あたしの手術や経過見て、ここならいいと思ったら、

 あんたも、そこで入院しなよ。

 じゃ、明日、あたしが家を出る時、電話するから電話



それが日曜日の話。

月曜日にソウルのお義兄さんが来られて、パンダ母を車に乗せてくれた。

わたしが


「あ、お義母さん!

 このみ食堂のご主人に電話しなくていいんですか?」



と聞くと、パンダ母、


「あ~、あそこのご主人?

 いいの、いいの、もう役に立たなくなったから。

 今日、病院行ったら、即入院で、即手術なんだって。」



ああ、そんな言い方って・・・でも、それがパンダ母。

ブロロロロロロロロロ・・・・・病院




食堂への集金、今日じゃないほうがいいんだろうか??

ご主人入院でバタバタしてるんだろうな・・・

とりあえず、電話してみた。


「あの~、今日、集金行って構わないんでしょうか?」


すると、おかみさんのいつもと変わらない明るい声。


「いいよ~。今おいでよ~。」


行ってみると、全然大変そうな表情でもないし、疲れた様子もないので、

ご主人の手術というのはガセネタなんじゃないか?とすら思ってしまった。


「えっと・・・ご主人入院されたんです・・・よ・・ね・・・?」


「そうなのよ~~~!!!もうびっくり!検査入院だと思ったら、

 他の患者さんすっ飛ばして、今朝の8時半から手術だったのよ!!」



そ、それは、病状が重かったということですよね?


「あらぁ・・・それは、それは・・・。」


「ほら、首のとこ、ずいぶん大きな腫れ物だったでしょ?

 あれ、切ったら、でっかい穴が開いて、ホースで水抜いたの。」


「・・・・・」



ホ、ホースって・・・

おかみさん、なんでそんな明るいんですか?


「あ~、あの人が退院したら、次はあたしが入院したい。

 あ、そうだ、今日の夕飯何作ったの?」


「あ・・・簡単にキムチチゲですけど・・・」


「コムタン(テールスープ)食べる?持って帰る?」



「あ?あ?今ですか?・・・はい、あ、いただきますスマイル


さすが、食堂のおかみさんだわ、いつでもテールスープ煮込んであるんだぺろり

と感動していたら、おかみさんは、ガバッと冷凍庫のドアを開き、

カチンカチンに凍ったスープを、どさどさポリ袋に詰めてくれた。

「○○食品・即席コムタン」

「温めてお召し上がりください」


ひゃはは~~~大笑い

好き好き、おかみさん。



けどさ~、なかなかいないよ。

パンダ母のことを実の母みたいに思ってるんです、なんて言ってくれる人。


ご主人入院して、おかみさんの腰だって痛くて、お店も休業中なのに、

パンダ家の心配までしてくれて。

本当にいい人だと思う。




わたしが、パンダ母の代理で契の集金に回るようになって、2週間過ぎた。

お金が絡むと、人の本性は容易に表に表れる。

そういうのも嫌で、わたしは契の集金がおっくうなのだけど、

このみ食堂のおかみさんみたいな人もいるのだとわかって、

ちょっとほっとしている。




ご主人が快復されて、食堂が再開されたら、

集金人としてではなく、お客さんとして、食べに行ってみたいな。

































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最終更新日  2008年04月30日 11時49分06秒
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