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カテゴリ:パンだのお菓子だの
昨日、月曜日。
週の始まり。 さ~元気出していこう~~~ と、朝までは良かった。 「施設の事務長さんが、 入所に必要な書類を提出して下さいって言ってた。」 なにやら、骨密度の測定とか、医者の所見というのが必要らしい。 そこで、パンダ父と一緒に病院行くことになった。 「病院行くなら、○○病院! 前にお父さんが入院したときにお世話になったから! あそこの院長先生、あたし知ってるから!!!」 出ましたパンダ母。 別にパンダ夫婦に異存は無く、パンダがえっちらパンダ父を背負って、 1階まで降り、車椅子で○○病院まで移動。 もちろん、パンダ母もご一緒。 「ここで信号を渡れ。」 「まだまっすぐ行け。」 うるさいんじゃっ!!! 小学生の子供じゃないんだから、迷子になるわけないのよ、あなたの息子さん。 受付にでも、院長を知ってるからと、割り込む、割り込む・・・ 挙句の果てに、診察室に入り、医者に、 これこれこういう事情でこういう書類がほしいと、 パンダが説明したところ、 「あ~、じゃ、そういうのは、 隣の××病院みたいな総合病院に行かないと・・・」 と言われてしまったよ。 とぼとぼ、隣の総合病院に行って、受付で、また 「養老施設に入所するため、 医者の所見と骨密度の測定が必要なのだ。」 とパンダが説明すると、まず会計を済ませてくださいと言われ、 どんな検査をするのかもわからないまま、会計を済ませ、 受付嬢に言われた通り、まずはレントゲン撮影からスタート。 レントゲン撮影が済んでから、内科に行き、 これこれこういう事情なのだと話すと、 「私たちの科で測定できるのは、血圧と糖尿の有無だけだ。」 「え?じゃ、いったい、他の検診はどこで受けたらいいんですか?」 「受付では何と言われたんですか?」 「レントゲン撮った後、内科に行けと言われました。」 「でも、血液や尿の検査の後じゃないと、 どこが異常かわからないじゃないですか。」 「だから、その検査はどこでやったらいいんですか??」 「受付に聞いてください。」 なんじゃ、こりゃ??? 再び受付嬢のところに戻り、 一体、どこでどういう検査を受けたらいいのか尋ねると、 「私も、こういうお年寄りの検査というのは初めてで・・・ 一体、どういう検査が必要なんですか?」 「養老施設に入所する際、提出しなくちゃいけない書類ですよ!」 「・・・・・」 仕方ないので、直接、受付嬢に養老施設の事務長さんに電話してもらった。 それが手っ取り早いよね。 事務長が必要だって言うんだから。 ところが。 ところがだ。 事務長に電話が繋がったはいいけど、 「私もよくわからんのです。」 ????? わからんのに、提出しろって、どういうこと?? そもそもさ、7月1日から介護保険が始まりますってのは周知の通りでしょう? 施設に入る際に、病院で書類作成して、それを提出というのも 決まってることなんでしょう? じゃ、なんで病院への通達がされてないの~? なんで施設の事務長が内容把握してないの~?? なんでわけわかってないのに、会計先に済ませられたの~??? そんでまた内科に戻ると、 「うちの科では、血圧と糖尿・・・」 とオウムのように同じことを言われたので、思わずわたしが 「じゃ、一体、わたしたちはどこに行ったらいいんですか?!」 とでっかい声で聞き返すと、ようやく看護士さんが、 「あ・・・あそこで血液と尿検査してください。」 と、向かいの健康診断センターと書かれた部屋を指差した。 はじめっからそう言ってくれよ もう2時間近く経ってるじゃないの。 パンダもわたしもイライラがピークに・・・ ってところで、文字メール 「奥~、デコレーション教室一緒に行こう」 ヨンイさんからだ。 「ごめん、パンダ、教室だ。もう行かないと!」 「え?」 「・・・行ったらダメなの?」 「いや・・・いいよ。行っておいでよ。」 すまん、パンダ。 こうして鬼嫁は、パンダと車椅子のパンダ父を残し、 ヨンイさんと合流し、教室に向かった。 この日のお題は「バゲット」 餅バゲットと、ガーリックフランスの2種類を焼いた。 どっちもバゲットとは言えないようなパンだったけど、 みんなは美味しい美味しいと満足そうだった。 だって、生地に、卵黄も生クリームも砂糖も入ってるのよ? バゲットなのに・・・ 不思議。 黒髪でちょんまげ結って、日本刀差してるのに、 アメリカ人だと名乗ってるようなもんじゃない? そんでもって、そんでもって、 我慢ならないのが・・・・ ガーリックバターが・・・ ガーリックバターが・・・ 甘いんだよっ!!! なんで、バター+にんにく+パセリ ときて、そこに砂糖を入れるんだ?!!! 入れ間違いじゃないのよ。 こっちの味覚ってちょっと・・・ちょっと・・・なのよ。 トマトに振りかけるのも砂糖 ふかしたジャガイモにかけるのも砂糖 ガーリックフランスに塗るバターにも砂糖 それなのに、口をそろえて 「日本料理は甘い~~~~」 辛いもんの食べすぎで、舌がおかしくなってるとしか思えないんだけどね。 日本人の味覚・嗅覚は繊細で敏感だと思うわ。 デコデコしてないしね。 ストイックと言うのだろうか、要らないものを最小限におさえて、 そんでもって、素材の持つ美味しさを最大限に引き出すって感じ。 ああ、なんて陳腐な表現しかできないのかしら、あたしったら。。。 韓国の味つけ・・・製菓製パンに関して言うなら、 要らんもんでも何でも、入れりゃいい、って感じかなあ。 いくら高い材料、良い素材でも、別にここに入れなくても・・・ ってなレシピが目につくわ~。 おまけにイーストの量も多いわ。 これはやっぱり、せっかちで待てない国民性だろうね。 イーストの量、日本の倍以上使ってる。 発酵時間が短くて済むのはわかるけど、老化(硬くなって風味が落ちる)のも早い。 だから、イーストフードや改良剤の添加が必要になってくる。 ふぅ~・・・ 日本じゃ、少しのイーストで長く発酵ってのが人気でしょう? 少しのイーストでゆっくり発酵パン 少しのイーストで作るパンゆっくり発酵カンパーニュ 韓国じゃ、流行りそうにないなあ・・・ 教室でパンの焼ける匂いが漂ってきた頃、パンダからメール。 「さっき、病院から帰りました。 また明日も行かないといけません。 お腹ぺこぺこです。 今、ソウルに行く電車の中です。」 行間から、めらめらっと炎が見え隠れしてるようなメールだった すまん、パンダ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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