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テーマ:韓国!(17277)
カテゴリ:義家族話
在韓日本人の奥様方、チュソク(韓国の旧盆みたいなもん)お疲れ様でした。
わざわざ日本から参加の奥様方、お疲れ様でした。 パンダ家もつつがなく、チュソクの法事・墓参り・親戚回りを終え、 今年からは、チュソクの3日後にもれなくパンダ父の法事もついてきて、 チュソク前のパンダ祖母の法事を含めると、 法事だらけの9月だった。 チュソクはソウルの兄嫁がわりとちゃっちゃと料理してくれたおかげで わたしも助かったのだけど、パンダ父の一周忌は買出しも料理も一人。 パンダ母の元気なのは口だけで、 しかも、一周忌とあってめっちゃ張り切ってらっしゃる。 「人がいっぱい来るから、肉もないとね。」 (精進料理じゃないのね) 「あ、チャプチェ(五目はるさめ)も作って。」 (誕生日ですか??) 「餃子も焼いて。奥の餃子みんな美味しいって言ってるから。」 (なぜ餃子・・・) というわけで、いつもの法事料理の他に、あれこれ作ることになった。 が、 「人がいっぱい」 ってどういうことだ?パンダのお兄さんやお姉さん家族だけじゃないの?? と思ってたら、パンダ母、当日の朝になってあちこちの親戚に電話 「あ~、今日の夜ね7時にうちに来て。 パンダ父の法事だから。」 なぜ当日・・・ そりゃ当日の連絡だから都合悪い人もいるし、はっきりした人数もわからない。 一体どれくらの量作ればいいのかしら?? はぁ~毎回こんなんばっかのウリナラ報・連・相。 昼前からぼちぼち始めて、夕方にはパンダ母が盛り付けて 7時くらいにわらわら人が来られて、8時に法事開始。 と思ったら、あちこちのおっさん達がパンダ家の法事の膳を見て ああでもない、こうでもないと騒ぎ出した。 そうね、時間にして約10分。 1年365日、1日24時間、ほぼケンチャナヨで済む人々なのに なぜ法事となるとこんなにこだわるのかね? 法事命ってのはほんとだったね。 そのうち、おっさんの中で年長さんと思われるおっさんが 「いいから、いいから、この家でやってる通りやれよ~。」 このひと言で、法事再開。 ところが、ソウルのお義兄さんやパンダがやり始めたのを見るや、また おっさんたちが、そうじゃない、こうじゃないといい始めた。 地方によっても、家によっても料理はやり方は違うだろうよ。 という、簡単なことは外国人の奥さんでもわかることなんだけど、 なんでそう熱くなるんだ?? あんたらどこの法事奉行?? この間、約5分。 再び、長老が 「もういいから。いつもやってるやり方でやれよ。」 お願いだから、もう来年から来ないでちょうだい・・・ 法事の後は法事料理を一緒にいただくのだけど、人が多すぎて座りきれないので ソウル兄嫁・大きいお義姉さん・奥さんの3人組は 先発チームが食べ終わってようやく席についた。 それでも働き者の大きいお義姉さんは、くるくる働いてるので 腹ペコ奥さんは一応、お義姉さんに 「お義姉さん、食べましょうよ。」 と声かけてから食べ始めた。 そして、ふと横を見ると、誰も声をかけないのに、 すごい勢いで食べ始めた女がひとり。 ソウルの兄嫁だよ。 すごいよね。 ほんとなら、長男の嫁がやらないといけないんだよね。 せめて早く来て手伝うとか、お供えの果物準備してくるとか、 やれることはあると思うんだけど・・・ でも、もうソウルの兄嫁には期待しないでおこうと決めてるので あまり苦にもならなくなった。 それに今回はなんといっても、引越しという目の前のニンジンが 鼻先にぶら下がってるじゃないか、奥さん ご飯も食べ終わり、さあ、後片付け・・・ と立ち上がろうとすると、隣でパンダと飲んでた長老が 「まあ、いいから、いいから。」 と奥さんの肩をグワシッと押さえて座らせた。 「あ、でも・・・ちょっと・・・」 すでに大きいお義姉さんはお皿洗ってくれている。 「座ってればいいから。パンダ姉にやらせときゃいいから。」 そんなわけには・・・ 当然、ここで女性陣から、なんで奥にだけ優しいの~~~?とブーイングが。 すると長老。 「外国に嫁いで、苦労してるじゃないか。」 聞いた?聞こえた? そうなのよ、この国の人たちって、外国人がちょっと言葉覚えたと思ったら 「もう、あんたも韓国人になったわね。」 とか言っちゃうけど、それ褒め言葉でもないし、嬉しくもないから 何年住んだって、外国人には外国人の苦労があるってこと知ってほしいもんだわ。 あ、ちなみに、長老の奥様が長州力ね。 懐かしいキャラでしょ? でも、パンダ母も長州力もあの頃よりも馬力がない。 月日の流れを感じるわ・・・ 途中、隙を見てお義姉さんを手伝おうとするのだが、 そのたびに、長老に止められて、結局パンダと長老と楽しくおしゃべりしていた。 ラッキーだ 誰も来なくていい。法事には長老だけ参加してくれたまえ。 そして、ふと長老の隣を見ると、 延々と食い続けている女がひとり。 ソウル兄嫁だよ。 やっぱり最強・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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