続・障がい者の防災を考える
前日の勉強会で「ホホ~~」っと思った事を覚書しておかなければ。大変面白いお話を聞く事が出来ました。JSIの代表者の方のお話でした。幅広く活動されていて、話の内容が濃い!!阪神大震災の時、妊娠5ヶ月だった私。kanaの年齢は「震災から○年」と同じ数。幸いたいした被害も受けずに済んだけれど、今、もし何かの災害にあったらどうする!?被災する季節によって、揃えなければいけない物資は違うし、時間帯によって起こさなければならない行動も違う。日中家族がバラバラの時間帯だったら? 子供が学校にいる時なら先生たちが何とかしてくれるかもしれないけど、登下校途中だったら?kanaが通っている学校は色んな地域から通学してくるので、電車やバスの中で被災する可能性だってある。また、共働き等の家庭なら、子供だけで留守番をしている時にそうなるかもしれない。兄弟姉妹が違う学校へ通っている場合は、どこで家族が落ち合うか・・。被災状況によっては、移動事態が困難で、子供達にすぐに会えないかもしれない。そういう事、普段は考えないでしょう?出来れば、今からでも遅くないので少しづつ考えておいたほうが良いと思います。私、自分がいかに何も考えていないか痛感しました。何も知らないし。まず、家族と落ちあう場所、連絡手段などを決めて全員が認識しておく。もちろん、学校の先生とも。会社にいる人は、まず家に帰ろうとするでしょう?でも、家にいる人が無事だった場合、まず外にいる家族(学校に子供をとか、介護センターに祖父母をとか)を迎えに行こうとすると思う。家を離れる時は、必ず立て札を立てるように!張り紙でも何でもいい。電話や携帯で連絡が着けばいいけど、着かなかったら必ず自分の所在を記して行動しましょう。で、電気のブレーカーは絶対落としてとのこと。ナルホド!!実際にそこまで思いつくかどうかわからないけど、言われてみればそうだなと思った。ガスの元栓を切るってのは認識していたけど。自分がどこの誰で、連絡先はどこなのか、を明記した物を身に着ける習慣をつけましょう。子供や老人には重要。知的障害児となると絶対必要。いや・・・障害があるとか無いとか、関係ないと思う。みんながこういう準備をしておくべきなんだと思った。(書いてる自分、まだしてないけど・・^^;)例えばkanaの場合だったら、障害の種類と特徴、顔写真が付けられる物がいい。特別な食事しか食べられない人もいれば、一見わからないけれど排泄などの介助が必要な人もいるでしょう。そういう特徴を一目瞭然で、誰にでも理解できる方法で持ち歩いておけば、家族とはぐれていても、誰かが助けてくれるだろうと思う。防災手帖というのがあるらしいけど、まだ商品化されてないとか何とか・・。国や地方自治体が取り組んでくれるといいのに。母子手帳のように、無料配布で。体育館なんかの避難場所の環境は、自閉症などの人達には耐えられないだろう事は、簡単に想像できる。赤ちゃんにも、妊婦さんにも、とにかくみんな辛い。kanaは半日持たないだろうな・・。他の人に迷惑になるから、結局車での生活になりそう。実際、新潟の地震の時には、kanaのような障害を持つ人がいる家族は車で生活したケースが多かったらしい。避難所での生活は、経験の無い私たちが想像する以上の辛さがあるのだそう。時間の経過で、まず臭いがきつくなってくるらしい。 考えてみれば、お風呂にもろくに入れないし、人がひしめき合っているんだから当然のことだろうと思う。ニュースの画面からは、そこまでは伝わってこないけれど・・。救援物資や食料の支給の時、場内にアナウンスが流れたとして。音だけの伝達では、聴覚障害者には何も伝わらない。他の情報も勿論入らない。車椅子が必要な人が、あの避難所で暮らせる?・・暮らしにくい。ニュースで、そういう場面を見た事がありますか?みんな、どこで生活していたんだろうか・・。医療介護が必要な人(喘息・流動食が必要な人等沢山おられるだろう)の器具や薬はすぐに届く?・・届かないのが現状。他にも沢山の問題点と、現地での様子を聞きました。そこで言われたのが、何が何でも最初の3日間を自分達で切り抜けろ! です。医者も、災害訓練を受けたスタッフも、みんな被災する。どんなに頑張ってもすぐには対応できない現実がある。だから、人を頼りにするのではなく、自分達で生き抜けってことです。言われなくても判ってるわ・・・って思いそうな事だけど、実際には何の取り組も出来て無い人が殆どでしょう?私もそうですが。それでは、いけないんですね。あと、みんな体力つけないといけないそうです。瓦礫や荷物をバケツリレーで運び出したりする時に、みんな体力が無くてへたりこんでしまうらしい・・。学生ボランティアなんかも、そういうパターンがあるらしいです。防災訓練って、逃げるだけじゃダメってことです。子供の頃から、2キロ位の砂袋かなんかを運ぶ訓練するべきって仰ってました。ナルホド!!!長くなったな・・・また、続きは今度と言う事で。おやすみなさい。↑読んで下さってありがとうございます。 よろしかったら、ポチっとして行って下さいね。 kanaの障害について、沢山の方のご理解を頂く キッカケになれば嬉しいです。