今日の一台はPanoz LMP-1 Roadster-S、1999年のル・マン24時間レース出場車です。
オープンのスポーツプロトタイプカーなんですが、なんかちょっと変…。運転席がやけに後ろに。
それもそのはず、エンジンがフロントにあるいわゆる、FR(フロントエンジン・リアドライブ)なんですね。(エンジンの搭載位置はフロント・ミッドシップです)
純粋なレーシングスポーツカーはエンジンを運転席の後方に積むミッドシップのレイアウトが常識的なんですが。なんでも、オーナーのPanozさん曰く、“街を走っているクルマのほとんどはフロントエンジン・リアドライブぢゃないか”ということでこのレイアウトになったんだとか。
他にもPanozは1998年のル・マンにハイブリッドのレーシングスポーツカーを持ち込んだりと、いろんな変なことをやっています。
同じようなデザインのレーシングカーが多くなっている中で、こういうこだわりはどんどんやって欲しいですね。