今日の一台は、Dino 246 SP、 1962年のル・マン24時間レースにロドリゲス兄弟のドライブで出場したクルマです。
Dino 246 SPは前年にフェラーリ初のミッドシップ・レイアウトのスポーツ・レーシングカーとしてデビューしましたが、V6のエンジンを積んでいたため、フェラーリの名は与えられませんでした(市販車では跳ね馬のエンブレムも付かない)、「12気筒エンジンを積んでいないとフェラーリじゃない」というのが理由だったとか。
ちなみに、“Dino”、は若くして亡くなったエンッオ・フェラーリの息子の愛称というのは有名な話ですね。
さて、ロドリゲス兄弟ですが、弟の“Ricardo”はこの年メキシコGPの予選中に命を落とします、兄の“Pedro”はその後、F1(2勝)やスポーツカー・レースで活躍(1968年ル・マン24時間優勝)、しかし1971年レース中の事故で帰らぬ人となりました…。