今日の一台はLancia Ferrari D50、1956年のベルギーGPに出場したクルマです。
このクルマ、名前が示す通り最初はLanciaが開発してGPに参戦していましたが、財政的な理由、他で撤退を余儀なくされます。D50はFiatに関連装備と供に買い上げられ、やはり資金難に陥っていたFerrariに譲り渡されて1956年のGPシリーズを戦うことに。
つまり、Fiat親分の仲介でLancia一家からFerrari一家に養子縁組をしたということでしょうか?
で、このD50君は1956年はJuan Manuel Fangioのフェラーリ・チームの加入もあってGP全7戦のうち5勝を納める大活躍で、Fangioをワールド・チャンピオンへ導きました。
話をこの黄色いD50に戻すと、ベルギーGPに向けてフェラリー・チームからベルギーのEcurie Francorchampsに貸し出され、ベルギー人のAndr? Piletteがドライブで6位に入賞しました。
ちなみに黄色はベルギーのナショナルカラー、このレースのあとは赤く塗り直されたんでしょうか?ちょっと知りたいです。