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南の島物語

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2014.07.11
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カテゴリ:ジギング
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以前、このブログで、
私と「スタジオオーシャンマーク」との関わりを述べた。

「スタジオオーシャンマーク」の社長である大塚とは
(後輩であるが、人前では必ず、さん付けして呼ぶ。
しかし、こういった場合は敬称を略して大塚と呼ばせてもらい)、
彼がリョービ時代からの経緯をお話ししたと思う。

ものつくりには、驚くほどの、アイディア、知識と、
チャレンジ精神を持ちながら、その真摯な姿勢に、
何か心地よいものを感じたものだ。



そして、ここでもう一つ、
私には欠かすことのできないメーカーがある。

それは、鉄ジグでおなじみの「ネーチャーボーイズ」である。
ネーチャーボーイズの社長の和田は(この場合も敬称を略す)、
十数年前に、私の田舎(青森)の友人と一緒に八丈島にやって来た。

勿論、目的は釣りである。

多分、その時はエサ釣りをしたと思うが、ルアーの話になり、
それから、青森で使われるマスナタの話になった。

何でも、青森の六ヶ所村で、車の燃料タンクや灯油のタンクから、
国の原燃関係の貯蔵施設まで、そんな金属加工をしている会社だ。

そして、六ヶ所村にある大きなショッピングモールの中に、
釣り具店も営っていると言う。

「パパさ~ん、実は仕事柄だが、環境に配慮した形で、
釣りの業界でモノ作りをしたいのだが・・・」

こんな話からである。
私は、即答した。

「和田さん、釣りは環境負荷が多いレジャーです。
でもその中で、欧米から来たルアーフィッシングは、
ある程度の環境意識を持つ人が多い。ルアー商品の開発では?。」

「多分、僕の考えでは、遅かれ早かれレジャーに鉛製品は使えない、
そんな時代が来ます。鉄やステンレスの加工技術があるなら、
鉛ではないメタルジグを、ルアーを作っては?」

此処から始まったのが、最初のステンレスルアー
「ファンキーロボット」である。

しかし、それは大変だった。

社長を始め、工場の人間は、誰ひとりルアーの知識はない。

そして私は、金属加工の知識を持たない。

最初は、塗装技術が無いので、「それでは、研磨してむき出し色で」
しかし、ステンレスはコストが高い。

そこで、色を塗る技術の習得だ。

経験のあるルアービルダーの意見、車の塗装技術者の意見。
2年以上時間をかけて、ある程度の塗装技術の習得から、
こんどは鉄のジグへの挑戦となる。


私が、アドバイザーとして、このネーチャーボーイズで築いてきたもの、
その製品は、全てに環境姿勢を前に出す事だった。

タックルボックスや、ロッドケースへの提言。

それは細かいアイディもあるが、まずは素材にリサイクル素材を使う。

または、リサイクルのできる製品を作る。

企業テーマである環境姿勢。

「ネーチャーボーイズ」のブランド名から、
鉄で作られたジグ、「鉄ジグ」のイメージネーミング。

「変化は進化」のキャッチフレーズ。

スイムライダーなどの商品名、
その殆どが私の意見だったろうか。


さらに、社長の和田の、その飽くなき探究心、
商品開発に対してのパワー、行動力。

それは、素晴らしいものがある。


あの、バブル崩壊からリーマンショックまで、
景気の後退から、社会が沈み込んでいた頃のスタートであり、
ゼロからの設備投資と商品開発だったろう。

そして、今は、多くの商品を作り出している。

さらに、多くの研究熱心なスタッフを抱える。

彼らのアイデアが、更に多くの商品を生み、
私が手掛けていない新製品が、カタログに載ることも多くなった。

まだまだ紆余曲折もあるだろうが、ブランド発足当初の、
「環境に配慮した、将来を見据えた製品作り」
この精神が、スタッフ皆さんに受け継がれていく限り、
革新的な商品を作り出していくだろう。

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最終更新日  2014.07.11 14:16:33
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