おきらく主婦のたわごと

先週の月曜日から金曜日まで夫は入院していた。


昨日、午前中に帰ってきたらしい。


私はその頃、仕事におわれあせっていた。


カバンの中で携帯が光っていた。


夫からだ。


マナーモードにしていたので３回のメールにきがついてなかった。



「耳かき、どこに行った？」


「あった～。」


「お昼はどうしたらいい？」




こっちはあせっているのに、しるかいなっ！


勝手にしてくださいな～


退院してくるのは分かっていたけど、さすがにお昼まで面倒見切れませんっ。



昨日は暑かった。とにかく時給のお仕事で２時半以降はサービス残業になってしまう。


汗だくになってなんとか終えた。



もうぐったり・・・


昼も食べないで必死。


昼を食べずに働いている私に昼飯はどうすればいいかと聞くなよ！



私と、同じく新人のＴさんはわりと時間がかかる。


同じ新人２９歳Ｉさん、３２歳Ｕさん達はとっくに帰ってしまっていた。



やはり若さ？！


体力勝負には若さなのか・・・

ホテルのお部屋の掃除と一口で言うが・・・



備品がかけていないか？

髪の毛はおちてはいないか？

ホコリはないか？

磨きは完璧か？

ものの位置はあっているか？





点検の項目はたくさん。


要領が悪いのもあるが、異様に心配でなかなか部屋を去ることができない。

これまでは上の人のチェックが入って、それが商品としてお客さんに提供されていた。


ここ数日は自分の責任でするように言われ、ドキドキ。



「もう適当にやってます～。」

Iさん、Uさんはとにかく早く帰りたいという思いが見える。


ゆっくりしていては子どもの迎えがまにあわない。


私とＴさんはミスを出さないように！って必死。


返品となっては他の人にも迷惑をかけてしまう。


っていうか・・・会社にだな。


信用がなくなると同時に、そのお部屋のお掃除分がでないらしい。


なかなかシビアだ。


いまやっと８部屋できるようになった。


ベテランさんは軽く１０室こなし、多い人で１４、５？！

倍ですな。


ほんと、尊敬ですわ。


これから暑くなると蒸し風呂状態であろう。


仕事が合っていた人でも暑さに負けた！


そう言って辞めていった人もあったらしい。


そうだろうねぇ・・・



とにかく、グッタリ。



家に帰ると夫がシャツとパンツでゴロゴロしていた。



夫「おかえり～。」



私「おう、帰ったよ。」


夫「おそかったねぇ・・・」


私「なんか・・・あんた・・・





　ヒモみたいだねぇ～　」



疲れていて、ゴロゴロしている夫をみて思わず言ってしまった。


夫「だれがヒモだってぇ？！」



すまんすまん・・・・




でも夫の願いは


髪結いの亭主だったんだ・・・


しかし疲れて帰ってきて家でゴロゴロされていると気分が悪いもんだ。



私は夫が帰って来る時間はご飯つくったり、子どもの送り迎えなんかで忙しくしてるもんね！



しかし働かなかった頃はどうだったか？



昼寝してました・・・・



テニスしてました・・・


時々だけど・・・



やはり、こんな事実はあったとしても言わない方がいいかもしれない。


知らない方が幸せかもね。




って見破られていたと思うが・・・



やはりこれから家にいたとしても、ぐうたら姿は見せてはいけないな。


学習した。



忙しかったフリをする。



ああ・・・これもばれているな。



すでにやっていた。



もう何をしても見透かされている。



悪妻といったんレッテルを貼られるとなかなか剥がしてももらえない。



夫の側になにやら見かけぬカバンが・・・


中には眠るときに装着するマスクがはいっていた。



「おお～っ！それか！あんたの命をつなぐやつだね？！」



結局、夫の病気の原因はなんなのか？



肥満が原因というよりは骨格と遺伝か？！



となると・・・


うちの子達もいづれそうなるのか？！



かわいそうにっ！！




昨日私の横で寝ていた夫だが、確かにいびきはなかった。


あの部屋が震えるようないびきとはおさらば～




ただ一晩中、機械から音がでていて気にならないと言えばウソになる。


仕方ない。


これを放っておくと後々こわい病気がでてくるのだから・・・


不幸中の幸いと思おう。




そして夫は今日は東京に出張。


「あんた～、命をつなぐ機械は？」


「日帰りだよっ！」



あ～、そうですか・・・



これでこいつは電気のこないようなところには住めないのかぁと思った。←どこ？



ウルルン滞在記のような生活は無理だねぇ。



昔だったら病名もつかなかっただろう。






夫は病院から帰ってきた。



入院費は払わずに・・・





やるな～夫！



あんた～、いい根性してるよっ！





結局、私が払いに行くことになるのだな？！


手間をかけさせてくれる。



ま、いいんだけど～。



とりあえず一安心。



ほんと、何年言い続けていたやら・・・



これで静かな夜を過ごせると思うとホッとする。



あの寝姿、こどもはどう思うだろうか・・・・



きっと


「おれもつけたい！」


そう言うかもしれない。


遺伝が考えられるなら・・・



マスク１号、マスク２号、マスク３号ってそろうのか？





やだな～っ。




夫いわく・・・




「４号も必要じゃない？」





私はいらんわっ！！




いや・・・いるかも？！




笑えね～っ！