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テーマ:たわごと(26885)
カテゴリ:マイホーム
マイホームを手にして2カ月が過ぎた。
外構工事も無事終わり、ちょっとだけお花を植えたりチューリップの球根を植えた。 予定からいくととんでもなく遅れてしまい、ガーデニングを楽しめなかった。 もう雪が何度か降ってはうっすら積もって、消えてのくり返し。。。 「3カ月点検にきました~。」 営業のHさん。 あいかわらずの脳天気ぶりである。 「あ、ご飯、終わりましたか~?」 「いや・・・まだですよ。」 「ええ~っ、そうなんですか?」 って・・・ あんた、土曜日の夕方6時に食事が終わってるとは思わないだろう・・・ 「食べていくつもりだったんでしょ?それとも帰る?」 「あ、はい~ いただきます~。」 この人、おっさんなのだが、こどものよう・・・ ・ 昔、甲子園球児だったことが自慢。 どんくさいおっさんなのだが、社内ではトップの売り上げ。 信じられない。 仕事を多く抱えている営業は正直、いただけなかった。 もう終わったことだからいいんだけどね・・・ 「じゃ、さっさとすませましょうか~。」 おお、そうだった、点検だった・・・ 「何かお困りの点や不具合はありませんか?」 「あるよっ!! 寒い! このリビング、寒くない?!」と私。 蓄熱暖房機ひとつでは寒いのは当たり前なのか?! これひとつで家中、暖かいと言っていたではないか!! 「え?!ここに入ってきたとき、あったかい~って思いましたよ~。」 H君、君、雪降る外から来たよね?! あったりめーじゃん!! 「あのですね。。。私、普段エアコンもつけずにいるんですが・・・ 時にはフリースなんか着ちゃってますよ(怒)」 「ええ~っ!! フリースってなんでしたっけ?」 がくっ おっさん、ユニクロとか知らないのけ? あんたの会社から歩いても行けるやないかっ!! 「そーすか・・・それは困りましたね。何か考えましょう・・・」 あんたに考えられるの? 「ん~、なんて書類に書こうかな・・・」 「だから、スースー寒い!ってかけばいいんだよ!」と私。 夫はだんまり、ニヤニヤ笑っている。 「いや、そういう表現はよくないんですよ。人によって感じ方も違いますし・・・」 「上着なしではいられないって書けばっ!!」 私、そんなに怒っているわけでもないのだが、 この脳天気ぶりに声がついつい大きくなる。 周りからみればコントにしか見えないと思うけど・・・ 「部屋が暖まりにくいってのは、どうですか?」 ん・・・・ まあ・・・よしかな?! 「ここにドアがあればこんなに寒くなかったと思うのよね・・・」と私。 「ほんとですよ~ なんで、ドアをいれなかったんですか?」 は~?! あんたねっ!! あんたが、ここにはドアが入らないって言ったんじゃん!! 換気がどうのって・・・・ 選択の余地なしだったのよ!! そう勢いよく言った私。 息切れしちまったよ! 「え?!そんなこと、言いましたっけ? がはは~っ そうだったけ?!」 あきれる・・・・・ やっぱ、そういうヤツだったか・・・ 「ドア、いれちゃってくださいっ!」と私。 「うーん、なんか考えましょう!」 ← 前向き 「だから、ドアでいいんじゃん!!」 「うーん・・・」 どうしてもドアはつけたくないらしい。 「できなくはないと思います。 あのう・・・」 なんだよ。。。 私は食事の用意をしながらの会話だった。 夫はH氏の向かいに座っている。 何を言おうとしているのだ? 「あ、もしかして、お金がかかるって言うんじゃないでしょうね?」 「ええ~っ、どうしてわかるんですかっ? 僕はまだ、あの~としか言ってないでしょ?!」 ふん。ピンとくるわい。 「なんか・・・ 奥さん、どうして分かっちゃうんですか~。 気持ち悪いな~。」 最近、カンはいいのよ~ ほほ。 なんて笑ってる場合ではなかった。 「いやぁ・・・暖かいですね、このおうち!」 「あのね、Hさん、今はエアコンつけてます。 そんで今日は鍋です。 寒いからね~。」 チクリやる。 しかし、この男、鈍いので気がつかない。 「昨日も、鍋だったんだよ~。」と子ども達。 「そうだよ~ うちは毎日、寒いから鍋しないと、やってらんねーよね~。」 私、完全にガラが悪くなってる?! 「あ、じゃ、ちょっと書類しまって食事にしますか~。」 Hさん、あなたが言うの?! 本当に憎めない人だ。 食べながら彼はいろんなことを話す。 うちの仕事をした工務の人の話になった。 「あの人、元気?うちには顔出しもないけど。」 「あ・・・・もしかしたら二度と見られないかも・・・」 「もしかして、辞めちゃうの?うつ病?」 「えっ!どうして知ってるんですか?奥さん、気持ち悪いな~、なんだか・・・」 鋭いと言って欲しいわね。 なんか、会話してた時に異常な汗をかいていたことがあったしね・・・ 仕事も追い込まれていたから、そうかなって思ったんだよ。 Hさんが鈍すぎなんだよ。 家族 プラス ワン 鍋をつつく。 本当に、得な人。 「ドアを只でいれてくれたら、誰か紹介してもいいんだけどな~。」 と私。 「ほんとですか~?」 Hさん、目を輝かせる。 オッサンの目が一瞬にして高校球児になった。 この人の仕事ぶりでは紹介はまず、あるまい。 言い切っちゃったよ。 「いや、うそ。だれも家なんか建てないよ。」 な~んだ、と肩をおとす。 この人、これまで仕事を点々としているらしい。 セールスが好きなようで売るモノが段々大きくなっている。 引き抜きなんかもあって、保険の仕事をしていて年俸でお金をもらったこともあったとか・・・ あと教材を売って半年でトップになり、支店長になった実績もあるとか・・・ 年収4千万の時もあったとか?! この話は初めてだ。 誠実なセールスマンのイメージで家は売りたかったのか?! なんだか妖しげなな匂いがする。 若い頃に入った会社でよく接待をしていて自分がお金持ちになったような錯覚に陥ったことがあったらしい。 高卒で入社。手取りは本当に少なかったのに。。。 なんと気がつけば二千万の借金!! 「へ~、だからお父さんからカードを作るの禁止されてたんだ~。」 「え?!奥さん、何で知ってるんですか?言いましたっけ?」 はい、聞きました。それは。 きみはおちゃべりなのだよ~ そのあと、入った会社で成績が良かったので1年で借金を返して家のローンまで 返しちゃったらしいのだ! この男・・・・ 平凡な人生ではない。 君が私に言ってないことで知っていることがあるのだよ。ふふ・・・ あんた・・・バツ2だってね?! それは、たまたま私の友人が家をたてることになってH氏が担当となった。 その友人からの情報。 友人は今、離婚しようと思っている。 まさに自分が経験してきた道だから親身になって、身の上話をしたのだと思う。 でも私たちには言っていない。 おしゃべりなH氏。 一応人をみて会話しているのか~ 単純なだけではない。 だから営業成績がトップになるのかもしれない。 でも・・・ 長続きしなさそう。。。。 次の点検には・・・・ いないかも・・・ 悪い人ではない。 でも、良い人という面だけでもなさそう。 人間、そんなもんかしら。 高校球児っていうだけでクリーンなイメージにとっていた。 さて、この寒い電化の家。 どうなることやら~ ドアの件を提案しなかったH氏はきっと上から言われると思うが・・・ 言われてください! 私って鬼?! ほんと、スースーするんだって。 人妻だけに親身になってんじゃないわよ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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