ParadiseGarage

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• いまのところの春物の出始めの具合は。

  仙台の新店舗オーブンまであと一週間。かなりドタバタになってきた。久々にテンパリそう。自社で全て作っていくのは間にあわないし、又、完全ＳＰＡよりも、うまく仕入れ加えたほうがよい時代だから、色々なメーカー何社回った。当然、春物がこれからあがって来る。マルキュー系なとこ中心だが、やっぱり、ドルガバ参考にしてるとこ多そう。皆、目を付けるとこは同じ。だから、蛇・パイソン使いは多いっぼい。これは靴もそうみたい。また、当然のごとく、キラキラ・ラメ・グリッター物・レース使いも強め。さすがにもろボリュームＳＫはないが、プリーツは増えている、ヤッバリ。加工ものはデニムだけではなく単品まで進化してる。色はまだ、激しくカラフルなものはそんな増えていない。春物といっても年内売りだからか？それともうちが今回まわったメーカーさんまだソコまで消化してないのか？取りあえず毎日バタバタが続く。

  2004.11.25

• ジェネレーションＹ－ギャル系引っ張る世代の特徴。根はマジメ、自分の価値観で。

  自分が２０才前後のときもそうだったが、若い世代はなにかと、「いまどきの若いもんは．．．．」といつも言われる。だが、自分が渋谷の１０９で接してきて思うのはこのＹ世代のこたち、マジメ。ただしそのマジメは自分の回りが基準。話してておもうのが、友達の話・彼氏の話が多いのはもちろんだが、意外と親の話が多い。特に母親の。ただ自分の回りが基準といっても社会的モラルは高い。その分、ちょっとおとなしいな～と、物足りなさを感じることもある。全体的にはやっぱり、おとなしいんだと思う。でも、自分の興味あることなどを任せられたりすると今までの世代以上に頑張る。ただ、押し付けは大嫌いのようだ。表面上。会社のルールにはキチンと従うが実際はもっと自分のことを考えているから、そこをわかってあげないとうまく進まない。このＹ世代を表すキーワードとしては、Optimistic 楽天的な Idealistic 理想的な Empowered 能力のある Ambitious 野心のある Confident 自信のある Committed 約束を守る Passionate 情熱的な Traditional 伝統的な だそうだ、それまでの世代は、反抗イコール若さな部分が多かったともうが、案外、保守的なとこもある。履歴書なんかみててもマルキュー系の販売に応募してくるのは未成年多いわけだが、最初の頃は保護者の欄は空白が多かった。最近はキチンと記入してくる。しかも、ちゃんと親御さんの直筆だったりする。そして、親御さんの話や自分の家の話よく出来る子のほうが仕事はやっぱり伸びる。

  2004.11.24

• Ｍoussy-マウジーのネット(携帯サイト)の展開と日本のＹジェネビジネス-多様化する販売チャネルと参加型。

  Ｙジェネレーションの特徴の一つにネット(携帯)を使いこなす生活スタイルがある。他に小さい集団でのコミュニケーション密度が高い。狭い専門性たかい分野でも興味あるとこには集中しそれを突き詰める、だから、小さく集団のスターが沢山生まれる。叱られると弱いが誉められたりしてその気になると凄いポテンシャル発揮する。今までのアパレルの仕組みではとても難しいお客様達。きめ細かい対応が必要。そんななか、日本のヤングアパレルで先行して最もうまくやってるな～と思うのがＭoussyだ。殆どのブランドが公式サイト持ってるがマウジーは中でも充実度高い。毎月、十数体新作アップしてるし、ファミセや店外催事の情報も。スタイリングのネットでの見せ方も上手い。個店限定商品紹介も。マウジーもコアなブランドのファン全国に多いから、雑誌よか、かなりな情報になる。ファミセも限定商品も以前は極一部の方やチョ-顧客なかただけのものだったが、顧客満足としては良いかも知れないがビジネスとしての拡大性は弱い(多店舗展開目指さないなら別だが)。そしてそのそのホムペから繋がるネット通販は、なんと、楽天。まさかマウジーが楽天出店するとは思わなかった。当然スライやブラックもお買い物出来るのだが。しかし、これはとても賢い選択かも。普通にネットで服買うならヤッバリ楽天かヤフオク。店頭に来れない潜在顧客を楽天使って掘り起こし、次に繋げていく作戦でしょうか。もっとＹジェネの子達にマッチしてるのが、公式の携帯通販サイト。ここにはブランド公式ＢＢＳがある。一般的に掲示板設けるとマイナスなことも考えられるが、逆に商品の人気が高まる方にいっている。ここのお客さんの書き込みみてると、高校から２０歳前後にかけて都内中心にお店で買っていたものの、結婚やら実家戻ったやらで、お店に行けなくなったこが多いようだ。普通なら離れてしまうお客さん。携帯のサイト(お店)に残っている。てな感じで、ネットや携帯の土俵を使って、一部はお客さんを巻き込みながら、ビジネスを展開してるマウジー。どこ迄先をみて、どこ迄戦略としてやっているか解らないが、商品みてもお店みても、Ｙジェネレーション世代のお客さんに支持されたアメカジを上手く参考にしてるのは伺えるお客さん参考型のホムペ、セシルもやってる。セシルのはＰＣだからカラフル。ＨＮの横に書き込み回数でるもんだから、更に書き込みが加速する。この、お客さん参加型のビジネスモデルはマルキュー系が元々得意とした所。読者モデルからカリスマ店員そして企画。ブームがそうさせたのではない。Ｙジェネレーションなお客さんだからそうなった。それを知ってか知らずか、ネット・携帯に持ち込んだマウジーとセシル。ブームだけで売れたブランドとは大きく違う。渋谷１０９でダントツでワン・ツーなブランドはやっぱりやることが違う。同じことはできないかも知れないが、学ぶことは多い。

  2004.11.23

• ギャルの集まるサイト、ギャルバ・雑誌話・ギャル雑誌話。最もＹジェネレーションなこたちの一端。

  Ｙジェネレーションと言われる世代がある。Ｘジェネレーションに次いでアメリカで言われはじめたある世代をまとめる言葉。アメリカでは２０代なかから後半中心の世代。それまでの世代との最も異なるのは、ものごころついた時からパソコンあってなにをするにもＰＣから。それによって今までの世代と価値観・行動様式など大きく異なる。その世代の特徴を上手く捉えて成功したのが、アバクロなどのアメカジブランド。日本ではもう少し年齢層さがって、１９８０年生まれの西武の松阪世代以降。今年のオリンピックのメダルラッシュはこの世代に負う面多い。ふみコミにみるように小中高校生でもＰＣ使ってるこ多いようだが、(楽天日記も含め)日本でも最近では。ただ、まだ日本ではＰＣよりも携帯。定額制導入もあり、当分携帯優勢。マルキューブーム始まった頃、友達同士で携帯片手にどこにいるけど何々がかわいいとかいくらとか情報交換しながらかいものしてるのみて、オジサンたちはスゴクビックリしてたが、今は別に普通。この情報交換今はもっと進んでいる。ＰＣや携帯のサイト上で同じギャルのくくりでいるんな話題の情報がもの凄いスピードでいきかっている。自分が知ってる範囲では、ＰＣサイトでは、最も有名なとこでギャルバ。ほかにＷanＢoo、eggアンオフィシャルサイト。携帯メインのサイトで雑誌話・ギャル雑誌話。他に個人やギャルサーの運営するサイト多数。特に携帯メインの二つの雑誌話とか殆どチャヅト状態で、毎日が２チャンネルのお祭りのよう。アクセス数も!!!!!オジサンなつもりはないけどさすがにそのスピードはとてもついてけない(;_;)ギャルやマンバやってても興味は服だけでないから話題は様々だけど。一部のこが集まってんでしょとも思うでしょうが、怖い事実があるのも確か。この雑誌話の別板で、お店の評判かきこむ掲示板がある。とある有名ギャルブランドの渋谷のお店が、そこで一年ぐらい前から販売員さんの態度の悪さが話題になっていた。ほどなくして売上あっという間に下がりはじめた。商品の問題もあるでしょうが、目に見えない評判。これが一番怖い。今はそれが目に見えるように見知らぬ相手にも発信されてしまう。だから更にいっそうのこと。普通に当たり前にやってたら問題ないことなのだが…ただ、逆に良い部分で、いままでは見えなかった評判が伝わることもあるのも事実。だからこそ、お店は日々毎日が今まで以上に大切。ギャルなサイトではなく、この楽天日記で先日、前一緒にギャルブラで働いていてお互い別な会社にいったスタッフが接客とかがよくて、お客様が自分の日記で取り上げてくれてたりしてた。全然違う職場になってしまったけど、あ～やっぱりしっかり頑張ってるじゃんと、とても嬉しかった。幸いなことに楽天日記はいい人が多い。違うプログだったら自分の楽天日記も続かなかったかもしれない。(^_^;)

  2004.11.22

• マルキューのギャルマーケットのなかでのシンプルテーラージャケットの流れ。先行してたマウジーとアルバ

  売れ筋不在と言われるなか今シーズン最も長く売れたシングルテーラージャケット。特に黒。去年の秋冬からベッカムの流れでベロアのテーラーをカジュアルに着るこがストリートに出始め、海外のスナップでも増えそれが一気大きな山となった今シーズン。その流れとは別に、マルキュー系のギャルブランドでテーラージャケットやっていたとこが二つ。それはマウジーとアルバマウジーは４年ぐらいまえに渋谷１０９以外に出店し始めた頃から。名古屋丸栄のマウジー新店舗オープンの時メンズ系のパンツスーツが展開されてて渋谷店との違いにびっくりしたのを覚えている。さすがに売れてなかったようだが、あきらめず続けていた。多分その時から既に脱マルキューを考えて商品作っていたのだろう。程なくしてブラックバイマウジーを立ち上げるのだが、このときもテーラージャケット攻めていた。それはそこそこだったようだが、丁度春トレンチの流行の始まりで、結局はそちらとデニムに流れたようだが。アルバはセレカジブームとはちょと違う観点でテーラージャケットをこの数シーズンやってる。アルバのは素材が綿の軽い洗い入ったカジュアルな素材が多いが、必ず、バンツスーツなのだ。最初は黒のみかと思ったら今シーズンはベージュやカーキもやってた。形もコンパクトでかなりカッコイい。ギャル系ブランドはマウジー含めてややパターン力は弱いがアルバはその辺はしっかりしているから、ふはくの重衣料作ってもうまい。アルバのお客さんがどこまでテーラーのパンツスーツを支持してるかわからないが、とりあえず、進化させながら継続展開してるのだ。どんなにカジュアルな品揃えでもしっかりしたテーラージャケットを展開してるだけで、子供なブランドから大人めのブランドに近づくし、ワンピースとテーラーはある意味現代の服の基本となるアイテム。商品を真似してるわけではないが、ちょっとドルガバのコレクションの展開と近いものを感じる。マウジーとアルバと商品もテーストも違うけど発想は同じだと思う。ブームとしてテーラージャケットやるんでもなくて、ブランドのもっていき方の戦略としてやってるところが他のギャルブランドと大きく一線を画している。シングルテーラーからの発展でこのパンツスーツで、ちょとへ～って思ってしまったのが、今月号のeggのブラックスーツの特集。べたギャル雑誌のeggがである。確かに以前からその傾向あったが今月号の特集はeggにしてはファッションとしてまとまりあった。専属スタイリストでなく専門のスタイリスト会社が担当したみたい。復活マンバは今年がピークなようで、マンバギャルも来春夏はルル系のカジュアルと大人っぽいスタイルに別れていきそう。お姉で大人志向なギャルが増えてもやっぱり高校生中心に、この層のお客さんの意識・動向は無視できない。なんと言われようと、マンバであろうがなかろうが、マルキュー系のコアなお客さんであることには変わらないから。しかも、前回のガングロ時代より更にそのスピード感とネットワークが強くなってるし……

  2004.11.21

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  2005春夏コレクション －トレンドにはならないかもしれないが気になるジャケット－ボッテガべネタのレザーＪＫ・Ｄ＆ＧスペンサーＪＫメンズＪＫ・バレンシアガの金釦ＪＫ

  ボッテガべネタのレザーＪＫ（上段左）バレンシアガの金ボタンＪＫ（上段右）Ｄ＆ＧスペンサーＪＫメンズＪＫ（下段左、右） ボッテガべネタのレザーＪＫ春夏のレザーＪＫ。おしゃれです。アイスブルーの細身なシングルテーラージャケットにベージュのややゆったりな５分丈パンツ。おとななカジュアル。襟のラペルの細く上にあがった具合といい、細身のウエストからバストにかけてのラインといい、レザーの味をうまくだしたシルエット。パンティング加工のような模様も含め、なかなかいい。ヘアースタイルもオトナないい女系だし。肩がもう少し丸く、パンツにもう少しボリュームあれば、まさに春夏のトレンドまんまになるが、そこを押えているあたりが、オトナなボッテガべネタ。その匙加減もいい。ボッテガべネタの今回のコレクションはカラフルな色使いではなく、ベージュ・茶・ゴールド中心にまとめ、オトナのおしゃれのいい味たくさんでした。ＪＫに限らず夏のレザーはいつかまた復活しそうな素材。シャネルも定番シャネルＪＫにレザーパンツ合わせていたし。今春夏もはまだはやいようだが・・・去年の春夏に１０９のソードフィッシュが夏のレザーを仕掛けて大コケしてしまった。おしゃれなのはわかるんだが、、、バレンシアガの金ボタンＪＫこんなふうにＪＫにもろ金釦はまだあまり出回っていない。これも復活ありなアイテム。カラフルな色使いのメゾン以外にベージュ系ゴールド系できたメゾンもあったし、ゴールド付属使いも多い。でもこんなもろ金釦ＪＫはバレンシアガだけかも。バレンシアガはＪＫ以外にも金バックル金ベルトでやっていた。こんなもろの金釦だと渋カジの頃を思い出す（特にシングルでなくダブル前なとこなんか）。でも日本のマーケットではセレクトＳＨＯＰでは既にちらほらやっていた（アナザーエディションとか...）し、でか釦・メタル釦で表情つけたアウターはこのところ継続だし、ＪＫではないがダブスタも金釦使いのもの売れているらしい。復活の兆候がちらほら見られる金釦ＪＫ。まあ～ダブスタのようにＪＫ以外のアイテムからこなしていけば、マルキューでもそれ以外のマーケットでもいけると思う、金釦。Ｄ＆ＧスペンサーＪＫメンズＪＫやっぱりこの人達はＪＫになんかの思いいれがあるようだ。ドルガバだけでなく、もっとカジュアルな趣のＤ＆ＧでもしっかりＪＫらしいＪＫやっている。全体フェミニンになったとしてもクールでかっこいい系がゼロにはならない。得にこのスペンサーはちょっと面白い。全面ゴールドなので派手だが、スペンサーもある意味トップスのミニマム・ショートな傾向に合致するわけだし、逆にＥＧＧのようなお兄系ファッションおおいとこから、ギャルが注目しかねないスペンサーＪＫ。

  2004.11.20

• 広がる中間プライス-税込み表示以降のマルキューのプライス変化-税込きり上がり無くして成功したマジョレナ～そしてココルルが．．．

  ４月に税込み総額表示になって以降、それまでマルキューのプライスラインが崩れてきた。それまでは2900円3900円4900円といった、９もしくは８できっていた。総額表示になり、本体価格は変わらないが3045円4095円5145円の表示になってしまった。本当は値段は変わらないのだが、何となく値上がりした感じは否めない。特にマルキューのように値段にシビアな反応示すマーケットでは。法律改正後これに、すぐさま対応したのがマジョレナマジョレナのメインなお客さんは高校生。決して沢山お金もってるわけではない。展開してる商品も典型的なギャル系。お金ある高校生はアルバ買うでしょうし。そこで税込み表示しても桁上がりしないプライスにしたのだ。本体価格を2800円3800円4700円5700円とした。これで、消費税掛けても千円代は桁上がりしない。実質的値下げ、しかもわかりやすい値下げ。本体価格4700円とかいままでだったら中途半端なプライスだが、税込み総額表示になると大きく意味あるプライスとなる。そしてマジョレナはこの春夏は売上伸ばした。勿論、売上伸ばした要因はそれだけではないが。売上伸ばすお店ブランドはいろんなこと考え実行してる一つの例でしょう。そのマジョレナのせいか、秋冬になってこの中間プライス増えてきた。セシルでも見られるようになったし、やっぱり一番増えたのは同じ会社なエゴイスト。それに伴って、5000円以上のプライスで増えたのが本体価格下三桁が200円500円。このプライスだと値下げなのか値上げなのかかなり曖昧。マルキューもいまだに売上好調とはいえ、ブームは過ぎたわけだから、いろんな事に気を使っていかないと残っていけないのは間違いないこと。このプライス設定で怖いことがでてきた。それはココルルである。ココルルが税込み３９００円とか始めているのである。今のココルルがそのプライスでやってきたら、まさにパワーセラーとしかいいようがない。ユニクロかょって感じである。ＧＡＰは下３桁２００円とか多い。これなんかわかりやすいプライスであるが、値上げ？って思ってしまう。そこで問題なのは自分のとこはどうするかである。新規で短期でオープンもあり、メーカー仕入れが多い。変にプライスいじれない商品もある。したがって９００円ラインの相変わらずのラインになっている。しかし、マルキュー系のファッションビルでも高校生の比率多そうである。徐々に見直す必要あるかも。ほんとはあんまり変に妥協したくもないし、ココルルのような体力が最初からあるわけではない。まずはお客様をしっかり見つめてから。変える必要性感じたら大胆にやっていこう。

  2004.11.19

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  2005春夏コレクションのジャケット-３ テーマからのサファリJＫ。ＪＫと言うよりシャツに近い感覚で。（画像更新）

  コレクションテーマからの流れで各メゾンで見られたサファリジャケット。ＪＫのなかでは思い出したように度々登場する。春夏というのもあり又全体的傾向から、いかにもサファリなものより、シャツに近い感覚で羽織ったスタイルの方がよくみえる。又、ドルガバのように異素材かましたデザイン加えたりしてるほうがいい。今シーズンに登場したエスニックやアフリカンはいかにもな土くささや素朴さよりも、ゴージャスなエスニックだったりリッチ感があったり、ポップさかましたりと前シーズンまでのテーマを昇華させたものが多い。そういう面や、テーマや素材はナチュラルな流れに含まれる点で取っつき易い。だが、加工物デサイン物(ワーク系中心に)なアウターに慣れた今の日本のヤングのレディースカジュアルでは、ちょっと物足りないような感じがする。ドルガバのアニマルかましたシャツジャケ以外は。サファリジャケットこなすなら、そのままでなく、何かもうひとつ二つの要素を加えてこなしていきたい。シンプルで大人なコーディネートもよいし全然ありでヤングのマーケットもどちらかというとそちらを志向している部分もあるが、大勢はまだまだデザイン物志向が優勢だと思われる。その点、ボリュームＳＫは一部のマーケット除きデザイン強く主張してみえるアイテムだ。中途半端に落としこむと失敗しそうなサファリジャケット。何かやるんでも中途半端が一番ダメ(自戒…)やるならやりきらないと。シンプルテーラーのように大復活なアイテムでないだけに… ドルガバ（上段左、中）シャツライクに着込なしたサファリジャケット。パイソンかましたとこがドルガバらしい。また、ボトムのあわせ（ハンパ丈ジョッパーズ、ショートパンツ）のバランスもいい。プラダ（上段右）これもショートパンツと。画像わかりにくいがＪＫはサファリ。ベルサーチ（下段左）典型的なサファリＪＫ。グッチ（下段中）ベルトとリボン扱いした、丸みのあるサファリＪＫマックスマーラー（下段右）これも典型的サファリＪＫだが、アウトポッケのふくらみや裾にかけて拡がって裾でまた内に入ったシルエットなどはやや今っぽい。やっぱり、ショートパンツとの合わせが主流。こうしてみると、わりとメインのメゾンがやってるのが少しきになる...

  2004.11.18

• 2005春夏コレクション －マーケット浮上アイテムのジャケットその２-更に丸くショートにシングルテーラーＪＫ

  コレクションでの体数はそんなでもないけど、やっぱり今マーケットで支持のたかいシングルテーラーＪＫが春にどう変化するかは気になる。もしかしたらショートトップスにとって変わられる可能性もなくはないのだが、若いお客さんが久々にＪＫらしいＪＫを着るようになっただけに継続してほしい。過去にＪＫがマーケットトレンドになったのは渋カジのときと、初期のギャルが背伸びしてジャイロなんかのスーツきた時。今は単独のスタイルがマーケットを席巻することないから、そこまでのブームにはなってないが。自分としてはドルガバのチョイ丈みじかにした肩から全体にかけて丸い、でも衿は甘くないＪＫがとてもかっこよく映った。これ以上小さくしたら、ボレロ系に近づくので、ぎりぎりのところなのかも。丸みが多いことで今シーズンの雰囲気に近づくが、衿の異素材かませや、シャープさ残してドルガバの匂いをしっかりだしている。ショート＆スモール化しているトップスの傾向とシングルテーラーの良さがバランスよく収まっているＪＫだ。ドルガバはどんなシーズンでも必ずかっこいいスーツをやってくる。カジュアル・セクシー・ゴージャスとどこに振っても必ず。そのドルガバのスーツ・ＪＫははずせないように思う。だからＤ＆Ｇのメンズライクなストライプも気にはなる。全体の傾向とはちょっと違うとこなのかもしれないが。画像はドルガバ・Ｄ＆ＧでアップしたＪＫ。百貨店２日目前日と変わり、急激に予算に近づいた。あともう少し。サイズで決まらないこと多い（百貨店のお客様には小さいらしい）。でもそこは簡単には変えられない。他の部分で対応。

  2004.11.17

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  2005春夏コレクション －マーケット浮上アイテムのジャケットその１。ミドリフ丈の半端丈ＪＫな羽織るボレロＪＫ・カーデＪＫ

  この秋冬に本格的に浮上したアイテムのジャケット。ツイードＪＫももちろんだが、本命は１Ｂテーラーだった。神戸系エレガンスの流行のときはハイカラーのスタンドが売れていたが、去年はハイカラーというよりビッグカラー特にアシメのデザインがＪＫ・ＣＴで出てきた。（これは今年もまだやや引っ張っているが。）ＪＫといえばテーラーが基本。その基本が復活したからＪＫは今後も期待したい。春に向けても。神戸系エレガンス流行の３年前だったとおもうが、とある神戸系ブランドが晩夏にデニムの１ＢテーラーＪＫをヒットさせ、その後各アパレルは今シーズンこそはと継続してやっていたが、なかなか爆発せずにやっと今年の秋冬で本格的にヒットした。しかしその火付け役が去年のベッカム夫妻のベロアＪＫ＋デニムあたりからってのがまたしてもセレブからかってなるのだが。その気になるＪＫの春夏コレクションは、３タイプぐらいにまとめられそう。１、ミドリフ丈のショートＪＫ（ボレロ・カーデガンライク）２、更に丸くショートにシングルテーラーＪＫ３、サファリＪＫシングルテーラーは発展のカッコイイバージョンサファリＪＫはテーマがアフリカ・エスニック・トラベルが多かったところから。最も新鮮に見えるミドリフ丈のショートＪＫはボトムとのバランスの相性からなので、マーケット同様ボトムからのスタイリング発想と思われる。このミドリフ丈のショートＪＫはＳＫやスモール＋ビッグのまとめでも出てきたが、マークももちろんだが、やっぱり一番にはまるのはプラダ・ミュウミュウ。（画像上段左・中）丈的にはおへそ・ジャストウェストの位置までの丈が多い。襟は、ミュウミュウはステンだが、ノーカラーやテ－ラーチビ襟もあり、ＪＫというよるボレロ・カーデに近いものも。ミュウミュウのようにすっきりまとめているのもあるが、異素材切替やギャザーでつまむ切替など入れてるとこもある（バーバリーなんかのように。）ミュウミュウのミウッチャ以外でこのＪＫのバリエーション多いのはマークのほかにＭarni（マルニ）。マーク以外のＮＹ勢でもやってるとこ多かったがマルニが最もうまくまとまっていた。（画像下左・中）基本的にはボリュームのあるＳＫのバルーン・コクーン・フレアーの膝丈とあわせているが、それ以外のもってき方としては、エトロ（画像上段右）のようなロングのボリュームＳＫに合わせる例。これはカジュアルなディティールのＪＫ合わせてバランスとってるが、ミュウミュウのようなミドリフＪＫではちょっと重く感じるかも。ロベルトカバリ（画像下段右）のように思いっきり小さめのＪＫをカジュアルにこなす例。ＪＫは今市場でニットで展開多いボレロをそのままＪＫにしたようなものに、インナーが深いＶのヘンリーで、ボトムはやや幅広のくるぶし丈のパンツ。これぐらい思いきったバランスだとＪＫの裾からインナーのウエスト回りがでていても気にならない、逆のおしゃれなバランスに見える。ミュウミュウやマルニのようなスタイリングだとカジュアル強い今の日本のマーケットではどうなのとも思うが、ロベルトカバリのようなバランスだとカジュアルでも全然平気だし、マルキューブランドもこの丈のＪＫタイプはやってきそう。ギャルがどこまで着こなすかは疑問だが、マルキュー以外のマーケットではわりといろんなこなしできそうなので、そこそこ展開されそう。マルキューだったらＳＬＹ・バラクあたりが布帛のＪＫというよりカットソソーとかもしくは今のワーク系のアウターの位置づけで展開するのでは。もちろんロベルトカバリの例のようなスタイリングバランスでだが。自分とこの会社のマルキュー系のほうの新ブランドはどうしようかと迷うが、（そこまでトレンドバリバリでやる方向ではないので･･･）でも、結局やりそうな予感はする。

  2004.11.16

• いよいよ明日から百貨店で営業開始

  まずは３週間の仮設店舗でテストみたいなものだが、百貨店のお店が明日からスタートする。今日はそのセッティングだった。週末はその商品のタグ付け・出荷でおおわらわ。２週間で１０００点の商品を作り、集めた。国内ならではの機動力。社長がやりたかった百貨店のブランド。百貨店からテストされるわけだが、成功させねばならない。次につなげる為にも。それにしても、会社できて３年目のメーカーが仮説とはいえ百貨店でブランドとして営業できるとは。しかもいきなり銀座三越。でも一年半年かけて各百貨店にアプローチしてきた話を聞いてると、納得。一番の老舗が一番先取性があるようだ。百貨店に出店したいとこは沢山あるんだろうが、なかなか簡単にはいかない。セシルもあんだけ売れててもプランタンでやっとお試し。クリステアクールも繊研新聞の記事では最初２店舗はいきなり百貨店決まってるって話だったが、結局最初はどこも出店できなかった。新宿伊勢丹はハンアンスンに負けたしまったらしいし。銀座も若いブランドが伸びてきていようだ。うちの会社のお店・ブランドもそうならなくてはいけない。百貨店で伸びてきているアプワイザーもマニックスもメーカーからスタートしたとこ。丸井とパルコに店だしたダブスタもそうだ。負けてはいられない。でも、シルク素材のワンピとかほんと気使ったは、今日のセッティング。駅ビルとかの出店セッティングだったら、もっとサクサクなのに。

  2004.11.15

• 「主婦のネット販売に共感･バーチャルからリアルショップ」本日の繊研新聞の一面記事にひそむアパレル業界の情報落とし穴。本当の情報は？

  アパレルの業界新聞には２つあって繊研新聞と日本繊維新聞。日本繊維新聞は川上情報がおおく、繊研新聞は店頭の記事がおおい。その為か、新社会人としてアパレルに入ったとき、その会社の社長に「最初はわからなくても繊研新聞とファッション販売は必ず読め」と教わった。（小売系のアパレルだったので。その繊研新聞に今日、いつもは後ろの紙面にある販売最前線という連載記事が一面トップにきていた。内容は神戸の主婦の方がネットで生地の販売を１９９９年に立上げ、年商４億になり、その間に広がったつながりで恵比寿にリアルの生地のお店をひらき顧客さんふやし成功しているという話。楽天shopでよく売れているアパレルshopの記事が以前あったが、その楽天SHOPのトップクラスのお店で年商２億５千万だったのに４億って、しかも服でなくて生地の販売で、どんなすごいのかって思いそのネットＳＨＯＰをお邪魔してみた。そしたら、商品だけでなく日記やＢＢＳもあり、デザインもきれいなWEBでした。それはいいのですが、ちょうどこの繊研新聞の記事のことを日記にコメントしていた。それによると、「またお客様には自分としては　昔と変わらずお一人お一人を大切にしたい・・ということそんなことを取材でお話したのです。」「何時間もかけて取材を受けても結果的には売り上げ・数字・なにを何枚販売したか　そういうことが大きく取り上げられてその数字もちゃんと調べもしなくて他の方が憶測で言ったことまで、確認もなく書かれてしまいました」取材を受けた運営者の主婦のかたは、恵比寿のお店自体の運営はお世話になったアパレルの社長さんが運営していてくれているのでそれを応援したかったので取材を受けたようだ。売上数字よりも人と人との繋がりやお客さまを大切に今までも今後やっていきたいう気持ちなのに、その部分より売上数字（しかも正しくない）や主婦のかたがネットからでて成功している話題性の部分が強調されてしまっていることを取材を受けた自分が悪いと自省されている。せっかくのいい話なのに、これってどういうこと...？？アパレル業界全体としては苦戦が続いている。そうはいっても売れていない話ばかりでは新聞も成り立たない。少しでも良い話を取り上げたい。新しいネタ・新しいビジネスの話がほしい。ネタ不足もある。しかも、これだけネットが浸透しはじめているのに、アパレルは案外ネットビジネスに弱い。（自分もうまく対応できているわけではないが・・・）しかしながら記事書く方は現場の人でないから、聞いた話そのままだったり、よそから聞いた数字がそのまま記事になってしまう。自分がマルキューのお店にかかわっていたときに売れ筋商品の取材を受けたときもそうだった。自分の知り会いのＭＤの人は担当ブランドが伸び悩んでいるので逆取材をしかけ、売れてる話を持ちかけて対取引先対策してたし。前年より＊＊％ＵＰで売れているってあってよく読むと売上額の記載なく、単に前年までうれていなさすぎなだけのこともよくある。新規出店ラッシュの会社の記事があって伸びてる会社として取り上げられていたが、実はその新店はことごとく失敗してたというのもあった。ほんとの話とうわべの話と造られた話が交錯している。それでも一応権威ある業界紙だからアパレルの人は見る（自分も）し、記事どうり解釈する人もいる。素直にへえ～そうなんだと思う人もいる。記事をみてなにか行動する人もいるのも事実。でもよくよく読むと？？な記事も多い。ここでも、現場を見ずに・現場に入らずに・フォローもなく進んでいることが多い。業界紙なだけに情報が命のはずなのだが、本音の記事は案外少ない。ファッションだし感性とか感じ方が大事なはずなのだが、数字だけ先行することも多い。自分もそうだが、ファッション業界の人全員がものすごい感性の持ち主なわけではないから、本当の情報得るには足も時間も使わなくてはいけないし、その積み重ねで感じることも気づくことも増える。上っ面の情報だけは多いからその真偽の見極めも必要。おまけに、ＮＥＷＳ・速報性でみると日経新聞のほうが早かったりするし、一般のお客様のほうが知っていたりすることもある。なかなかジレンマの多い業界である。尚、記事になったお店は「CHECK&STRIPE」といいます。webshopの日記なんかの文章を拝見すると、とても素敵なかたが運営されているのがわかります。オリーブ創刊のころのお話があったりと大切なものを沢山もってらっしゃる方のようです。なので、あえて直リンいたしません、今回の繊研の記事のことがあるので。

  2004.11.13

• ２０年前のアンアンの街角スナップの頃とその後状況の違い

  ８０年代前半から中にかけてのＤＣブームの頃は地方のおしゃれが盛んに取り上げられていたのに、今は特定の都市に集中してしまったのは何故？ＤＣブームの頃は各ブランドの売上規模も今より小さく、またビジネスよりもファッション先行した感もあった。だから全国展開するには、各地のＦＣさんや販売代行の人達に頼った。必然的にその地域なりのお店のスタイルや地域のお客さんとのお店の結びつきが強くなった。自分が学生時代の仙台を例にとると、ワイズとサンエ-をメインにいろんなＤＣの販売やってる会社とビキ系中心にＦＣやった地元の専門店の会社とカンサイの路面を軸に展開してたとこが仙台ではメジャーだった。多分、他の都市もそんなかんじだったろうと察する。そんな地方のファッションを引っ張っていた専門店・販売代行は、ＤＣブームの次は平成系に乗り換えたんでしょうが、アパレルがＳＰＡ化するとともに元気がなくなってしまった。特にＦＣやってた専門店は。なかには北陸の専門店飛び出してマルキューに店出したリズリサのような例外もあるが。結局はＳＰＡ化の波に飲まれてしまったこと、そして専門店がブームに胡座をかいた部分も大きかっろう。また、アパレルもＳＰＡ化と共にセントラルコントロール・全国共通の情報発信がブランドです、みたいな方向になったこともある。自分の前の会社もそうだった。目の前の渋谷や銀座や原宿は違うよねって言いがら、渋谷で売れてるものが売れていない地方のお店はおかしいとか言ってしまう。本来の使い方ではないＰＯＳシステムの過信であり、現場に足を運ばないアパレルが増えていった。セレクトが伸びてきたりして、今は個店毎の品揃えも重視されてきてるいるが…お買い物するのはあくまで、そこのお店にきて頂けるお客さん。お客さんとそこのお店のやりとりにほんとの情報があるのに。お買い物するのはあくまで、そこのお店にきて頂けるお客さん。お客さんとそこのお店のやりとりにほんとの情報があるのに。このＤＣの初期のビジネスモデルで全国展開しているやり方がまだ残っているのが、裏原のメンズ。

  2004.11.11

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  元祖街角スナップ・アンアン1983年11月25日号／第一回全国オシャレグランプリは福岡代表のかた－全国地方のオシャレがもっと元気だった頃

  昨日一昨日の日記書いていて思い出したのがまたまた昔のこと（しかも２０年前の...）自分の手元にものすごいお宝な雑誌がある。１９８３年のアンアン。渋谷の古本屋で５００円で買ったのだが、なにがお宝かというと、アンアンの第一回おしゃれグランプリの特集号である。今やギャル系だけでなく、ストリートスナップ・街角スナップで一般のオシャレな読者を取り上げるのはどの雑誌でもお決まりのページになっているが、その街角スナップの元祖のアンアンおしゃれグランプリ、しかも記念すべき第一回。１９８３年とは今からほぼ２０年前。自分がＤＣ買い始める少し前の事。この号のメインのコピーは全国縦断おしゃれスナップ特大号　私の街のおしゃれ感覚、ぜったいどこにも負けません。で、縦断した都市は、札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・金沢・京都・大阪・神戸・広島・福岡　である。第一回の栄えあるグランプリは「福岡代表の方」Ａ－お父さんのお古の黒のセーターにお母さんのお古のパールのネックレス。中に赤のＢＡＳＳＯのノースリのニットとＢＩＧＩの白いシャツ。赤の箱ヒダのＢＩＧＩのＳＫの上にコムさの黒のＳＫ。なんと１９才の方。今はほとんど見られないビッグ＋ビッグの思いっきり重ね着なファッション。でも８０年代前半はこれがよかった。というか、古着が古着屋のでなくご両親のものってとこがなにか素敵なものを感じる。このころは古着屋さん少なかった。準グランプリは広島代表の方Ｂ－カーキのスーツはなんとボッシュ！！（マジですか～）今のアーミーファッションとは違うけど思いっきりアーミーではある。２０才の販売員の方。グランプリ・準グランプリに続く審査員特別賞があって、こちらは金沢代表・東京代表・名古屋代表の方。とりあえず各都市のおしゃれさんをまとめたアンアンのコピーをそのまま見ると、札幌－氷点下になっても意外に薄着の人が多いけど、やはり大胆な重ね着やストール使いが目立つ街。仙台－表参道のような並木道が縦横に走る杜の都、緑が紅葉するにつれてファッションも変わります。東京－ギャルソン風やＰＨ風、ビギ風も、もういない！？古着や安いもの、手作りをアレンジしての自分流。横浜－おしゃれした日でも、過激派扱いされなくなった。ハマっ子がハマトラからいよいよ脱皮したらしい。大阪－さすが大阪は、おしゃれも迫力で勝負です。これでもかこれでもかと頑張ってて、好感がもてます。名古屋－これが名古屋ﾌｧｼｮﾝと言えないところが名古屋的？私は私、とても個性的なファッションが目立ちます。京都－おしゃれに関しても、古さと新しさが交錯している街。派手さはないけれど、落ち着いた着こなしが上手。金沢－金沢はブランド大好きお嬢さんの多い街。この通り独自のファッションがある堅町通り。広島－全身ワンブランドがまだまだ圧倒的。対して古着チープシック派もなかなか健闘中。福岡－シックなおしゃれを楽しんでいる福岡の女の子達、街に目立つ色は、黒、グレー、紺。名古屋なんか今の名古屋のイメージとちょっと違うような感じもするし、やや古い言い回しのコピーでもあるが全国の都市をよくまとめたものだと思う。自分がアンアン読みはじめたときは以上の街に松山や熊本が加わっていたように記憶している。今のように東京と名古屋・神戸近辺に集中していない。もっと全国各地のおしゃれが取り上げられていたし、そこでのおしゃれスナップ常連もいたし（いまでいう有名読者モデル）、お店も各地域ごとの特色あるお店があった。どうして今はこんなに情報が偏っているのか？アメカジの話だが、アバクロなんかは全国各地のカレッジを回って、キャンペーンみたいなことしたり、そこのカレッジのカッコイイことかを自社のホムペで取り上げたりして、お客さんの参加意識を盛り上げて販促仕掛けて成功したりしているのに...もちろん、お店単位では自店のお客様とお店のつながりは今でも強いところはあるでしょうが、特に情報面では、ブランドも雑誌も業界も集中してしまっているのでは？こうなった背景はアパレル自身に原因がある。それについては明日以降にするとして、せっかく２０年前のアンアンなので、そのネタ。人気ブランドの調査もしているが、それでは、１位－ＢＩＧＩ２位－メルローズ３位－コムデギャルソン４位－ピンクハウス５位－Ｙ’ｓ６位－ニコル７位－コムサデモード大好きアイドル（男性）１位－郷ひろみ２位－羽賀健二３位－桑田佳祐４位－時任三郎５位－佐藤浩市６位－ビートたけし７位－中村雅俊８位－糸井重里９位－野々村誠１０位－藤竜也わかるようでわからないランキング。Ｃ～Ｄは一般読者をアンアンのスタイリストさんがコーディネートしてあげた「この人は磨けば光る」のコーナー。今のファッションとの違いもありふ～と思うかもしれないが、さすが当時のアンアンのスタイリングはおしゃれ！！Ｃ－白の麻のシャツはワイズで\28000、ターコがかかったグリーンのグレーのニットはＯＤＯＢで\38000真冬に麻のシャツ！！ちょっとBIGだけど、この配色とこの丈にニットはいまでもいける。！！Ｄ－濃いピンクのモヘアのチビカーデはメルローズで\29000、中のオレンジのセーターはビギで\17800、スリムジーンズはルージュの\12800、ＴＨＥＧＩＮＺＡの帽子\13000。デニムが少し細いかなとも思うが、きれいな配色でまさにビッグ＋スモールで、帽子や靴も持ってきかたとかマウジーっぽくもある。Ｅ－ギンガム×白無地のシャツはＯＤＯＢで\18500、その上に重ねたグリーンのシャツはZOUZOUで\12800、裾絞りのフード付きのブルーのコートは\38000、黒のロンタイはメルローズで\19800、首にまいたピンクのタオルは私物。これもビッグなシルエットをタイトにしてあげれば、まるでマーク・ジェイコブス。ちなみにこの号の表紙のコーデはビギの洋服。なんとなくこの年は赤がポイントカラーだったようだ。（表紙以外はあえてぼかしいれてます。一応）

  2004.11.10

• 何故止まらないマルキューの勢い。セレカジにはまる理由。この先の渋谷１０９は？-トレンドから

  依然売上好調な渋谷１０９。いまだに業界紙でも特集が組まれるが、何故そこまで継続して売上好調なのか？特にこの秋冬はマルキュー卒業生に向けたブランドや雑誌がどんどん出てきて、渋谷１０９以外に出ていったのに。いろんな要因があるが、マーケットトレンドからみると…いまマーケット引っ張ってる「セレカジ」の基本は西海岸のアメカジ渋谷１０９のベースも同じく西海岸のアメカジからスタートしてる。マルキューブームのスタートはラブボ・ミジェーン。そのファッションのベースは西海岸のアメカジ。今のマルキューの商品企画やブランドに関わってる女の子たちはほとんどが中・高校生の時にそのマルキューファッションの基本を通ってきた。だから、セレカジブームで新しく出てきたブランドよりそのファッションのノリに近いとこにいるし、そのノリはむしろ得意。だから、今シーズンも好調なのは納得ギャル系の前までこの西海岸のアメカジをレディースでしっかりやっていた所はなかった。メンズでは普通なアメカジなのだが。そういう点で初期のアルバ・ミジェーン・ラブボは画期的だった。ギャルとか高校生とか抜きに。ラフォーレはＤＣから平成フレンチへと変化したがそのあと煮詰まった。渋谷１０９はベースが変わらないからまだ続く。今は少しモードなものが良かったり、春夏がフェミニンになったとしても、ベース変えずにトレンド吸収していくから、１０９はラフォーレのようにはならない。

  2004.11.09

• 仙台の街

  新しいお店の販売スタッフの面接で仙台にいって来た。街なみは昔と大きくは変わってはいない。お店Ｈは変わったが。やっぱり今でも路面のお店が多い。お店出すことになったビルや街の女の子達みてるとわりとスカートが多いと感じた。やっぱり渋谷とは違う。また販売員のこみても、１０９の販売員のようにいかにもギャルなこよりやや普通め。わりとベーシックなものをしっかり提案したほうがよいのかも。毎週渋谷見たり雑誌見たりしてると、つい今はこれでしょう！って思いがち。確かに売れ筋と言われるものは全国共通なのでしょうが、地域特性みたいなものはヤッパリある。そこまで気温寒いワケじゃなかったが、都内ではほとんどみない白のウールのコートのお姉さんもいた。雑誌は全国一斉な情報だが、結局は都内と関西がほとんど。確かにギャル系は渋谷が聖地みたいなとこあるが、今度お店だすビルはへたな都内のお店より売れてたり、ブランドによっては都内より売れてるとこもある(これはお店のスタッフの力大きいんでしょうが)。他のティスト含めて都内や神戸だけでなくおしゃれしてる人いるんでしょうけど…昔はもっと地方なりのノリのファッションも盛んだったのになぁ

  2004.11.08

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  2005春夏コレクションにみる着こなしのバランス変化-スモール＋ビッグ の実例－ドルガバ・マーク・ゴルチエ-パンツとスカートで見る新鮮なバランス

  パンツスタイルでスモール＋ビッグのバランスコーデの例Ａ－ドルガバ　　ショートジョッパーズのようなラインの膝下のパンツにアニマルのチューブキャミの組み合わせ。セクシーカジュアルにはまるスモール＋ビッグのバランスＢ－マークbyマークジェイコブス　　裾を膝下まで折返したややルーズなラインのパンツにキャミの２枚重ね。表のキャミはボタンが見えるので、ヘンリーネックキャミのボタンはずしてドレープ作っているよう。ウエストの紐を流したりキャミやパンツのドレープをダブルのＶゾーンで締めている。Ｃ－マークジェイコブス　　ボディーにぴったりしたピタピタカーデにストンと落とした半端丈のワイドパンツ。カーデーの裾と袖の切替は２配色にトップスの赤系とボトムの青緑系をパープルで繋いでいる上手すぎな配色。襟・袖・靴の白で清楚に締めている。やっぱり、マークジェイコブスはトレンドの扱いだけでなく、着こなしコーデも、ものすごく上手い。　　Ｄ、Ｅ－ゴルチエ　　ワイドなパンツにそこそこコンパクトなトップスの組み合わせ。色合い的にも上３体よりオトナなモードが感じられる。ゴルチエはスカートもロングでＡラインなビッグ系なものが多かった。Ｆ－ステラ・マッカ－ト－Ｇ－フセインチャラン　　スモール＋ビッグに羽織を加えた例。丈短い上物をはらりと掛ける。前あけていて身幅はあるが、この丈の短いＪＫはいままでと比較したらスモールなＪＫ。このバランスが最も多い。スカートスタイルでスモール＋ビッグのバランスコーデの例Ｈ－ルイビィトン　　　フレンチカラーがのぞいたタイトなトップスに複数の布地をバイアスに切ったフレーアーＳＫＩ－マークbyマークジェイコブス　　インディアンチックな柄のＴシャツに膝上のボリュームＳＫ。Ｊ－マークジェイコブス　　ラガーシャツに膝下のラメテープで裾３段ラインのはいったボリュームＳＫ結局はマークジェイコブスが一番うまくスモール＋ビッグのバランスを表現しているが、ビィトン・マークby・マークとそれぞれ同じトレンド要素をもってきていながら、ブランドごとにコーデを変え、微妙に丈バランスを変え、それぞれのブランﾄﾞのノリをきちんとこなしている。こうしてみると伊勢丹がマークジェイコブスを押しているのもホントよくわかる。Ｋ－ゴルチエ　　　　膝位置前後のボリュームＳＫが主流だが、ロングでこのバランスやっているのは、ゴルチエのほかにガリアーノ。ガリアーノはディオールではスモール＋スモールで若々しさを出していたが自身のコレクションではスモール＋ビッグが多い。Ｌ－マルニ　　パンツのコーデでもそうだが、ＳＫでもこのバランスが多い。マルニのは柄のＪＫだが、グリーン×茶×黄色の色あわせなので落ちついたなかにも若さがある。グリーン×茶×黄色の配色って１０９だとココルルとかアルバが好む配色だけど、決して１０９ブランドの専売ではない。Ｍ－ドリスバンノッテンＭ－ミッソ－ニ　　わかりやすいスモール＋ビッグのＳＫスタイリング。トップスとボトムスをつなげていくとＡラインに近くなる。このバランスが広がると、　オトナなファッションが増えていく。　デニムのパンツは定番化し継続するから、着こなしの選択幅が増える。　オシャレなお客様がますます増える。　洋服作っているアパレルはますます混乱する。（デニムのパンツが消えないだけに。）　ファッションを知っている販売員さんがいるお店とそうでないお店との格差が広がる。　ますます、お客さんには楽しい・アパレルには厳しい時代になる。なんかアパレルやってる自分としては複雑。　　　ファッションが好きな一人としては嬉しい。

  2004.11.07

• 2005春夏コレクションにみる着こなしのバランス変化-スモール＋ビッグ

  カラーや素材の組合せにまけずにおおきなポイントになるのが、シルエットバランス。ＡラインとかＨラインとかＩラインとか言われるやつ。着こなしコーデで見ると、ビッグ＋スモールとかスモール＋ビッグとかの上下のバランス。ここのところは、ビッグなトップ＋スモール（タイト）なボトムのバランスとスモール＋スモールのハランスがマーケットでは主流として続いていた。デニム中心にボトム回りがタイトで細身なもの、コンパクトなものが主流だから。ところが、今回のコレクションのスカートやＯＰのように下半身回りにボリュームあるものがくると、トップスはスモールなものをあわせたほうがバランスがよくなる。スモール＋ビッグのコーディネートバランスが増えたのだ。いままではタイトなボトムが中心だっただけにマーケット的には新鮮にもみえるバランス。もちろんビッグなトップ＋スモール（タイト）なトップとスモール＋スモールが消えてしまったわけではないし継続するだろうが。デニムがキーなコーデはまだまだ続くだろうから。スモール＋ビッグはトレンド物に走らず洋服作っているブランドは今もあるバランスだし、それ自体がダサかったわけでは決してないので、トレンドの流れとしてこのバランスが伸びてくるとファッションとしては楽しい。この２年ぐらいアパレルが仕掛けようとしてなかなか芽がでなかったワイドなパンツが動き出してきたり、上に羽織るコンバクトな物が受け入れられたりと、スモール＋ビッグのバランスにつながって来つつあるマーケットの動きもある。どれくらいこのバランスが広がりを持つかは、スカートのボリュームあるものがどんだけ支持されるかによりそう。マルキューの春夏を考えるとパンツのボリュームあるものは問題ないが、スカートのボリューム感あるものはなかなか想像しにくい。古着がギャルで流行り始めの頃には膝丈のアコプリやフレアースカートが売れた。２０００年～２００１年の頃。その進化版が出てくるのか…？あんときそれを上手くこなして伸びたのがＪiＭax。ジェイアイやリズリサはやってきそうなバランス例外でビッグ＋ビッグが通用するとこもある。ココルルなんかのように。マルキュー以外のもっとお姉さんなブランドや原宿中心とするブランドでは普通に増えてくと思うバランスである。

  2004.11.06

• やっと動き出したウールのコート

  先週末ぐらいからやっと動き出したウールのコート。なんとかかんとか、ウール物が動き出してる。ＯＬさん、お姉さん系なとこでは、やっと。ただ去年のビッグなアシメのハイカラーに匹敵する今年らしい決め手なものはない。強いて上げれば、渋谷ＪＡＭのアプワィザーのナポレオンカラーのシングルアシメな打ち合わせのコートあたりが去年の進化版として新鮮に映る。とするとウールのコート周りは去年も今年も、パトリツィア ぺぺが引っ張り役してることになる。エスキスはそこまでお客さんの数は少ないかもしれないが、パトリツィア ぺぺのデザイン物のうまさはコートだけでなく参考にしているところが多い。ただマルキューではまだまだ薄物中心でまだ新規の綿のコートやロンＴが入荷している。どちらも綿のピグメント中心とした加工物。こちらは、セールまで引っ張る可能性大。加工物は春もまだ進化するでしょうし、仮にフェミニンが増えてもバリバリのフェミニンに一気にはいかないと思うので、コーデしだいで春のトレンドかませられるから、マルキューではまだまだ綿物は継続しそう。というか、暖冬であればそのほうがお客さん的には賢い買い物なのかも。

  2004.11.05

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  ２００５春夏東京コレクション-LIMI feu－リミ・フゥまでがこんなのやってくるなんて！！春は色×色が拡大確定か。山本里美は父の山本耀司越えるのか？。

  LIMI feu－リミ・フゥ山本耀司の娘の山本里美のコレクション。LIMI feuの前はワイズビスと担当していた。そんなのもあり、いままでは自然に白黒中心。ところが、今回のコレクション、もちろんモノトーンベースは変わらないのだが、こんな（↓）色×色の多配色コーディネートもやってきたのだ。正直、東京コレクションはさほど気にしていなかった。まあ、押さえでLIMI feuとFRAPBOISはチェックしとこうか、ぐらいだった。そのLIMI feuでいきなりのオオ～になってしまった。LIMI feu　がこんな色使いしてくるとは、来春は色×色が、あちこちでかなり氾濫しそうな気配がプンプンしてくる。色物が目立って使われたのは２００４春夏コレクションから。今年で２シーズン目になって本格化してきた。又、セレカジの影響でロスのカジュアルのカラフルな色使いにお客さんもだいぶ目が慣れてきてると思う。いい画像がまだないが、フラボアも色使い多かったらしい。去年の春夏は色の復活かと思わせてピンクに集中した感があったが、２００５の来春は完全に色の復活になりそう。しかも単色でなく複数で、尚且つ、「春はピンク」という定番化した概念を乗り越えて緑や黄色やブルーやパープルやらいろんな色がでてきそう。 リミ・フゥの山本里美は今年３０歳。クロエのフィービー・フィローは３１歳。ステラ・マッカートニーは３３歳。女性の年齢詮索するのは野暮なことだが、この近辺の年代の女性がこれからのファッションを面白くしていくのかもしれない。時代は確実に変わっている。おまけLIMI feuのホムペ洋服とファッションが大好きな女の子って感じがとってもします。参考までに。

  2004.11.04

• マルキューのギャルファッションが生まれた渋谷-その背景３-渋谷は東急の街。表の顔なる五島慶太が作った渋谷

  戦前まで都内の繁華街は銀座・上野・浅草。西側が街として伸びたのは戦後。その開発をしていったのが、池袋が起点の西武と渋谷が起点の東急。西武も丸井もあるが、渋谷はやっぱり東急の街西武も東急も自らの事業の為に街と沿線の開発をしたがスタイルの違いがある。西武が電鉄の事業拡大の為やったのはターミナル駅の百貨店開発とリゾート開発。東急がやったのは百貨店以外に娯楽施設の開発。閉店したが東急文化会館である。お買い物だけでなく映画やプラネタリゥムで街の集客を図った。もう一つ上手かったのは、沿線への学校の誘致である。昨今は大学も拡散した感あるが、学校が沿線にありターミナルに映画館や目新しいスポットがあれば、必然的に渋谷に多くの人々とくに若い人が集まってくる。これをやったのが東急の創始者の五島慶太である。彼は今の公園通りのほうに自宅があり、銀座や上野などの街にかなりライバル意識持っていたらしい。また美術関係も大好きだったり、プラネタリゥムの設置にみるように新しいもの好きでもあったようだ。安藤昇が裏の顔として渋谷の街の空気に影響与えたのに対し、五島慶太は表の顔として渋谷の街の空気を育てたのである。何よりも、マルキューは東急系列である。そのことは外せない。

  2004.11.03

• マルキューファッションが生まれた渋谷。-渋谷からギャル系ファッションが生まれた背景２-チーマー元祖の安藤組組長の安藤昇

  人が集まり街が発展するとき、表にはあまりでないが裏の部分で影響与えるのがヤクザと呼ばれる人達。最近は取締りの厳しさでそこまででないかもしれないが、戦後から高度成長期にかけては特に街の発展には影響及ぼした。世間的なイメージだけでなく、よい意味でも。小さな団体もあったろうが、大きな街はやっばり大きな団体古くから力のある組織が仕切るようになる。ところが、戦後の渋谷を仕切ったのは、「安藤組」というグレン隊上がりの学生ヤクザ。組長の安藤昇は法政の大学生。事務所は宇田川町で始まり後に道玄坂。大きな組織にも負けず、若い連中だけで渋谷を仕切っていた。しかもこの安藤組の人達のファッションがカッコよかった。戦後まだ間もない時期に映画のゴッドファザァ-のようなファッション。ダブルのスーツにシャツ襟たててみたいな。まだファッション云々な社会状況になってなかった戦後の時代にである。何年か前のチーマの元祖みたいなものだが、やってるレベルは格段に上。若さで、表の体制にも裏の体制にも立ち向かった。もし渋谷を○×連合とか△▼会とかの大手の組が仕切っていたら渋谷は全然違う街になっていたかも。地形的広がりのなさと新宿との距離から、新宿に飲まれていたもしれないし、もしくは世田谷からの住宅街の終点とかで終わってたかも。安藤組の存在が渋谷という街に若くて自由な空気を作ってくれた。かなり乱暴なことしたのも事実だけど。。。若さゆえ外れたこともあったが、とびめけておしゃれに気も使った。直接ギャルとは関係ないが、街の持つ空気とファッションは関係大きい。銀座や新宿では大人に飲まれ絶対にギャル系ファッションは生まれなかったろう。池袋でも弱い。安藤組が作った渋谷の街の空気が無ければギャル系もなかったろうし、渋カジもチーマーもセンターＧＵＹもなかっかもしれない。こんな発想は自分だけかもしれない・・・おまけ組長の安藤昇は、横田英樹を襲った事件で刑に服し組も解散する。その後は東映ヤクザ映画の監修や主役で出演などしている。「塀のなかの懲りない面々」の著者で作家の安部譲二はこの安藤組の出身。安藤昇は法政大学。安部譲二は麻布中学から慶応高校。アタマが切れてオシャレでかっこいい人達の集まり。昭和２１年から活動し昭和３９年(ちょうど東京オリンピックのあった年）に解散。自ら解散した組の第一号。それも潔くてかっこいいではないか。安藤昇の概略はこちら安部譲二のホムペの副題は「大人げないオトナ」渋谷はそんな街。だから自分は今でも渋谷が大好きなのかも。

  2004.11.02

• マルキューファッションが生まれた渋谷。渋谷からギャル系ファッションが生まれた背景その１-坂の多い街

  渋谷が若いこ中心な街なのはなぜなのか？マルキュー系ブランドが確立する前は渋カジってのがあった。音楽でも小山田圭吾のコーネリアスあたり中心に渋谷系ってのがあった。なぜこんなにもいろんな若いこの流行が渋谷から生まれるのか？新宿・池袋・銀座との違いは？渋谷の街の文化を語る時よく引き合いにだされることだが、渋谷は坂のある街。交差点を中心に道玄坂、宮益坂、スペイン坂…渋谷の主な坂道はこちら銀座・新宿との決定的なちがい。しかも、物理的に変えられない。坂が多いことによって何が違うのか？１、やっぱり年齢が重なるかたは歩き回りづらい。必然的に若いこが多くなる。表参道ぐらいな坂ならまだゆっくり散歩な気分にもなるが、渋谷は短い坂が入り組んでる。２、坂を中心とした放射状に伸びた道とその脇道が作る猥雑さ。新宿の夜な雰囲気の猥雑さでなく迷路的な楽しさ。銀座の縦横な整然さと大きく違う。３、今はそんなことないんでしょうが、坂があることでおおきな商業施設か開発しにくくなる。ただ、パルコはこれを上手く逆手にとってやった。坂と川があると文化が育ちやすいそうだ。渋谷も昔は川があったらしい（今はキャットストリート）。この地形的な必然はどうしようもない。他に、渋谷に若い文化が育った土壌として、・東急の街であること。・安藤組というヤクザの存在。がおおきくあげられる。これは次回。

  2004.11.01

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  ショートパンツ。前シーズンのコレクションに続き、今年の春夏も。日本のリアルマーケットでも気になるショートパンツ。目玉はジルスチュワート

  個人的に今気になるアイテムのショートパンツ。コレクションでショートパンツが増えたのは前シーズンから。それまではショートパンツというよりショーツな短いやつだった。今年のショートパンツはやっぱり進化していた。デザイン、丈のバリエ、ディテールのプラスと。お気に入りは、やっぱり何回もでてきしまうが、クロエ（Ａ）、マーク（Ｂ）、ディオール（Ｃ）クロエ（Ａ）－ショートパンツというカジュアルになりがちなアイテムを優しくふんわりした空気でつつんだ感じがいい・マーク（Ｂ）－デニムな素材のボックスのショートパンツだが、ウエストの締め方や、黄色×グリーンの配色のトップスで楽しいものにしている。ディオール（Ｃ）－何も言うことなく可愛い。こんなミニのショートパンツはＤ２が得意そうなのだが、Ｄ２だとへそだしでＴシャツやシャツ。ディオールのようにリボンキャミと合わせるなんてのはでてこない。さすがガリアーノ。Ａ～Ｃの三体。それぞれのヘアースタイルがショートパンツの着こなしの違いをよく表している。お気に入りはよいのだが、今回ョートパンツで最も注目なのは、ジル・スチュワート。フェミニン系で去年２スタイルしかやっていなかった彼女が９スタイルもやっている。ベースはホットパンツなのだが、両サイドにリボンをつけ裾が同系色（同素材？）のボーダー。お花の刺繍のデニムのとかみてもジルらしいショーパンツになっている。ジル・スチュワートといえば、今年の春の立上りの出来事をおもいだす。ほとんどのブランドがまだセールの最中にシフョン・花柄・フリル全開のコレクションまんまのプロパーでやってきて世間（業界）をあっといわせ、売れに売れた。いくらトレンドとはいえ、あの時期ジルがシフォンの３段フリル・５段フリルやっていなければ、あそこまで春夏でまわらかったのでは？。いかにもジルなショーパンツなだけに、かなり店頭での反応が楽しみである。ショートパンツが気になるホントの理由去年のコレクションでショートパンツが増えたのですが、今年の春夏はそこまで広まらなかった。実際の多くんブランドはコレクションも気にしているけど前年発想。だからショートパンツよりトレンチどうするかが問題だった。ところがこのショートパンツに飛びついて今年の春の一押しで雑誌にもかなり出していたのがブロンディ、リッチでＶＩＶＩとか中心にかなり押していた。この辺の女の子がやっているセレクト上がりの小さなお店は素直にやってくる。この秋冬多いチビカーデも春にブロンディーが押しなスタイル。今年の春夏売れたヒラミニは一年前の代官山デイシーの春の一押し。メンズでは野口強とか祐真とかのスタイリストがマーケットトレンド引っ張っているが、レディスではこの辺のお店があなどれない。ただ、引っ張ってはいるけど多くのお客様とは時間差があるので、ビジネス的には大きくなれないのが残念。あ～あ、とうとうネタばらしをしてしまった．．．

  2004.10.31

• マルキューのダウンＪＫの状況。売れているのは？。セシルとココルルが同じ発想のダウン。去年のマウジーダウンに変わりお勧めはSLY・０３

  雨の日の渋谷。気温も下がりかなりアウター動いてる模様な土曜の午後三時半過ぎ。お店はピークの折返しな時間。そんな時間にマルキューのセシルで目撃したものは。ダウンＪＫかなり動いてるではないですか。セシルの場合何が売れているかは時間見計らって店頭在庫の減り具合、品だししてる商品みてればよくわかる。決して飾ってある商品・傾斜に展開してる商品とイコールではない。傾斜の商品は売り込み商品の場合が多い。お客さまのニーズが高くすぐ売れる商品はむしろ飾らなくても売れるから、品だしして店頭に出している商品がホントの売れ筋。しかもその品だしの動きのスピードが売れ行きにスピードに比例する。やっぱり人間だから、売れている商品しかも週末、一秒でも早く店頭にだそうと思ったら自然と動きが早くなる（自分の経験からも）。　　で、セシルのお兄さんが慌てて品だししていたダウンとは、ファー付きのショート。色は白・ピンク・ミント・ベージュ・黒色と色物は店頭１枚ずつの在庫に対し２枚ずつ品だし。ベージュは店頭ないのに１枚のみ品だし。黒は店頭１枚の在庫で５枚品だし。ということは、白とカラー物はコンスタントに売れている。黒はたくさん売れているけど、作っている数も多い。ベージュはあまり作っていないが高消化。ということがわかる。因みに傾斜にかけていたのはミドル丈だが、こちらは店頭色欠けなし・追加の品だしもなしである。何が売れているかバレバレ。このときおまけで品だししていたダウンが一枚。それはなんと、袖がジップで取り外しできて袖付きダウンにもダウンベストにもなる２ＷＡＹなダウンＪＫ。これはたしか、黒・ベージュ・カーキの展開だったと記憶しているが、今日はベージュのみ。目立たないがこれも実は売れ筋なようだ。この袖がジップで取り外しできて袖付きダウンにもダウンベストにもなる２ＷＡＹなダウンＪＫ。実はココルルもやっている。それ以外のお店ではまだ見かけない。ココルルとセシル。商品テイストも違うが、同じアイデアでやっている。やっぱり売れてるとこは商品違っても同じ発想になるのか。よくどっかがどっかをコピーしてるとかいうが、たまたま発想が同じなだけの場合のことのほうが多い。マルキューのお客さんは、プラスアルファー、おまけ付き、チョッとした付加価値みたいなのがよく受ける。その辺の心理を知っていてうまく商品作りしているから、ルルもセシルも売れている。その他のお店のダウンも含め、マルキューの全体的な傾向として、今年は・ショートのファー付き。・襟が高くたつ、出来ればリブで。・裾もリブ。・袖もリブで筒袖の中にリブ。・色は去年までの白黒ピンクからさらにいろんな色。トレンドのパープルもあり。そんなことも踏まえ今年のマルキューのダウンで個人的なお勧めはＳＬＹとＬＢ０３のダウンマウジーはあまり去年からの進化が少ない。おまけその２マルキューのあとリステアさん覗いた。ビックリしたのその時みたお客さん。ソードフィッシュとバラクの袋もった二人ズレ。靴もマルキューでかってる。見た目ごく普通のＯＬさん。マルキューでお買い物してその後リステアって、実は普通に一番お買い物を楽しんでる人達なのかも。おまけその３久々の衝動買い。ピカソのトミーで黒赤紺ブルーターコの多配色の細ストライプのコーデュロイのシャツ。袖カフスの内側が薄いブルーの無地。トルコ製－アメカジの服はアメリカ製ほとんどなし。南米・東欧が多い。日本のアパレルが韓国・中国製多いように。フィッティングが壁な隠れた向こう側。－店内のお客さん気にせず試着できる。アメリカらしい感じ。

  2004.10.30

• もう一つの展開－仙台と都内・マルキュー系ブランドと百貨店ブランドの同時展開

  自分が関わって新しくブランドやろうとしているのはマルキュー系でなぜか最初の一号店は仙台。舞い込んだ話で色々あるので・・・。オープンは１２月頭なので、商品もスタッフも内装もとマジに急に忙しくなってきた。ところがそんな中、もともと社長がやりたかった百貨店の話が決まってきた。まずは期間限定なのだが、こちらは百貨店の本流のところ。ブランドもっていない小さいＯＥＭメーカーなのに有難いお話。マルキュー系と百貨店と同時展開って？？？と普通は思うが、実はこんなことやっている会社は意外とある。もちろんマルキューと伊勢丹にお店があるフェイクデリック（マウジーとブラック）がその代表。他にマルキュー系ではサンエーインターナショナルの系列のピンキーガールとデイジー。３コインズやバラクのパルグループ。等など。マウジーもそうだがみんな関連別会社としてやっている。サンエーとパルは今年の春上場した。アパレル業界はニッチなニーズの集合みたいなところがある、特にハイプライスになれば成る程。トレンドの変化もあるから、人気になったブランドが数年後古臭くみえてしまうことが多い。かといって、ころころテイストを変えていては、ブランドではなくなってしまう。一時騒がれていたＳＰＡも完全ＳＰＡではお客様についていけない部分もあるから、セレクトＳＨＯＰが魅力的にみえたりする。　・販路やファッションテ－ストの違うブランドを持ちながら流行の変化に柔軟に対応する。　・完全ＳＰＡ、完全セレクトではなく、両者のミックスによって、お客さまのニーズに対応する。この辺が今後のアパレルの一つの方向性かもしれない。

  2004.10.28

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  春夏コレクションで一番変化みせたスカート。バルーンＳＫこんなにやってくるとは．．．．

  アイテムで一番変化みせたのはＳＫ。正直こっちでくるとは思わなかったＳＫ。ミニが少ない。かといってロングでもなし。ヒザ丈のボリュームあるＳＫが多い。特に最初にスタートするＮＹ勢に多かっただけに、はなから気になってしまった。パンチングやレース（特に鈎針）などのテクかました膝丈フレアーも多かったが、シルエットでみると、　　バルーンＳＫ　　コクーンＳＫ（繭の形）がたくさん出てきた。前シーズンはプラダがチョッとやってただけなのに。　ボリュームあるＳＫのデザインを一番ばっちりやっていたのがランバン（↓上段三つとも）典型的なコクーンＳＫ。裾に幅広の切替とったＳＫ。つまんだギャザーで段々の切替いれたフレアＳＫ。プラダもやっぱりバルーンＳＫやっていた。（↓下段左）プラダのバルーンが一番きれいに見える。柄物でおおきなタックプリーツが入っていて、ボリュームしっかりあるけど重くない。プラダの匂いだと、無理なくとてもきれい。マークもこの手のＳＫやっている。↓下段中のドッドチックな柄を裾で逆バイアスストライプで切り替えているＳＫ。切替の幅はやっぱり大きくとっている。画像では折り返してみえないので、バルーンではなさそう。↓下段右もマーク。こんな感じで同素材又は異素材の布を重ねて、視覚的・立体的に切替のラインいれているＳＫも多かった。マークのは濃淡のﾋﾀﾞﾋﾀﾞにだが、人によっては、ラメやスパンコール・レースなどで、やっていた人も多いです。他にもバルーンＳＫやっていたデザイナー多く、↓上段左から、セリーヌ・ドナキャラン・gardem・alistaircarr・MARC BY MARC JACOBS。バルーンＳＫがどれくらい今の日本のお客様に受け入れられるかは？だが（飛びつきそうなマーッケットもあるけど）、とりあえずアパレル業界ではかなり話題にはなりそう。バルーンも面白し話題性にはなるが、同じボリュームのあるＳＫならやっぱりクロエのようなもっいきかたのほうがリアルだと思う。ＳＫだけでなくワンピースでもバルーンや切替などをはっきり使っていた人も多かったので、こういったボトム部分にボリュームラインあって、切替・折返し・ツマミ・のあるものは春は増えそう。ボディーコンシャスなラインは減ってしまった。変化し始めだし、全部そうなるわけではないだろうが。そうなるとパンツもワイドなものが増える傾向になることが考えられる。マルキューや今ワーク系などやっているところではあまりマッチしそうにないが、↓上段中のgardemのようなこなし方は参考になる。↓左はトミーヒルヒィガー。右三枚は左から順にRICHARD CHAI ・NARCISO RODRIGUEZ・ PHI でコクーンのシルエットをうまく普通に着こなせるようにこなしてる一例。 夏の終わりにうちの社長が百貨店のお客さんにシャギーのバルーンＳＫ作ってプレゼンしようとしていた。コレクションが始まる前で、？？？と思っていた。結局サンプルがうまく仕上がらず没サンプルとなったが、さすが元デザイナー。でもなに思ってコレクション始まる前にバルーン思いついたのか不思議。今度聞いてみよう。

  2004.10.27

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  春夏コレクションにみるデニム。デニムに新しい展開はあるのか？（画像up）

  今のマーケットの鍵を大きく握るデニム!特にマルキューなどではコーデはデニム中心にまわってる。インポートのデニムブランドも次から次とでてくるし、加工もクラッシュにダメージにと、正直この先どうなることやら…コレクションではデニムは少ない。今回そこそこ取り組んでたのはドルガハ、Ｄ&Ｇ、Ｄ２とガリアーノ、マークbyマークジェイコブス。Ｄ&Ｇで目立ったのはトロピカルフルーツなブリントのせたスカート。あとスタッズいっぱいなＳＰ。ブリントのせたスカートは色あいかゎいく見えたがスタッズいっぱいなのは去年他がやってる（クロエがたしかレンジでやっていた）。ドルガハのほうはアニマル乗っけて大胆に切替えしてるしレースも使ってる。今回のドルガバのコレクションにはとってもマッチしててよいのだが、デニムの新提案かと言えば決してそうでもない。スパンコールのせたやつもあるが、これはまだよいかも。ガリアーノはグランジなこなし。布のコサージュつけたのもあったが、デニム自体のテクではない。デニムの得意なドルガバよかむしろマークのデニムのほうが新鮮。...ここでもマークが出てくるか～。太めのラインのきれいめパッチでハイウェストのウェストちょい折り返しのはんぱ丈。マーケットでは太めなパンツ気になる。ダメージ系の加工もいくとこまでいった。ローウエスト全盛で逆にハイが新鮮。でもただのハイでなく折り返し具合がかわいい。ドルガバも白パンで近いのやっててアニマルキャミにコーデしてたが、あれもよかっマルキューならマウジーはできそうにない。スライならできるかも。逆にルルがうまくこなしそう、ルルがマークをチェックしてなくてもこんなこなしは出来るブランド(もっと崩して）。でも大人めでもこなせそう、パッチとかキレイにいければ。まあ今の大人なオシャレな人はきれい目でなくてもこなすでしょうけど。とはいっても、やっぱりデニムはデニムやさんにおまかせしたほうがいいのかも。弱めになるかしんないがセブンやらトールレリジョン、ヤヌークやらはまだがんばるように思う。美脚なラインも。ただ秋冬にナチュラル・フェミニンが更に強くなれば……である。今日のマルキュー携帯サイトでラブボがデニムのバキーパンツをアップしてた。気になって見にいったが店頭ではみあたらず。ブーム去ったが企画力はあなどれないとこあるラブボ。ヒラミニが春夏ヒットしたがラブボは去年の夏の終わりにプッシュしてた。目のつけどころよくてもお客様の意識と時間差あればはねない。ちょっと惜しい。てかかなりもったいない。携帯から書き込みすると語尾変になったりひらがな多くなるなあ～家ついたら画像アップ更新しないと。

  2004.10.26

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  コレクションからみる2005春夏のカラーの傾向。秋冬のパープルのような飛びぬけたカラーはあるのか？

  コレクションが終わるとまず話題になるのが、どのデザイナーがよかったか、そして何色が多いか？である。前回秋冬はめちゃくちゃパープルが目だっていて、パープルがトレンドカラーなのはとってもわかりやすかった。さて今回は？色が多いのは確かだ。ややブルーが優勢な感じ。でもピンク・グリーン・オレンジとかもある。色味的には強いはっきりした色と春夏なのに深みのある色。又、アフリカやエスニックなテーマでやってるとこわりと多かったので、アースカラー系でまとめてるとこもある。そうなると逆にシャネルのように黒がかっこよく決まっていたとこも気になる。ちょっと驚いたのが、秋冬で散々露出したパープルが消えることなく使われていたこと。取り合えず、いろんな色が使われていて、カラーラッシュ。その解り易い例がＡのマークジェイコブスのカラーパッチワークのキャミＳＫと、Ｂのグッチのマルチカラーのブレス。深みのある色使っていた代表はまんま秋冬カラーなプラダと、Ｆのヴィトンのような色味（またしてもマーク）そんななかで自分が目に止まったにはターコイズＤ２もインナーちらみせで使っていたが、一番うまくこの色使っていたのはマイケルコース。実はマルキューはこの色常によく売れる色である。おねえさんになると難しいが、Ｃのマイケルコースのようにポイントで使うと、それだけで今春夏のナチュラルでリラックス＆リッチなムードができてしまう。これは参考にしたい。プラダの秋カラーは別として、ナチュラルなくすんだカラーをうまく使ってると！！したのはＥのマルニのベージュ×グレー×ピンク。これはかなり高度にオシャレに思う。ただ、トレンドカラーに関わらず春はやっぱりパステルが強い。去年ショッキングピンクがトレンドカラーの一つだったが、なんだかんだいってパステルピンクのほうが売れた。（うちの会社のお客さんのお店では）その辺の女のこの変わらない心理をうまくついてたのが、Ｄのバーバリー。結局、何色が引っ張るのか決めかねるが、色が多くなるのは間違いなさそう。そして、色合わせによっては今までに買ったものが使えるのは、お客さんとしてはよいこと。その分ＳＨＯＰは色あわせの提案がしっかりしてないといけない。またまた勉強だ～。 今回のコレクションのカラーも見ていて、はたと気づいて振替ったのがプルミエールビジョン。プレタの半年前に行われる生地の展示会。２００５春夏のプルミエールビジョンは今年の２月に行われている。実際に店頭にでる丸々一年前に素材（テキスタイル）の展示会が行われている。そのプルミエの２００５春夏のまとめが↓（textileinfo.comより引用）　2005春夏シーズンはカラーに対する欲求が非常に強く、以下の3つのグループから、2色、3色、4色を組み合わせて使っている。 　・原色ではなく原色を取り囲む濃い色。 　・ちょっと酸味がかった少しパステル、深みのある色。 　・ニュートラルな色。自然を想起させるが、人工的なものもある。中間的なものが多い。 色を組み合わせて使うことは、差別化のために重要である。各自が組合せを見つけて、作っていく、カラーが生地の要素の一つとして非常に大切である。 　2005年春夏シーズンの素材は、さわやかさ、鮮明、流動性、透明感、きらめき、マルチカラーがポイントであった。今回のプレタのコレクションそのまんまあてはまる。自分はデザイナーではないしお店にちかいとこで仕事してきたから、一年前の次シーズンの素材やカラーのこといわれともな～わかんないよって、プルミエは知っててもノーチェックでした。自分達で新ブランド立上げの話から繰り返し何べんもコレクションみてプルミエ思い出して、あらためてアパレルの事が一つわかった。

  2004.10.25

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  2005春夏コレクション －個人的ベストデザイナーはドルガバ・マークジェイコブス・クロエ。気になるのはディオール・グッチ・バーバリー

  海外春夏コレクションも終わってしまった。まだまだいいなーって思うコレクションはあるのだが（VIVIENNEWESTWOOD、MARNI、BOTTEGA VENETA 等など）まとめしながら合間に整理していこうと思う。今回のコレクションはとても楽しかった。トムフォードの退任に伴うグッチ・サンローランの新デザイナー。セリーヌもデザイナー変わった。デザイナー変わっていないけど、新境地開いた大御所。いろんな見所がありました。そのなかで自分の個人的なベストデザイナーは１、DOLCE&GABBANA ドルチェ＆ガッバーナ　　ダントツでドルガバ。かっこよすぎ。アニマル多用するとくどくなりがちなのだが、ほとんどすべてにアニマル使っているのにうざくない。ラインはしっかりウエスト押えてシャープなセクシー。モデルさんのコメントsexy/sexyの大連発!!まさにセクシー＆カジュアル。来年の春夏のマルキュー系はドルガバのゴージャスなセクカジと、やっぱりＤ＆Ｇのハワイなヘルシーセクカジになりそうな予感。今年の秋冬のマルキュ－を引っ張ったＤ２がﾎﾞﾃﾞｨｺﾝＯＰ以外はわりとおとなしかっただけに。メインな雑誌に置き換えるとVIVI・Ｓカワ・ブレンダあたりか。２、MARC JACOBS　　ほんとはヴィトンなのだが、彼のコレクションすべてよかったのでその代表に意味と、ベスト３のバランス考えて彼のメインのMARC JACOBS　にした。ガーリー＆フェミニンならやっぱりマーク!!。日本のマーケットでは実は一番お客さんがいるゾーン。NONO-NOやSEVENTEENの部数はやっぱり多いもんなぁ。CUTiUEまでカバーしてるだろうし。この人の色使いのうまさの秘訣は、強い大胆な配色していてもベースはウォームなところ。例えば同じ青でもクールな青とウォーム（暖かみ）な青がある。赤でも一緒。赤と青をあわせるとき同じウォームな赤と青をあわせるとはっきり大胆でもオシャレに収まる。ところが、ウォームの赤とクールの青をあわせるとハレーションおこしてダサくなる。マークはその辺をうまく深みのあるハイトーンで使いこなしている。３、Chloe クロエ　大物デザイナー・ビッグネームブランドが目だったなかで、自分はこのクロエを押したい。大人なエレガンスカジュアルのリアルクローズ。前シーズンのデニムからませて頑張ったラインから今回の肩の力を抜いた自然に流れるようなリラックスエレガンス。できそうでなかなかできないところをしっかりでいている。こういうこなしっていままではエルメスとかのハイブランドではやったいたが、もっと今にあっている。クロエの足元にいろんなオシャレをこなしていい女になったセンスのよさを感じる。雑誌で例えるとなんだろう、ＧinzaかOggiだろうか。日本のマーケットで今最も注目を浴びてる２０後半から３０才前後のゾーン。いままではこの年代は家庭に入って悪くいうと徐々のおばさんになってしまっていた。でも最近は、現役バリバリで一線で仕事していたり、子供できても全然オシャレなままだったりと、若い子に比べてファッションに目が肥えてるだけに、ほんとにオシャレな人が多い。だから、雑誌でもＪＪとかCANCANよりか、Ｏｇｇｉのほうがはるかにファッションのための勉強になる。番外　補欠ではないが、なんだかんだと激しく気になったのが　Christian Dior 派手さだけでなく、彼の実力再認識。人柄のよさにもほれした。 Gucci女性のつくるセクシーエレガンス。クロエのフィービー・フィロやステラマッカトニーや彼女のように３０歳前後の女性デザイナーがどんどん力をつけてきて、これからもっと楽しくなっていきそう。　　　　 BURBERRY PROSUM伝統守りながら新しいことに挑戦した。一見バーバリーのように見えないが、本来のバーバリーの良さはしっかり継承している。そういえば去年はﾊﾞｰﾊﾞﾘｰトレンチのボレロとかあった。おとなしそうで意外な才能あるとみた。　

  2004.10.24

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  2005春夏ミラノコレクション －VERSACE ベルサーチ－マルキュー／ギャルファッションの原型だったベルサーチ。今回はべルサーチらしさしっかりでてました。

  VERSACE 今回のベルサーチは特別にとても新しいわけではない。でもしっかりベルサーチらしいセクシーなラインでらしい色使い。ごく普通に着こなせそうなシャツ＋ＳＫ、シャツ＋パンツもあるが、やっぱりベルサーチらしさある。プリント柄はサンゴ・ヒトデ。テーマは「海からあらわれた天使」。モデルが腕時計してるのはあまり他では見ないなぁ～パンツのベルト通しにボンボン付きとかのキーホルダーぶら下げるのがどっかのセレブの流れでちょっと流行ったけど、その進化版と思われるものやってます。これはドルガバがもっとはっきりやっていて、ドルガバはコインパースのようなもの下げていた。マルキューでギャル系ファッションが発生した時、その当時のアルバ、ミジェが参考にしたのがこのベルサーチである。ちょうど今のマルキューがＤスクェアードなように。９０年前半のベルサーチのコレクションを見ると今回なんかよりもっとはっきりと黄色やグリーンの中間色に組み合わせや中間色の補色配色・６０度配色など多かったし、花柄のパレオドレスや、スエードのフリンジラップとかやっていた。まんまベルサーチすべてやっていたわけではないが、色・柄・アイテムをかなり参考にしていたようだ。もう春夏のコレクションも終わってしまった。東コレは始まったけど、気になるのはフラボアぐらい。そろそろまとめをしていかなくてはならない。ほんとはまだまだよいブランドあるのだが、明日以降はまとめをしながらやっていこうと思う。カラー／素材／アイテム／デザイン／・・・切り口いっぱいあって追いつきそうにない。

  2004.10.23

• 丸井渋谷JAMは本当にセレブカジュアルの集積なのか、お客さんの素直な反応は？。マルキュー卒業生はいったいどこへ？

  業界的にも、お客さんからみても話題を集めた丸井渋谷ＪＡＭ。セレカジの集積のようにも見られているが、本当はどうなのか？また、ＪＡＭができたことで、マルキューへの影響は？自分がおもう正直な感想は、決してセレカジではない。ダントツに売れているのはもちろん１Ｆのシェルター。売上高的には、マルキューのエゴに届くかとどかないか。その次に売れているのは、自分の情報によると、アプワィザー・ミッシュマッシュ・ウィルセレクション。売上高はマルキューの平均値に届くか届かないか微妙なところ。各ブランドともトレンドは押えてやっているが、決してこてこてのセレカジではない。セレカジに標準をあわせて出てきた新しいとこは、そこまでの売上には満たない。シェルターはマウジーの延長でもっと古着屋チック。アプワイザーは神戸系エレガンスが関東でも盛り上がったときに神戸系の匂いに関東のカジュアル要素をうまく取り入れ、ルスークほどベタでなく、もとはもうすこし可愛いディテール使い多かったが、今はさらにうまくカジュアルのトレンドを消化して人気に拍車ちいたブランド、ただやっぱり関西ではクリア・プロフィールには全然かなわない。（本社は千駄ヶ谷）ミッシュマッシュも神戸系エレガンス全盛のときに玉屋が手掛けた神戸系エレガンスの格安でスタート。安いけどザジとかより可愛さ・色使いのうまさがあった。ＪＡＭのお店は安さそのまま残し、内装や陳列構成でチープ感を消してセレブ系のものも取り入れうまくやりました。（本社は大阪）ウィルセレクションはもともと丸井の中では売り上げよいところ。前は渋谷シティにあったお店。リボンや大きめのディティール多く、チョッと姫系はいった可愛らしさある。（本社は原宿）そもそもセレブ系が広範囲。海外特にヒルトン姉妹に代表されるセレブの普段着がセレカジ。彼女たちのファッションみてるともっと色使いはっきりしてるし、デニムもありでしょうがジャージーのセットやカットのＳＫに派手目なＴシャツで決め手は高級ブランドの雑貨。ＪＡＭで売れているブランドとはちょっと違うような。もし本当にちゃんとセレカジならもっと海外特にのロスのブランドいれなくてはならないし（ジューシーはあるけど）マルキュー卒の世代のお客さんを狙うなら又はつかむならもっと違うブランドもあったろうし、エゴの新ブランドとかもっと売れてもよかろうに。でもＪＡＭはそこそこ成功のようだ。ジャンルやテイストは別に、お客さんの支持を得られるブランドが少し揃ったのは確か。なかなかできないブランドの入れ替えを大胆に出来たことは拍手。一番の成功要因はそこだと思う。丸井がそう思っていれば、春にまた大きなブランド入れ替えあるだろう。もしセレカジのおかげと思ってしまえば、すぐまた元の丸井に戻ってしまうだろう。マルキューはちょっと前まではビルの低年齢化を危惧し、なんとかしたかったしあがいていた。でも今回ＪＡＭができても前年クリアー更新して、やっぱり若いお客さんをあらためてしっかり認識する方向に転換した。それはそれでよい。でも、シェルターやプラチナムマウジーがマルキュ－の１Ｆだったりしたらどんなすごいことになっていたんだろうとと思う。そこまでできないマルキューの弱さもある。ラフォーレだったらとっくにそうしてたろうに。じゃあマルキュー卒業生はどこに行ってるのだろう？。ＪＡＭオープンの３っ日目のことである。自分がシェルターの前にいたら、カリスマ店員ブームの時のカパルアのメインのカリスマ店員だったこが彼氏と一緒にエスカレーターから降りてきた。いまだに当時のルックス・スタイル維持して更にかっこよくなっている。なるほどこういうお客さんを狙ってるんだよなと一瞬思ったが、ＪＡＭでは何も買っていない。手に持っていたのはなんとザラのショップ袋。そして彼に向かって「次どこ行く？ラグタグ行こっか。」である。唖然!!ＪＡＭは素通りかよ!!マルキュー卒業生のお客さんをしっかりつかんでるビル・ブランドはまだ無い。それとも分散したままなのか？

  2004.10.22

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  ２００５春夏ミラノ　FENDI　－仕事しすぎなカールラガーフェルド。シャネルにフェンディのラガーフェルドギャラリーに、Ｈ＆Ｍまで手掛けるって．．．

  FENDI　フェンディシャネルのデザイナーであるカールラガーフェルドのもう一つのコレクション。自身のラガーフェルドコレクションもあるから、一人で三つのコレクション。全部あわせると１９０体ぐらいの作品。お疲れ様というより他ない。今回はプレスリリースでカラーとジャージードレスでフェンディを変えます、と宣言したそうだ。カラーはエスニック系のカラーリングのものと明るいはっきりしたカラーの２タイプ。正直う～んて感じもする。今回、えっ！このブランドがっての他にもあったが、ディオールやバーバリーほどは取り上げられていないような気がする。確かにリアルクローズに近くなっているが、フェンディといえば、皮と毛皮。一応使っているようだが、マイケルコースのブルーグラデェーションのファーとかのほうが、よほど新しいフェンディっぽい。色を使っていても、あまりは配色の面白さも少なく、どちらかというと同系色でおさまっている。バックとかも型数多いのだが同デザインの使いまわし多い。シャネルが相変わらずよいだけに？フェンディの会社との関係悪くなっているという話もあるが、とりあえず、いろいろ仕事しすぎじゃないですか、カールラガーフェルド。才能はすごい人だし、力あるんでしょうし。しかもコレクション以外にアメリカのＨ＆Ｍのデザインもやるってますますわからんぞ～。Ｈ＆Ｍって低価格でベタなブランド。Ｔシャツ２０００円ぐらいで、ユニクロかしまむらみたいな位置づけ。そこをシャネルやフェンディのデザイナーがやるって、面白いのだが...でも、ちらっとカールのＨ＆Ｍの広告みた限りでは、わりとかっこいいかも。ますますわからん～。しかも、ロングブーツにパンツブーツインして登場ってこれも、オシャレなのかダサいのかわからん～なんか白髪のタモリか江守徹って感じもするが、そこまで行ったら脱線しすぎか。ガリアーノとは違う意味でキャラたっている。

  2004.10.21

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  burberry prosum バーバリーの春夏コレクション－とてもやさしくフェミニン、バーバリーチェックから花柄へ

  BURBERRY PROSUMバーバリーのコレクションライン。バーバリーは英国なのにミラノコレクション。オープンは花柄のＯＰにブル－のバーバリーＣＴ。続いて花柄のオンパレーﾄﾞ。裏地使いでやってるようですが、表にバーバリーチェックがでてこない。バーバリーなのにバーバリーチェックをメインにもってこないって、シャネルがツイードのシャネルＪＫやらないぐらいの掟破り。でも、バーバリーチェックなくても、やさしくフェミニンでとっても可愛く女の子チック。チェックなくてもバーバリーは本来ベーシックでトラッドなブランドイメージなのだが、新しいバーバリーの構築なのでしょうか。バーバリブルーレーベルというヤングバージョンのブランドがある。こちらは若くて元気もあるけど、可愛い。日本でも、老舗・コレクションラインのヤング版で一番成功したブランド。もしかしたら、そういう影響もあるのかも。デザイナーのクリストファー・ベイリーはバーバリーの全ブランドを見ているそうだから、考えられること。こんな風に老舗ブランドが今の時代にあった形で若返るのは大歓迎。メンズでもブラックレーベル・ブルーレーベルがある。今の２０前後の男のこのきれいめのトップブランドはディオールオムとこのバーバーリーブラックレーベル。ディオールはかなり高いので、ブラックレーベルがそ手の届きやすい範囲（それでの安くはないのだが）。「お兄系」といわれるとこの代表ブランドである。春夏のメンズのバーバーリーもかなりキレイな色目の組み合わせ。ＩＶＹから入ったけど実はカラー物好きな自分としては、もしかしたらかなりツボはまる予感なバーバリーのメンズ。今回のレディースのコレクションみては始めて、コレクションラインの名前がバーバリープローサムなのがよく理解できた。プローサムとは「前進、未来」という意味。納得。それにしてもデザイナ－のクリストファー・ベイリーって全ブランドみいて、しかもビジネス上も結果だして、すごいキャパも持ち主。シャネルのカールラガーフェルドも多才な人だが、このデザイナー、若いけどもしかしたらそれ以上かも。しかも元グッチ出身なのに、ここまでできるってのもすごい。おまけだが、秋冬の商品でチラホラやってるブランドもあり今回のコレクションでもそこそこ見受けられるテクニックですが、切り替えをタックやギャザーなどのつまみで切り替えいれるってやつ、しっかりやってますね。

  2004.10.20

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  春夏パリコレ　John-Galliano／ジョンガリアーノ　－　ディオールでチャップリンなら今度はパイレーツオブカリビアン？？お花とデニムと風船とカラーのラッシュ

  John-Galliano　ジョンガリアーノディオールで楽しませてくれたジョンガリアーノ。自身のコレクションでもかなり楽しいショー。デニムとチｪックとの切替や、明るい花柄、７０年サイケをポップにした柄。普通のコサージュではなく、共布や別布でつくったおおきなお花のコサージュ。ネックレスやブレスも花びら集めているし。モデルがいろんな風船もって登場。最後のフィナーレはディオールではチャプリンでしたが、こちらはなんか「パイレーツオブカリビアン」のようなスタイルに扮して登場。映画好きなユーモアあふれるガリアーノおじさん。今回のコレクションでかなりファンになってしまいました、自分は。ただ派手なだけではありませんよ、この人。今回、秋冬なものを春夏のコレクションでつかっているのがチョコチョコみかけます。マイケルコースのブルーグラデーションのファーＪＫとかサマーラグジュｧリーバカンスな感じでとてもよく見えたのですが。去年のディオールの春夏コレクションでガリアーノはかなりの体数のファーＪＫ提案してました。裾から少し高めの位置で切替入れたり（トップスでもボトムでも）、異素材でデザイン切替入れたり（多くはシフォン・サテンに対してなのですが）、大きなコサージュに代表されるような立体感のあるアクセントをつけたりと、いろいろ見習うべき点多い。カラーにしてもそう。楽しくて派手な部分に目を奪われがちだが、やっぱり、大御所デザイナーさんは違うな～～。

  2004.10.19

• ブランドの名前についてあれこれ。マルキューブランドの名前の傾向？

  これから新しいブランドをつくっていこうとしているわけなのだが、全くゼロからの場合、大きくわけて・商品・店舗（内装）・スタッフ（企画・店舗）・資金いわゆる、人・物・金の部分で進めていく。だが、その前に一番大事なのは・・・そう、ブランドの名前である。名は体を表すではないが、ブランドイメージや商品イメージに繋がるし、あまり呼びにくくても浸透しにくいし。しかも若いお客さんはブランド名を短縮して呼ぶので、短縮してなお且つかわいいほうがいい。少し前は３文字短縮であったが、最近は２文字な傾向。　ミジェ・アルバ・ラブボ・セシル→エゴ・マウ・ルル・リズ　である。年齢層上ではあまり関係ないかもしれないが、マウとかルルとかは語感がかわいい。高校生にはうけよさそう。それからすると最初から３文字なブランドはわざわざ短くしなくてもフルネーム。→スライ・バラクはからずも２店舗とも今マルキューで伸び率抜群なとこ。偶然かもしれないが、覚えやすい＆言いやすいが大切なのは確か。すると、うちの新ブランドの名前はイメージを表すってとこは良いのだが、短縮するのはやや難ありか。もう一つ、ビジネス上大切なのは「商標登録」去年「阪神優勝」で話題になったあれである。これを忘れたり後回しにすると後から大変なことに。名前を特許庁に事前に登録しないといけないのだ。最初に２万１千円払い登録願いをだし、半年から１年の審査期間の後に審査が通ったら、６万６千円払い実際の登録をする。もし、ブランド名が登録済であったらそのブランド名では営業できない。でも、それでたまに営業やめたり急にブランド名変更することが時としてあるのが現実。最近マウジー系列で突然お店がなくなって、店名が変わったとこがあるが、そこまで売れてないわけじゃないのになんで？と思っていたら、どうやらこの件で引っかかったようだ。もったいないこと。因みに、ミジェーンはターザンの恋人の名前。最近内装変えてるが前まではミジェーンの内装はジャングルでした。セシルはセシルマックビーという女優だったか歌手からとったそうだ。

  2004.10.18

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  その後、1マルキュー・渋谷近辺の秋のトレンドはどう変化したか

  今日は一度会社に行った後、原宿から渋谷まで回ってきたので、その後の秋の商品動向を整理しておく。今年の秋物の出だしは早かったが、９月が気温高かったせいか、冬物へのシフトが遅れている。そろそろウールのＣＴが展開されてもよいのだが、９月後半から今月にかけてはやや足踏み状態。１ チェックシャツ　かなり浸透した模様。マウジーがやっていたチェックのチュニックＯＰも他店に出ていた。今年一番売れているようなのだが、色の変化・ディテールの変化があればまだ続きそう。２ アニマル（主に豹柄）　思ったほどではない。最初は飛びついたがこのところ↓。個人的にはチョッと残念。３ ダウンベスト（ファー付き）　気温しだいだがもう少し引っ張りそう。ベストでに通常のダウンは今年はかなり弱め。むしろファー付きのニットパーカーがよっぽど動きがよい。マウシ－も去年の継続やや発展版を先週ぐらいから投入し最初は店頭傾斜で展開していたが、在庫あるのに店内に引っ込めていた。代わりに展開していたのは、ファー付きのＮ３Ｂタイプなミリタリー系アウター。マルキューで今一番伸びているＳＬＹがこのてのアーミー系のアウターを先月から継続でメインで展開していることから考えると袖物のアウターはカジュアルではこれが本命。そうなるとエレガンス系なブランドは困ってしまう。ウールのＣＴはこの先がまだみえていない。去年までのダウンも今ひとつな勢い。さてどうしよう...４ フリンジＪＫ（ＳＫもあり）　ツイードのフリンジの展開はかなり増えている。こちらはダウンと違いまだお客様の手持ちが少ないだけに、今後の展開しだいではまだまだ↑すると思われる。白黒の１Ｂテーラーはかなり普通に着ている人多い。ボトムで同素材のベルト（リボン結びできる）をつけたミニＦＳＫが目にとまる。春夏のコレクションでトップスに同素材のネクタイ・ストールをつけていたが、その考えのボトム版である。アイテムは違うが、コレクションのトップブランドと渋谷界隈のブランドが同じ時期に同じ考え方の発想で展開しているのである。この辺が今のファッションの面白い所でもあり、次を考えるヒントになってくる。フリンジ・ツイードがKEYWORDであれば、普通はツイードフリンジＣＴに発展するはずなのだが、まだ見えてきていない。ＣＴに対して？なのか、やっぱりミリタリー系アウターに勢い負けているのか？５ テーラーＪＫ（ほとんど黒）　ダブスタなどＪＡＭでは継続しているブランドもあるが、マルキューでは上記の３・４に変えている（エゴ、ヂュラス等）がお客様の支持は継続。いづれにしろ、ヤングでテーラーが売れたのは良いこと。春も継続でしょう、ただよりミニマムになる予感。６ ミリタリー系パンツ（カーゴ他）　これはどうなのだろう？裾絞り・スソギャザーは足元の影響あって更に短くなっている模様（５分丈ぐらい）パンツに関してここにきてかなり分化しているような気配。ミニＳＫはやっぱり動向よいのだが問題はパンツである。やっぱり足元が曲者なのだ。ムートンブーツ真っ盛りになるとおもいきや、出だし早かったせいか早くも２足目ブーツの動向がでてきたから。買ってるお客様からすると実際は１足目なのかもしれないが、ウエスタンブーツ・編み上げブーツをはいてるこが目立ち始めたのである。その一方、特にお姉なブランドのお店ではやっぱりちゃんとヒールだったり。ショートだったり。とりあず、靴屋さんは売れてることでしょう。そんなこんなで、・継続のデニム（美脚系。ダメージ系）・ツイード素材のワイドＰ（バギー）・スリム（ブーツイン）・ボーイズ系短Ｐ（チェック、デニム、その他）と、ブランド・着こなしのテイストによって色々ありになっている。ツイードワイドはＪＡＭや大人めに多い。スリムはお姉ギャル。短Ｐはギャル。が基本線でしょうか。今日みてハットしたのは、マルキュ－のシェイクシェイクにボーイズ系短Ｐが今週投入されたことだ。ここのお店、実はマルキューのなかでのカジュアルの売れ筋を押えるのがダントツにうまいお店である。なぜなら、シェイクは店長兼エリアＭＧ兼店舗バイヤーで尚且つそれぞれのエリアで独立しているから、売上＝給料、店長＝社長みたいなものなので、はずしたら大変。必死さが他のブランドの店長／バイヤーと全然違うのである。しかも渋谷の担当の人は昔からカジュアルの目利きは抜群。しかも単品で抜かないから単なる安い品揃え店とは一線を画す。ということは、すくなくともマルキューのギャルのカジュアルではボーイズ系短Ｐが本線な可能性大。そうはいっても人間はずすときもあるわけだから、２～３週間後の店頭品揃えをみれば答えがでるでしょう。７ ニットのロングＣＤ（ショートボレロ系はギャルでないところであり）ポンチョも含めこのタイプの羽織はよい。ニットのＣＤは前年発展で充分予測できたが、ポンチョがここまで普及するとは正直思っていなかった。今年の初夏にＮＹいった時、確かにオシャレでスタイルにいいこはポンチョ多かった。でもそこで見たときは丈がもっと長くて、日本人には難しいかと思ったのだが、セレブパワー恐るべしである。今は編みアミだが、これがもしＡＷのコレクションでクロエがやっていたような感じでネルとかフェルトなんかの素材で出てきたら、ますますＣＴは売れなくなる.....04/05ＡＷパリコレのchloeより。ウエスタンなブーツなら結構いけそうなのだが↓更新－そいいえば、ライトオンの新店なるフラッシュレポートみたが、確かに「アバクロ」そのまんまであった。

  2004.10.17

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  2005S/Sパリコ レ －コムデギャルソンとジュンヤ・ワタナベが抱える問題

  COMME DES GARCONS , JUNYA WATANABE コムデギャルソン　今回はレザーのバイカーＪＫにチュチュＳＫ。女性の活動的で力強よさを表現したらしい。ひしゃげた野球ボールなバルーンＳＫもある。ジュンヤ・ワタナベ　白いブラウスに ＳＫで清楚な女子学生。腰に巻いたり襟にも巻けるファスナーでできたベルト。 神様のようにあがめられてる川久保玲。しかし、正直最近の彼女にはとっても？である。いったい何をしたいのか、何をやりたいのか？。自分も学生の頃はギャルソンに憧れた時期あったし、あまり人の非難や悪口言うのは好きでない。でも、最近はちょっとなあ～。バイカーもベースボールも、取り上げるのはいいモチーフ、今のストリートでは全然ありでしょう。でも、ストリート見なくして、モチーフだけ引っ付けてはいませんか？ひどいと思うのは、最近のコラボ。山本耀司の「Ｙ３」がよかっただけに、ギャルソンのやっているコラボは納得いかない。フレッドペリーにしても、ミズノにしても。何もデザインしてない。ただＷネームにしただけ。青山やロンドンの物件にしてもただの場所貨しみたなもんではないか。耀司のように、自分の持つ個性をコラボの相手先の特性にぶつけて、そこから、相手に自分にもそしてお客さんにもプラスになるものをなに一つやっていない。悪くいうと、ギャルソンのコラボはコレクションやるためのお金稼ぎにも見える。ビジネスを伸ばしたいのか、あくまで自分の趣味を貫き通したいのか、まったくもって不明。VOUGUEのサイトのコレクション見ても、detailshotもrunwayvideoもない。しかも２０体ぐらいしかない。他の大御所デザイナーに比べ淋しい感じ。ヨージやガリアーノのような発展性・意外性もない。ドルガバだって昔はこんなの着るか？ゴテゴテだったけど。いまやリアルにかっこいい。なのに.....ギャルソンの根強いファンの方からはクレームが来そうな意見だが、なぜ、あえてこんなやなこと書くかというと、「とっても、もったいない」から。もったいないその１　感度のよい若い女の子がギャルソン・ジュンヤをチョッと買い始めている。感度のよいというのは正確でないかもしれないが、VIVIやＳカワなどのギャルカジな雑誌のモデル・読モやスタイリストの買い物私物でギャルソン・ジュンヤの商品がチョコっとあるのが見受けられるようになってきた。デザイン性の高いものが好まれている現われでもあり、マルキューで今一番伸びているのがＳＬＹ。そしてこの辺のマルキューの企画やっている２０代後半の女のこの支持が高いのが、「ル･グラン・ブルー」である。そんなことから思うのは、ギャルソンは大きなビジネスチャンスを見失っている。中途半端なコラボしてる場合じゃない。今までとは別の新しいマーケットが注目しているのに。もったいないその２　ジュンヤはものすごいマッケティングセンス抜群なのにジュンヤはパターンナー出身である。ギャルソンの会社はすべてパタンナーから始まる。デザイナ－よりパタンナー重視。デザインの基本としてパターンがあるし、人間が着るものだからそれはとても正しい。ジュンヤはそのパタンナーからチーフデザイナーになった筆頭なわけだが、じつは、彼ジュンヤが取り上げたものは売れるのである。ジュンヤワタナベそのものが売れるわけではないが。例えば、去年の秋冬に千鳥格子がバカ売れしたが、ジュンヤの７月の立ち上がりはまさに千鳥格子であった。今年の春立上り、バーニーズでもジュンヤの迷彩シリーズのコーナーがあったが案の定、マルキューでも迷彩がいままで以上にこの春出回った。この秋の立ち上がり、当然チェックのしわ加工しっかりあった。とりあえず、あたるもの・マーケットに広がるものが、どこよりも早く店頭にあるのだ。デザイナー・パタンナーの能力だけでなく、マーケッターのセンス抜群ではないか。もし、ジュンヤが独立したり、ありえないでしょうが他社に移籍したり、もしくは、海外のデザイナーのようにラグジュアリーブランドに引き抜かれたら、すごい才能発揮すると思う。でも、今のギャルソンである限りそんなのはありえない。残念。自分は学生の頃、どちらかというとヨージ派ではなくギャルソン派であった、だからこそである。パリコレ、他にも日本人デザイナーでてましたが、残念ながらいま一つ。UNDEDRCOVERもストリートブランドのときのほうが、輝いていた。唯一、山本耀司はよかったかも。作品は彼本来の原点なとこなのだが、「Ｙ３」を手掛けた事が活きている。娘の山本里美も東京コレクション勢では支持が高いほうだし、そんなのも刺激になるだろうし。いづれにしろ以前に比べ日本勢ややパワーダウン。「ＳＬＹの植田みずき」とかがパリとかミラノとかやったら、とてもうけると思うのだが。そんなのは無理か。こっそり更新　なぜか、いままで今日が一番アクセス多い。自分が休みで夕方前に日記ＵＰしたからなのか、それとも、やっぱりギャルソンのせいなのか、？？

  2004.10.16

• いきなりな話

  楽天日記をはじめたのは先月の中頃。その時はこんな話を書くとは思ってなかった。でも「日記」だし、やっぱりこの先はまだわからないが、日々のことも書いておこう。話が舞い込んだのは、２週間前。社長から「いい話だけどどう？」自分「いいと思います。やりましょ。」１週間で自分のほうで、新ブランドの　・ブランドイメージ　・ブランドコンセプト　・ブランドポジショニング　・アイテム構成　・プライスライン　・商品イメージ　・店舗イメージのプレゼンマップを作り、相手先にプレゼンして、今週の水曜に返事が来て決まった。今日、社長が相手先に挨拶に行った。この間、ちょうど２週間である。話が決まるときってこんなものかもしれない。場所は渋谷でも都内でもないし地方だが、売れてるビルで、マルキューブランドが集まっている所。小さいメーカーだから贅沢は言えない。どんな立地条件でもまずなんらかの実績つくることが大切。そしたら次に必ずつながる。とりあえず、日記に書きながらコレクションを一所懸命見てたのが、ひょんなとこで、とても役立った。会社はＯＬエレガンス（ＪＪ、CANCAN）の服作ってるメーカーだし、社長は百貨店ブランド目指しているのだが、なぜか、マルキュー系のお店。物件の話は社長の人脈で舞い込んだのだが、自分の中での再スタート（前マルキューブランドやっていたので、再）は今年の春。今、７Ｆにマルキューステージという公募で出店したスペースがあるが、そこに自分は個人で申し込みをした。２回の面接・プレゼンを通り最終選考まではいったのだが、最後は残念ながらであったが。残った５店舗をみると、既存のマルキューとはちょっと違うところ。自分のはあくまで、マルキューだったのかもしれない、自分は新しさを出したつもりでも。その時は会社の許可を得て個人で応募。（契約社員みたいなものなので）それ以降も普通に仕事しながら、マルキュー系はやりたいと社長には言っていた。そしたらなぜかこんなこな形で自分にやりたい方向に一歩前進してしまったのである。今回は会社として始めてお店をもつことに。中村天風いわく「こうなりたい、ああなりたいという理想を常に心にはっきりと描き続けるとき、それは確固たる信念となり、理想が実現する。」まだまだ具体性も弱いし、もっと強くしていかなければならない。

  2004.10.15

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  2005春夏ミラノコレクション－LOUIS VITTON ルイヴィトン－マークの隠れた才能。村上隆の今回のコラボはさくらんぼ

  LOUIS VITTONヴィトンのデザイナーはＮＹコレクションで自ブランド展開しているマーク・ジェイコブス。白黒のワンピ・スーツからスタートだが、やっぱりちゃんとフリルやレースを押さえて、こなしていて、全然古くない。この辺のこなしが、古いままのデザイナーとの違い。マークらしいガーリーやフェミニンがうまくでている。あくまでヴィトンのコレクションということを踏まえたスタイルの後に、よりマークらしさが加わったスタイルが続く。リボンをチョコンと使ったり、ちょっと大きめのボタン使い。この辺はやっぱりマーク。自分が一番注目したものは、１Ｂのチビボレロカーデ。雑誌や業界誌のコレクションでのコメントではあまり言われないが、自分がマークをみていつも感じるのは、マークのカーディガンの使い方は天下一品。このあたりも彼のリアルクロージングのポイント。コレクションであまりカーディガン使いこなす人はいない。決して主役になるアイテムでないし、デニムとは違う意味で日常的だから。だから、はおり物はどうしてもＪＫやＣＴになってしまう。ドレスの上ならショールとかストール。もしくは羽織らずにキャミのみで、肌がでる。でも、普段の生活で使いまわしのきくアイテムとして重宝するのが、カーディガン。パーカーもあるけど、マークのベースはガーリー・フェミニンだから。スポーティーではないから。しかも、今、日本のマーケットではボレロ丈カーデいろんなタイプが出てはじめていて、反応良いみたいです。マルキューではあまり見ません。どちらかというとショールカラーのロングカーデ。むしろ、渋谷ＪＡＭとかでは結構多いですね。これから寒くなったらもっとアウターにシフトするので、一度消えてみえるでしょうけど、春に復活する可能性大。ヴィトンといえば日本ではモノグラム、バッグになってしまいますが、今回の村上隆とのコラボは「さくらんぼ」です。春ですからね。デニムにモノなバッグもよい感じ。こっそり更新－その２新ブランドの１号店はなぜか今野球で話題の仙台。オープンは１１月末か１２月頭。物件の紹介うけて１週間で自分が新ブランドのプレゼンマップを作り、次の１週間でＯＫがでた。さらからのスタートなのにオープンまで１ｹ月半しかない。楽天日記続けられるのか心配だが、仕事にプラスになるんでがんばって続けないといけない。そうしないとはじめた意味がなくなるから。

  2004.10.14

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  2005春夏パリコレ－CHANEL シャネル－服もいいんです。でもやっぱり新作バッグをチェックしてみましょう。

  CHANELなんだかんだ言ってもはずせないシャネルのコレクション。赤じゅうたんの上で行われたコレクション。お得意のツイードを今まで以上に軽やかにあしらっている。ＪＫとおそろでネクタイ風に首にまいたり、多分スウェット素材と思えるパーカーやレッグウォーマーをエレガンスにコーディネートしてたりと、安定して上手いですね、カールラガーフェルド。バッグが豊富です。どれも小ぶりなものが多い。ハンドバッグ・ポーチ系の新作。トートータイプはひとつだけのよう。ちょっと変わったのが二つ。ひとつは真珠モチーフなまん丸型のバッグで持ち手におリボンついたやつ。もうひとつはまん丸ポシェットの下にフサフサ着いてて、シャネルマークのまわりに放射状に線入ったやつ（太陽？目玉？）。洋服はあえてツイードはずして気になったものだけピックしました。刺繍やレースの使い方のいろんなテクが割りと見受けられる今回の春夏コレクションですが、シャネルは大胆に使いこなしてます。あとコレクショントップに登場したレザー（レザーライク？）なハンパ丈パンツ。ツイード同様夏でもレザーは出てくるブランドですが、いつかサマーレザーが流行るときくるのでしょうか。多分まだかな．．．ツイードＪＫ×カジュアルパンツは１０年ぐらい前にこの人がコレクションでやったこと。そのときはファンシーツイードにデニムだ～、カーゴパンツだ～って大騒ぎして飛びついたんですけど、全然売れませんでした。またしても、あれは１０年前ぇ～な話。 こっそり更新－新ブランド新ｓｈｏｐをオープンすることになりました、年内に。マルキューマーケットでです。１号店は残念ながら渋谷じゃないですし、都内でもないです。とあるマルキューブランドが集まっている地方のビル。コレクションが一段落したら、序々のこの話題も。日記らしくなるかな？

  2004.10.13

• マルキュー秋冬のボトム変化あり-ショートパンツ

  今までだと秋冬シーズンインするとブーツの影響あってミニＳＫが伸びてきてた。マウジーがデニムやってからはパンツはオールシーズン。ところが今年ちょっとした変化が!！ハンパ丈パンツがいまだに引っ張っている。ワークなデザインのハンパ丈パンツ(７分からちょっと短め)から更にボーイズ系短パンのひざがでるストンとしたやつまで。マルキューの公式携帯サイトの今週のお勧めコーデはココルルだが、ここでルルが押してるのが、このボーイズ系な短パン。もち、ケツロゴ。コーデは、柄シャツ+ファー付きダウンベスト（水色）+ボーイズ系短パン（黄色）+ムートンブーツ（ベージュ）。→まさにお決まりマルキューな色あわせ。過去の秋冬にマルキューでショートパンツがスタイリングとして受け入れられたのは、ラブボ・ミジェ全盛の時。その時はホットパンツ、ミニの元気いい番で、コーデュロイとかフェルトのチェックとか。あくまでミニ。いままでからすると秋冬でこの丈？？である。しかしながら売れてるムートンブーツの長さや雰囲気考えたら、ミニでも悪くないけどショートパンツのほうがかわいい。コレクションとかで再注目されたのもあるんでしょう、企画してる人のこと考えると。今進行してる春夏コレクションでも、ショートパンツを上手く使ってるスタイルが眼につく。ブーツとともにシーズンで終わるのか、それとも春夏に更に発展するのか?自分は後者だとおもってる。お客さんのほうからするとデニムパンツ一辺倒にそろそろあきたといえるかも。早いと思うかもしれないが...。マルキュー卒お姉ギャルのおしゃれさんはかなりスリムなストレートの白パン履きこなしてたりする。また、年齢層少し上のほうではワイドパンツが反応でてるし、今日も追加オーダーはいった、うちの会社。とりあえず、転換期にはいったのは間違いない。余談だが先週うちの社長と「ショートパンツ気になるぇ」(社長)「ですね、マルキューでもいまだに膝下ハンパ丈バンバンですね」って話から昔話になった。あれは十年まえ～♪その時社長はデザイナー自分は営業だった、前の会社で。真冬にですよ、エナメルマイクロミニなショートパンツ+同素材のベスト+ファー付きロングコート(テーラー・ショールカラー）がバカ売れしたことあったなって話になった。コートは断然白。エナメルは白・ピンク・パープルでした。時によると全部白!!？？今ならどこの？？？だよってなりかねないが、普通のＯLさんがそんなのを買ってくれてたバブル末期の話である。

  2004.10.12

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  2005春夏パリコレ－Chloe クロエ－本当におしゃれってこんなのでしょう！

  Chloe クロエデザイナーはフィービー・フィロ。正直、素直な感想はう～ん。これは　おしゃれ！もしかしたら一番おしゃれかも。かっこいいとか可愛いとかでなく、リアルにおしゃれな感じ。エレガンスなリアルクローズ。気負いがなく自然。バリバリのセクシーでなく、崩していながらも品がある。前シーズンぐらいから伸びてるアイテムのショートパンツをちゃんと無理なく使いこなしてる。ワンピとかも、光沢感あってもドレスドレスくさくなく、かといってブリブリでない。ディオールのテーマが「現代女性のための現代的な服」でしたけど、彼女のほうがクロエのほうが、よっぽど「今」にすんなりはまるおしゃれ。こんなセンスでコレクションやってるのは他にはステラ・マッカートニーぐらいでしょうか。よく考えるたら、クロエの前のデザイナーはステラ・マッカートニーでしたね。リシュモンジャパンが頑張ってるようで、クロエ・シーバイクロエとも日本での展開も増えましたが、もっと支持されるようになって欲しいブランドです。デザイナーも若い（３０才）ので、まだまだ今後も期待できると思います。 -更新-せっかくなのでステラ・マッカートニーのコレクションからもピックしてみた。↓。グッチのときに書いたけど、やっぱり男では出せないものを感じる。彼女は今グッチグループだが、トム・フォードが、かなり彼女の才能を買っていたようです。又こんど新しく、アディダスがＹ３に続くコラボとして「Adidas by Stella McCartney」をスタートさせるようです。レディースのスポーツラインのようですが、どんなふうになるのでしょうか？彼女は３３才。こちらもこれから。

  2004.10.11

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  ついに１０９が通販スタート－やっぱりケツルルは速攻完売！！

  とうとうスタートしました、マルキューが運営するネットショップ。参加したのは約３０ブランド。マルキューが携帯のサイトを立上げ４～５年たち、毎日コツコツshopの新作をｕｐしてきたのですが、ついに自らネット通販です。アドレスは↓http://e-shop.shibuya109.jp/webshop70/main携帯のマルキューのサイトからもいけます。昨日からスタートしたのですが、やっぱり、ケツルルが最初に完売した模様もはや定番化しつつあるケツルルですが、いぜんとして人気ですね。それ以外でそうそうに完売になった商品をﾋﾟｯｸしてみました。 意外だったのはジャッシー。109店頭売上はまったくかつての勢いはないのですが、まだまだ中高校生の支持はあるのでしょうか？完売続出ではないが売れてそうなのがＳＬＹ。これは今のＳＬＹの売上の伸びから納得。逆の思ったほどでなかったのはmoussy。マルキューで一番ネット通販をしっかりやっているのはmoussyなんですけどね（楽天。携帯のgirlswaiker。自前の携帯通販サイトとかなり豊富）もしかしたらかなり反応良いのかも。朝６０枚あった某ブランドのチェックシャツが夕方みたら残り２０枚になってた。スタートしたばかりだが、いろんなことが見えてくる。・やっぱりケツルル（何万何十万本うってもまだ売れる）・携帯ヘビーuserな中高校生がマルキューのコアなお客様（携帯定額制大貢献）・参加しなかったブランド（ミジェーン、ララプラン）の独自戦略（だからマルキュ－で売上おとす。）・実はマジメでコツコツやってるデベロッパーなマルキュー・でも物を売るノウハウはないデベロッパー（作りこみにかなり改善の余地あり。）・各ブランドはまだ様子見（店頭での売れ筋はほとんどでてない。）・ちゃんと商品出品したのはセシルぐらいか。（結構やることはマジメに取組む会社です）・在庫数が丸見えでこわい。（今のお客さんはいろいろ知ってるから、在庫数が多いとこは売れてないってすぐに見破ってしまう。逆にすぐ完売だったらさらに人気加速。店頭以上に売れてるブランド売れてないブランドの格差がつきそう）まだまだなマルキューの通販サイトですが、もしかしたらものすごい事になる可能性大。

  2004.10.10

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  春夏Christian Dior－これがディオール?!ガリアーノ?!冬ソナのチェ・ジウも登場するディオールのコレクション

  Christian Diorチョッというか、かなり驚きました。これだディオールかよ！若過ぎってか可愛すぎっていうか、ガリアーノおじさん頑張り過ぎでしょう。オープニングの方はまあ普通に流れるのですが、途中からかなり若い！元気のよい少女。フラワープリントやアーガイル、レース・リボン。ヒラ系ミニＳＫにハイソックスって.....黄色にピンクにブルーに。漫画チックなＴシャツや「笑うセールスマン」にもみえそうなリップモチーフのＴシャツ。最後には本人がチャップリン気取って出てくるし.....最後に流れる曲はジョンレノンの「イマジン」共通するのは「平和」ですか。一体全体、ガリアーノおじさんは何を考えたのでしょう。テーマはテーマは「現代女性のための現代的な服」だそうですが、ガリアーノじゃないでしょう。自分の中で今までのガリアーノのイメージは、ラクロワと並ぶ今の大御所だったんですが、なんか微妙。これがガリアーノでなくて中堅・若手だったらかなりの評価なのですが、ドルガバ・Ｄ２に負けまいとしようとしてるんでしょうかね。お茶目なガリアーノおじさんでした。そうはいっても、プリントやレース・スケ素材の重ね方、カラーラッシュ、秋冬の付属をチョッと春夏に使うなど押えるべきとこはしっかり押えているのはさすが。あと、足元とかバッグ、これは間違いなく飛びつきそうですね～洋服の話題ではないのですが、style.comディオールのショーのﾋﾞﾃﾞｵをみてたら、なんと冬ソナのチェ・ジウがコメントしてた。ミラノのコレクションでアメリカのVOUGUEのサイトが作ったのプラグインビデオにチェ・ジウが登場とは、日本だけじゃないのか冬ソナブームは↓のアドレスでSTYLE.COMのディオールのコレクションのＶＩＤＥＯのアイコンから見てください。http://www.style.com/fashionshows/collections/S2005RTW/complete/thumb/CDIOR

  2004.10.09

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  新Gucci グッチ－男の見るセクシーから女の感じるセクシーへ

  Gucciトムフォードの退任から半年。だれもが注目の新しいグッチのコレクション。デザイナーはアレッサンドラ・ファキネッティ（トムのもとでレディースのチーフをやっていた女性）。どうも大方の評判はいまいちらしい。デザイナーが変わったのに新鮮さがないというのが理由のようです。ほんとうにそうでしょうか。自分はそう思わない。グッチらしさがしっかりあってなおかつ変わるべきところはしっかり変化しているように感じる。なにも毎回変化して新しいテーマやデザイン・技巧を求めるのがすべて良いわけではない。男性の目線のセクシーから女性が感じるセクシーへこれが今回に一番のキモだと思う。直線が明らかにほとんど無いし、かっこいいセクシーに可愛らしさもあるセクシーが加わった。グッチの基本を継承しながら、彼女の持ち味がきちんと入っていて良いと思う。大物デザイナーが新人や若手に変わったときは、新しさを求めブランド本来からずれるか、全く代わり映えしないかどっちか。グッチしかもトムフォードの後任でデビューということを考えると充分ではないでしょうか。レディースのファッションにかんしては、やっぱり女性でしかわからない感覚・男にはわからないニュアンスってのがある。正直にそれは認めなくてはいけないし、だからこそ女性が大きく活躍できる場所。又、それができる環境でなければ、ブランドも会社も伸びていかない。トムフォードの退任についてはいろいろあるでしょうが、後任にアレッサンドラ・ファキネッティという女性を内部昇格としてもってきたことは賛成する。例えば、ディオールオムのエディースリマンとかがグッチのレディースやったりしたらそれはそれで面白いかもしれないが、外部の著名デザイナーを引き抜くのではなく、足元からもってきて応援するのは次につながること。そういえば、トムフォードは映画を作ってるらしいですね。どんなんになるんでしょう。これも楽しみ。

  2004.10.08

• フリンジＪＫ裏話

  ツイードのフリンジ物売れてますね。これはマルキュー以外でもかなりヨサゲ。去年もそこそこでした、特にシーズン末期に。これまたコレクションではおおかったのですが、自分が気になってたのは割と早くから打ち出してたシャネルの広告。ブランドの広告って一般にはあんま着れないイメージ広告多いのですが今回あんなにずばりはまるとは!去年の発展+コレクション+媒体での露出とあまりにも優等生な売れ筋。でも作る方はとても大変・特にうちの会社みたいな小規模メーカーは。フリンジだけ別に作ってあとで挟み込む方法もあるのですが、うちは製品できてから手作業でほぐしてる。工場が納期間に合わないと会社で企画も営業も全員でフリンジほどき・おかげでうちの会社の生産は既に二回会社で徹夜・いまどき家内制手工業ですよほんと。儲かってんの？ですが、お客さんのニーズに答えるが仕事ですから頑張らざるをえません。

  2004.10.07

• チェックシャツあれこれ-その２-誤解

  今年秋展開したのはマウジーが一番早かったけど、実はマウジーは春にもしわ加工のチェックシャツを展開してる。秋のトレンドで目立ってるけどしっかり半年前から仕掛けしてる。チェックのシャツそのものはある意味定番でしょうが、加工とか生地とかスタイリングを進化させてものすごい売れ筋にしていく。半年一年越しで。キチンとそういう事ができてホントのブランドになっていく。目先の売れ筋をおっかけて物を作ってるわけではない。そういうブランドが多いのも事実だけど、マルキューブランドのなかにもアパレルの基本的な研究開発をちゃんとやっている所もあるってこと。アルバなんかもそういう部分はとてもしっかりしてるブランドです。世間の大きな誤解。マルキュー＝安物・チープってバカにしてるアパレルの人多いけど、そういってるブランドの人ほど基本的な事やっていない。今日は始めて携帯から書き込みしたが、ちゃんととんでました。さあこれから明日の資料作りがんばらねば。

  2004.10.06

• チェックシャツあれこれ－この時期定番だけど今年はちょっとちがう

  マルキューで今年最初にチェックのシャツが店頭に並んだには「マウジー」秋の立ち上がりのマルキューでは毎年おきまりのようにチェックのシャツがでるのだが、今年はコレクションの流れもあり売れそうな予感は大でした。でもマウジーは早かった、８月頭には棚の上のクシュクシュに結ばれたシャツが展開されてた。４・５年前にもチェックシャツがこの時期ﾏﾙｷｭｰでブレイクしたことがある。その時は、ココルルの夏のチェックシャツの流れプラスしてバーバリ－が若い子にきたことではねたのですが、今回はコレクションの影響大きいかな。今年のチェックシャツのポイントは「しわしわ」＆「腰巻」しわしわはチェック以外でもあって、マルキューないとこでは無地のしわしわ割と多い。マルキューではデュラスがサテンのしわシャツだしておもしろいとこ突いてた。腰巻はアメカジですか。昔はトレーナーとかパーカーも腰巻してたもんな、特に丘サーファー（？いつの時代でしょう？）しわ加工といえば本家はギャルソン。ギャルソンなんでもしわ加工・縮絨加工してたもん。シルクからフラノみたいなウールまで。そんなことからすると今は　モード＋アメカジ　がよいのかも。実際マウジーがやってるのって、穴あき、しわ加工、重ね着、外ポケ、袋襟、ジップ使い、切りっ放し、→ギャルソンアイテム展開、内装、什器、ビンテージ加工のＴシャツ、アップリケロゴ、→アバクロって感じだもんなあ～。ただそれのをもってきてなおかつギャルのシルエットで展開できるってのはやっぱり発想が人並みじゃない。

  2004.10.05

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  2005S/Sミラノコレクション －DOLCE&GABBANA ドルチェ＆ガッバーナ－すごいはやっぱり！！

  DOLCE&GABBANA ドルチェ＆ガッバーナ イメージは、写真家リチャード・アヴェドンの「ＢＥＡＵＴＹ」とアーヴィング・ペンの「アフリカ」だそうです。とりあえずおなかいっぱいなコレクションでした。さすが迫力で、かなり満足納得。いまのところの春夏コレクションでは自分のなかでは一番。↓の写真ではいまいちキレイでないので、ぜひVOUGUEのサイトで全部見てほしいです。http://www.vogue.co.uk/shows/photos/Default.aspx?ShowID=1982パイソン・クロコ・ゼブラ・孔雀（？）いろんな動物が出てくるのですが、うざくない。スタイリングの組み合わせがうまいからでしょう。デニムにもアニマルからんでました。カジュアルなアイテムの組み合わせなんですけどゴージャス。しかも一見アニマルに圧倒されて見逃してしまいそうなのですが、パンツのラインやテーラーＪＫにシルエットにも新しさがあるし、ショートパンツのもってき方もうまい。あと、トップに登場するのがナオミってとこがなんともやられた。バックステージには昔のVOUGUEのブルックシールズやローレン・ハットンイマンとかのピンナップが貼ってあって一番のイメージはナスターシャキンスキーだったらしい。ナスターシャキンスキーでこれってよくわかる、ものすごく納得。ひとつだけ意味不明なのがパープルに赤のハートのワンピ？自分の勉強不足か？？

  2004.10.04

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