心に染み入る作品群
最先端技術がさらに進む近未来、ガンの特効薬なども発明され、どんどん進む高齢化。「いったい自分は何のために生きているのか?」という思いにかられて、自分の存在意義を感じなくなり、生きていることに虚無感を感じる高齢者が続出。そして、服用するだけで至福の快感とともに安楽死ができるクスリが流行する・・。その結末は? というような内容のマンガを読んだ。弘兼憲史さん著の「黄昏流星群」という作品だ。ヒューマニズム短編集で、この他「人間交差点」という作品集も今読んでいる。義姉に「おもいろいで」と言われて借りてきたものだが、読み始めたら止まらない。 30歳代、40歳代と年齢を重ねるに連れて、弘兼さんの作品は、なんとも心に染み入る。今夜も、読みふけろう。