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カテゴリ:日々のこと
父が救急車で運ばれ末期がんと告知されたのは、2008年の11月のこと。
早2年余、父は家で普通に穏やかに生活しております。(歩くのは歩行器を使ってですが) でも土曜日に病院で検査を受けたところ、ある数値が高かったので母がこっそり主治医にうかがったら、「この数値で寝たきりになっていないのは不思議」なのだそうです。 「やっぱり本人に告知しないでいてよかったねえ。ヘタレだからすぐしゅんとなってたかもねえ。ご褒美みたいな毎日だねえ。」と母と話すことでした。 父が起きてきて一緒にお茶を飲みながら三月に全線開通になる九州新幹線の話になったところ、 「新幹線で博多に行きたい。」と父が言うのですよ。 母が困っているので、 「新幹線に乗りたいってことなんでしょう?博多まで行って駅ビルでご飯を食べてすぐ帰ってくれば行けるんじゃない?」と私が言えば、 「うん、日帰りでいい。日帰りでいい。」と父。 母も、「日帰りならいけるかもねえ。明太子とひよこ饅頭を買ってくるという旅にしよう。」と三人で盛り上がりました。 病気のこともあり、齢のこともあり、明日が確実にあるとは正直言えない父のこと、ほんとに春になって博多までの新幹線の旅、実現させたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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