天使の通り道

みなさま大型連休はいかがお過ごしでしょうか。
鹿児島は連休前にやっと新幹線と高速道路が福岡まで開通しました。
危うく陸の孤島でしたよ。

中年・・・初老の夫婦はどこにも行く予定がなく、近所の甲突川まで散歩に出かけました。
この辺りは、幕末明治にかけて活躍した偉人たちを奇跡のようにうじゃうじゃと輩出した所です。
連休だし・・・と思って「維新ふるさと館」に入ってみました。

最近は五代友厚ブームということもあり、「薩摩スチューデント」の企画展をやっていました。
薩摩スチューデント西へは、以前ブログに書いたことがありました。
久しぶりの「維新ふるさと館」はなかなか面白く、たっぷり２時間見学して帰りました。

そして翌日の土曜日、薩摩スチューデントたちが密航して行ったいちき串木野市の羽島へ。
羽島には「薩摩藩英国留学生記念館」というのが最近できたのです。
そこでもたっぷり２時間お勉強してきました。


　　　　　


　　　　　

この場所から小舟で沖に漕ぎ出し、グラバーの用意した船に乗っていったそうです。
イギリスに着くまでのおよそ２か月間で英語をマスターしたそうですよ。
昔の人の集中力はすごいですねえ。
ロンドン大学で学べるほどの語学力で、留学中蒸気機関や紡績機械、耕運機の仕組みなどマスターして日本の近代化に貢献したのだそうですよ。

特に１３歳の最年少で留学した長沢鼎、のちにアメリカに渡ってカリフォルニアワイン王となるのですが、彼の苦難と頑張りには心打たれました。
鹿児島にお越しの際はぜひ歴史探訪もお勧めいたします。