「告白」を読みました
夏に次女が、「映画観てきた。本も読んだから貸してあげる。」と持ってきてたんですよ。「いやな気分にならない?」って聞いたら、「なるかも・・・」って言うんで、ずっと放置してあったんです。でも昨日お父さんが、「意外によかったぞ、松たか子ならありかも。」と言うので読んでみました。第1章は、我が子(4歳)が学校のプールで水死してしまった女性教師の教室での語りです。我が子の死は事故ではなく、自分のクラスの子の殺人であることを彼女は突き止めます。この女性教師はこの事件を警察に通報することなく学校をやめることにし、学校での最後の日「自分の娘はこのクラスの生徒に殺された」と真相を話し、去っていくのです。ある仕掛けと共に・・・く~!!第1章、これだけで怖いです。短編小説かなと思ったくらい、これだけで成立しちゃう感じ。さあて、真実を知らされた集団に犯罪者が放り込まれてどう話が展開していくのか。犯罪を犯した子供たち、クラスメート、母親、姉、さまざまな人の立場から語られるそれぞれの真実。おもしろかったです。少年法で守られてるって言うけど、悪いことをしたら結局はつかまったほうが楽かも。つかまってもつかまらなくても心は闇かもしれないけど・・・