カテゴリ:ふるさと秋田
従弟の結婚式があり、久しぶりに秋田に帰省しました。 秋田に帰ると感じること。 空気が透き通っていること。 朝が早いこと。(東京より早く明るくなります) 朝のスズメのさえずりと、夜のカエルの鳴き声。 親の子に対する愛。
酒呑みの多い秋田では、披露宴の時間も長めです。 ウェデングドレス姿の花嫁と、腕を組んで登場した花嫁の父は、 無事この日を迎えた喜びと、娘を渡したくない無念の思いが交錯して、 それはそれはもう、くちゃくちゃの顔になって、花婿に頭を下げていました。 じわんと温かい、いい結婚式でした。
今年の秋田は、カラ梅雨なのか、入梅したものの雨が少ないよう。 日照時間が日本一短いといわれる県なのに、昨日も、今日も晴天のいいお天気。 結局、私が滞在したあいだも、一度も雨は降りませんでした。 せっかくお天気がいいのに、みんなの顔は曇りがち。 皆、雨が降らないのを心配しているのです。 私は雨が憂うつで、雨が降らないと「ラッキー」と思ってしまうけれど、 秋田の人は、「雨が降るとラッキー。ああ、よかった」と、いうのです。 そう、梅雨に降る雨が、お米や作物を丈夫に、大きく育ててくれるからなんですね。 恵みの雨の音をききながら、実りの秋を想像して、静かに過ごします。
「待つ」時間、「陰」の時間の大切さ。 東京にいると、なかなか分かりませんが、これも、とても豊かな時間のような気がします。
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