カテゴリ:プログラムについて
リトミックのレッスンに通い始めて2~3ヶ月すると、よく「同じことの繰り返しで子供が飽きてしまってるようなのですが・・・」と言う声を耳にします。
と、言う事で!今日はプログラムの繰り返しについて少しお話したいと思います。 小さいお子さんに最も適している教育法が繰り返す事です。 何度も何度も同じ事を繰り返していろんな事を覚えていきます。 たとえば、歯磨きひとつにしても 毎日毎日同じ事を何度も何度も繰りかえし教えて、やっとの思いで習慣付けをします。 コップに入っている水をうっかりこぼしてしまう。 小さいうちはよくある事ですが、こうやってテーブルの端に置くとこぼれやすいからテーブルの端には水の入ったコップを置かないように!と何度も何度もくりかえし教えても、それでもあ~っやっちゃった~なんて事はよくある光景ですね♪ ただ、日常生活の中での繰り返しに関してはお母様方も特に違和感なく過ごされています。 これが少し大きくなったお子さん相手だと「何回も同じ事言わさないで!」と怒ったりされる事もあるかと思います。σ(^_^;)アセアセ... リトミックプログラムも同じことが繰り返されて進行していきます。 リトミックレッスンに通い始めて2~3ヶ月経ち プログラムに飽きてしまわれているのはお子さんではなくて実はお母様方の方なのです。 原因は『大人時間と子供時間』の違いからくるもので、それは仕方のない事でもあります。 幼児は1ヶ月、半年の期間で出来る事とできない事の差がハッキリとあります。 生まれた時は身長50センチ、体重3キロほどの赤ちゃんが 3歳にもなれば身長は倍、体重なんて何倍にも成長します。 成長が著しく毎日のように変化をしている子供たちの流れる時間の速度、これが子供時間です。 一方、大人たちはわずか3年間でどのような成長を遂げられるでしょうか? 身長が倍になんてなった日にゃ世界中から取材に来ることでしょう( ̄∇ ̄;)ハハッ 脳細胞だって衰えていくばかりで一向に増えてはくれません・・・(_ _。) 毎日の中でそれほど変化のない大人が見る物は3回、5回と繰り返すと飽きてしまいます。 仕方のない事です。だって視点も感覚も価値観も経験値もその間にほとんど変わらないんですから・・・ これが1年ぶりに!5年ぶりに!となるとまたちょっと違った物の見方もできるようになっているので、新鮮に感じたりしますが・・・ 逆に子供の場合は、日々ものすごい変化を遂げている最中ですので昨日と同じ物でも新しい感覚で物事が進行していきます。 大好きって言ってた1分後には見向きもしないでいる事はよく見られる光景です。 同じ事をよくも飽きずにやってるな~なんて大人が思うことでも、子供たちにとったら毎回違う事をやっているぐらい新鮮な気持ちでいることができ、視点が毎回変わるのでたとえ同じ事の繰り返しであるリトミックプログラムもあらゆる角度からいろんな効果を吸収してもらえるのです。 「子供が飽きてしまってる」ように見えた場合、それは飽きてしまってるのではなく今日はそういう気分じゃない。と言う事なのです。 大好きって言ってたのに1分後に見向きもしなくなる事とおなじ理由と言う事です。 レッスンは習い事としてお教室に来られているわけですから、30分、40分のレッスン中何もしないでいるなんて勿体無い!と思われるのが常だと思いますが、リトミック自体が元々幼児教育ではなく遊びのひとつなのだという事を頭の片隅に置きながらレッスンに通っていただければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月25日 00時56分26秒
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