カテゴリ:パスカル
115(津田穣訳) 神学は一つの学問である、しかしそうであると同時にまた何といろいろの学問に属していることであろう! 人間は一つの基体である、が解剖するならばそれは頭、心臓、胃、かすかずの血管、一つ一つの血管、血管の各部、血、血のもつそれぞれの液質となろうか。 都会や田舎は、遠くからみれば、都会であり田舎である、しかし近づくにつれて、家々となり、樹木となり、瓦となり、葉となり、草となり、蟻となり、蟻の脚となり、かぎりがない。これらがすべて田舎の名のもとにつつまれる。
パスカル著『パンセ』の中でも心惹かれる断章だ。 どこがどうして? と問われても、うまく答えられない。 思想の多様性を表現し詩的である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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