ぱてんと＠お兄

発表まで後１月を切り、そろそろ口述対策が気になる人も多いのではないだろうか。そんな訳で、今日は口述模試の話を。
まず、口述模試の主催者だが、受験機関、弁理士の各会派、私的なゼミ、の３つがある。
受験機関主催のものは有料だが、問題の傾向を把握しているし、試験官役は講師（採点講師を含む）なので、内容的には一番充実していると思う。私はＬＥＣのものを受けたが（代々木にも申し込もうとしたが、電話がつながらず断念）、口述試験の内容を再現したものを送ると口述模試の代金を返金してくれるので、実質無料だった。他の人の模試を見学することも可能。場所はＬＥＣの教室で、科目ごとに部屋が分かれているが、各部屋で同時に３組の模試が進行するため、少々雑然とした感じ。私は平日に受けたが、確か週末にも開催していたと思うので、地方在住の方が受けるのにはよいかも。問い合わせは、書く受験機関へ。
弁理士の会派のものは、基本的に無料である。但し、春秋会のものは、本試験の会場でもあるソフィテル東京の部屋を借りているので、そのお金を受験生から徴収していた（５千円だったと思う。）。その春秋会の模試では、試験官は各科目１名で、しかも受験指導をしていない弁理士もいるため、模試の内容は受験機関に比べるとやや劣る。会場の下見ができるという点ではよいが、模試は夜なのに本試験は昼だし、机のレイアウトも若干違うし、試験官の人数も違うしなので、雰囲気は少々異なる。もう一つ、ＰＡ会の模試も受けた。こちらは無料で、場所は弁理士会館の会議室。４レーン×３科目を大部屋で同時進行するので、かなり雑然とした感じ。試験官役は２名。会派所属の弁理士がボランティアでやっている点は春秋会と同じ。ただ試験官が２名なので、春秋会よりは本試験に近い感じだった。他の会派の多くも開催している。最近は、会派が受験生向けにメルマガを発行することが多いので、その中で告知されていると思う。また、特許事務所に勤務の方は、事務所の弁理士宛にＦＡＸで案内が送られてくるはずなので、それを見せてもらうとよい。
私的なゼミのものは、私は受けていないのでよく分からない。知人のコネなどで受けられるそうだが、内容のバラツキは大きいようだ。

近年の合格者増のために、どの模試も希望者全員を受け入れるのにかなり苦労しているようだ。合格発表前に情報は入手しておき、発表があったら早めに申し込んだ方がいいだろう。模試を受けなくても合格した人もいるが、地理的に受けられる状況にあるなら、慣れのために１つくらいは受けておいた方がよいと思う。頭の中では分かっていても、口に出すと不正確な表現になっていたり、ロレツが回らなかったりすることもあるからだ。