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もうすぐ弁理士会主催の新人研修が始まる。
2年前までは全て集合研修だったが、昨年からeラーニングが主体で、集合研修は開講式、終了式とその間に1週間程度あるのみ。 しかも、去年からは事前課題が出されるようになった。問題に挙げられた選考技術を調査したり、特許(電気、機械、化学の3分野)、意匠、商標の出願書類(特許では明細書も)を起案したり、拒絶理由に対する応答案を起案したりして、集合研修の前に提出させられる。授業では、起案に現れた問題点に対するコメントがされたり、先生によっては個々人の答案にコメントや点数をつけてくれた。 この宿題が結構大変で、集合研修が2月初めにあった実務経験者グループでは、問題が手元に届いてから課題の提出期限までが短く、週末も含めほぼ2日1つは課題を片付けないと間に合わなかった。仕事をしながら、これだけの量の課題をやるのは大変で、提出率は3割程度だったようだ。能力担保研修と違って、提出は終了条件ではないので出さなかったからといって何のペナルティもないし、出したからといって添削してくれるとも限らない。私は頑張って全部提出したが、時間をかけた割には報われなかったという感じだ。中には「代々木塾の答案採点のバイトと重なったので、代々木を優先した結果、宿題は1通も提出しなかった」と言っていた人もいた。 とにかく皆さん多忙で、集合研修の出席率も5割前後だったし、5時の終了と同時にほとんど全ての人が仕事に戻っていた。私も事務所のご理解を得て、全日程出席させていただいたが、毎回研修終了後に事務所に戻って遅くまで仕事をすることとなった。2年先に合格した事務所の人が、連日研修終了後に同期と飲み歩いていたのとは大違いだった。 そういうわけで、今年新人研修を受ける予定の人は、結構大変な宿題があることを覚悟しておいた方がよい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.08 18:37:09
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