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カテゴリ:学研
あっという間でした。
来月というか、1日で一周年になります。 時が経つのは早いものですね。 中学受験した6年生が2月で卒業させることになりました。 進学塾への移行です。 これは、ほんとに上を行く生徒にとっては必要な選択であり、喜ばしいことです。 でも、心の中は複雑です。 育てた生徒が余所へ移る寂しい気持ち。 どう切り替えしたらよいかわかりません。 ちょっと親御さんが変わっていらして、毎回30分は話をしないといけなかった。 それはそれは教室前で準備で追われているので私はたまりませんでした。 いつも話すことは同じ話。 息子の出来がいいと。賢いと。クラスでもトップだと。 この親にしてその子供。 お金しか頭に無い様子。 お金持ちになる。これが口癖。 いつも心ではため息をついていた私。 確かに頭の回転はよく、テストもかなり良くできていた。 が、宿題は滞り、やり直しはやりたくない、教室へきてもやる気がない。 こういった生徒が余所にいって果たしてうまく行くのだろうかと心配でもある。 私のところに居る間はきちんとするつもりではいたが、もう別のところへ 行くのだから、そこでがんばってもらいたいそう思ってます。 親御さんの注文がとても多く進学塾も大変かとは思います。 一番ショックだったことを書かせてください。 最後に親御さんが言われた言葉。 「中学受験も息子は少しも勉強せずに合格した」 この言葉を今度行かれる塾の先生に言ったそうです。 そしたら、 「県立高校なんかは確実に受かるでしょうね、たいしたものです。」 といわれたと。 私に受験すると話をしてくれたのが11月末。 12月から猛特訓してくれと言われ、事務局にも内緒で公民館を借り、 週3回にしてボランティア活動をしました。 アシスタントはその分もらってもいいと思うとも言ってくれたんですが、 そんなことはできないので無料で本人のやる気をもらってがんばったつもりです。 なのになんの努力もなく、勉強もせずに合格した。 ただ、息子が頭がいいと言いたいだけなのかと今までのその子とのやり取りを 話してしまおうか、、、とも思いました。 実際、宿題を捨てていたんです。気がついてはいましたが。 世の中は非情です。 私立中学に行きたくて受験するために何時間もかけて勉強して不合格だった同級生が 同じ塾にこの生徒が行くのです。それもうちの生徒の受験はためしの受験。 だから普通の中学に二人とも行くことになるのです。 私としてはとても受験に失敗した子に対して複雑な思いでいます。 こんなことを書いていいものかと思いましたが、私の思いを読んで欲しいと 思いみなさんのお気持ちが伺うことができたらと思ったもので書きました。 同情は必要ないです。ただ、この世の中は金だと言う生徒に対し、これから どんな人生が待っているのかと心配でなりません。 子供は親の背中を見て育ちます。 心して教育、育児をしていく必要があるなと心から思っています。 自分の子供だけでなく、本当の心を持った生徒を私は育てたい。 ありがとうも言えないかわいそうな生徒がたくさんいます。 そういった現状を変えていかねばと本当に危機感を覚えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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