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ママのCity Hall日記

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是々非々 リカーマン1号さん

2010.10.19
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テーマ:英語で仕事(208)
カテゴリ:私のお仕事
 娘が体調を崩し、また学校を休んでいます。昨日と今日の2日です。
 昨日はたまたまダーリンも具合が悪く病欠を取ったのですが、今日は私が仕事を休むことになりました。

 タイミングの悪いときにタイミングの悪いことが起こるものです。

 普段は「私しかできない仕事」というのはそうそうあるものではないのですが、今日は急遽セッティングされたミーティングのために各種のレポートを印刷しなければならず、上司のDDは家の留守電にまでメッセージを残したとのことですが、今日は子機のバッテリーが上がっていて呼び出し音すらも鳴りませんでした。
 もちろんメッセージをチェックすることなんかできません。

 昼前にシニアクラークのLNに明日の出勤の確認の電話を入れたら、LNはパニック状態です。電話で指示を出したものの、普段SAPのシステムを使い慣れていないLNにはまったく応用が利きません。スクリーンを目の前にして、そこをクリック、そこをスクロール・ダウンと指示をしていければ話は早いのですが、LNは、開いているスクリーンのレポートの名前すら調べ上げることができません。
 とりあえず、ミーティングの足しになりそうなものをプリントさせて、電話を切り上げました。

 「指示して」とか「~させて」というのは本来なら逆の立場で、私が指示される側なのですが、SAPに関することでは立場は逆転です。
 私のしている仕事、会計とか給与というのは、すべてSAPに入力していくものなので、仕事自体、誰かの指示で動くものではなく、SAPに動かされているようなものなのです。

 市役所で使っているSAPというシステムは、非常に使いにくい、色で言えば白と黒しかないようなシステムなのです。ライセンス制で、オフィス内でもライセンスを持っている人しかアクセスできず、システムが巨大すぎてアクセスしてもどこに何があるのかよほど慣れた人でないと使いこなせないのです。

 130人いるオフィスでSAPのライセンスを持っている人は数人いますが、毎日数時間、システム内をウロウロしている私と違い、他の人たちはペーパー・ドライバーのようなものです。私が休暇を取る時のバックアップにもならず、SAPと言えば私の独壇場なのです。
 いわば私はSAPの職人みたいなもので、正職員になる際も、レイオフの危機も、デパートメントで唯一SAPが使いこなせるということを武器に切り抜けてきました。

 SAPは白黒はっきりしたシステムと書きましたが、もともとはドイツの会社が開発した大企業向けのソフトウェアで、ステレオタイプな印象ですがドイツ人の几帳面さや融通の利かなさと精確さが如実に現れているシステムで、思考構造的に日本人には受け入れやすいシステムだと思います。

 トレーニングでカバーされる領域はごくわずかで、あちこち覗いて試行錯誤の後に自分でマスターしていくしかないのです。トレーニング・モードは、理想的な環境での単純な操作に限られているので、各部署ごと、自分たちに必要な機能を手なづけていかなければなりません。
 シニアクラークのLNは、実地に仕事を始めたのが一連のSAPトレーニングの前で、「SAPのトレーニングさえ受ければ…」とオフィス内部のトレーニングをナメ腐っていたので、未だに私たちに必要な機能がどこにあるかすら知らないのです。

 使いにくい、手ごわいシステムですが、私は好きです。始めた頃には、これがそこまでの武器になるとは想像もしませんでしたが、市役所でSAPを導入したごく初期のうちから機会を与えられたことは幸運なことでした。

 今日は、その後、同じオフィスに勤めるダーリンからの電話リレーで、上司のDDとも話をしました。
 DDは、私にもミーティングに参加して欲しいとのことで、午後3時のミーティングまで自宅待機、電話で質疑応答に答えるか、子連れ出勤でミーティングに参加するかというバックアップ・プランを立てました。
 LNはシニアクラークの意地で、私なしでミーティングを進めたいようで「大丈夫」を繰り返していましたが、SAPに関してはDDは私のお墨付きを望んだようです。
 幸いミーティングは順調に進んだようで、緊急出動は求められませんでした。

 休日の自宅待機や、電話でのサポートなどはIT部門では残業に準ずる扱いですが、私のポジションの契約では無給です。私のポジションでは、本来ならそういう状況は起こりえないのですが、それもこれもSAPゆえです。



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最終更新日  2010.11.05 14:41:00
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