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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:海外雑感
今日、11月14日はカナダに来た記念日です。丸17年が過ぎました。
毎年、同じことを書いているのですが、私にとっては、また1年がんばろうと気合を入れなおす日です。他の人のお正月みたいなものです。 今日は、曇り空だったのですが、とりあえず降ってこなかったので、ダウンタウンをぶらついてみました。 17年前って、どんなだったかな、と思い出しながら...。 バンクーバー最初の晩は、当時バラード通り沿いにあったYWCAに泊まったのですが、バラード駅周辺は本当に変わりました。 東京三菱銀行が入っているこのビルは、当時は着工になったばかりで、基礎工事のための巨大な穴が開いているばかりでした。日が暮れると暗くて怖かったです。 YWCAがあった場所も、今では新しいビルが建ち、一階はCactus Clubです。YWCAは図書館の近くに移転しました。 図書館といえば、バンクーバー市立図書館はBurrardとRobson、現在CBCとHMVがあるあの角にありました。 Robson通りもBurrardとThurlowの間は、2階建ての古い土産物屋が並ぶ冴えない通りで、薄暗い印象がありました。 Burrard通りを、Robsonから下ってBurrard Bridgeに向かうまで、何も目ぼしいものはなく、現在のSheraton Hotelさえも工事中で、夜になるとどこもかしこも真っ暗。バンクーバーは今でもそれほどの都会ではないですが、私が来た頃は私が住んでいた地方都市の繁華街のほうがよほど賑やかなくらい、何もない所でした。 Davieも、Granvilleも薄暗い古い店並みで、ダウンタウンは今ほど明るくはありませんでした。今の方が街中、安全に思えます。 ダウンタウンに、ビルも、派手な店名の看板も増えましたが、人工的な緑も増えました。 Nelson Parkは、犬の糞と使用済み注射器、コンドームが散乱するさびれた公園から、こぎれいに変身を遂げましたし、Semour & Davieにも小さな公園ができました。遊具つきであることが、このあたりに住む人たちの顔ぶれが昔とは違ってきていることの証明のようなものです。Semour通りは売春婦が街頭で客引きをすることで悪名高い場所でした。 倉庫街だったYaletownも再開発され、高級コンド街になっています。Yaletownのマリーナ、David Lum Park、English Beachまで続く遊歩道。機能的で、便利で、美しい街になりました。 やはり、オリンピックの誘致、開催が大きな原動力になったのですが、その変容は田舎くさい少女が大人の女性に脱皮していくような変化でした。 泥臭い田舎町だった17年前のバンクーバーも私は好きでした。 着いて間もない頃、「ああ、この街ではカモメが鳴くんだ」とダウンタウンのど真ん中で思ったものでしたが、最近は、街中では気づかなくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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