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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:海外雑感
カナダは平和…と、折に触れ書いています。
誰もが私と同じ経験をしているわけではないのは承知していますが、なぜか私のまわりにはノンビリ平和なカナダ人がたくさんいるようです。 今日、こんなことがありました。 我が家の火災保険は更新の時期で、今年からは保険代理店を替える予定で書類を用意していました。「代理店を変えます」というレターに夫婦ふたりのサインをし、支払いの小切手を同封して保険会社の封筒に入れて用意してありました。 今日、ダーリンが夕方に医者に行き、その帰りに保険会社に回って書類を渡してくる予定でした。 ダーリンはポケットに入れて出掛けたのですが、診察が終わり、その封筒がないのに気づきました。座ったときにでも落ちたのかと待合室を探し、医者から家までの道を逆にたどっても見つかりません。家から医者まではほんの1ブロックなので、道路の左右どちら側を歩いたのかがわからなくなるほどの距離さえもありません。 むなしく家に着いてしまい、そんなことはないだろうけれど、ポケットに入れたつもりで入れていなかったのかとテーブルの上を見ても、もちろんなく...。 ふと見ると、電話の留守録を知らせるライトが点滅しています。 メッセージを確認すると保険代理店からでした。封筒を拾った通行人が、保険代理店に届けてくれたそうなのです。 封筒は封をされていない状態でした。 封筒の中身を見れば私たちの住所・氏名入りの書類が入っていて、拾った場所はおそらく家のすぐ前だったでしょうから、ドアマンか管理人に預けていったのではないかと思います。リターン・アドレスの保険代理店にわざわざ届けてくれたということは、封筒の中身を確認しなかったということでしょう。 時間的にもダーリンが失くしたことに気づいてから1時間足らずの間の出来事ですから、拾ったその足で届けてくれたようです。予定通りに医者の後にダーリンが届けていたなら、まだ届いていない時間です。 失くし物に先回りされたような...。 失くし物が戻ってくることはワリと多いようで、私のまわりでもよく聞きます。また、自分自身が失くし物を拾って、落とし主と思われる電話番号に電話したこともあります。でも、こんなに速いのは初めてで、しかも手際よく届け先に届いているとは! 拾って届けてくれた人の名前などはわかりませんが、こういう小さな出来事は、心を暖かくしてくれます。
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最終更新日
2011.10.16 14:25:29
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