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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:私のお仕事
最年長の同僚のAHは、78歳です。
とっくに定年退職して、バイトで時々働いています。2年位前までは週3で働いていましたが、その後、雑用などがあるときだけ出勤し、システム上で雇用関係を維持している状態でしたが、今日、一年ぶりに出勤してきました。 アルバイトの場合、1年以上働いていないと、自動的にシステムから抹消されてしまうのです。その期限が、今日でした。 年も年なので、一度システムから消えてしまうとおそらく2度と働けなくなるでしょう。再雇用ということになると手続きが煩雑になるのです。時たまにでも働き続けているなら何の問題もなく、オフィス内の雑用を割り振ってでも現在の状態を続けたほうが、将来(?)定期的に働くことになったときのためにも都合がよいのです。 期限が迫っているのがわかっていたので、ひと月くらい前からヤキモキしていました。 おそらくAHは、生涯現役を貫きたいはずで、私たちとしてもできることならそれをかなえてあげたい。仕事があって、AHの健康上も問題がないのなら、年齢などは関係ないのです。ちょうどタイミングよく、AHの専門分野の仕事が回ってきたのも運がよいことでした。 AHとは先日のRGのお葬式で会ったばかりですが、複雑な思いがありました。 私が今の職場に勤め始めてからでも、亡くなった同僚は3人います。もちろん、AHよりもずっと若い人たちです。 昨年、ウチのダーリンはAHから正式な手紙をもらい、AHのお葬式にオフィスの代表として思い出を語る役目を遺言されました。そういうことを考える年代のAHが矍鑠としていて、若い同僚を見送るというのも辛い(怖い?)ものだろうな、と思いました。 年のことを言えば、私の母も70代ですが現役のガイドです。正社員ではないので現在は観光シーズンだけしか働いていませんが、すごいことだと思います。 母の世代では女性の結婚退職は当たり前(会社の慣習)で、母も結婚で退職した後、私が中学生の頃に再就職を果たしました。再就職した当時の母はお金やキャリアという意味合いではなく、外で何かをしたくて堪らないという様子でした。仕事もそう頻繁ではなく、趣味のようなものだったでしょう。その後、徐々にのめり込んでいくことになるのですが...。 当時、母は40代でしたが、県内では最高齢バスガイドで、その当時から30年間記録を更新しながら今に至ります。 私の自慢の母です。 私の母にしてもそうですが、年をとっても働ける職場があるというのはありがたいことです。しかも、このご時勢ですから。 私たちの定年退職の年齢は、つい最近まで65歳でしたが、現在は、65歳を過ぎても正職員として職場に残れるようなシステムになっています。 もちろん、上限のことを言っているので、早期定年退職は55歳からできます。若くして市役所勤めを始めた人は本当に55歳で辞めていきます。 私の場合は、AHや母を見習って生涯現役でいたいです。
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最終更新日
2011.10.22 05:37:19
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