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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:私のお仕事
今日、州議会の選挙がありました。私は市民権を持っていないので、選挙権がありません、したがってあまり政治に関心はないのですけれど。
選挙の投票時間は午前8時から午後8時で、市役所では投票に行く時間にお休みをもらえます。勤務時間が投票時刻にかぶっていれば、連続して4時間の休暇がもらえるのです。 9時‐5時というような勤務時間であれば、4時に仕事を上がれます。4時から8時までの連続4時間が確保されるのでその間に投票に行くように、というわけです。 ユニオンのある大きな組織ではそういう配慮をしていることが多いようです。 もちろん、始業前や終業後、ランチの時間に短時間で済ませるから休暇は要らないという人もいますが、それは住まいと職場が近ければできること。投票所はそれぞれの自宅の近所なので、郊外から通勤している人たちは4時に仕事を早上がりして帰路につき、家に帰ってから投票に向かうことになります。 投票時間として連続4時間が確保されるというのは、狭い日本に住む人からすればとんでもない長い時間なわけですが、100キロ以上離れた町から通勤しているような人たちもいます。そういう人たちまでも確実に投票できるようにとなるとそのくらいの時間的余裕は必要なのかもしれないです。 早上がりして帰る人の中には、もしかして既に朝投票を済ませていたり投票に行かないつもりの人もいるかもしれませんがそんなことはわかりません。 目立っていたのは、バカ正直に「わたしはもう投票してきたから」と言った後、「黙っとけば帰れたのに…」と笑いをとっているオバさんたちでした。こういうことで嘘がつけない性分の人たちがいるのを見ると、ホッとします。 「自分は選挙には行かない。投票しない主義なんだ。」と威張っていて、「じゃ、帰れないじゃん?」と同僚にからかわれてやせ我慢して居残ったオジサンもいました。 私も言われました。 「あなただって、シチズンじゃないなんて言わなきゃ誰もわからないのに。」って。言わなきゃ早く上がれたわけですが、居残り組のオバサンたちと同様に私はやっぱり嘘ついてズルをすることができない性分です。 公務員は融通が利かないといわれますが、自分に損になっても四角四面みたいな人、確かに多いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.15 18:15:03
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