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カテゴリ:文鮮明先生み言葉選集(講演文)
「真の御父母様天宙勝利祝賀」宣布 一九九九年六月十四日(陰暦五月一日)ソウルの漢南国際研修院にて「第三十七回真の万物の日」の敬礼式を終えられ、昼十二時にソウルオリンピック体操競技場にて韓国、日本、米国等の全世界の代表一万六千名が参加する中「真の御父母様天宙勝利祝賀」宣布の行事が行われた。その日、午後九時から漢南国際研修院にて、約二十名の指導者たちが参加する中、真のお父様はその宣布に関する総評をしてくださった。 表彰牌授与 (一)文鮮明総裁が韓鶴子総裁に表彰牌授与 表彰牌 世界平和女性連合総裁 韓鶴子 貴方は、神様の特命と復帰摂理歴史の結実として結ばれた本然の神様の子女であり、人類の真の母としての使命をもってこの地に来られました。天だけが記憶なさる中、蕩減復帰の苦難の路程を絶対信仰、絶対愛、絶対服従で勝利し、永遠の伝統を立てられました。 一九六〇年に聖婚されて以来、天の前に真の子女の使命、夫の前に真の妻の使命、そして子女の前に真の父母の使命を完遂なさいました。神様の復帰摂理と真の父母の復帰の聖業が、霊界と肉界で勝利的に締めくくられる一九九九年、「真の家庭世界化前進大会」を通じて、世界八十か所で「真の父母が伝授する生涯の教本」を万民に伝授なさいました。 私は、創造本然のアダム、また人類の真の父として、貴方の労苦と業績を褒め称え、天の前に感謝しながら、霊界と肉界と子孫たちにその治績を称え本牌を捧げます。 一九九九年六月十四日(陰暦五月一日) 第三十七回 真の万物の日 世界平和統一家庭連合 世界平和超宗散超国家連合 創始者 文鮮明 (二)真のご父母様に捧げる感謝牌 感謝牌 真のご父母様は、神様の六千年の復帰摂理の聖業を完遂され、神様の恨を解怨なさり、人類を救うために本然の真の愛と真の生命と真の血統の主人として来られました。本然のアダムとエバとして来られ、蕩減復帰の路程なく真の父母の道を行かなければならなかったにもかかわらず、キリスト教が準備された責任を果たせないことにより、生涯、血と汗と涙の蕩減復帰の道を歩んでこられました。その結果、サタンから天宙的な長子権、父母権、王権を復帰なさり、人類の前に勝利の手本となる路程を立てられました。 霊界と肉界にいるすべての祝福家庭は、天宙に天の主権を拡張なさった真のご父母様に尊敬と感謝と栄光をお捧げし、孝誠と忠誠を尽くすことをお誓いたします。特に、ご聖婚四十年と真のお父様の八十年の生涯の神聖な路程として、全世界八十か所で「真の家庭世界化前進大会」を開催なさり、人類が敬い仕えるべき「真の父母地球星勝利圏」と「天地父母大勝利圏」を相続してくださることに深く感謝し、勝利と栄光を称える本牌をお捧げいたします。 一九九九年六月十四日(陰暦五月一日) 第三十七回真の万物の日 世界平和統一家庭連合 世界平和超宗教超国家連合 会員一同 (三)文氏・韓氏一族が真のご父母様に礼物贈呈 み言 今、霊界から伝達されたルーシェルに関するすべての内容や、霊界に関する深い内容を詳しく知るためには……ここに『成約時代と理想天国』という本があります。ここには「真の父母」という内容が入っており、それから霊界に関するすべての内容が入っています。これは、文総裁の『主題別精選み言集』十二巻から抜粋したものなのですが、その第十一巻と第十二巻に霊界に関する内容が詳しく載っています。 霊界がどのようになっているかについて、これまで五十年にわたって語ってきましたが、それらを記憶している人はいません。そのすべてを『み言選集』から選んで一つに集め、二巻にまとめたので、それを読めば霊界の本質的な内容がどうなっているか、また構造的に霊界がどう発展してきたかという事実が分かるようになっています。 李相軒氏もそのような内容を地上で暮らす間に見てはきたのですが、霊界の事実を信じることができませんでした。先生が語った内容、すなわち「右手には霊界、左手には地上世界をつかんで、堕落した悪なる世界で狂って回っているものを、正しく回さなければならない」というものなのですが、そのようなことが信じられますか? そして、神様の歴史的な摂理観に関しても、堕落から今までの歴史路程において、聖人たちが歩んできたすべての内容を明らかにしたのですが、それを理論的な体系をもって解説することができなかったので、皆、信じることができなかったのです。 ところが、霊界に行ってみると、文総裁の発表した内容が一から十まで、すべて事実であり、間違いないということが分かりました。自分が信じられなかったように、多くの人たちが信じられずにいるので、驚いて責任を感じ、霊界で神様からの命令を受けて、上から霊界全体の組織構造に関して伝えてきたのです。 それが、この李相軒氏の『霊界の実相と地上生活』という本なのです。この本は、第一次伝達としてのものですが、今回、第二次伝達の内容として、サタン・ルーシェルを屈服させたときまでの残された内容を伝達してきました。 (※「3月21日、サタン完全(自然)屈服の日(1999年)」) これを知ることによって、今日、地上の世界は……。今日、地上世界の人々は、霊界のことが分かりません。霊界は「未知の事実」になっているのですが、これからは霊界は未知の事実ではなく、霊界がどのようになっているかということが、誰にでもはっきりと分かるようになっているのです。また、どんな原因によって霊界の構成がこのように変遷したのか、という事実も分かるようになりました。 これは、神様の秘密とサタンの秘密を知らなければ解くことができません。しかし、先生は統一教会の原理を通して、神様とサタンの秘密を詳しく明かしておきました。李相軒氏が霊界に行ってみると、その内容がそのごとくぴったり一致していることに気づいて驚いたのです。そうして「この霊界の実相を四十日間伝達しなさい」という神様の特命を受けて伝達してきたのが、この内容なのです。ですから、これは単なる観念ではありません。実際のことであり、事実なのです。そのことを皆さんは知らなければなりません。 今日初めて、このような途方もない信じがたい内容の話を聞いて、驚いてはいけません。それは、私自身が一生の間、蕩減復帰の道を個人的な蕩減復帰から、個人の峠を越えて家庭の峠を越え、氏族の峠を越え、民族、国家、世界というように、八段階の峠を越えてきて、そのような内容を知ることによって解き明かしたものなのです。ですから、単なる観念ではありません。これは実際の内容なのです。 文総裁がもしも霊界に関してはっきりとした事実を知らなかったならば、何のために今日、生涯をかけてこのようなことをするでしょうか? 世界全体の「個人」が、文総裁を個人的に打倒しようとしました。その峠を越えるにあたって、サタンは勝つことができないので、家庭をもって文総裁を打倒しようとしましたが、家庭をもってしても文総裁を打倒することはできませんでした。なぜでしょうか? 理論的に合っている道を行くので、除去できないのです。サタンは、家庭的に全面的な攻勢をかけてきたのですが、文総裁を倒すことができなかったのです。 宗教家として、歴史において私以上に迫害を受けた人はいません。アメリカでは、それがクイズ番組の質問となって頻繁に出てくるのです。家庭的に全生涯をかけて文総裁を除去しようとしたのですが、できなかったのです。そのように親たちが反対してきたのです。 歴史上、親が自分の子を拉致していったという事実は、統一教会の歴史によって始まったのです。それから、氏族、民族、国家……国家を超えて世界、共産主義、民主世界、キリスト教、カトリック、宗派のすべてが反対したのです。しかし、文総裁を除去することはできませんでした。今日に至り、そのように攻撃した側は、神様の前に不従順な立場に立ったことにより、落ちていくのです。すべて落ちていくのです。 国においても、大韓民国を考えてみるとき、八代の大統領時代を経ながら、反対しなかった大統領がどこにいるでしょうか? しかし結局は、国をこんなざまにしたのです。八代をいかに越えていくかということが、問題なのです。 世界だけでなく、地上地獄にいるサタンと天上世界にいるサタン、すべて動員したのです。そのようにして文総裁の勢いを挫こうとしました。しかし、文総裁の思想は理にかなっているのです。内外が合っているのです。神様が公認しているのです。神様が知っています。神様が知っていることは、サタンも否定することができません。攻撃しても除去することができないので、屈服するのです。 それでは、文総裁は争ったでしょうか、争わなかったでしょうか? 争いませんでした。神様の戦略戦術は「打たれて奪ってくる」というものです。神様の創造理想には「打つ」という論理はありません。創造理想の中には、怨警視して、これを鞭打つというような理論はありません。ですから神様も、愛する子女たちすべてを率いてこられましたが、打たれて奪ってくる作戦をとられたのです。神様とサタンの戦略の違いは何かというと、神様は打たれて奪ってくるのです。これを知らなければなりません。サタンの戦略は、打った結果、損害賠償まで加重されて弁償することになるのです。 ですから、文総裁は世界的な迫害を受けましたが、神様の戦略戦術で、打たれて発展してきたのです。打たれて発展してきたのです。 統一教会における今までの謎が何かというと、世界的な迫害を受けながらも、どうして文総裁が世界的な伝統の基盤、世界が驚くほどの基盤を築くことができたのか、ということです。これが謎なのです。それは神様の戦略戦術法に従って成したのです。善なる位置において打たれれば、必ず損害賠償を請求して、それをもらわなければならないのです。世の中がそうではありませんか? サタンの戦略では、打って奪われることになるのです。 このような立場から見るとき、統一教会が正にそうでした。ですから、これまで迫害を受けてきたのです。キリスト教ゆえに迫害を受けました。キリスト教がもし、文総裁と一つになっていたならば、一九四五年から一九五二年までの七年路程で、七年の間に世界を完全に祝福し、サタンの血統を断絶して、神様の側にお返しすることができたのです。しかし、キリスト教が反対したことによって、五十四年間、犠牲の立場を通過してきたのです。そのような立場を考えてみてください。 一世紀の間に、世界の五十億人類のうち、一年にその百分の一が死んでいくとしても、一年間で五千万人が地獄に行くのです。四十年ならば、四×五で二十億、その息子や娘までも含めれば、教十億の人をキリスト教が地獄に送ったことになるのです。そのようなキリスト教が、発展すると思いますか?若い青年男女、六十歳以前の人たちは、すべて失ってしまいました。八十歳の老人が共同墓地の前に行って、「神様、再臨主、祝福が……」と言っているのです。すべて滅びたのです。 結論は簡単です。今日は「真のご父母様天宙勝利祝賀宣布」の日ですが、今では、もう文総裁がすべきことはないのです。すべて終わったのです。人類の願いは何かというと、堕落の殼を脱ぐことです。堕落の殼とは何ですか? 血統が変わってしまったのです。堕落とは何ですか? 男性と女性が性関係を誤ったのです。誰を中心としてですか? サタンを中心としてです。 「アダムとエバが息子、娘を生んだのは、堕落する前か、後か?」と尋ねたときに、「それは堕落する前だ」と言う人はいないのです。堕落したのちに息子、娘を生んだのです。では、その息子、娘を生むことができるように、誰が結婚式の責任をもったのでしょうか? 神様は追い出した者に対して責任をもつことはできません。間違いなく、サタンを中心として結婚式をしたのです。 そして、神様がアダムの心の中に入って、夫婦とならなければならなかったのに、その位置をサタンが占領して、サタンの血統を植えつけてしまったのです。堕落することによって、彼らは下部を隠したでしょう? 口で食べたのならば、口と手を隠すはずですが、口と手は隠しませんでした。そこが血統的怨恨の根拠地となったのです。 神様が人間をつくられるとき、一番苦労してつくられたのはどこでしょうか? 目ですか、口ですか、鼻ですか、手ですか? 人間はそのようなことを考えだこともありませんが、それは愛の根拠地です。愛の本拠地なのです。愛の本拠地とはどこですか? 男性と女性のあの部分のことを言うのです。それが愛の本宮であったのです。そこにおいて男性の愛を知るようになり、女性の愛を知るようになるのであって、それがなくては愛が分からないのです。愛の主人が現れることができません。男性の愛の主人は女性であり、女性の愛の主人は男性なのです。それがあるがゆえに、主人になることのできる資格をもつようになるのです。そのようにつくられたものが、愛の器官なのです。 ところが、主人になるべき立場の神様を迎える愛の基盤となったのではなく、悪魔を迎える愛の基盤になってしまったので、愛の器官は最も憎むべきものとなりました。怨讐になったのです! それは今まで、悪なるものとして扱われてきたのです。その器官を通して愛が連結されるでしょう? 愛が連結されれば、父親と母親の血が混ざるでしょう? どこで混ざるのですか? 口づけをすることによって混ざるのですか? 愛し合うことで、その器官において生命が結合するのです。どのような愛によってですか? 神様の愛によって生命が結合するのです。そこから生まれた息子、娘は、神様の息子、娘であるに違いありません。 ところが、アダムとエバが堕落したのです。エバが天使長、僕とくっついてしまいました。未来の王子になるべきアダムが、神様の体になって天の国の王子・王女にならなければならないのに、その体で僕とくっついてしまったのです。 そうすることで、神様が願われた王子、王女の資格を脱略させ、王子、王女の家庭的な愛を破綻させ、王子、王女以降の王孫を破綻させ、神様が理想とされる家庭、氏族、民族、国家、世界、地上天国、天上天国を破綻させたのです。その元凶が、悪魔、サタンであるということを皆さんは知らなければなりません。 その元凶は、誰の怨讐であるかというと、神様の怨讐であるばかりか、私たち人類の怨讐なのです。言い換えれば、国と国が戦って、その国の王宮にいる王族の王子と王女が、怨讐の敵将に捕らえられて、僕の暮らしをしながら、その僕の世界の子を繁殖したのと同じなのです。王子、王女を中心として、王圏の下でその血統を広めなければならないにもかかわらず、悪魔の王権の下で繁殖した、その群れが堕落した人類だというのです。 ですから、神様は干渉することができません。堕落するのに、なぜ干渉することができなかったのでしょうか?血統が変わってしまいました……。今日、明日にも、神様を中心として結婚しようとしていたのに、その前日の夜にサタンと性的関係を結んだのですから、神様はそれに触れることができるでしょうか? このような怨恨の根拠は、すべてアダム家庭の性的非行によって始まったのです。そこからすべてが蒔かれたのです。それが、エデンの園の堕落した世界の「春の日」でした。 その春の日は、アダム、エバの青少年時代でした。それは、十五歳を越えて十六歳だというのです。もう少しで結婚できる年だというのに堕落したのです。堕落によって誤った血統となってしまったがゆえに……愛を中心として汚された体を、神様は将来、ご自身の体として用いようとされるでしょうか? 霧散となってしまったのです。 これが、人類歴史の堕落の起源です。結婚式を誤ったのです。偽りの父母を中心として誤った結婚式を挙げたのです。いつですか? 青少年の時です。ですから青少年の淪落は、エデンの園で初めて植えられたのです。それによって、アダムの家庭を中心とした神様の理想のすべてが完全に崩れてしまいました。 そのように植えられたもの、そのまま蒔かれたものが大きくなって、屈服の日になれば、このような実が結ばれる時が来るのです。世界的な青少年の淪落を防ぐ者はいません。アメリカ自体に防ぐ力がありますか? ありません。フリーセックスになり、ホモ、レズビアンになりました。めちゃくちゃになりました。アメリカの教育に、アメリカの宗教に防ぐ力がありますか? アメリカの政治や経済の力をもって防ぐことができますか? できません。軍事力をもって防ぐことができますか? できません。完全にお手上げなのです。 それでは、誰がこれを解決することができるでしょうか? 神様だけです。青少年の淪落の種は、偽りの父母が植えましたが、その罪を犯した動因は人間だというのです。偽りの父母であるアダムが、誤ってそのようにしてしまい、無知のままで堕落したので、来るべきアダムはこの地で完全に知らなければなりません。神様の秘密や、神様の完成の基準や目的がどのようになっているか、悪魔がどのような失敗をしたかを詳しく知ることによって、サタンを屈服させることができるのです。 「植えたとおりに刈り取る」と言われているように、エデンの園でアダム、エバが青少年の時に淪落し……世界的に家庭をことごとく破綻させてきたのです。その時が屈服の日です。その時が屈服の日なのです。正にそれが今日の現実なのです。 アメリカの人たちに世界観がありますか? 世界観がありません。国家観がありますか? ありません。社会観もありません。氏族や民族観もなく、家庭観もありません。自らの父親や母親をすべて否定するのです。すべてが個人主義です。個人主義!個人主義とは何かというと、悪魔の立場、天使長の立場に帰ることです。男性が女性を否定し、女性が男性を否定するのです。屈服の日になったので、サタンがその正体を現さなければなりません。 そうして、家庭を完全に破綻させてしまいました。青少年問題、家庭破綻を収拾する道理がありません。サタンも収拾する道理がなく、神様も収拾する道理がありません。神様が収拾することができるならば、既にエデンの園でアダム家庭を収拾していたはずです。手を出すことのできなかった神様が、今、滅んでいくこの世の中に手を出されるでしょうか? これに誰が責任をもたなければならないのでしょうか? 偽りの父母がこのように植えて滅ぼしたので、真の父母が責任をもつのです。無知によって堕落したので、真の父母が完全に知って、神様の秘密、サタンの秘密を知って、サタンを神様の前に告訴してしまわなければなりません。「こいつ、おまえが殺人鬼だったのだな。こいつめ!」というようにです。いくら逃げ隠れしていた殺人犯であっても、証拠を突きつけられれば、法廷に行って自らの罪状をありのままに告白せざるを得ず、判決が下りて、永遠に人間世界から隔離されてしまうではないですか? それと同じことです。全く同じだというのです。 文総裁は、悪魔であるサタンを讒訴することができるのです。讒訴するには、家庭基盤が全体の半分を超えなければなりません。もしもキリスト教が歓迎していたならば、三年半で世界人類を祝福して、天の眷属となし、神様を解放していたのです。それを四十年前に十分に果たすことができたのです。しかし、反対することによって、キリスト教は文総裁を荒野へと追い出してしまいました。 人類始祖の堕落によって恨に満ちた神様を慰労してさしあげなければなりません。アダム、エバが堕落したという、大きな悲しみの釘が打ち込まれている神様を、慰労してさしあげることのできる立場から出発しなければならないのです。そうするためには、そのような悲しみの神様を慰労してさしあげることのできる孝子となり、家庭を代表した孝子、国家を代表した忠臣、世界を代表した聖人、天地を代表した聖子の道理をすべて果たすことのできる立場で慰労してさしあげなければなりません。そればかりでなく、必ずや新しい青少年を動員して、新しい祝福を行い、アダムが破綻させたすべての要素を根絶しなければならないのです。 神様とサタンの闘いを、誰が止めることができますか? ただ何もせずに闘いが終わりますか?神様の前に孝子がおらず、神様の前に忠臣の道理、神様の前に聖人の道理、神様の前に聖子の道理を立て、その国を守ることのできる主流となる愛の体制がなくなってしまったので、神様の立たれる位置がなくなってしまったのです。神様は今まで、囚われの身で、軟禁状態におかれていたのです。 天の国は完全にがらんとしており、悪魔の地獄と中間霊界、楽園があるのです。楽園とは何ですか? イエス様は楽園に行っていますね? 本来は楽園に行くのではなく、天国に行かなければならないのです。イエス様がどこに行っているか、死んでみれば分かります。知りもしないで、何が伝統ですか? 何も知らずにいくら頑張ってみても、路地裏に行くしかないのです。楽園とはどういうことですか? 神様が創造した世界にあって、中間霊界とか地獄などとは一体どういうことですか!堕落ゆえに、その痛みを感じていらっしゃる神様なのです。 アダム、エバは、神様の前に万代の独り子、独り娘なのです。七代続いての独り子や独り娘が死んだときには、国までが弔いの品を贈って慰労するのではないでしょうか? 万代の息子、娘を失ってしまわれた神様をお慰めした人がいるでしょうか? ただ一人、レバレンド・ムーンだけが、アダム以来の堕落の悲しみを抱かれる神様をお慰めすることができるのです。『私についてきてください。私の行く道についてこられますように」と言って慰労してさしあげるのです。 その道を開拓して平和の天国基地まで……地獄の門を打破して、天国の門を開くことができなければなりません。地上世界、霊界のどこであろうと、神様が自由自在に往来できるようにしなければならないのです。地獄という恨の出入口は神様には必要ないのです。そのようなものは、すべて取り壊してしまわなければなりません。それを誰が知っているでしょうか? ですから私たちは、神様が人類の前に立って導いていくことができないということを知らなければなりません。完成したアダムが、偽りの父母であるサタンによって立てられたものを完全に清算し、平地にしてこそ、神様がそれに引き続いて地上に君臨し、万世にわたって万王の王の権限をもち、愛の王権時代の主体的な行使をすることができるのです。ところが、アダムとエバが愛する孝子、孝女になることができなかったのです。神様はどれほど悲しいことでしょうか! その神様を解放してさしあげなければならないのです。 それでは文総裁のしたことは何でしょうか? 地上世界と天上世界、地獄までふさいでいるものを、「グシャッ!」と崩してしまったのです。そうしてハイウエーを築かなければならないのです。平準化しなければなりません。それは地上だけではありません。霊界もすべて平準化されなければなりません。家庭的な平準化、氏族的な平準化、民族的な平準化化、国家的な平準化、世界的な平準化、天宙的な平準化がなされなければなりません。それは何によってなされるのでしょうか? 男性と女性が家庭を築くことによってなされるようになっているのです。 世界の難しい問題の原因は何かというと、男性と女性の二人なのです。男性と女性がもつれたことが、国家や世界に問題をもたらしたのです。天地に問題をもたらしたのです。では、この男女の問題とは何でしょうか? 愛の問題です。愛の問題を誤ったというのです。 それゆえ、エデンの園で偽りの父母によって青少年が淪落し、アダム家庭を粉々に破綻させたことを、真の父母が来て収拾しなければなりません。真の父母が来てやらなければならないのです。神様の愛の血統を伝授して、愛を中心とした生命体になるのです。野生のオリーブの木ではなく、真のオリーブの木になるのです。血統が変わるのです。文総裁は、神様の血統に連結させることのできる理論的体制のすべてをもっているのです。その道を行けば、そうなるのです。それは実証された事実です。 それで今、文総裁が行うことは何でしょうか? この青少年問題を中心としては、アメリカや、ソ連や中国の国々はもちろんのこと、世界を代表する先進国家はすべて手を上げてしまいました。宗教界までも手を上げてしまいました。この問題を解決するための特権を受けた者が誰かというと、文総裁です。文総裁しかいません。 誰も愛の論理を知りません。神様が喜ぶ愛の心情圏の世界を知りません。サタンの悪なる心情圏も知りません。ことの裏表も分からないので、自分の立つべき立場が分からないのです。ですから彷徨するのです。しかし文総裁は、サタンの心情圏、天の心情圏、人類の堕落した怨恨の心情圏を知っているので、どこへ行くべきか、さっと根拠がつかめるのです。 ですから個人的な恨の峠、家庭的な恨の峠、氏族、民族、国家的な……。この四十年間、真の父母の聖婚式を通して祝福してあげることによって、十二の峠を越えたのです。十二峠です。韓国にはアリランという歌があるでしょう? 「アリラン、アリラン……」、それから何ですか? ちょうど十二峠なのです。十二峠を越えて初めて、人間世界と天上世界のすべてに通じるようになっているのです。それで十二峠をすっかり越えたのです。 皆さん、考えてみてください。三億六千万双を祝福することができますか? 一人で百年間しても、できないのです。毎日のようにしたとしてもできません。それは可能なことですか? キリスト教会ではみな「ああ、文総裁は滅びるつもりか! 三億六千万双の祝福をするそうだ。狂っている」と皆が言ったのであって、誰もそれができると思った人はいませんでした。これを知るのは、神様と文総裁とサタンの三者しかいません。 しかし、神様を絶対信仰するレバレンド・ムーンが先頭に立って、反対するすべてを処断してしまうのです。今ではもう、キリスト教はすっかり滅びてしまいましたね? 息子、娘をすべて失ってしまいましたね? 私がすべて復帰して、再び孝子の道理を教えてあげるのです。そのままでは、子女を抱くことはできないのです。何かプライバシー(私生活)、インディビジュアリスト(個人主義者)ですか? すべて滅んだのです。 これらをすべて整理して、個人から家庭、氏族、民族……天国まで、すべての壁を壊してハイウエーを敷設したのです。そこに自動車までつくってあげました。これが原理のみ言です。この自動車に乗っていけば、最高の速度で走ることができます。愛の自動車なのです。その速度は、太陽の光よりも速いのです。太陽の光は、一秒に三億メートルも走るのですが、それ以上に速いのです。宇宙のこちらの果てからあちらの果てまで飛んでいくことができるです。神様の動かれる所は、どこにでも飛んでついて回ることのできる速度をもっています。その速度は、真の愛の速度です。 レバレンド・ムーンを討ち取ろうと、アメリカのCIA(アメリカ中央情報局)やFBI(アメリカ連邦捜査局)、ソ連のKGB(旧ソ連国家安保委員会)があらゆる手を尽くしましたが、今では皆、屈服してしまいました。KGBの世界にも統一教会員がたくさんいますし、CIAやFBIの世界にも統一教会員がたくさんいるのです。「いつそんな基盤を築いたのだろうか」と思うかもしれませんが、それは私が築いたのではなく、すべて天が築いてくれたのです。 ですから、これをすべて清算しようとするのですから、悪魔サタンを屈服させなければなりません。「神様! もはやサタンの行く道は完全にふさがれました。これを清算しなければなりません」と言うのです。そのことを神様はよくご存じです。 今後、四億双を行うのです。四億双を行えば八億人の家庭です。八億人の家庭ならば、一家庭に四人として、四×八は三十二億です。そして、五十五億の人類から三十二億を引くと二十三億です。これは何かというと、神様を中心として祝福圏内に入ったこのような家庭が、すべて血統を清めて、神様を取り囲んで人類の半数以上を超えるのです。 そして、毎日のように数多くの人たちが叫んだならば、反対することなく歓迎するので、いっぺんに国が押し寄せてくるのです。氏族、国家が巻き込まれてくるのです。瞬間的にそのようになるのです。サタンも分かります。そのうちに分かるのです。ですから、神様が勧告されるのです。行くべき道がはっきりしたので、国を立てる前に神様が通告されるのです。「神様の前に、真のご父母様の前に屈服しなさい!」というのです。 そうでなければ、国が設定されたときには、行き場がないのです。公権力によって判定されたときには、底無し地獄に消えてしまうのです。永遠に刑罰を受けなければなりません。それを知っているので、サタンも慌てて降伏、自然屈服するのです。強制屈服ではありません。自然屈服することによって、サタン世界の人類全体が、神様の祝福家庭圏内に入るのです。 今のこの世界の家庭を見ると、自分勝手に結婚した家庭、それから法的に契約結婚をした者たちもいます。最近では、契約結婚する者たちがいますね?「ああ、家庭は嫌だ。息子や娘を扶養する責任は負いたくない。妻にも責任はもちたくない」と言って、家庭を嫌うのです。そのような者たちを、霊界としっかり結びつけなければなりません。 ホモやレズビアンたちは「結婚して何になるのか?」と言うのです。「愛は自分のものじゃないか。趣味で愛し合って、皆それなりに生きて死んでいくのさ。動物みたいに」と言っていますが、そうではありません。しかし、そのような者たちをもすべて引き受けるのです。既成家庭、契約結婚家庭、それから未婚の男女を祝福してやるのです。 未婚男女といえば、キリスト教のカトリックの神父や修道女、仏教の僧侶や尼まで含まれるのですが、独身生活のまま死ぬかもしれないような年齢の人も、すべて祝福してあげなければならないのです。祝福を受けて初めて、真の神様と真の父母の血統を受け継ぐことができ、神様の血統になるのです。葉と枝と幹が根に連結されているように、同じ神様の血統を受けてこそ、一本の木になるのです。今年の統一教会の標語は「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。三億六千万双を中心として、神様と真の父母を中心として転換しなければならないのです。すべてが成就しました。それゆえ、サタンがすべて屈服したために、それを宣布しなければならないのですが、神様ご自身が宣布することはできません。堕落の元凶は神様ではありません。アダムです。未完成のアダムが失敗したので、完成したアダムがそれを神様の前に通告し、宇宙的な法として杭を打ち込んでこそ、神様がお越しになるのです。サタンも退いていくのです。そのような式を、今年の五月十四日にパンタナールで行いました。 それを基盤として、お母様が世界的にこれまで……。統一教会も国家もすべて失敗しました。三億六千万双の大転換の時期を中心として、再び真の父母が責任をもつのです。これからは、神様に責任を負わせるのではなく、私が責任をもつのです。全体に責任をもつのです。 それで、サタン世界の最高の階級を中心として、八十か都市で勝利の覇権を手にして帰ってきたので、お母様はついに、お母様としての責任を果たして、神様が公認される位置に、サタンが公認する位置に、人類が公認する位置に立ったのです。キリスト教をはじめとする人類の宗教圏を超え、勝利の版図圏に立ったのです。それで、アダムの前に失敗したエバが、復帰された価値をもって同じ位置に入籍して行動できるという資格を与えるために、これを天地に宣布するのです。それで文総裁がお母様に対して、韓鶴子女史に対して表彰をするのです。 それゆえに、これからは対等な位置に立つのです。男女平等権時代が来ます。愛を中心としての男女平等権時代です。ですから、これからは女性たちを結束させて、男性たちを教育する時が来ました。大統領をはじめとして、男性は皆、浮気者です。金大中大統領のことを言っているのではなく、世界がそうだというのです。私が知っている大統領は皆そうです。 口八丁手八丁の者たちが、女性たちの心情に釘を打ち込んだのです。神様の心情にエバが釘を打ち込んだので、天使長である男性たちによって、エバの心情に多くの釘が打ち込まれたのです。それを抜いてあげる人が誰かというと、お母様なのです。お母様の釘を抜いてあげる人は誰ですか? 文総裁です。エバはアダムを殺し、イエス様を殺し、再臨主を追放しました。エバは、三代の夫を失いました。その罪は赦されません。その罪を脱がせるために、文総裁がお母様を育ててきたのです。お母様を育ててくる間に、どれほど多くの非難を受けたでしょうか。あることないこと、悪魔の頭、色魔と、ありとあらゆる言いがかりをつけられたのです。誰も分からなかったのです。そのような作戦をしたので、生き残ってきたのです。 さあ、そのようなすべてを完成し、お母様を天地の前に堂々と、男性と対等な立場に立たせるのです。それを私が公認するのです。アダムが公認したので、アダムがエバを否定してきたことを肯定し、神様までが公認するので、女性解放がなされるのです! アーメン! 誰が女性を解放するのですか? 来るべき主がするのです! キリスト教信者の七五パーセントは女性です、女性。それを知らなければなりません。女性は新婦なのです。お母様が天理の道理をすべて解かれましたから、今後は自分の弟や妹、娘たちを教育する材料がすべて揃っています。ですから、お母様から教育を受ける女性たちには、理想的な将来の夫や、今後世界の善なる王孫たちに迎えられる日が訪れることでしょう。 それで鮮文大学では「純潔女性大学」を始めたのです。お母様のように美しさと同時に謙虚と威厳を兼ね備え、内外・霊肉の実力を備えて、どこに行っても、壇上に立たせても自信満々に、昼も夜もすべての人を感動させることのできる力をもつのです。そのように女性を解放しなければなりません。ですから、女性たちが自分の国の夫たちを再教育するにあたって、旗印を高らかに掲げるみ業が、これから展開するのです。 ですから、立派な女性がいるならば、大統領選挙に立てて……間違いなく大韓民国にも女性の大統領が立ちます。今はそのような時なのです。女性の国会議員がたくさん出てくる時なのです。統一教会は、今政治活動はしていません。第一、第二、第三を越えていかなければなりません。ですから教育しかありません。 アメリカでは今、統一教会が問題になっています。統一教会の基盤はなんと大きいことでしょうか。野党や与党よりも大きいのです。確かめてみなさい。嘘かどうか、CIAやFBIに聞いてみよというのです。 そのような基盤を築いたので、天の国に行っても引っかかるものはなく、地上の国に行っても引っかかることのない真の父母ですから、「真のご父母様天宙勝利祝賀」の宣布さえすれば、オーケーなのです。神様オーケー、人類オーケー、地獄オーケー、サタン世界オーケー! そのようなことを宣言するのが、今日、一九九九年六月十四日、一時十五分です。では、文総裁がそれを宣布する祈祷をしなければなりません。神様と、真の父母であられる勝利した父母のみ名によって、「神様解放、天上解放、地上万民解放、統一教会解放、反対したサタンまでも解放して、堕落のなかった本然の愛の理想の主権を立てることのできる、平和と天国の統一世界が旺臨するのです! アーメン!」と、祈祷するのです。では、それを歓迎する人は、そのような宣布の祈祷をしますから、全員立ってください。 それを願う人は両手を挙げて歓迎してください。皆さんだけではありません。霊界の数千億の祝福を受けた家庭と、統一教会の数億の祝福を受けた家庭が、この場で文総裁の宣布の内容を聞いて歓迎し、万代の子女たちも、このように両手を挙げて歓迎するという宣誓をするのです。神様の祝福がありますように。 祝祷 神様! 今日、一九九九年六月十四日午後一時十五分を期して、ここに立っている真の父母の名で、パンタナールにおいて天宙解放を宣布し、五月三十日には「真の御父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布」をした、その基盤の上に、今日は、天地を代表した真の父母の勝利圏を中心として、勝利歓迎宣布をすることのできる途方もなく驚くべき歴史的な時点を迎えました。 お父様…、これはで天の前に人類始祖が罪を犯し……、悲しみの歴史を残したすべてを胸に秘めたまま、誰も願いを叶えてくれない恨の心情を抱いてこられた、お父様であられることを私は知っております。お父様の前に讒訴、呪い、嘲弄してきたサタンを見つめるその心に、どれほど曲折が多かったことかを私は知っております。 それを解怨成就するために、神様は堕落していない本然の完成したアダム家庭を中心として神様の血統が連結された愛の氏族圏を編成なさり、民族、国家を経て、世界の地の上に、地上、天上天国の出発をしようとされたあなたの理想は、完全に水泡に帰してしまいました。 そこにおいてサタン側の国々は分裂した闘争を通して、互いに恩讐、怨讐、怨讐となり、自国第一主義による、自国を中心とした歴史が、多くの血を流してきたという、神様の悲しくも恨めしい歴史過程があったということを知っております。 そうしてキリスト教文化圏、宗教圏を中心として、血を流して犠牲にした血統の因縁による、絶対信仰・絶対愛・絶対服従する群れを通して、個人主義時代、家庭主義時代、氏族・民族・国家・世界主義時代を超え……、屈服の日に、エデンで植えられた種のごとき青少年の愛の倫理を失ったその基地によって、エデンで植えた種が結実し得る万世・万象の終末時代を迎え、どこの国でも腐敗した青年の蛮行は、家庭の倫理全体を破綻させてしまいました。この世の屈服の日に、神様が取り戻そうとされる、エデンにおいて堕落せずに築くべきであった本然のアダムとエバの完成的家庭の倫理がなくなり、家庭基盤が一つもなくなってしまったこの場において、初めて真の父母の継代を引き継ぐために来られたレバレンド・ムーンを通して、青少年時代から壮年時代にわたる受難の環境を経ながら、神様の家庭的な青少年倫理基盤を中心として、破綻した家庭を育成し祝福し、神様の愛の血代を連結させる世界化祝福結婚を通して、血縁的関係が五色人種を超えて兄弟の絆の心情を結ぶことができるようになり、その版図を拡大して四億双を超えることができるという段階にまで至りました。 今や、人類の三分の二に近い勝利の版図を中心として…、サタン的な愛によって血代の結ばれた地獄が編成されたその世界の上に、サタンが絶対的に主管するその世界の上に、囹圄の孤独な身でおられた神様が……、統一教会の真の父母によって祝福された血縁的因縁の関係が四億以上になり、三十二億以上の群れが天を擁護することによって、人類地球星、サタン世界を凌駕し、神様の心情圏を中心としてお越しになられる時代となりました。 そうしてサタンが、ヤハウェのみ名によって屈服するように指示を受けられる慈悲の因縁によって、神様の前に自然屈服し、また、真の父母によって築かれた勝利の覇権の前に、サタンは立つ瀬がなく赦しを請うことによって自然屈服するようになり…、また、万民がこの真の父母の道理に従って真の家庭の祝福の血縁をもつことに対して、サタンが干渉・主管できないと同時に、サタンが秘密として隠し通してきた、神様の心の中、サタンの中に隠されていたものを、すべてあからさまにすることによって、統一教会の原理を知る人ならばどこの誰であっても、一斉にそのことを知ることのできる時代が訪れました。 今は、インターネットを通して一夜にして世界万民がそれを知ることができ、教えることのできる時代となったので、サタンは身を寄せる場がないということをご存じの神様は、サタンまでも哀れみ、慈悲の心をもって赦すことを願われながら、サタンの自然屈服を宣言することによって、サタンが神様の前に屈服し、真の父母の前に屈服し、人類の前に屈服し、自ら服従するようになりまして、はじめて神様の全権的な代行をし得る真の父母がそれに続いて、偽りの父母が立てた破倫的な滅亡の地獄の限界線を取り払い、神様の心情的な愛の血統の権限をもって真の愛の眷属を中心として、神様の血族であるアダム家庭を中心とした祝福ができるようになりました。 これまで十二次の祝福を超え、四億双以上の基盤を中心とした人類の半分にあたる影響圏を超えまして、自由な環境の中で反対を受けずにどこにおいてでも祝福を行い得る自由環境を迎えさせてくださり、この環境的勝利圏をくださったことに感謝申し上げます。サタンが屈服することによって、サタンの一族すべてを自由自在に神様が創造の権限をもって再び収拾することのできる、主体的に能動行使することのできる時代が来たことを宣布し、地球星解放圏を宣布しまして、今日を迎えて真のご父母様天宙勝利祝賀の宣布をするようになりました。これを基盤として縦的、横的な基盤の上に、縦的な基盤として「天宙真のご父母様勝利祝賀宣布」の時を迎えさせてくださった恵みに、お父様……、心から感謝申し上げます。 お父様…、これからはあなたの指導の前に……、サタンが強制的に刑の場に連れていって首を切り、脅迫して地獄に連れていった時代とは反対に、霊界で祝福を受けた家庭が自分の子孫のところに行って、強制的に災いを転じて福となさしめ、地獄に連れていくのではなく、天国に連れていくことのできる自由解放圏時代を迎えましたから…、全世界に彷徨するすべての一族、一門を連結させた国家を収拾し、あなたの愛の血縁を中心として、永遠なる愛の主権の前にお父様の血族となることのできる眷属圏を超国家的に形成し、万民解放、天上世界の解放と共に、真の父母の解放、人類解放、神様とサタンまでも解放し、僕の位置を再び定めることによって、本然の創造理想のすべてを回復することのできる時代を、真の父母がお父様の前に奉献いたしますから…、その実権的な交替された覇権を通して、正義の判断を中心として地上再臨、天上昇天をなし、自主的な主管の善なる愛の王権を立てて万王の愛の永遠なる永生を備えて相続させてくださる、愛の永遠なる王となってくださいませ。 地上では真のご父母様の統治を受け、天の前に孝子の道理、忠臣の道理、聖人の道理、聖子の道理を行く道を示して、万民をお父様の血族と眷属の位置に立たせ、万代に祝福された天国を主管し、地上天国、天上天国を相続する後継者としで育んでいきますから、この特権的な父母の栄光を浴びて宣布の日をお定めになられ、万事がうまく運び、自主的な善の王権を行使なさることを、真のご父母様の前に勧告、勧告、また勧告して宣布し、宣言いたします。アーメン、アーメン、アーメン!(三〇二-二一五、九九年六月十四日) み言-真のお父様の総評 祈祷が総評です。その総評に関して一つ付け加えることは、先生の生涯は、み旨の解放のために生きてきたものであるということです。メシヤの使命は、み旨の解放のために生まれ、み旨を中心とした生涯を通じてみ旨を完成し、解放圏を形成することです。 その解放圏とは、天の国の解放であると同時に、神様を解放することです。その次は、堕落した父母によってサタンの血統となり、自然監獄の世界に入って囚われの身となった者たちを、サタン監獄世界から解放するのです。その次は、万物までも解放しなければなりません。先生がパンタナールに行って、釣りをしたり山を歩き回ったりしたのは、そのような心情的な絆を自然と結ぶためでした。 神様を愛する心、人類を愛する心、万物を愛する心をもって、終着点にそれを結束させ、このすべての蕩減歴史と、すべての経済復帰をなさなければならないみ旨を中心として、今まで歩んできたのです。パンタナールを中心として、一番低い立場に下りてきて、一番高いところに神様のみ旨を連結することのできる……一九九八年五月十三日から十五日までの基盤の上に、今年において五月十四日の「天宙解放宣布」があったのです。それから、真の父母がアメリカに帰ってきた日を中心として、五月三十日にベルベディアで「真のご父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布」を行うことによって、その基盤の上に横的な立場がすべて築かれました。 それゆえに、その宣布を行うことによって、神様が創造世界の前にあって心労から解放され、エデンの園の家庭をはじめ、あらゆる自然世界において歓迎されるという、そのような蕩減をすべて成しておいたということを、皆さんは知らなければなりません。 今、ここで一つ問題になることは、先生が地上において神様を前に地上で再び紹介しなければならないということです。解放してさしあげなければならないのです。神様をそのままにしておくことはできません。「これがあなたの地であり、あなたの家庭であり、あなたの氏族であり、あなたの民族であり、あなたの国です」と紹介してあげなければならないのです。しかし、その国ができていません。その国の基準を超えていくためには、四億双の祝福を成し遂げなければならないのです。 死んで神様の前に帰っていくとき、神様は私にどのように対されるでしょうか……。解放された神様をお迎えし、父子の関係を地上に定着させようと歩み続けてきた、八十年の生涯が近づくこの時において、今日「真の御父母様天宙勝利祝賀宣布」を宣布することができたのです。勝利の祝賀を宣布することができるというこの事実、神様と真の父母の前に、天地のすべての前に感謝することのできる、そのような条件が立てられたのです。それが、神様が創造して願われたその心を越えに越え、完成したアダム理想の内外の資格を備えたのです。そうして、その世界のページをめくるにあたって、第四次アダム圏の地上・天上天国、家庭ではなく地上・天上天国を根こそぎ相続するその立場、新しい家庭の勝利的基盤を相続するその立場において、新しい第四次アダムの船出を願うのが、真なる勝利の立場に立った、神様の心と真の父母の心であるということを記憶しておかなければなりません。 そうすることによって、アダムの責任である神様の解放……神様の愛以上の心情と精誠を込めて、アダムの数十倍、数百倍の完成の基準を超えたその立場において、家庭を中心として孝子、国を中心として忠臣……聖人、聖子の立場に立って、神様の前ですべてを相続しなければならないのが、真の父母の生涯路程なのです。 そのためには、すべてを捧げなければなりません。捧げることによって、神様がそのような立場で勝利、万世の勝利、永遠の勝利……永遠なる永存なさる神様が、もうこれ以上の勝利はないという立場に立って、相続してくださるとき、堕落の恨をはるかに超えた新しい世界の、勝利の神様の権限を立てることができると見るのです。これが総結論です。(三〇二-二三九、九九年六月十四日) 一休さんのような機知(トンチ)ではありません。 奇知=人とは異なる知恵 世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2023.09.11 22:35:08
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