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November 18, 2005
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メアリー・ノートン 猪熊葉子 訳
1945年発表(イギリス)

☆ややネタバレ注意☆

空とぶベッドと魔法のほうき『床下の小人たち』に始まる小人たちシリーズで有名なイギリスのメアリー・ノートンのデビュー作です。
小人たちシリーズほど有名ではありませんが、私は大好きな作品です。

『空とぶベッドと魔法のほうき』というタイトルから、ファンタジー作品をイメージされると思いますが、ハリポタやナルニア国シリーズのような、異世界でのファンタジーではありません。

プライスさんは正直で簡潔なことを好む典型的なイギリス女性といった感じのキャラクターです。
実は魔女になるために勉強中の半人前の魔女。本を見ないと魔法がかけられなかったり、まわりが騒がしいと呪文が頭から抜けてしまったり。
なんだか親近感の湧いてくる魔女です。
ふとしたことで、3人の子供たちに魔女である秘密を知られてしまったプライスさんは・・・。



この本には『魔法のベッド南の島へ』と『魔法のベッド過去の国へ』の二つのお話が収められています。
私が好きなのは、なんといっても『過去の国へ』です。

『南の島へ』は、いうなれば導入編。これはこれで面白いのですが、単純な冒険譚といった風情です。

『過去の国へ』は中世イギリスと現代を舞台に、魔女狩りの話も交えてお話が展開されます。
前半は中世の魔法使いエメリウスさんとプライスさん、3人の子供たちのほのぼのとした交流が主に描かれ、後半はスリルとサスペンスがいっぱいです。
最後のプライスさんの決断と胸にしみいるラストシーンは、大人の読書にも耐えるクオリティだと思います。逆に大人になってこそ、じーんとくるかも。

ある決断のために家を始めとする財産を整理する際、プライスさんは競売にかけ、その利益を全て赤十字に寄付します。
その理由をプライスさんはこう言っています。

「ひとりの健全な女性を今世紀がうしなうことをつぐなうために、ですよ。」

これは日本の児童文学では、まずお目にかかれないセリフですよねー。





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Last updated  March 5, 2006 09:39:58 AM
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