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December 7, 2005
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カテゴリ:Love The Earth !
レバノンは中東の小国で、イスラエルとシリアに挟まれた立地からとても不幸な歴史を背負わされた国です。
レバノンというと『内戦』という言葉をイメージするも多いかと思いますが、『内戦』といっても、その引き金はイスラエルのパレスチナ人迫害に伴う難民の流入であり、PLO、イスラエル、シリア、米ソなど、様々なパワーの思惑に翻弄、蹂躙され続けました。

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パレスチナ新版『パレスチナ新版』広河隆一(岩波新書)古い本ではありますが、パレスチナ問題の入門書としておすすめの1冊です。 パレスチナ問題とは何なのか、さらにレバノンではどれほど非道なことがおこなわれたのか、実際に現地に何度も足を運んだんだ筆者だからこそ書けた秀逸な内容です。
この新版は2002年に『パレスチナ』(1987年)と『中東共存への未知』(1994年)を再構成・加筆したものです。このことが、この本が決して古びたものではないことを表しているのではないでしょうか。


今朝の新聞でレバノンに関する、興味深い記事を読みました。

レバノン東部ベカー高原で、内戦中に高配した湿原や森を、地元に古くから伝わる「ヒマ」と呼ばれるシステムを生かして再生させる動きが広がり、成果も上がり始めている。
「ヒマ」とはアラビア語で「保護地」を意味し、泉や緑地の一部を共同体の共有地とし、水源や燃料供給などの場として、保護、整備されていた。


これを読んで、まず思い出すのは日本の入会地や里山です。
かつて、地域住民によって手入れ、活用されてきた里山が、過疎や農林業の荒廃によって顧みられなくなり、荒れ果ててしまいました。
最近ではふるさと再生や村おこし、環境保全といった観点から里山の復活をめざす地域も増えてきてはいるようですが・・・。

このレバノンのニュースで興味深いのはこの後のくだりです。

1990年の和平後、国連の進めなどで国立公園が指定されたが、中央が指定し罰則を伴う仕組みに地元農民らが反発し、ほとんど機能していなかった。そこで鳥類保護活動家のアサド・サルハルさんはかつて機能していた「ヒマ」に目をつけ住民に提案、共感した古老の協力などもあり、活動が軌道にのった。
サルハルさんいわく「祖先がとっていた方法を復活させるだけ。それが村人の心をとらえた。国立公園と違い、村人の説得に2週間とかからなかった。」


地域に根ざしていない西洋的な理念を一方的に押し付けても受け入れられないのは当然で、これは他の発展途上国と呼ばれる国々の環境保護についても同じことがいえるのではないでしょうか。

保護の先頭に立つ一人、サキ村のモナさんの言葉です。

「祖先が大切にしてきた緑の価値に、みんな新鮮な驚きを持っている。
 政治や宗教、戦争ばかりのレバノン人が平和へと意識を変えるチャンスだ。」

イスラエル建国以来常に戦乱と隣り合わせ、内戦、その後のイスラエルやシリアの軍隊の駐留によって常に恐怖にさらされ続けてきたレバノンの人々にとって、再生されつつある自然は、とても大きな意味を持っているように思います。

今年はついにベカー高原からシリア軍が全面撤退した、レバノンにとって大きな節目の年です。
長く辛酸をなめさせられ続けたレバノンに、二度と戦火が降りかかることのないように思いながら、とても嬉しい気持ちでこの記事を読みました。





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Last updated  December 8, 2005 06:26:53 AM
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