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テーマ:日々自然観察(10124)
カテゴリ:武蔵野*公園&緑地めぐり
今年、娘(6才)はアイススケートを初体験しました。 初回はパパと娘の2人で行ったのですが、パパがどうしてもというので、無謀にも息子(3才)も連れて東大和スケートセンターに家族4人で行ってみました。 結果は思った通り、立つこともままならず、早々に私と息子は撤収・・・。 あーあ、入場料と貸靴代がもったいなかった。 スケートが終わるまで何をしようかな・・・。 「そういえば...」と、近くに以前から一度行ってみたいと思っていた『東京都薬用植物園』があることを思い出し、息子と散策することにしました。 『東京都薬用植物園』 http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/yakuyo001.html 『東京都薬用植物園』は東京都健康局に属し、薬務行政の一環として薬用植物を収集、栽培している施設です。 園内を一般公開していて、入園は無料です。 植物園といっても、神代植物園のような広大な庭園をイメージすると期待はずれかもしれません。 面積的にはわりとこじんまりした、庭園というよりはまさに栽培施設という感じです。 この植物園の特色はなんといっても、その植物の種類にあります。 園内は以下の12ブロックに分けられます。 ・温室(冷房室併設) ・漢方薬原料植物区 ・水生植物区 ・有用樹木区 ・民間薬原料植物区 ・ケシ・アサ試験区 ・製薬原料植物区 ・有用植物区 ・染料・香料植物区 ・外国植物区 ・有毒植物区 ・ロックガーデン 興味のある人にとっては、ものすごく魅力的なブロック名ですよね♪ 興味のない人には、なにそれ、という感じかな・・・(笑) まずは入り口すぐの温室へ。 入ると、温室特有のほのかな芳香がたちこめています。 小さいながらも、イランイラン、バニラ、カカオ、丁子(クローブ)など、名前の馴染みはあるものの、なかなか実物をみる機会の少ない植物たちがたくさん揃っています。 池澤夏樹さんの小説『タマリンドの木』のタイトルにもなっているタマリンドもありました。 実物を見るのは初めてなので、池澤ファンとしてはちょっと嬉しい♪ 表に出て、小さな橋を渡ると「有毒植物区」が・・・。 特に柵もなく、普通に植わっている植物の看板にどの部分にどんな毒があるかが解説されています。 こんなに無造作でいいのかな??と心配してみたり。 それに較べるとケシはさすがに厳重にガードされています。 二重の金網に囲まれ、外の柵には警報装置、内側の柵には有刺鉄線が張り巡らされています。 ここが東京では唯一の栽培地だそうです。 植物園としてはもっともさびしい時期で、花も葉も少ないのですが、漢方や民間薬の原料になる植物たちの説明を読み「へー、これにそんな効能があるんだ。」などと感心しながらぶらぶらするのは、思いのほか楽しいものでした。 もっと閑散としているかと思ったのですが、意外と人がいました。 入園無料なので、近所の方のお散歩コースになっているようです。 中にはアーモンドの木もありました。 浅学にてアーモンドがどんな木になるのか知らなかったのですが、バラ科桜属とのことで桜にそっくりの木でした。 春には桜に似た花が咲くそうで、その時期にまた来たいな。結構近いし。 東大和駅周辺には他にこれといって何もないのですが、お隣の玉川上水駅から歩ける玉川上水緑道は桜の名所です。 園内にも大島桜や山桜があり、裏手には雑木林が広がっています。 植物好きの方、漢方薬や自然療法に興味のある方は、玉川上水散策とお花見がてら一度のぞいてみるのもいいかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 9, 2006 06:39:42 AM
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