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テーマ:今日のお出かけ(474)
カテゴリ:武蔵野*公園&緑地めぐり
中央線の国分寺~西国分寺間に乗ったことのあるかたは、国分寺駅近く、東京方面に向かって左手に見える鬱蒼とした木立が何なのか気になったことがあるかもしれません。 そこは『日立中央研究所』。日立グループの研究機関です。 日立中央研究所 http://www.hqrd.hitachi.co.jp/crl/ 武蔵野の自然の中に研究所を創設する際、創業社長小平氏が「よい立木は切らずによけて立てよ」 と命じたそうで、東京ドームの5倍という広大な敷地の中には、驚くほど自然が残されています。 民間会社の敷地内ということで、普段は一般には公開されていないその庭園ですが、春と秋に1日ずつ一般開放日が設けられています。 今年の春の開放日は先週の土曜日で、天気に恵まれた暖かい日でした。 国分寺崖線の湧水を水源とする大池を中心とした庭園です。 庭園といっても、完全に整備された庭園ではなく、多くの部分は自然の雑木林です。 普段、不特定多数の人間が入っていないだけあって、とても豊かな自然が保たれています。 水源をもった広い緑地は鳥達のサンクチュアリにもなっているようです。 ------------------------------------------------------------------------ 樹齢百年余の欅やヒマラヤ杉の大木。 構内には約120種2万7千本の樹木が茂っていますが、 中には化石期の植物といわれるメタセコイアなど珍しい植物もあります。 南側の大池は、昭和33年に完成したものです。 この池は、ハケと呼ばれる湧水を集め て流れる野川の源流の一つにあたり、 大池も構内数ヶ所の湧水を利用して湿地に造られました。 池の白鳥、マガモをはじめ、林に群れる野鳥は、 コジュケイ、ムクドリ、シジュウカラなど40種を越えます。 (日立中央研究所公式ホームページより引用) ------------------------------------------------------------------------ 年に2日しか楽しむことができないのは、惜しいように思いますが、効率至上主義の現代でもこの自然を守ってくれている日立中央研究所に感謝です。 今年の秋の開放日は11月19日だそうです。 もみじも多数あるのですが、最近東京は12月近くならないと紅葉しないので、もう1週遅めてもらいたいような気もします。 近くに住んでいても知らない人も多いようですが、興味のある方はお散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。
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Last updated
April 15, 2006 11:12:13 AM
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