最近ではめっきり、簡素化されてきましたが、なお、我が家では手作りの供え物を上げます。韓国は(教会は除く)、儒教が生活因習、風習、風俗として定着した法事(法要)の儀式は厳粛であると同時に、殊更形に拘る文化でもあります。すればするほど切がありません。魚は青い背の物はダメ、お膳にあげるものに、ニオイノする、にんにくを使ってはダメ、品数は偶数はダメ、”紅東西白”と言い、(紅い物=牛肉やりんご等)東側に、白いもの=白身の魚や豚肉、バナナ等は西側に置くと言う具合に、限りなく形にこだわる社会です。仏壇は置かない社会です。そのため、普通は故人が亡くなり3年(丸2年)お膳を置き、朝昼晩、食事を上げ、毎月1,15日の朔望尊の日には、朝から法要をします。そして1,2周忌をし、それを終えれば善は片付け、それから3代(最近では2代)に渡って毎年、欠かすことなく、命日の法要と正月、秋夕に何十年に渡って法要を繰り返します。