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ファピーの風の花

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2007.05.24
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カテゴリ:在日関連
「パッチギ!LOVE&PEACE」(パッチギ2)が封切り! 仕掛け人、シネカノンの李鳳雨氏とは・・

 
その佐藤栄作首相がノーベル平和賞を受賞したのが1974年10月。
ノーベル平和賞について興ざめし、平和の二文字に絶望した時でもありました。


 『パッチギ! LOVE&PEACE』にはこの日の新聞が出てきます。そしてこの映画が始まります。

【映画】『パッチギ! LOVE&PEACE』 http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/report/report4880.html
【挿入曲=イムジン河の記事】 http://blogs.yahoo.co.jp/fwapy7777/trackback/1466000/42722034


この映画を配給したのがシネカノンで、その代表が在日の李鳳宇氏です。

昨年の1月にソウルの明洞に日本映画を上映する映画館をオープンされましたが、そこで「上映したい日本映画はどんなものですか」という質問に、

「日本人というのがどういうものかをわかってもらえるような映画を上映したいと思います。」と答えてました。

配給会社シネカノン代表の李鳳雨さんは、「映画が好きでたくさん作りたいなら、監督よりもプロデューサーになるべき」という言葉のとおり、初プロデュース作の『月はどっちに出ている』(1992年)=在日監督、崔洋一(チェ・ヤンイル)監督、以降、精力的に製作を続けています。自ら作品の原案を練ることも当たり前、の映画プロデューサーです。去年の『パッチギ!』に続き、今年は『フラガール』も大成功。

配給では、最初の作品となったK・キエシロフスキーの『アマチュア』以来、これまで国内外150本以上もの作品を扱ってきたそうです。また、韓国と日本の映画交流の立役者であることも忘れてはいけません。

現在は渋谷、有楽町、神戸、ソウルに直営映画館を持ち、興行主としても頼もしい存在です。

巧みな話術で、もう、ほんとに引き込まれてしまいます・・・面白おかしく語った先には「これって映画になるでしょ?」という思惑が。こんなに面白く語られたら、スポンサーも気持ちよく出資できるってものでしょう。

私の好きな韓国映画を日本に紹介してくれたのも、シネカノンでです。
林権澤監督の作品、『太白山脈』、『風の丘を超えて─西便制』、『祝祭』、『春香伝』。これらの作品がすべて小説を原作にしています。

ニック・パークの「ウォレスとグルミット」やエドワード・ヤンの「麻将(邦題:カップルズ)」を日本に紹介したのもシネカノンです。

ちなみに吉祥寺の「諸国空想料理店 KuuKuu」跡地にオープンした「韓国百菜食堂 minari(みな李)」は、シネカノンの経営だそうです。(東京在住の方、知って増すか?)

日本観客100万人突破という驚異的な記録を立てた「シュリ」。その裏にはシネカノンの果敢な広報戦略でシュリ神話を作り上げた結果とも言えるでしょう。
「輸入当時には50万人ほどだと予想した」と話し始めたイ・ボンウ氏は「封切られる前の8カ月間徹底的に準備をしたのが功を奏した」と分析。

「日本人の中で、既存の韓国映画ファンは40代の知識人層。それより多くの年令層の関心を集めるのが第一の課題だった。韓国映画はレベルが低い、アートムービーしかないという日本人の偏見も障害物だった。広告料だけで3億円を使った。大冒険だった。”韓国映画といって見下すな。こんな映画もあるぞ”」という基本的なコンセプトで大々的な物量攻勢を浴びせ、その結果今まで映画館の収入総額が14億円。
その後ビデオの版権2億円が追加されテレビ版権もけっこう得られたとのことです。しかしシュリの成果はこれだけではないとも言われています。

 シュリ以降、今、日本には韓流ブームが起きました。映画だけでなく韓国文化全般に対して関心が高くなったのも周知の事実です。。日本の配給業者の態度も180度変わり、韓国映画なら無条件で契約するという映画館の社長もいたほどです。

韓流がれ去ったと言われ、韓国内でも邦画の入場者が37%も減ったといわれる中、このパッチギが韓国内で人気なのも何か皮肉な現象だといえるかもしれません。

氏は「パッチギ」の舞台となった、京都の朝鮮高校出身で、自身の経験を交えた作品とも言えます。

映画の中での加茂川は当時、向こう岸は日本人の暮らす街。そしてこちら側は在日が暮らす「バラック小屋」の集落。それをそのまま表現したかったと話してました。(私とは友人を通しての知人)

映画の中で、棺桶が家に入らない時、木づちで入り口を壊す場面は、「幼い頃、筋ジスで亡くなった一回り上の兄の葬儀の時、父が泣きながら壊した情景」だったそうです。

「人物をできる限りあぶりだす事で、その時代背景が浮かび上がると思います。私は映画の中で、お涙頂戴!と言う映画は作りたくありません。笑いの中から、自然と出てくる悲哀の涙、それを観客に訴えたいんです。」その言葉の中には私が話す、「在日を見れば日本が見える。」の言葉がそのままリアルに表現されてると思います。

回の二部作品も「亡くなった兄の病気を治そうと全国の病院を走り回った家族の思い出」だそうです。

皆さんも是非、この映画に足を運んでください。
そして、まだ、一部の作品を見てない方は、是非、レンタルビデオで鑑賞してみてください。


http://www.youtube.com/watch?v=Ab5v8gDs6ec 井筒監督 政治思想を辛口に語る。

書籍紹介

映画『パッチギ! LOVE&PEACE』のすべてがわかるサブテキスト。
書籍名 : 愛、平和、パッチギ!

著者名 : 井筒和幸/著 李鳳宇/著
出版社名: 講談社
発行年月: 2007年5月
価格(税込): 1,600円

目次

第1章 HISTORY
2つの李家の物語(李鳳宇)
img_1462672.jpg.txt歴史なしには平和も未来も語れない(井筒和幸)
第2章 TALK
(姜尚中×李鳳宇対談)
済州島で、日本で考えた東アジアと僕たちのこと
(加藤和彦×井筒和幸対談)
『イムジン河』から『あの素晴しい愛をもう一度』へ
第3章 MAKING
撮影日記「今日も明日も編集室」(井筒和幸)
プロデューサー日記「今日までそして明日から」(李鳳宇)






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Last updated  2007.05.24 17:56:06
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