テーマ:楽しいNY生活(436)
カテゴリ:楽しき日々(mumbling)
オットの仕事関係の忘年会に出た。 仕事関連ということもあり ホームパーティにしては かなりフォーマルなパーティである。 格好もまあ、それなりに 皆、きれいなドレスを着ているような そんなパーティである。 なので、一応 いつもはぼさぼさの髪にも、 念入りにヘアアイロンをかけて メイクにも時間をかけて ドレスもアクセサリーも 華奢なヒールも、念入りに選んだ。 袖無しのドレスであるし パーティ用のヒールの時には ストッキングは履かないので 肘も、膝も、踵も、 ぴかぴかに磨いておいた。 そこまで念には念を入れておいたのに である。 パーティの会場となるマンションに着くと 入り口に注意書きが貼ってあった。 「靴を脱いで入ってください。」 我が家は私が日本人なので 当然、土足厳禁にしているけれど 最近では、 日本のように靴を脱いで欲しい というお宅が結構あって 私の知り合いのアメリカ系のお宅でも ヨーロッパ系のお宅でも 中国系のお宅でも 靴を脱いであがるお宅が かなり増えた。 けれども、何十人も招くようなパーティでは それを強要するのは難しいため 土足でもOKにして 後で、徹底的に掃除をすることにしている。 もっとも、我が家の場合には、 私が日本人だということを理解している知り合いが多いため 脱げと言わなくても 自然に脱いでくださる客人も多い。 今回は、別に日本人のお宅ではなかったし 100人以上も招かれていたので まったく土足厳禁なんて想定していなかったのだが 行ってみたら土足厳禁だったのである。 私は、ドアの前で真っ青になった。 夏の間は、ペディキュアを絶対にかかさないのに 冬だったので、油断して よりによってフォーマルなパーティだというのに ペディキュアをしていなかったのは 大変にショックである。 しかし、それ以前に… 先週、どこかのおまけでもらったネイルエナメルの色を ちょっと、試してみたくて 右足の親指と左足の親指に 全然違う色を、かなり適当に塗ってみたまま なんと そのまま、取らずに放ってあったのである。 つま先の見える靴ではないので まーいーや。 と思って、取らなかったのである。 だいたい、ドレスに裸足ってのも 変な格好なのだが その上、 左右ちぐはぐに、しかも親指だけ いい加減に塗ったペディキュアである。 穴があったら入りたいとは まさにこのことだ。 と思った。 結局、パーティの主催者である女性は オットとは、かなり仲良しなので オットが彼女に頼んで エナメルリムーバーを貸してもらい こっそりとバスルームで ペディキュアを取った。 ところで。 助け舟を出してくれたオットであるが 彼も、びしっとパーティ用の格好で 決めていたにも関わらず… 何故か… きみどり色の… ふわふわもこもこの靴下を履いていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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