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テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:おはなし(作り話)
晩御飯も食べ終わり
ケイは暖かい飲み物を手に エイはデザートとコーヒーを手に 二人は混雑するカフェで向かい合わせに座った。 ケイは、エイに外国語を習う予定だった。 教科書は、ない。 エイは、ケイに前に座り ケイの用意してきたノートに 簡単なダイアローグを書き始めた。 ケイはその言葉のブロック体は読めたが 筆記体は読めなかったので エイは書きにくいながらも気をつけて ブロック体でダイアローグを書いていく。 ケイは、エイの長いまつげに見ほれながらも 視線をもう少し落として エイの書きだす言葉をさかさまに読んでいっていた。 すると、ソジュだの、キムチだのという その言葉には存在しないだろう その言葉には不似合いな そして、洋服を着たコリアンたちでいっぱいの 西洋風のカフェにも不似合いの でも、今二人の座っている国にはぴったりの言葉が書き出される。 ケイはびっくりして 「ソジュ?ってあの焼酎? え?キムチって、ここで食べるキムチでしょ?」と言った。 エイは、ちょっとケイを見上げて いたずらっぽく笑った。 そのときケイは、エイの目がきらっと光ったような気がした。 ケイの心臓が打ち抜かれたのは、その瞬間だった。 ぷちっ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月14日 12時06分31秒
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