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2006年12月13日
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晩御飯も食べ終わり
ケイは暖かい飲み物を手に
エイはデザートとコーヒーを手に
二人は混雑するカフェで向かい合わせに座った。

ケイは、エイに外国語を習う予定だった。

教科書は、ない。

エイは、ケイに前に座り
ケイの用意してきたノートに
簡単なダイアローグを書き始めた。

ケイはその言葉のブロック体は読めたが
筆記体は読めなかったので
エイは書きにくいながらも気をつけて
ブロック体でダイアローグを書いていく。

ケイは、エイの長いまつげに見ほれながらも
視線をもう少し落として
エイの書きだす言葉をさかさまに読んでいっていた。

すると、ソジュだの、キムチだのという
その言葉には存在しないだろう
その言葉には不似合いな
そして、洋服を着たコリアンたちでいっぱいの
西洋風のカフェにも不似合いの
でも、今二人の座っている国にはぴったりの言葉が書き出される。

ケイはびっくりして
「ソジュ?ってあの焼酎?
え?キムチって、ここで食べるキムチでしょ?」と言った。

エイは、ちょっとケイを見上げて
いたずらっぽく笑った。

そのときケイは、エイの目がきらっと光ったような気がした。


ケイの心臓が打ち抜かれたのは、その瞬間だった。


ぷちっ。







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最終更新日  2006年12月14日 12時06分31秒
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